ああ、なんて夜だったんだろう。
試飲会だったはずなんだけども、なんというか、それ以上のパワーを感じた夜!
イベントを開催すると言うこと
イベントの開催。
自分がやりたいと思った時や、よほど気に入ってるお店からの持ちかけでないと、やらないんです、私。
イベントをやったことがある方はご存知かと思いますが、例えば大人気アイドルがくるとか、膨大な広告費をかけられたり、明らかに行ったら得することがわかってるケースならともかく。。。
個人のイベント。
どこのちぇり骨ともわからんのがやるイベントなぞ、見向かれないことも多かろう▶︎集客にめっちゃ苦労する。
なんなら「お願いして」頭数を揃えるくらいの立ち位置に追い込まれることもある。
主催側だって、メリットを期待して開催するわけだが、集客時点で安さや無料に釣るケースになると後が続かないなどの刹那な側面も。
自分が客寄せパンダになるのはいいが、始める前から大変だなと思うケースは多いし、終わった後も、足を運ばせてよかったのかどうか悩むこともある(悩んでも仕方ないのだが)
なんならせっかく足を運んでもらったのに、申し訳なかった、ということすらあった。
失敗例
あるイベントの話。
なんか日本から輸入したいもんのお披露目なり、生産者とのコネクションを作りたいか、F&Bの人を集めて欲しいというお願い事をもらいました。
もの的には良いものそうだったし、頼んできた方にも恩があったので、できる限りやりましょう、ということになったのですが…
それがまーひどかった😅
中身スカスカ。
内容は聞いてたんだけど、どういう仕立てにするかまで聞いてなかったんですね。もう会の初頭から私、頭抱えまくり。
みんなくっそ忙しい中、「ちぇりさんの言うことなら」と時間を割いてきてくれたのに、なんやこの自己満イベント。
なんかの団体仕組んで、ベトナムで「こんなことやりましたー」と言う実績を作りたかっただけみたいな会。
聞けば、旅行会社にその会の組み立てを頼んだらしい。
イベント会社ですらない。
実際、内容もお粗末だったが、イベントとしても穴だらけ。
素人の自分にも「段取り悪っ!!内容無いっ!ゲストへの敬意はどこ?!」と言う代物で、以降、運営の様子が見えないイベントは一切関わるまいと強く心に誓ったのでした。
あの人ら、現地企業の名刺収集はできたかもしれんけど、絶対その後につながってへんで。あんなイベントやるとこと商売するの怖いし、問い合わせあっても自分、おすすめせんわ。
そんな経験が過去にあったので、恩義があっても、よー知らんとこのお手伝いなど気軽にするものでは無いなと肝に銘じた次第。
こういうとなんだが、私の立場もめっちゃ悪くなるわ。
幸いお声かけた方からはお叱りを受けることもなく、苦笑いをもらうくらいで済ませてくれたけど。。。お声掛けしたところには後日詫びを入れて歩いたわ。。。
お金もらったとしても、やらんが吉。(無償でやった上に誘った人の時間を無駄にさせられひたすら申し訳ない気持ちだけが残った)
と言うわけで、自分が信頼できる人や内容のものでないと関わらない。普段から自分のブログに持ってるスタンスを崩してはいけないな、ということを改めて認識した出来事が過去にあったのでした。
その分、信頼してるとこには注力する( ・`ω・´)b
Secret Winesからの持ちかけ
最近自分でもワインテイスティング会をやって、大変楽しく過ごさせてもらってるのですが
そんな活動を見てか、Secret Wineさんでランチを食べてる時にこんな話が。
「ああいいですね!でも試飲会って、結構苦手な人も多いんですよね」 「苦手?ちぇりの友達ワイン好きな人多いのに?」
「私もだけど、ワインの知識の素地がないし、欧米の方達ってネットワーキング的なおしゃべり、お上手やん?英語大丈夫でも、そう言う場の会話に気兼ねなく入るってのは、私もヨイショって感じるとこあるし、言葉できん人なら尚更のこと。。」 「え、じゃあ日本人だけの試飲会にしたらどや?」 「お?」
「お!」
みたいな形で始まりましたん。
時は、これまでベトナムに入ってきてなかったワインの輸入が完了する頃。お披露目会も兼ねてどうだろう?と。
そう、Secret Winesさんは、独自にワインを仕入れていらっしゃるので、他にはないラインナップがあるんですよね。
よくわからない所、物事とは関わらない、と決めたものの、ここの場合は「よく知ってるところ」
もの(ワイン)に関しての知識は私はあまりないけど、彼らへの絶大なる信頼は、ある。
これまで数十回。お店に足を運んで自分でお金を出してワインをいただいてきた実績があ離、一度たりとも、彼らのレコメンドでコケたことなどない。
むしろ、ワイン、料理ともに、常に新たな経験をさせてもらってる感じ。プラス、彼らのゲストへの対応を見てきて、自分の利益だけを確保しようと数人たちでないことは、重々わかってる。
やりましょう。
微力ですが、お手伝いをさせていただく、いや、させてもらいたい!
と、言う流れがあったのでした。
結果!
いやーっ、ほんとにおいでいただいた皆さん、ありがとうございました!
通常、お声かけした時に出席のお返事をいただいても、当日お仕事がお忙しくなり、来れなくなるケース、と言うのも一定数あるわけです。
にも関わらず。
このスペースが一杯一杯😅
ある程度、時間内に入れ替わり立ち替わり、ってなるかな?と思ってたのですが、ワインが美味しく、またお越しいただいた皆さん方のおかげで和気藹々。
結構ギュウギュウになる場面もあり、一部、窮屈な思いをさせてしまった点はお詫び申し上げないとですが。。。
そして手前味噌ですが、とっても楽しんでいただけたご様子😊
ぶっちゃけ、私、初めて見たんです。
試飲会、と言う場所で日本の方たちが、あんなにリラックスして楽しそうに過ごしてくださってるご様子!
多方面からお越しいただいたので、そこにコネクションがあるって想像もしてなかったのですが、至る所で「おー!お久しぶり!」と言う声もあったりして、皆さんお顔が広くていらっしゃる!
そしてワインが共通項になっていた場、と言うこともあるからか、美味しいものの話があっちでもこっちでも。
あと、私は受付だあったりその他諸々の対応をしてたので、場に参加できたのはかなり後半になってからだったんですが、
残ったフードをちょっといただいたんですよ。
そしたら、フィンガーフードが出されるってのは聞いてたんですが、シェフ、普通にお手ずからであれこれ作ってくれてるじゃないですか!
普通こう言う場って、コールドカッツとかクラッカーの上にチーズが乗っただけのもの、ってことが多いじゃないですか。
それがちゃんと、料理。
もちろんスタイルとしてはフィンガーフードだけど、めっちゃ美味しい。。。エスカルゴ、かろうじて残ってたのを1個食べたけど、思わずグラスにワイン、追加しに行ったよね。
Chef Guillaue.
これ、無料の試飲会なんですけど???って言ったら、
「無料だろうがんだろうが、美味しい方が良くない?できる範囲内でベストを尽くしてみただけだよ!」
と、ニコニコしながら話す彼。
ワインも慌てて駆け足で少しずつ飲んでみたわけですが、どれもとても個性があってチャーミングで、好き嫌いは個人によってあろうけど、やっぱり素敵なラインナップ。
そして、改めて思ったわけです。
いいものが、支持を得る
何を当たり前のことを、とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、たまにイベントを主催したり、普段記事を書いていて思います。
つくづく、商品の力、お店の力、お料理のおいしさがものを言う、と。
たまに、インフルエンサーさんたちのブログやSNSに載せることを目的にされるケースを目にします。それにさえ乗せてもらえれば大丈夫、売れる、みたいな思いで。
一時的には、結果が跳ねることもありかもしれません。
しかし自分のブログの記事の履歴を見ていても、私が紹介したから、なんてことは売れる理由のほんの小さな一部でしかなくて、結果に繋がるのは。。。
美味しいから。
お店が良いから。
それに尽きる気がします。
マーケティングで売る、という手法も否定はいないし、本当にお店を応援したいなら私もそこは勉強した方が良いとは思ってます。
でも、商品やお店に力があるところって、本当に小さなきっかけがあれば十分なんだなと思うこの頃。
また誠実に商品やお客さんと対峙しているお店が認められるというのは、お店のためのみならず、関わる人みんなにも良い話。
誠実で実直なものが報われる。
そういう実例が身近にあることで、真面目にやって行く意味がある、と示してもらえるわけじゃ無いですか。ありがたいことです。
試飲会が成功したのは、あなたのお店が日頃から信用を築いて、良いものを仕入れ、お披露目をする際に精一杯のお心づくしを差し出してくれるからだと思う。
結果、通常の試飲会にはない、ボトルの売れ方もしたようです。(この試飲会に来てくれた方だけに特別な割引をしてくれたのもあった)
とても良い循環じゃ無いですか。片方が、奉仕するだけでは続かない。でも先にできる限りの誠意を尽くし、その結果、お店にも利をもたらす。この場合、消費者側も喜んで購入するわけですから、本当に良い流れ。
ボトルの販売で昨日の会にかかったことが回収できたかどうかは疑問なのですが(レストラン営業の縮小分なども考えたらコスト回収は大変)
「でも喜んでくれたんでしょう?だったら彼ら、またお店に来てくれるかもしれないじゃない。何よりワインを楽しんでのらうのは僕たちの使命だと思ってるから、それを果たさせてもらえたんだったら、何より嬉しいよ!」
との言葉。
天使かな?(・∀・)
やっぱり素敵なお店でした!
いや知ってたんだけど。
知ってたから、これまでも何度も記事を重ねてきたんだけど。
https://cheritheglutton.com/secret-wine-shope-and-lounge/
今回改めてその魅力を再確認しました。
ここのサンデーブランチが美味しすぎることは周知の通りですが、最近は火〜土にランチタイムの営業もあります。
できればワインを飲めるタイミングに行ってゆっくりお料理を楽しんで欲しい気持ちもありますが、ランチも美味しすぎるので、私は、
量は不要だが、ちゃんと美味しいものを食べたい
時にはここに立ち寄って、美味しいもの補給をします。(特に鬼ハズした時のあとなどw)
信頼できるお店のイベントに関わらせてもらえて光栄でした!当日は、お越しいただいた方だけのボトル割引などもあり、何から何までお店によくしてもらいっぱなし。
また、新たな輸入の便が来た時にはぜひお願いしようと思っているので、その時には再び関わらせてもらおうと思います。
お声掛けももちろんさせてもらいますので、
おまけ
なんか図々しく、すっかり店の人間っぽい風情で「いらっしゃいませー♪」とか「お気をつけてお帰りください♪」などの接客の真似事をしていたワタクシ。
高校の三年間、多分学校にいるより長い時間、ファミレスでバイトしてまして(日祝もガッツリ、今の労働時間制限では驚くような長時間w)基本接客、好きなんですよね。
それ思い出しました。
日本だとどうしても飲食業のバイトはその頃、賃金が安くて、保険などの保証もなく、生計を立てるまでには至らなかったため、社会人になるときは別の道を選びましたが…
なんかちょっと懐かしかったな(*´ω`)
「お店の人?」と聞かれえて「いえ、このお店のただのファンですー(*´艸`*)」と一応、お店の人間では無いことは表明しつつ、図々しくもお店の人のようなフリで楽しんでしまったw
楽しかったー\( *´ω`* )/
お店情報
Secret Wines
47/1/15 Quoc Huong, Thao. Dien, Thu Duc
Time: 11:30 – 14:30. / 18:30 – 22:30(月曜定休)
にほんブログ村
👆ポチってもらえるととても励みになります!
コメント