最近寿司屋刺身はすっかりローカルに走ることが多かったのですが…すごいわよ。日本でもこんなマグロ、そんなしょっちゅうはいただかないわ。それがこんなお値段で!
Go Van Namの真ん中に
場所はGo Van Namのど真ん中。
実はこの場所、昔っからあまり相性がよくなかったので、あまり過度に期待しないように来店(場所で勝手なイメージ持つなよ)。
そしたらいつの間にかこんなお店が。
こちら、Maguro Studioさん系列だそう。
すんません、私まだ行けたことがありません。お任せ主体のお店だったかな。そこそこな価格帯のお店、行きたいところが詰まりすぎてて、お財布との協議に時間がかかっておりまして(。-_-。)
で、この日は失礼ながら予約をせずに行きました。
席が空いてたらーくらいの気持ちで行ったのですが、カウンター席を確保。あとは予約で埋まっているようで、来られてる方ほぼベトナムの方。
しかもなんかモデルさんみたいな綺麗でおしゃれな方が多くて、ちぇりたぬ、ぽんぽん。
板場と客のカウンター側との間がフラットで、これは見せやすくはあるけど、けっこう大変。思い切ってるなー。
食器が落ち着いてって素敵だったな。
もちろんお安い店じゃないのだけど、豪奢すぎない、カジュアルすぎない、いーところをついたお店に見えました。
本家のMaguro Studioにけてないのになぜ来たかと言うと、信頼する方が、Maguro Studioに行ってよかったから、今度できるお店も面白いんじゃないかと言われてたから。
信用できる人からの口コミって大事ね。彼の言葉を聞いてなかったら、多分行くの、もっと先になった気がする。
メニュー!
まだオープンしたばかりで、フルメニューではないらしいですが、こちらとしては迷わなくていいから助かるね。
良いマグロを使ってるにしてはかなりお値段抑えめ且つ、お手頃価格のものもあって調整しやすい価格帯。
サラダや焼き物もありますが、今回はまずはマグロのお刺身、ですなあ。Maguro Zanmaiというのがあって、790k。どのくらいのボリュームかわかりませんが、お勧めだというし、まずはこれ、いっとこか。
ドリンク類も結構お手頃。気軽な居酒屋さん、とはいいませんが、Sake of thte Day ってのが1合で260k。私食事の時は、調味料がわりにあれば嬉しいなあってくらいだから、このくらいの金額、嬉しいなあ。
その他のお酒も、浅く広く。
マグロとワインは難しそうなイメージあるけど、まあお肉のメニューもあったしな。レモンサワーとかも嬉しいねえ。
うん、頃合い。
これで美味しかったら、ちょっと他とは一線を画すラインの居酒屋さんになるのではないか。期待っ(๑•̀‧̫•́๑)
カニサラダ!
どんなカニがやってくるかと思ったら、ほぐしカニのマヨ和え的なものが乗ったサラダ!
で、食べた時の感想が、二人とも、
「おおっ、カニだ!(笑)」
いやだからそう言うとるw
ただねー、居酒屋さんのカニサラダ、カニカマが乗ってるだけだったり、カニの身を使うにしても味の抜け切ったもをマヨで誤魔化してるだけのことがけっこうあるのですよ。
でもちゃんと、カニ。
しかもけち臭くない量が乗っている。良い!
Black Cod Gyoza
タラの餃子、だと…?と思って頼んだら、これが思わぬめっけ物!
見た目羽根つき餃子なんです。綺麗に焼けてる。これ、日本のお店でもうまく焼けてないところがあると言うのに、まー手慣れた感じで過不足のない流れを通し、キレーに焼いてた。
そんなん当たり前やん、と言うことなかれ。
けっこう焦げっ焦げなやつ、平気で出したりしてるとこあるもんなー。
で、これ。
タラの食感をメインに考えてたら、なんとジャガイモとのコンビネーション!タラとジャガイモの組み合わせはよくあるけれども、まさか餃子でくるなんて!
最初の食感がポテト&なんとなく練り物みたいな柔らかさなもんで「ん?」ってなるんですが、味わうと、タラ。じんわり美味しいし、何よりこのアイデアが素晴らしい。
カプチーノ茶碗蒸し
なんぞなんぞ?と思ったら、エスプーマ泡泡茶碗蒸し!どっちかっと言うっと洋風の味付けで、ライトなクリーミー茶碗蒸し。
なるほど、ストレートな茶碗蒸しより、これはローカルの方にウケがいいかもしれない。というか、わたしもこれ、好きだった。
確かに下部には卵液を蒸した生地があるのですが、上部のソースと優しく合わさっって、ライトなクリームスープのようでもあり。
例えば脂の多いマグロのお刺身なり、生物を食べる中程に口と胃を温めるには、スタンダードな茶碗蒸しより、味覚的にも口に馴染むかも。なるほどなあ。
Maguro Zanmai
さあ主役のっ登場、マグロざんまい!
うおおおおおおお!!!
うおおおおおおおおお!!!
(ちゃんと解説しろよ、フードアナリスト)
赤身・中とろ・大トロ・赤身です。
個人的には赤身・中とろ、大好きなんですが、赤身は長いこと苦手意識があって、かなり採点厳しい方。ですが…
うんまああああああい。
大トロも嫌いなわけじゃないけど…くらいに構えてたら。。。
うんまああああああい(だから解説しろよ)。
マグロ自体、すごくいいものはそんなに頻繁に食べて来たわけじゃないので、あまり肥えた口ではないのですが、包丁の使いも美しく、甘く広がる脂のコクはたまらんかった。。。
うん、いいマグロのトロは美味しいよね。。。自分が苦手としてたのは、多分そんなに元の質が高くないやつなんだろうな。。。肉でも魚でも恋愛もですが、
ええもん食べてから好き嫌いは決めよ。
これ鉄則。
(え、恋愛って食べるもの…?)
790k。二人で分けて大満足。
3人で食べたら、一人260kちょっとや。1500円くらいでこの悦楽を味和えるなら、安いものではなかろうか。
しかも、きっぷのよいサイズである。ケチくさくない。そして物の管理も素晴らしい。うまい。うまいっす。ホーチミンにいてこんなマグロをこの価格帯で食べられるんか。。。幸せすぎるやろ😭
メニューにないけど人気の一品
さて…カウンターに座ってると、よそ様のお料理を作る場面もゆっくり見させてもらえると言う特典がつくのですが、やたらにこれが出る。
酢飯になにやらホタテフレークとか、炙った魚、ウニなどなどを載せた豪華チラシ。あれはなんぞ?と聞きましたらば、メニューにはない一品だと言う。
白状すると、ワタクシ、こんなことを常日頃からほざいていました。
よくこっちの高めの寿司屋にある、コースの途中で出てくる手巻き寿司。広げた海苔にシャリ、大トロ、ウニ、イクラ、キャビアとか全部乗っけて全く調和できてないやつ、興を削ぐにもほどがある(その組み合わせが悪いと言うより、その時々の質や特性を把握してないままに見目だけでやってるやつな)
— ちぇり (@CheriTheGlutton) November 15, 2022
まあ今でも調和のとれてないものには鼻白むし、「こうしとけばお前ら喜ぶんやろ?」と言う侮りの姿勢は本当に苦手だ。
だけども、目の前で何度も繰り広げられるこの皿の様子についつい釣られて、うっかり値段を聞いてしまった。
1200k!!!
うぉう!!
だがまあ、価格聞きに言ってる時点で、1万を超えるとかでなければ、まあ食う気ですよ、こいつ。
そして物を見ていると、かくや、ではある。あと面白いのは、海の物の中に和牛も突っ込んでるところ。しかも結構甘辛なソースをたっぷり添えて。
それで海のものが抵抗しているかと言うと、あまりそのようにも見えず、興味が湧いた。一緒に行った方に様子を伺うと、迷わず「GO!」と言ってくれたので、注文っ。
その時には狭い店内、4つ同時にオーダーが入ったみたいで、バンバン出てました(・∀・;
黄色い顆粒みたいになってるのはホタテパウダーだーそうです。そしてトロだなんだといろんな魚が乗っており、ウニまでおらっしゃる。
それらそれぞれが生きた使われ方をしているかと言うと、目隠しして口に放り込まれたら、個別には識別できなかったかも。ただそれは「渾然一体」と言う表現はでき、うまいかまずいかと言うと、うまい。とてもうまい。
多すぎるのではないかと思ったタレも良くなじみ、一体化してるのは素晴らしかった。
ただ賛否はある一品だと思う。せっかくのマグロに何してくれてんねん!と言う向きもおりましょう。またタレがちょっと甘めなのも気になるところ。私は大好きな味だったのですが、関東の方には甘すぎるかも。
でも(頼みすぎたかなー)とか一瞬でも思った自分はどこに言ったのでしょう。綺麗にあっという間に完食。ぺろりっヽ(・∀・)ノ
個室もあります!
まあそんなに量は飲みませんでしたが、お酒もいただいて、こんだけうまいもん・うまいマグロざんまいして、一人1万は行くかなーと思ったら、おやおや?1,500k前後だったぞ?
日常の食事としてはお高いかもだけど、ちょっとええもん食べに生きたい時。でも3,500kとか4,000kのお店が少なくなくなって来てる昨今、ええとこには行きたいけどそれはちょっと高過ぎるわーて時。
ここ、ええんちゃいます?
お店の方に聞いたら、個室もあるとのこと。
※写真はお店提供
ごっつい接待にって感じじゃないかもですが、ほどほどなおもてなしには使えると思うし、なによりものがよろしい。おいしいマグロをこんなスタイルで出してくれるお店、なかなか他になくないです?
オリジナリティと使い勝手
価格帯とお味、レシピの巧みさ、お店のお雰囲気などのバランスが、ちょっと他のお店には取って代えられない感じ。
これは、素敵なお店ができましたなあ。
社用の食事の機会が多い方は、早めにチェックをお勧めします。個室がある、和食寄りでおもてなしに使える貴重なお店です。あと、店員さんの多くが日本語で対応してくれる嬉しい特典も。
こう言うお店だから、言葉遣いだけでなく、気配りなども必要だろうと思おうのですが、そつなくこなすどころか、とても細やかに動いてくれて、私にはとても好印象でした。
ヤーッ、素敵なお店が次々にできますな!
伸び率すごいぞ、ホーチミン!
ランチはまだまだ
4月1日からランチ始めたというので言ってみたら、たんに昼も営業してるというだけで、セットランチやランチ専用メニューがあるわけじゃなかった。
しかも、選べるものは数種類。
どれが好きかとお店の方に聞いたらちょっとお高めのものを指されたが、払える範囲なのでお願いしたら、5分ほどして、やっぱりラーメンしかないという。
はい、ここまでフラグが立ったらハズレに乖離なく近いのはわかってたのですが、こちらの煮干しラーメンはなかなかだという話も聞いてたのでトライ。
うん、写真のの小ささで察してほしい(笑)
まずい、というほどではないしそれぞれは悪くないけど、トッピングトスープがアンマッチすぎるのと、何より麺が、おそらくはベトナムん傾けに調整されてるのかな。
やわやわで口に含んでも麺を食べてる感じがしなかった。麺の輪郭が感じられないほどには柔らかく、スープも乗ってないし。
昼はまだお客が少なさそうなのと、特にメニューを用意してるわけじゃないので、開けてはいるけどランチ営業に力を入れてるわけじゃない、というのが現状なのかも。
味に関しては好みもあるので、あくまで私の好みではなかったというだけの話ですが、諸々の「状態」に関しては「来ると想定してなかった客がランチに来た」ので慌てた感もあり、本調子ではなかったのかもしれません。
どちらにしても、今しばらくはランチは推奨せず。
お店自体、新しいしね。まだ全然手が回ってないのだと思います。ならお昼はまだ開けなくてもと思うけどお、いろいろ思惑はあるのかと。
また諸々が整ったら様子が見えたら、行ってみたいと思います。
ランチ、本格始動開始!
というわけで、やっと本格しづしたようです、ランチ♪
あらー、マグロのメニューだけかと思ったら、むしろマグロは少なめで、カゴ盛りを意識したような造り。
全18種類とは、初手から頑張ったですね。
ってか…
そーめん!!!
一般に、東南アジアの方は中華圏からの食文化が色濃く、それは漢方的な認識に基づいたものが多いため、体を冷やす冷たい麺などもってのほか!という話をよく聞きました。
しかし最近は随分と変わってきてるようですねー。先日は矢澤さんの周年記念のコースの中にもお素麺あって、意外だったんですよね。
で、いろんなところでローカルん方に聞いて回ってるんですが、概ね好評で、なんなら流しそうめんも楽しんだことがあるって人まで、そこそこ泣かずいてびっくり。
いつまでも「東南アジアの方は冷たい麺べない傾向がある」なんて思ってちゃいけませんね😅
で、今回のランチはこちら。
どーん!
あらー!
これはちょっと嬉しい!
いま、こんな感じで小鉢集めた楽しい御膳、少ないですもんね。
コロッケに、キスのフライ…というか、フリッターに近かったかな。敢えて衣をふっくらつけてて、ボリューム感を出してたのかな。
ブロッコリーの和え物はマヨ系+ゴーダチーズのパウダー的なちょっとジャンキー系。その奥は鶏の照り焼きで、さらにその奥には焼肉、と称した、生姜焼き的な感じのものが少し。盛りだくさん。
お刺身はこちら。
わーっ、季節ものだけどホオズキ、あしらうんだ。贅沢。
お刺身自体のボリュームはさほどでもないけど三種類。他に色々おかずがあることを考えると、ま、こんなもんかと。
米は柔らかめで、日本のお米かなあ。もしくはこっちのジャポニカ米を上手に炊いてるのか。日本人が食べても「おいし♪」と思えるご飯でした。
昆布のあしらいしてくれてるのも、嬉しいねえ♪
茶碗蒸しは、こちらのお店の名物的な位置にあると思われる、カプチーノ的茶碗蒸し。
品数、多い😅
ただ質を問われると…全体的にはぼちぼちです。見目から生じる期待値よりは、ちょっとふわっとしてる感じ。焦点、もうちょっと合わさると凛々しくなると思うんだけど…まあ主役のお刺身を引き立たせるためなのかもしれない。
メインのお刺身は美味しかったし、お味噌汁もしっかりしてるし(あの味!とわかるものではありましたが、うまいかどうかでいうと美味しい)
なによりこの様子を楽しめるというのは大きい。
ホーチミンのランチアベレージ(ローカル除く)よりちょっとお高めではありますが、手が出せないほどでもない。
種類も多いし、たまーに食べるには良いのではないか。
最後のデザートは、ちょっと自分は食感が苦手だったけど、全体の構成上、このサイズのデザトがチキっとあるのはいいのではないか。
ちょっと…他のセットも試してみたいな。
お仕事場面に使えるかどうかは人によると思いますが、こういうところがある、というのは、知っておくと良いかもしれません♪
ホーチミンの素麺事情を垣間見る?⬅︎NEW!
先日別のお店のイベントごとで、コースの中に、お素麺があるのを見て驚愕しました。一般に東南アジアでは冷たい麺は食べられない、というのが過去の定石だったからです。
理由は、これは私が推察するだけなのですが、中華圏食文化が色濃くあるので、「体を冷やす食べ物は避ける」的な価値観があるのではないかというのが一つ。
もう日一つは、冷蔵庫の普及度合い。
冷たい麺を作るには、冷水の確保か氷が必要。でもベトナムでは最近まで、田舎に行くと結構な割合で、そんなに大きな容積を持つ冷蔵庫を備えていない場合もあっったと思っています。
最近では事情もかなり変わって来てると思うけど、家電は使っても、脈々と続いて来た文化がそんなに簡単に変わるとは考えにくく、タカを括ったままだったのです。ベトナムで美味しいお素麺を外で食べられることはないだろう、と。
日本食屋さんでは見かけることがあったけど、バリューを感じにくく、せっかくお外に行ったのなら、と、別のものを頼むことが多かったし。
それが。
え、お素麺のセット?!
気になってたんですよねー、ここのランチセットのメニューに見て!
お素麺、私き結構ピッキーだし、一瞬躊躇はしたのですが、ここのだったら品数も多いしバリューも感じる。それに…
見てこれ。
ぬるくならないように、そこに氷水を張っている。
麺自体もしっかりぬめりを取って綺麗なお手入れ。つゆもキリッキリに冷えてて、もう満点!
つゆに一口分ずつつけて食べるというスタイルではないけど、冷やし麺としてはかなり優秀!
アイスプラントを添える、なんて洒落たこともしてる。
そういえば日本の方が携われられて、アイスプラントを育てられているというような話があった気がするが、関係あるのかな???
セットには、トロたくマキと揚げ物、サラダ、小鉢があり、中心のはおぜんざい的な。手前は果物なので、食事の皿ばかりではないのですが、うーん、これはいいぞ。
何よりメインのお素麺が、とにかくきっちりされていた。これ、冷たい麺を食べる、または好きな人でないとやらないと思う。
お店の人に聞いたら、ベトナムの方によく出てるんですって。他所で聞いても、結構素麺の話を聞く。
ああ、アップデートができてなかったんだなあ(´Д` )
でも今年は特別暑いし、日本の夏の風物詩が受け入れてもらえるなんて、いいですな♪
ちなみに、お友達はサバノセットを。
まあ鯖はほどほどだったようですが…
やっぱりいろんなお皿があってくれるの、いいですね♪
個室を使いました♪
ちなみにランチでしたが、予約をすることで個室をを取ってもらえました。
2階、初めて上がった。
途中のスペースには、枯山水的な。
お部屋のサイズもいろいろあるようなのだけど、こんな感じで、あまり日本日本していなくて、それがまた程よくベトナムっぽい感じ(笑)
でも十分、ビジネスランチに使える感じだと思いました。
もちろん夜でも個室あると便利ですよね。ここは、知っておくと便利かもです♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
SHOKU
22 Ngo Van Nam Q1
Time: 11:00 – 22:00 / 17:00 – 22:00
Spent: 1,500,000vnd / person
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