観光地各地には当然観光客向けのお店、というものがあって、それは多くの場合あまり良い意味では使われないこともありますよね。私も避けてましたが、おや。ここは。
THE 観光客向け
ベトナムの朝は、早い。
カフェなんて、6:00am から空いてる店は珍しくbない。
当初はそのんな時間に客なんか入るんか?と思ってたら、これが結構入っている。つまりはベトナムの方達の生活自体が朝早いってことなんだろう。
まあ自分も朝が早いお年頃になってきて(泣)、その時間に利用することも増えてきた。そしてベトナム、中にはカフェばかりでなくレストランも早くから空いてるところが結構ある。
ローカルショップは下手したら6時前から開いてるところがあるし、立派なレストランも朝食営業ってことで7時くらいから開いてたり。ありがたい。
ちなみに私がダナンで泊まってるエリアは西洋人の方が多いエリアなのか、諸外国料理が異様に多いところだ。そんな中でも観光客向けに、と、ベトナムの風情を「演出した」大型店がある。
ベトナムの風情を演出した大型店。
ホーチミンでは、あれだけ美味しいお店が立ち並ぶ中、その見目だけで客を寄せているお店に大変気分を害したことがあるため(←食べ物が美味しくないと気分を害する人種)勢いほかの土地でも避けてたんですが…?
まあ食べてみねばわからん、というのは間違いないので行ってみた。
ってか、西洋料理も美味しいのだけど、それが続くと、優しい味わいと旨み成分に飢えてなんかベトナムのものが食べたくなるアジア人(・ω・)ノ
ベトナム・グッドサイト
まずはこちらの売りでもある店内の様子を。
かなり広いです。そして屋外スペースが売りです。でもくないスペースもある様子。
お客が少ないうちは屋外しか開放していないようですが、混雑時や日中などは希望すればエアコンの効いたスペースもありますので念のため。
緑が多いのはいいですよね。
ホーチミンも大概緑が多い街だと思ってますが、ダナンのそれはまた少し趣が違っていて、緑の湿度が濃いというか、落ち着いた感があって好き。
そんな緑をふんだんに取り入れているわけですが、これは場所によっては虫対策をして行った方が良いかもですね。
水辺をデザインに使ったところもあるようなのですが、そんなところの側だと、蚊の懸念が(今回は別に不便を感じませんでしたが、念のため)
通りにもレトロな感じのテーブルとお椅子を置かれてて、ちょとお茶をしていくならこういうお席も素敵かも。
別に店内でお茶だけしてってもいいとは思うのですが。
半分冷やかし、どちらかというと、行かなくてもいい理由を確認するつもりが7割くらいあったのですが、おや。ローカルの方が朝の7時っから続々と。
観光客って方もいたけど、来慣れていらっしゃる感を放つ方もおられたので、結構親しまれてるお店なのか?
でもゴージャスそうだぞ?観光客向けなのが見え見えだぞ?普段の食事には高いんじゃない?と思ったのですが…?
豊富なメニュー
メニューを見てちょっと驚く。
確かにダナンにしてはお高めなのかもしれませんが、ホーチミンの路面店でもこのくらいのところはある。
安いとは言わんが、思ってたより断然リーズナブルで、おや?となるなど。
麺の種類も豊富。
何人かできてたら、色々頼んで、ベトナム麺料理のあれこれ体験できるかも。
まだまだ麺メニューが続くが、中部と言ったら、Mi Quan。どれか一種類だけ、となったら、Mi Quan,頼んでみるのはいかがでしょ。
西洋式のものもあるので、ベトナム料理が苦手なお子さんとかご家族がいる時にも重宝しそう。この辺、考えてらっしゃいますねえ、観光地にこういうお店を出すということを。
もちろん、ベトナム料理を掘りたい勢にもアプローチ。
ベストセレクションのページがあって、ベトナムっ料理に詳しくない方でも「お、これ食べとくか」と思えるものが提示されてる。
↑の写真の右ページ下、Banh Hoiとか、あまり外国人には知られてないのではなかろうか。今回それを紹介したくて頼もうとしたけど、ランチメニューだで、この時はまだ朝の7時過ぎだったので断念。
野菜料理が多くて美味しいのもベトナム料理の特徴。外食=野菜不足になりrがち、というケースもありますが、ベトナム料理のアラカルト店を利用する限り、かなりの確率で結構な量の野菜を摂取することは可能です。
お魚類や鍋もあって、ベトナム料理におけるあらゆる顧客のニーズに対応してくれてますね。
そして値段がどれも、高くない🥺
もちろん大事なのは味ですが、みる限り+ローカルの方の支持がありそうなことを加味すると、期待できそう?!
カフェ利用もやぶさかではないようなので、いきなりお食事に来られなくても、カフェ使いで様子見もできそう。
そしてどこに行っても思うが、麺料理とドリンクの価格が同じくらいって不思議な話よね。
これ、こういうお店に限らず、多くのお店に見られるベトナムの傾向。しっかりしたお食事とドリンクが同じくらいの価格だったり、ものによってはドリンクの方が高くなったりすることがあるというw
あ、でも日本も同じか?
カフェで6〜700円のドリンクあるけど、お安く済ませばそれ以下のお食事もあるか。。。自分が昔の価値観で止まってるだけかもしれんな😅
Mi Quan
Banh Hoiを食べ損ねたので、ベタにMi Quan。
まずはおめざのパイナップルジュースを頼みます。お砂糖と氷の有無を確認してくれるのが嬉しい。
最近ほんと、砂糖のニーズを確認してくれたり、使っても控えめだったりすることが増えたよね。ありがたい。
お席、屋外だったんだけど、屋根はついてて、半屋外みたいな感じのお席。だからしっとりしたデザインのテーブルと椅子も似合うのだけど、それにしてもこんな雰囲気の良い、布張りの椅子を使うのは管理が結構大変だろうなと思うなど。
結構すぐに古びるし、そうなると貧乏くさいし、湿気多いとカビも気になる。どのくらいの頻度で手入れしてるのかはわからないけど、ぱっと見は清潔そうな仕立てでした。
で、Mi Quan。
そのまま読むと、ミークアン。南部的にいうとミーワン。中部ではなんというのだろうな。
Dac Bietという色々載せ的なものだったので、どんぶりがとても賑やかです(^・^)
そしてエビ。
これはベトナムでは珍しいことではないのですが、エビの口先を切ってくれてる。先端は尖って攻撃的で痛いから。
でも頭は外さない。頭の部分に美味しい要素が詰まってるから。
愛ですよ、愛。
客が食べやすいようにという愛。面倒臭さに負けて嫌われないようにというエビへの愛。もちろん、食べやすさと美味しさを楽しんでもらい店を愛して欲しいという店への愛。
ベトナム料理は、愛に溢れている。
ちなみに皮を剥いて食べる方も多いと思いますが、私はこのくらいならバリバリ食べちゃいます、実際柔らかいし(でも野蛮)
Mi Quanの主成分は米粉ですが、見目はちょっときしめん的な。
中でもこちらのお店のものはしっかりしていて、でも米粉メインなのであまり胃に重たくなく、表面は淡いお出汁をちゃんと持ち上げられるように微かなざらつきを意図的に持たせており、お手本みたいなMi Quan。
もちろん、もっと美味しい専門店は数あるとおもわますが、ここのも美味しいと思う!お店、ごめん!観光客向けでネタにしてやろうなんて気持ちできて、ごめん!!
生野菜は別添えなのでお好みで。
生のもやし、食べ慣れない方には美味しくないものの代名詞だし、日本では「もやしを生で食うやつは悪」くらいの勢いで嫌われてることもあるので、拒絶されるのも理解しとりますw
素のままでも美味しいのですが、もし辛いのが嫌いじゃなかったら↑の、Sate Hoi Anを試してみてほしい。
似た感じの赤い辛味調味料はホーチミンでもたくさん見かけると思いますが、ホイアンスタイルのはそのピリ辛にグッと甘味が加わっていて、コチュジャンをベトナム版にしたような風情。私、好きなんですよー。
お店にもよるけど、甘味がベースにあるからといって、辛味が疎かにされてる訳でもなく、結構辛いし、お料理のちょっとしたアクセントにとても良い。
パリパリのお煎餅はそのまま齧ってもいいけど、割って全体に散りばめて、麺と一緒にサクサク食感を味わってもいいし、スープを吸わせてヘノヘノにして食べてもいい。
お肉は牛肉も入ってたが、なんと言っても鶏肉だ。
こいつがものすごく質の良い地鶏的な食感が美味しいやつ。皮も全然ボニボニしてなくて、ゴリュッと固い。でも歯切れよく噛み切れる。
これがひと欠け、ふた欠けじゃなく、結構ゴロゴロ入ってるので、この鶏食べるのにこの麺頼んでもいい感じだ。
え、当たり。
ここのMi Quan、当たり。美味しい。
途中、ライムや唐辛子もあるので、ちょっと味変しても美味しいですね。
ただし唐辛子はツユにつけっぱなしにしてるとゴリ辛くなるので、しゃぶしゃぶしゃ…くらいで様子を見て少しずつ辛くしてってください。
ちなみに最後の「ぶ」をした瞬間に別次元の辛さになることもあるので、しゃぶしゃぶしゃ…くらいを推奨(いや唐辛子の種類にもよるやろ)
どんぶりの縁の魚の絵も可愛いし(それr味に関係ある?)
ふとみると、向かいの椅子の背もたれも可愛い。
これがベトナム固有のデザインなのかは存じませんが、日本ではあまり見ない感じで、でもどことなく算盤的な雰囲気もあり、木目の温かい感じにはなじみもあり…
異国感を味わいながら、美味しいご飯。
やだ、この店ええやん。たった一品食べてこの店お味は…なんてことは言えませんが、少なくとも中部地方名物のMi Quanは美味しかったです。
お値段も90k。
500円くらいか?
ローカル店に比べりゃ高いが、旅行者が旅先に落とす金額としては、そんなに巨額でもなかろうと思う。ましてやこの雰囲気。旅情緒を高めてくれる料金含めて、と思ったら、むしろ安いのではなかろうか。
もしくは、安いと思えるような大人で、自分はありたい(お若い方は別として、な)
ツーリストプレイスですが、いいですわここ
当たり前のことなんですが、ある属性にあるたった1店舗がダメだったからといって、よその土地にある経営も全く違うお店が、属性だけでジャッジされるのはおかしい。
おかしいが、あまりにも残念なことに遭遇すると、悔しくて悲しくて、ついついそれに引っ張られがち。んで、「⚪︎⚪︎なお店はだめだ!」とやりがちですが…
もったいないですな。
もちろん最低ラインの「傾向」というのはあって、自分がお店を選ぶ際の「カン」みたいなものは、経験値による傾向、から成り立ってるので、全く関係ないとも言いませんが…
決めつけは良くない。
良くない、というか、勿体無い。チャンスを逃す。
こんなふうに、作り込まれたベトナム風情のお店、完全に観光客向けで、確かにそういうお店に雑なことは多いですが、ここ、もうちょっと掘ってみたいかも。
ちなにに正面入り口に向かって右側の方がオープンキッチンになっているのもベトナムらしい。それは作ったベトナム演出ではなく、ローカルでも利便性重視で良くある光景。
そういうリアルとの織り交ぜもありつつ、街中では滅多と見なくなったシクロ(人力自転車)を演出として飾っていたりと、何かと絶妙な感じがします。
ビッグミールを楽しまなくて、麺1杯、なんならドリンクでお茶タイムだけを楽しむってのもアリなお店のようなので、風情楽しみにいらっしゃるには良いと思いますー🎵
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Ngon Thi Hoa Restaurant
100 Le Quang Dao, Da Nang
Time: 06:30 – 22:00
Spent: 150,000vnd / person
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