日本でも生チョコ、冬季限定商品にりがちなのに、なーんとホーチミンでも食べられるように?!生チョコ、あるにはあったけど、まさかのデリバリーで楽しめるとは!
ベトナムのチョコレート
ホーチミンには美味しいチョコレートがたくさんあります。単価としては安くないものの、カカオの産地ということで、非常に贅沢にカカオを使った、実に実にお値打ちなチョコレートが色々とある。
よく観光客の方に「でも暑いから溶けそうで買うの躊躇します」と言われますが…
チョコレートが溶けるのは、溶ける成分が入っているからです。当たり前ですが。その割合が、日本の廉価なものの場合はかなり高い。生クリームとかカカオバターとか、その辺が多いと溶けやすい。
でも、MAROUさんや、La Belvie さんのような Bean To Bar を謳ったチョコレートは、ちょっと持ち歩く程度ではびくともしません。なぜか。
溶ける成分が少ないからです。
その分、カカオの純度が高い。
よほど直射日光に長時間あてる、とかすれば別ですが、紙バッグなどに入れて数時間内に家に持ち帰る分には何の問題がないどころか、屋内で普通に過ごす分には、冷蔵庫にすら入れる必要がない。
むしろ、入れない方が良い。
なぜならチョコレートは、高温だけでなく「温度差」も天敵だから。
食べるときに室温に戻して余ったらまた冷蔵庫に入れ、また食べるときに出して…とする方がよろしくない。ブルーム、と呼ばれる白い粉のようなものが表面に吹き出てきます。
これはチョコレートが食べられななくなるものではないけど、食感が悪くなり、風味も落ちる。エアコンをかけていても、せいぜい26度〜。冷蔵庫の中は5度前後なので相当な温度差がありますものね。
で、あれば、溶けない程度の室温にキープしておく方が良いのです。実際、お店での売り場も冷蔵環境ではないはず。
とはいえ流石に生チョコは。。。?
寝耳に生チョコ
ってことで、全然想定していなかったのですが、まさかの…
なーんでーすかー!!!!これ、なんですかー!!!
全くノーマークでした。
ってか写真が美しい。コマーシャル写真のようだ。こちらの方、風景も食べ物もいつも写真が美しくて、すごいなーと思って見てたのですが、よかった…見ててよかった…じゃなきゃこんな情報、知れなかった。。。
寝耳に生チョコ。
でも生チョコ。。。デリバリーで?この気候下で?でもこの方の感想を拝見するに、大丈夫、だったんだよね?
ふむ。
早速注文
というわけでこの情報を拝見して、速攻インスタを検索し、メッセージを送って見た。ら、その日はすでに売り切れだと!(´⊙ω⊙`)
どのくらいの生産量か存じませんが、1個2個って話じゃなかろうから、大したもんだ。なので予約だけして、翌日に届けてもらえるように。
英語でのやりとりだったのですが、とても丁寧な対応で、
「はっきり時間はまだわかりませんが、明日、お届けする1時間前にはお伝えしますね」
というところまで伝えてくれました。私も、何時〜何時までなら家にいるけど、外出する際にはレセプションにお金を預けていくということをお伝えし、翌日を楽しみにしたのでした。
種類は全部で3種類。
レッドベルベット、オリジナル、抹茶。
最初だったのでオリジナルは欠かせない。そしてレッドベルベットもどうしても気になるので、その二つを。
ええ、食べきれないなら、お友達に食べてもらえば…( ・`ω・´)b(他力本願)
到着
Shipperさん、どちらの方か確認し忘れたのですが、とても丁寧な英語を喋る好青年で、お店の方がお願いしたのでしょう。冷蔵庫など、涼しいところに置いて保管してください、とか、早めにお召し上がりくださいなどの注意事項が。
ちゃんと保冷バッグに入れてきてくれたのか、冷えっ冷えでご到着。すぐには開けられなかったので、即、冷蔵庫に。
そしてやることやって、やっと開封。
おお…。
生チョコ、だ。
今回は2種類頼んでみました。
上の写真、右側がオリジナル。左側がレッドベルベット。見た通る。
面積がなくてもしっかりわかるほどの色の違い。さて、お味はどんな風に違うんだろう?と、ワクワクする外観ですな。
そした箱から取り出す時テクスチャー。角を損ねぬ程度の高度はありつつ、全体がウンニャッとしなるほどの柔性があり、でも重たすぎないテクスチャー。これ、ここのレシピに到達するまで、どんなに試作したんだろうなぁ。
使ってるカカオの質や量でも相当変わるだろうし、ソフトタイプとなるとなおさら調整が難しそう。
そうかー、これがホーチミンで食べられるようになったのかー。そうかー。(まだ食べてないのに感慨深い)
お味のほどは?
Original
緻密にネットリとしたテクスチャーはあるものの、あまり油脂分やクリームに頼っていない感。なので、柔らかいんだけど、くどくない。
口に入れると最初はちょっと抵抗を感じる密度の濃い柔らかさで、十分舌に乗る美味しさがあるのですが…
溶け切った時の引き際が、いい。
もちろん余韻はあるのですが、くどくない。ここで油脂分が多いタイプのものだと、舌の量端や内頬の奥の方にネットリとまとわりついたりするんですが、それが、ない。へーっ。
Red Velvet
こちらはワイン色の見た目からして色っぽかったわけですが、オリジナルの濃厚なチョコレートの風味は譲らないまま、パアッと花が咲くような華やかさ。
ベリー、だけど、一種類じゃない。
お店の方と話してみたら、ブラックベリーとラズベリー、ブルーベリーのジャムを使ってこのフレーバーを出されてるんだとか。
あ、なるほど。それでベリーはベリーだけど、ちょっとどれ、というい見当がつきにくい、複雑な風味が備わってるのか。
で、それが複雑なんだけどもバラけてるわけじゃなくて、キュッと一点にその可憐さを集めてチョコレートの風味の中で華やいでる感じ。なんとまあ。
オススメする理由
移送の時の外気温の制限があるので、そうですね、これより美味しい生チョコレート、日本にもヨーロッパにもたくさんあると思います。これが極上!!!とは言いません。
ですがその制限の中で、カカオの産地という特性を生かし、精一杯の誠意を込めて作っている様子が目に浮かぶ。そんな生チョコレート。
何より、これがデリバリーで届けられる、というところに、チョコレート制作の技術だけではなく、ホーチミンのいろんな要素が詰まっていると思うのです。
例えばこの生チョコを、10年前のこちらの方に「どこそこに届けてください」と言っても、無事に届いたかはわかりません。無事に届けるには、チョコレートの特性が理解され、その質を落とさないための心配りが必要。
そもそもチョコレートと言うものを食べたことがなかった人の方が多かったのではないだろうか。今でも全員が全員食べたことがあるわけでも、ましてや好きだと言う支持が高いものかもわからない。
いろーんなことが変わってきてて、いろーんなことへの理解が進み、いろーんなことへの好奇心や興味が高まり、それらをいろーんな人に届けられるようになってきた。
なんと言うか、すごいタイミングにこの街に居られるのだなぁ、と、心から嬉しくなりますね。
甘いものがお嫌いな方にまではオススメしませんが、そう言う街の進化を感じられる誠実な商品。これ、コーヒーとも、もちろん合いますが、濃く入れたアールグレイとかも美味しいです。
ええちろん、ウイスキー、バーボンにもいいですねぇ。焼酎とかも、私なら行っちゃう。こんなのがちょっとグラスの横に添えられてみなさいな。めっちゃ気が利いてますよ。
持ち運びに保冷剤は必要ですが、おもたせにもとってもいいと思います。ぜひ、お試しあれ(^・^)
営業再開🎉 変わらず親切で美味しかった♪
こちらの初回のレポ、今年の位置月末だったんだなあ。
その後、皆さんご存知の通りの社会隔離で、どのお店とも縁遠くなりがちでしたが、特にスイーツは社会隔離下状況で大躍進。
私が思っていたい以上にスイーツを求める人が多いいのだなあといいう印象がありまして、それに呼応するかのように、新しいスイーツショップができたり、今まで知られていなかったところが発掘されたり。
そう言う中にあると、以前頼んだお店の記憶が押し流されがち。
と言うことで、Pull UPですよ!
特に新商品、とか言うわけじゃないんです。
オーソドックスな、石畳的生チョコです。
これが、良い。
実際同じお店でも、社会隔離後はスタッフさんが総替えになったりして、味がすっかり変わってしまってるところもありますものね。
それを思うと「変わらず美味しい」って素敵なことだと思うのです。
お店が再開されてるかなーと思って何気に連絡したら、以前のようにとても丁寧な柔らかな対応。テキストでしかやり取りしていなくても、そう言うのは伝わるもの。
やっぱり好きだな、と思いました。
これがね、冷蔵庫にあると思うと、ちょっと嬉しくなるわけですよ。そしてひとカケラずつ食べられる、と言うのも良い。ケーキと違ってとても気軽だ。
お茶タイムのお供に、作業の合間の一休みに。
これ、お家にあると幸せですよ♪
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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
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