一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

ホーチミンの観光通りにあるチャリティ・カフェ ~ Thoi Tanh Xuan

カフェ

ホーチミンには数多くのチャリティレストランやショップがあります。そんな中でも最も気軽に楽しめるお店がこちら。1階には素敵な雑貨屋さんもあるので、一人でも多くの方に是非、立ち寄ってほしいお店です!

ホーチミンに長くお住まいで敬意持つ方からの情報

長くホーチミンに住んでいると、私などよりもっと長くお住まいだったり、ローカルの方と深く関わってお仕事をされている諸先輩がたのお話というのが大変ありがたく、身にも沁みます。

そんな中、何度かお食事もご一緒させていただくなど、近しくしてもらっている、いのっちさんという方がいらっしゃいまして、ベトナムでの事業立ち上げなどのお仕事をされていらっしゃる方が。

決して人に何かを押し付けるような方ではないのですが、珍しく「是非行って見てください!」という強いお勧めがありまして。

もう昨年末の話だったのですが、なかなか時間に追われて行く機会が泣く、旧正月が明けてやっと行ってきたという次第。

実はここ。。。

先日ご紹介したこちらの雑貨屋さんの上の階にあるのです!なんという一石二鳥!

しかも観光客の方に便利なDong Khoi通りにあるだけでなく、在住者にも魅力的な商品が並ぶ本を基調にした雑貨屋さんで、且つ打ち合わせなんかにも使いやすい場所…

条件は揃った。あとは行くだけだ( ・`ω・´)b

ホーチミン名物:別の店を通り過ぎて目的のお店に行く

さてこちらのお店は、ホーチミンあるある。もしかしたらベトナムの他の地域にもよくあるパターンかもしれませんが…

まず先に紹介したこちらのお店に入ってですね、お店の人がHelloとかなんとか声をかけたら、「カフェ?(・∀・)」と一言。もちろん何も言わなくてもいいわけですが、そこはやっぱり、ねw

で、ずんずん進んで行くと右手にレジが。その少し手前左手に階段があるのでそこを登って行ってください。

奥の部屋に入ってもまた階段があるのですが、そこは違う。レジより手前の左側、です。

これ、日本人的にはちょっと心苦しい気がしますよね。だって全く利益を落とさない(予定の)お店を通り道にして目当てのお店に行くってのは。

でもホーチミンではこれ、普通のことです。よくあります。そして表にはお目当てのお店の看板があまり目立っても無いので…

隠しコインみたいなものだと思ってください( ・`ω・´)b
攻略法はここに書いたから難しく無いっ。

ホーチミンはこんな風に入口がわかりにくかったり、入口の様子からは想像もできないお店があちこちに隠されている、街中が宝物探しのような街なのですヽ(・∀・)ノ

こじんまりでナチュラルな空間

階段を登り小さな扉を開けるとそこには、すぐ右手にドリンクを用意するカウンターがあり、通路がちょっと狭く感じますが、奥に続きます。

壁には何やら物販商品がありますが、これはまた後ほど。
で、奥にはテラス席もあるので、タバコを吸われる方がいても大丈夫。ホーチミンの欧米の方がお訪れやすい内容や場所にあるお店は、ちゃんと分煙されてるのが嬉しいですよね。

それはすなわち、提供しているドリンクや料理への愛でもあるし、ただ一辺倒に禁煙、としないのも良い。その辺、日本よりずっと進んでいるんですよね。

一年を通して雨がさほど降り続くことがなく、且つ暖かい南国ならではのテラス席。こういうところからも意識って変わってくるもんですね。

もちろん、喫煙に対する意識が高い海外の方が多く訪れるところはご商売にも直結すると思うので、崇高な意識の話ばかりでは無いと思いますが(^皿^)

で、そのテラス席に…?

あらっ。なんか素敵なものを飲んでらっしゃる方がいる。
バタフライピーのドリンクをワイングラスに。素敵。図らずとも向かい側の壁にあるブルーパープルとマッチしててすごく素敵。

次回はテラス席で写真撮りたいヽ(・∀・)ノ

どういうチャリティショップ?

で、こちらのお店を強くお勧めする趣旨なのですが、まず店員さんの多くが視聴覚障害の方であられること。

ベトナムにはこういうお店がたくさんあります。例えば以前こちらのブログでもご紹介した、

こちらも目が不自由な方がサービスを勤められるお店。真っ暗闇レストラン。その場に入るやいなや、ポジショニングが一変するのです。

日頃は目の不自由な方は大変だな、などと思っていた自分が、途端に不自由になる世界。そして彼らは当たり前のように自由に動き回れる世界。自分の中の思わぬ「優位にある目線」に気づき、少なからずとも衝撃があり、目の不自由な方への理解が深まる、私的には非常に貴重な経験でした。

こちらのお店は、どちらかというと聴覚がご不自由な方が多い印象。言葉が交わせません。交わせたところで、私はベトナム語が非常に困難なのであまり意味がないかもですが(。-_-。)

この日は年明け直後だったこともあってか、メニューがかなり限られている様子でした。2枚目のメニューを開いて手で隠し、「ごめんなさい」的なジェスチャー。あ、おっけおっけ、了解ですー、と思ったところで、ふと気づく。

あれ、一言も言葉交わしてないけどわかるもんだな。

そして各メニューには色が振り分けられています。そしてその色を施したアイスキャンデーのバーのようなものが卓上には用意されており、それを示すことでオーダーができます。そしてそれにプラス、ホットかコールドを示す紙も。

Wi-Fiは全ての机の過度に貼られてるメモに記されてます。店名がIDでパスワードも同じ、ただしスペースなしで。

ここまで、一切の不便なし。
そう、言葉はあるととても便利なツールだし、より難しいやり取りをするためにあるととても有効ですが、一定のことであれば、言葉を交わさなくても通じるのです。実に自然に、それを彼らはやってのける。

そして気づかせてもらえるんですよ。あ、理解しようとする姿勢がこちらにあれば、言葉がなくても理解できるんだって。

むしろ時々ベトナム語でバーっと話しかけられて、言葉に頼るときの方が「うーんわかんなーい」と先に投げてしまいがち。

もちろんここではカフェという空間があり、今はオーダーするタイミング、今はこれを聞かれてるタイミングという予想ができるので、日常で不意に話しかけられたときとは事情が違いますが、いかに自分が壁を作っているかに気づけます。あう。

美しい紫の涼やかな飲み物

今回頼んだのは、こちら。

ええ、さっきテラスで飲んでいる人を見かけて羨ましくて頼んでみた。けど。。。やっぱりこれ、あのテラスのほうが似合いますねw

お茶菓子にチョコレートとクッキーがついてます。
そしてこのシロップが入ってるピッチャーが可愛い!!多分お土産物屋さんなんかにもあるバッチャン焼の一連の商品なんだろうけど、あれ?あまり見かけたことがなかったような?

この、お菓子が乗ってる金魚のお皿は見たことがある!金魚ーヾ(@⌒▽⌒@)ノ←お魚好き

カフラフェに一度入れてくれてるのが、また嬉しい。丁寧ですよね。洗い物増えるのに。(ちぇりさん、所帯じみたこと言わないですよw)

見てこれ。なんて涼やかで美しい。ええ、さっきから見た目のことばかり伝えているので味はお察しですよw バタフライピーは目で楽しむもの。味は決して美味しいわけではありませんw

まずいわけじゃないのですが、お茶とはいえ、薄い。ほんの少しの香りがある感じで特に味という味があるわけじゃないので、お味に関してはあまり警戒も期待もしなくてよろしいかと。サラッと飲めます。

それに対して嬉しかったのはお茶菓子。奥にあるチョコレートは生チョコの風情ですが、かなり独特な香りをそれぞれにつけていて面白い味わい。そして手前のバタークッキーが秀逸!

こういうドリンクに「添えられた」お菓子ってのは、往往にしてそのカフェの手作りのもので、それはいいけどちょっと独りよがりなものが多かったりするんですよね。好きな男の子に小学生が初めて一人で焼いたお菓子です、みたいな。

それはそれで愛らしくはあるのですが、美味しいかと言われると、うーんな感じのものも多い。でもこれは…とても上質なバタークッキー。美味しい!!売ってくれるならまとめて買わせて欲しかったくらい。

クッキー、そんなに好きじゃない私が言うのだから間違いない(◯◯好きはどんな◯◯でも好きなケースがありますからね。私のスイカ好きみたいなもので)。見かけこそ素朴でしたが、とてもとても美味しかったです。

次回は通常営業になっているだろうから、美味しいと聞くコーヒーを飲んでみたいな(^・^)

物販もやっています

壁一面に並ぶのは、視聴覚障害者の方達が手作りされた石鹸などもある様子。

一つ25kですって。パッケージも素朴で可愛いですよね。まだこちらは買ってないので使い心地まではわかりませんが、ここ最近手洗いの重要性が言われてますから、石鹸は余分んに持っておいても良いかもですね。

エッセンシャルオイル的なものもあるようです。

ミスト的なパッケージにしてるものもあります。

ギフトボックスセットも。

正直これらの使い心地はまだ知らないので、お伝えすることはできませんが、その様子からごくごく素朴なものであろうとは思います。ベトナムはこう言う手作りの商品が色々あって楽しいですよね。

お支払いは?

さて、お気づきになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、メニューには価格が書かれていませんでした。

そう、こちらのカフェのお代は、「お気持ち」なのです。
えーーーーーー!!!

値決めはお客がするのです。都度、楽しんだものと時に応じて。なので、例えば2回行って同じものを頼んだとして、今回は100k払ったけど、次回は100kのお札がなく、それ以上は大きいのしかなかったから、細かい80kで、とする可能性もあると言うことです。

帰り際、入口近くのカウンターにあるこちらがお支払い箱。
それがいくらであっても、誰も文句は言いません。それが意味することは…

あなたがどう言う基準を持っているかがわかる、と言うことでしょうか。と言って、それは誰にも知られるものではありません。誰に褒められるわけでもなければ、誰に非難されるものでもありません。

だから、自分のことが自発的且つ客観的にわかる瞬間。

ええ、私は見栄っ張りなので、「これくらいを出せる人間でありたいな」と言うちょっと背伸びをした金額を箱に入れましたw

これは人の性格にもよると思いますが、自分は背伸びして、背伸びしたことを繰り返す内にそれが普通になり、気づいたらそれが普通になった、と言うやり方で前に進めることが多いので、そう言う基準でこちらのことも決めました。

とはいえ、素敵なグラスで素敵なドリンクを飲ませてもらい、3時間もPC作業をさせてもらったので、その対価としても妥当なものだったと思いますけどね。

無理はしない。一度だけ無理するよりも、何度も通う方が良い。

ちなみにこちらをご紹介してくれたいのっちさんは、お客様との打ち合わせなどに頻繁にこちらを使われていて、ご自身がおっしゃられていますが、お代として100kお支払いになっているとのことこの基準があったので、私もどのくらいが「自分の背伸び」なのかを決めることができました。

ただしそれ以上はもちろん、それ以下でも誰も悪いことでもなければ誹られることでもありません。どのみちどこかでドリンクを買うなら、額の話では無いのです。そしてネット上情報では、ローカルの方のお支払い金額、20k-60kとなっていました。

下の雑貨屋さんに訪れた時、またはDong Khoi通りでちょっとお茶をと思われた時。ここのカフェのことを思い出してくれたら嬉しいな、と思います(^^)

 

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お店情報

Thoi Thanh Xuan
43 Dong Khoi Q1
Time : 09:00 – 23:00

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コメント

  1. 石原節子 より:

    お正月(日本のお正月)に初めてホーチミンを訪れました。その時以来、たびたび記事を拝見させていただいてます。フードアナリストとしてのちぇりさんの情報力は素晴らしいのですが、それらの記事の中に、時々ほっとしたものを感じることがあります。ちぇりさんの人柄かな?
    以下の文章とっても気に入りました。私も心に留めておこう!

    「背伸びしたことを繰り返す内にそれが普通になり、気づいたらそれが普通になった、と言うやり方で前に進めることが多い」

    なんとこのカフェ宿泊ホテルの真横にあったのですね!毎日のようにカフェを探していたのに…。うーん残念。次回リベンジです!

    これからも素敵な記事をお願いします(╹◡╹)♡

    背伸びしたことを繰り返す内にそれが普通になり、気づいたらそれが普通になった、と言うやり方で前に進めることが多い

    • ちぇり より:

      >石原さん
      コメントありがとうございます! ホーチミンのカフェ、わかりにくいとこにあることが多いんですよね(・∀・; 私も教えていただくまでこちらのカフェ、全然知りませんでした(苦笑) でももし次の機会があったら、ぜひ行ってみてください。とても素敵なカフェなので(^^) そして情報以外のところまで触れてくださってありがとうございます。励みになります!

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