ローカル麺、美味しいですよね。実は南では四より他の麺がポピュラーだし美味しいし、麺チャンスがとてもたくさん。でもどれもこれも美味しくて…?
麺レポのジレンマ
このブログでも数えられないほどたくさんの麺料理を扱ってきましたが、まだまだ美味しい麺屋さんあると思います。思うのですが…
ベトナムの麺は、美味しいものが多い。圧倒的に多い。しかしどれもレベルが高くて平均点が高い代わりに、味わい的にすごく個性的!というのがあまり多くはい。
となると、記事にするのは結構至難😅
「おいしかったです!まる!」
以上のことがなかなか書けないというか、自分も美味しさに慣れてしまってインスパイアされる機会が少ない。なんと贅沢な悩みか、と思うのですが、実際そうなので仕方ない。
すると自ずと足を向ける機会も減る。開拓の優先順位も少し低まったりするのですが…?
や、食べたことがない具材に出会えました、この店で!
ヘムの中
そんなに大きくないヘムの中です。
このヘム、入ったことなかったなあ。Nguyen Binh Khiem通りにあるヘム。そんなに広いヘムじゃないけど、綺麗に舗装された道に整った建物。
最近のヘムは綺麗だなあ。
入り口にはメニュー看板。
こういうお店は価格とか、どんな雰囲気の料理なのかとかわかって入りやすいですよね。黄色いロゴがかわいいな。
そして黒板にも上手にロゴをチョークで描いてる。
どんぶりとお魚をモチーフにしたロゴ。お若い方のセンスかな。素敵(^・^)
お店自体は派手じゃないです。
むしろ地味。
Google Mapではもうちょっとかわいい感じのお店に思えたけど、シンプルだな。
でもお店の人がとても感じが良い。
とういか、男性店員さんの英語がカッコよかった。アメリカ帰りかな。
メニュー
店内のメニューは、黒板にあったものよりもうちょっと丁寧というか、品数が多かったです。
デザートまであるのね。
基本的には、Cha Ca、魚の練り物などを使ったブンがメインの様子。おかず的な一品として、練り物+マンゴー的なお品もある。
なるほど、夜にはビールと合わせて楽しめたりもするらしい。
麺料理をメインに置いてるお店では、珍しいスタンスかもしれないな。
Bun Cha Ca Kho Dac Biet
Bun Cha Ca自体は食べたことあったけど、Kho(汁なし)ってそういえばそんなに食べたことないな。
Hu Tieuならスープタイプかドライタイプかってよくあるのですが、BUn Cha Caはスープタイプのものが多いような。そんなに追求したことないジャンルだからわからんけれども。
おおっ、モリモリ。
だけどお野菜もたっぷりそう!きゅうりの細切りが乗ってるのは、ちょっと珍しいかな?レタスもにゅーにゅー。
そしてこれー!!
このお煎餅崩したみたいなやつ。多くの場合はゴマなどを散らした厚めのライスペーパーを揚げたものだったりするのですが、むむむ?もっとフラジャイルだしこの味は…?
お魚だ!!そして、軽い!
何これ?って聞いたら、魚を原料にした生地ノンフライヤーで調理してるものらしい。え、美味しい。これだけ売ってくんねーかな?
そしてさすが、Bunを店名に冠してるだけあって、麺が、生きてる!
米麺って、小麦の麺のようにグルテンによって形成されたコシがないので、小麦麺に比べると時間経過による劣化が少ない。茹で置きしたものにスープをかけたらハラッと解けてチルチル食べられる。
ちょっと小麦麺に比べると、こだわりを持ちにくいような気もしますが、ちゃんと、優劣あるんですよね。そしてここのBunは「優」。食べてもらったらわかります。
口触りがツルッとしていて、内から押し返すような弾力に近い張りがある。あ、ヌクチャム(ヌクマムに甘みをつけて薬味を足したタレ)がついてくるので、それをもう麺にぶち込み混ぜ混ぜしていただきましょう。
もちろん先ほどのクリスピーなフィッシュチップスは、水分を吸うと少ししんなりするのですが、それがまた良い。そしてそんなに急速には柔らかくはならないので…
麺のぷりぷり、野菜のシャクシャクの合間に程よいアクセントとランダムな旨み。
そしてやっぱりキュウリの食感と風味が新鮮。ベトナム料理の麺においては、そういえばそんなに主張しない程度にしか添えられていない気がする。もしくはそもそも添えられていないか。
なんかちょっと、日本の冷やし中華を食べた時を連想したかも。
冷やし中華よりずっとライトな感じだけど。
添えられたスープと具材がたまらない!
ところで、この汁なし麺には、スープが添えられてきてました。
Hu Tieuだと、そういうスタイルで来ることが多かったのですが、例えばこんな感じの、ドライBun料理を頼んだ時にスープはついてこないことも結構多いので、このスタイルも新鮮だったな。
で、このスープも美味しいのですが…
こいつー!!!
ただの練り物かと思ったら、なんかこう、ふんわり柔らかい?マットな感じで、魚のスリ味みたいにキュチキュチした感じがない。
そして柔らかい=味が軽い、ではなくて、すんごい濃厚っ。えっ、何この具材?!
ちょっと予測できなくて聞いたら、クラブミートが原料だという。カニ?カニなの??でもこの濃さと食感は…まるで蟹味噌をたっぷり仕込んだツミレのような。
えええええっ、これ!!これだけもっと食べたい!!
実はちょうどこれを食べ終わった後に、友達からどっかいいとこない?って聞かれたので、速攻お知らせしたんですよ。そしたらすぐに食べに行ってくれたみたいで…
「これの最後のひと口がなくなると思ったら、悲しくなってきちゃいました🥺」
と(笑)
わかるっ、わかるよっ、同じ気持ちだったw
ベトナム、練り物全般美味しいけれども、こんなになくなるのが口惜しい練り物は初めてだwww これ売ってくれねーかな。めっちゃ良いつまみになるわよっ。
え、まだ麺料理でも驚けるじゃん自分!
驚けないのは自分の怠慢のせいか。なんてこった!!!
サービスも良かったし、ここ、またすぐ行く。他のものも食べたい!!
あ、卓上調味料は、こんな感じ。
これ知ってるー。ホイアンとかニャチャンとか、中部地方のSate(唐辛子の調味料)なんだけど、甘いんだよね。コチュジャンほどの濃度はなけど、それのベトナムバージョン的な。
Banh Flan
あまりにご機嫌さんになったので、ぷりんも追加。
12k。そんなん、街角で売ってるのを買って帰る価格やんか。
そういえばベトナムに来た当初は「プリンに氷?!」とか思ってたけど、それも今は昔。
昔は冷蔵環境がない場面も多かったでしょうからね。きっと氷で冷やして食べるのは、おもてなしの一つ。
氷が溶けたら薄まるじゃん?!とも思ってたけど、固めのしっかりプリンにコーヒーシロップは結構濃厚。それが溶けた氷で少しあっさり食べられる。
濃厚なままでも美味しいのだけど、これはこれで、この暑い気候の中では美味しい。
ふふふ。最後までご機嫌さんだわ。
このお店、ちょっと個性的だし、居心地良いし、程よくローカル、程よくかわいい。いろいろ頃合いでお気に入り♪
また近いうちに行こうっと♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
The Buns
Hem 29, 29/11 Nguyen Binh Khiem Q1
Time: 07:30 – 20:30
Spent: 85,000vnd / person
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