なんてことなんてことなんてこと!オープンして1年にもなるのに、私、行ってなかったわ!!今更騒ぐけど、どえらい美味しいお店だわよ!!!
あの名店のオーナーさんの新店です!
新店、と言うにはちょっともう時間が経ってるのですが、こちらのお店のオーナーさんは、
と言う、以前Pasteur通りにあった大人気店のオーナーさんなのです。
初めて行ってから、あまりの美味しさに通いつめ、さらにはシェフの作るフォンダンショコラが、ポールボキューズのそれに似ていたので聞いたところ、お勤めになっていたことがあると言うことで、経験値の高いシェフだったんですよね。
お若かったけど、それはそれは素材を愛してて、いつもお店で料理の説明をしてくれる際には、愛しそうに紹介してくださってたなあ。
そんな彼が、コロナ後にフランスにお帰りになってしまい、お店は閉店。在住者のみならず、旅行者さんにも人気のお店で、私もよくご紹介していたので、とてもとても残念だったのです。
が。
シェフはいないけど、オーナーさんはベトナムにおいでになってて、新しいお店を開いたというお知らせはいただいてたんだけど、なんだかんだで行っておらず、今になって、やっと。
でもまあこれもタイミングだったのかもしれません。
ちょっと地味な場所ですが
場所は、旧2区(Thu Ducって広すぎるから場所の特定しにくいよね。。。)。みんな大好き、Hana Vietnam さんがあるヘム…袋小路、ではないか。平行に走ってる道路とを繋ぐ小道沿いにあります。
ちょっとわかりにくいかも。
でも可愛い外観!
そしてこちら、ワインショップも兼ねているので、1階にはたくさんのワインが並んでます。
そして地下には貯蔵庫があるんですって。
1階の奥に行くと、ワインボトルに囲まれたお席。ここでお食事するのも素敵そうなんですが…?
自前で建てていらっしゃるので、地下1階から地上部5階までを通じて、エレベーターが設置されてます。ありがたい。
オリエンタル急行のイメージ!
やっ、私は乗ったことがないんですが、えええええっ、素敵!!列車の中の食堂車をイメージしたデザインなんですって!
こちら、土地だけを買われて、ここに建ててるビルは、一から全て、ご自身たちでデザインして建てられたんだとか。
そういえばこちらの奥様、以前の、The Mach Houseでも、当初は1階でブティックを開いていらして、そこのデザインされてたなあ。すごい。。。
壁の色から、椅子やテーブルのデザインのみならず、ファブリックも英国から取り寄せたこだわりの品。
壁には、列車の中にあるような荷物置きシェルフ。
これも実際の列車に使われてたもののレプリカなんですって。ふふふ。コンセプトがとっても可愛い♪
ステンドグラス風のランプシェードはこれ、ティファニーのモチーフっぽいですわね。天上のライトもそうかなあ。
窓際のお席も、日中は光が燦々と降り注いでて素敵。
あー、でも列車の食堂車みたいなスペースで、プライベートパーティやりたいなあ!
さらにその上の階は、またちょっと趣の違ったご様子。
こちらは赤が基調のソファなどにて。このソファも全部デザインされたんですってよ。
デザインして、それをオーダーに出して、きっと違った色できたり、サイズが違ってたりとかの「やり直し案件」が山ほどあったんだろうなって思うと、気が遠くなるわね…😅
ああ、でも可愛い。
この階はまだそんなに活用されてないみたいだから、お食事のセッティングはあまりまだされてなかったようだけど、いつかここでもお食事したいな。
うーん、このコンセプト、これまで他のお店にはなかったなー。
コンセプチュアルでありながら、チープになりすぎず、ゴーディすぎず、居心地が良くて、ここならではの雰囲気を楽しめるレストラン。
さすがだわ。
The Mach Houseも、素敵な改善を重ねてらしたけど、こちらのお店もすごく素敵♪
メニュー
普段はこちら、平日は月曜日(定休日)を除く日の16時からの営業になるのでランチはないのですが、土日だけは、ブランチがあります♪
690k▶︎750kで、4品+デザート。
Tapasって書いてあるけど、それは信じないで。あとでお料理紹介するけど、タパスって聞くと、ワンバイトサイズの小さなおつまみ的なイメージあるけど、フレンチタパスの場合はちょっと違うようだからw
ご希望の方には、ワインのフリーフロー750kってのもあるようです。この日はそこまで飲める気がしなかったから、グラスワインでいただきましたが。
で、こちらはアラカルトメニュー。
さあ飲めワイン飲めたんと飲めって感じのメニューでタルタルやカルパッチョなど、私の大好物が目白押し。
魚介類もあれこれと。
普段アラカルトにあるメニューの小さいポーションのいくつかは、土日のブランチで楽しめるようですね。
仔牛の料理が結構あるなあ。
ダックレッグのコンフィや、牛頬肉のスロークック。。。
そんなにややこしい料理はなさそう。
でもセレクトがすごく素敵。まあ、素敵、と言うのは自分好み、と言う意味でなのですが(笑)、以前のシェフとは違うにしても、あのオーナーなら下手な方は雇われないだろう、と思ってたら…
まず、フロアにいるのが大ベテランだわ。
以前は、Refinallyにいらっしゃったというシェフ兼ホールマネージャーさん!!
え…えらい方引っ張ってきておらっしゃる😅
週末限定のブランチをば!
今回はお友達と二人で行ったので、14種類の中から一人4種類x2=8種類選んでシェアすることに。
でもまあTapasって言ってるくらいだから、チョミッとの量だろうなーと思ってたのですが…?
Foie Gras Mouse
え。タパス、と言いながら、この様相。小さめとはいえ、ココットにしっかりと入ったムース、トースト、オニオンジャム。
そして何より。。。
う……っまぁぁぁ…っ!!!
え、待って待って待って、これタパスって言っちゃいけない味っ。あ、いえ、タパスが味において劣る料理というわけじゃないのですが…
ふくよかな味わいのフォアグラが、こんなにエアリーで滑らかなムースになるんだな。。。この食感でフォアグラの魅力を豊かに味わえるというマジック。。。(うっとり)
Tuna Tartar
マグロのタルタル。ありふれた料理。だからこそ、多くの人が「比較」できるんじゃないかと思うんです。これまで食べてきたものと。
そう、これまで食べてきたツナ・タルタルと、ここで食べて以降のツナ・タルタルは、ちょっと線で区切られるんじゃないですかね。
こんな、味の要素が絡み合ったツナ・タルタル、滅多にない気がしますよっ。すんごい充実度。しかも量が、結構、ある😅
もちろんセットメニューの中の一品なので、フルポーションほどの大きさはないのですが、二人で分けて食べても従分楽しめる量。
なんてこと。
これ、二人の一品目ですよ。でもあまりに美味しさが充実しすぎて、ここで「お会計です!」と言われても満足するよね?!となってたw
Crab Bisque Cappcchino
カニのビスクのカプチーノ仕立て。これが。。。。これが。。。っ!!
手をつけて以降の写真がないことでご推察ください。
素晴らしい。素晴らしいビスクですよ。
口に運ぶと、それはそれは豊かなカニの風味が広がるのだけど、塩気は薄く、旨味の層の巧妙な重なり方で楽しませるという、とてもとても贅沢な一品。
白ワインと、素晴らしく合う。
至福。嗚呼今思い出してもウットリする。涎が出る、というのではなく、ウットリする。口の中だけで味わうというより、もう脳内が幸福物質で満たされる感じ。やぶわい。
Veal Carpaccio
聞いて驚け。仔牛のカルパッチョ、は珍しくないとしても、それにアンチョビソースを満遍なく絡めてる逸品。
ヴィールにアンチョビ?
残念ながら私の経験にはなかった。が、もしこの組み合わせが、フランスでは割りによくあるものだとしたら、初めて食べたのがここのお店のものでよかった!!!
すんごい美味しい!薄い薄いスライスのお肉なのに、アンチョビの味わいと合わさって、さらにはそこにチーズがこくと丸さを添えて、ワインを含まずにはいられない衝動に駆られます。
素晴らしい。
素晴らしい素晴らしい素晴らしい。なんだこの店。
Scallops Scallops Quiche, Goat Cheese Mouse
なんと愛らしい。
小さなカップサイズのキッシュですが、美味しさはググッと詰まってて、それはそれは幸せなキッシュ。
使われている素材が複雑に絡み積み重なり、’しかしそれはそんなに多重想ではないため、実にまとまりがよく、多様な素材の様子は感じ取れるものの、渾然一体。
この小さなキッシュに詰め込まれている世界観。
なんと美しいお仕事か。
Sardine Empanada
これはキッシュよりさらに小さな小さな一口サイズの、まさにタパス。まあ、2口で食べる程度の容量はあるのですが、薄い生地に包まれたイワシをベースとするフィリングは、本当に少量で胃にもたれない良いおつまみになってくれるのですが…
少量な分、キュッと味が濃くてこれまたそそられる。
ものすごい焦点の当て方。まるで料理始めのアミューズをいただいた時のように、胃が開く。
この料理が出てくる順番は、その時々のセレクトによって変わってくるとは思うのですが、この日はこの料理がこのタイミングで出てきてベスト。これまで、どのお皿にも感動してたが、クイっと方向転換をしてくれた感じで口が改まった。
Burgundy Snails & Jerusalem Artichoke Croquette
名前長いけど、コロッケだ。
バーガンディの貝を鋳込んだコロッケで、アーティチョークのソースでいただく。
ポテトで貝を包んでいて、お野菜も一緒に包み込んでたかな。
ポテトの水分調整と練り方を念入りにされている外皮の揚がり方で、なんとも上品。私が知ってるどのコロッケとも違うわねw
ソースはたっぷりかけて食べるのが吉。
実際、たっぷりついてきているのは、そうせよというシェフからのメッセージ。
これまでの皿に比較すると、若干穏やかに感じるけれども、実に品よく、海のものと陸のものを、とても仲良しにさせてあげてるお料理。
Stuffed Squid with Salmon
イカですヽ(・∀・)ノ
ってか盛り付けかわいいなw
中には、イカも使われているのでしょうがサーモンと合わさったフィリングがたっぷり詰められていて、イカ自体はものすごく柔らかい。
そしてソースには肝も使われてたりするんだろうか。それにしてはクセがなかったが、あーもーこれ日本人絶対好きでしょ?という味わいのソース。
いやいやいやいや。これメイン料理の一品ですって出されてもいいやつですから。4種選べるコースの中の一品でこれかよ。凄すぎるやろ。
Chocolate Fondant
そしてデザート。フォンダンショコラ。
きじは極力粉の量を抑えたメレンゲで上げてるタイプで、チョコレートは中に鋳込んでいるタイプですな。私はどちらかというとこちらのタイプの方が好き。
甘さはかなり控えめで、実に品のあるタイプ。
もしも食事中に赤ワインを飲んでいたのなら、このために少し残しておくのが吉だと思う。
Brioche Pain Perdu
ブリオッシュのフレンチトースト。
うん、これはもう何をか言わんやですね。
溶けます。
比喩じゃなく、口の中で溶けます。幸せです。最近自家製のブリオッシュを焼いてるお店が結構あるので嬉しい。
あとはこれを売ってくれたら…(笑)
最も価値ある690k▶︎750k(に改定)
いやいやいやいや、驚いた。
ブランチセットなんて、セットランチに毛が生えたくらいのものかと思いきや、もはやこれは立派なコース、と言って差し支えない。
少なくとも、手の込んだお高いコースを食べたくらいの充実度がある。
1杯で終わらせるつもりが、ついつい2杯目のワインを頼んでしまうくらいには美味しかった。そして旨みの焦点位置が実に鮮やかながら、シャープネス度が上がりすぎないよう、微笑むような柔らかさもある。
最近も日々、美味しいお店を見つけているし、ご紹介もしてると思うのだけど、なんかこうね、ずば抜けてた。別格。
半ば呆れながらお店の人に感想をお伝えしつつ話してたら、なんとシェフはフランスのミシュランスターレストランで長くお勤めの方だったのだとか。
あ、納得。
ミシュランのお店の味が全て自分に合うとは全く思ってないのだけど、技巧や旨みの層の作り込みの美しさは、バックグラウンドあってこそ、だったのだなと、妙に納得。(ちなみにシェフ、イケメンでしたぜっ(๑•̀ㅂ•́)و✧)
これをなんと表現したら良いだろうかと考えたのだけど、あれだ。
市内で最も価値ある690kmi▶︎750kの料理
とでも言いましょうか。
凄まじいコストパフォーマンス。
加えて、ワインはこちらはリテール価格で抜栓してくれるそうです。ありがてえ。。。そして気に入ったものがあったら買って帰ることも可能。
ホーチミンに住むアドバンテージがまた増えてしまった。。。
ここはワイン好きならマストです。素晴らしい。久しぶりに、料理を口にして言葉を失いつつ、込み上げてくるワクワクに顔をニヤケさせたお店でした。
行って。
お店できてから1年経ってるので、ご存知の方もいるとは思うが、まだの方は、ぜひ行って。このきじリリースしたの日曜日だから、この記事見て間に合う人はぜひブランチに。
平日は16時からハッピーアワーやってるそうです。
夜のメニューも食べに行きたい。
あの列車の中のような雰囲気のお部屋も使いたいし、こりゃinago会案件ですかね?🤔
スペシャル・アレンジメントで新年会!
お任せで!
いーやー、早く再訪したかった!
日本行きがあったりなんだかんだで遅れましたが、新年早々のビッグミールはこちらにて!!
今回は、あのチャーミングなホールの方とシェフに「好きにやっていい?」と聞かれたので「全てお任せするですっ」という大人なやりとりにてスタート( ・`ω・´)b
なので今回のご紹介はメニューにないものばかりなのです。
だから書こうか迷ったのですが、なんなら個別にリクエスト、または相談するのもありかな?と思ったので、一例として。
CONTOURS DE MARLANT
ワインといえば最近はすっかりLUAさんに頼りっきりで、でもいくたびにお気に入りのワインを教えてもらってるわけですが…
ここのラインナップも素晴らしい。
いえ、ワインの知識はないので、ここにあるワインの価値などはわからないのですが、いつも素敵なワインをお薦めくださる!
今回、口火を切ったのはこちらのワイン。
ローヌ地方の白ワイン。これがねー、出席者全員に大好評。もちろん私も大好きだった!
マスカットのような爽やかな香りと、弾けるような爽やかさがグラスからふわっと広がったかと思うと、甘すぎないまとまりの良い味わい。
酸味もあるのだけど角がなく、チャーミングでふくよかで後口の良い、なんとも「良い距離感」のワイン。
お料理をお任せしたので「前半に合うような白を」というリクエストで出してもらいました。
その際、もちろんメニューの中の「こちらです」というのも示してもらえるので、価格の確認もできます。そしてこちらのお店は、私がそんなにワインに詳しくないのも知ってるので…
質もお値段も、頃合いのものを薦めてくれるので安心感がある。
今回は料理に合うことを最優先に選んでもらいましたが、その場その場でのニーズもあるので、もちろん価格を基準に選んでもらうのもアリですし、好みのタイプがあるならそれを伝えるもよし。
餅は餅屋です。ワインのことがよくわからないなら、こちらの欲するところを伝えて選んでもらう。その結果で、自分とお店の距離感や相性を見ることもできると思います(^・^)
エビのビスク
ああ、もうこのビスクは前回の記事にも登場したやつ。
テーブルに運ばれてきた時からものすごい芳香。とりあえず香りだけでワインを一口含みましたよね。
加水率の高いカンパーニュ的なパンも素晴らしい。周りはカリッと、中はしーっとり。でも必要以上にもちもちしすぎず、旨みの含みがとっても豊か。
そして何度口に含んでも感動するこのビスクの美味しさよ。
これだけ旨味が濃厚なのに、甲殻類のアクやクドさはさらりと回避。綺麗なのに旨味が充実しているので物足りなさもない。
且つ引き際がよく、何口食べても飽きがこない。
なのでみみっちく、スプーンの半分くらいずつをチミチミといただいておりましたw
タルタル系5種類
内一品は、セヴィーチェだったのですが…これが本当に素晴らしかった。。。
一つは帆立のセヴィーチェ。
柔らかなスパイスとハーブが絶妙なバランスで、とろけるようなホタテにこちらがアタフタするような食感と爽やかな味わい。
そしてトロけて消えるような食べおわり。。。
全ての皿を5人でシェアしてたのですが、これ、一皿食べてもうっとりし続けただろうなあ。。
実はこの次にサーモンのタルタルがあったのだけど、なんとワタクシ、撮りわすれてた。。。
けどお友達に頂戴しました( ・`ω・´)b
※上の写真はお友達による撮影です
一緒に食べた人の中には「人生で食べたサーモンで一番美味しい!!」とまでいう方がいたほど、確かに見事なサーモンタルタル。
巧妙なる味の組み合わせがなされてるのに、全く気負わずこちらが食べられるような微笑みを湛えた魅力的なサーモンタルタル。
ツナタルタルのアヴォカドソースは、お醤油という日本人にとても馴染みのあるものをベースにしながらも、ちゃんとフレンチに昇華されてる上に、アヴォカドの存在意義をちゃんと示した一品。
牛肉のタルタルは、なんとイカ墨を使ってて、なんちゅー組み合わせすんねん?!と思ったけど、奥深くて、あまりに渾然一体感が素晴らしく、何がどう作用しているのか分析などできない緻密さ。
そして最後は、カモのタルタル。
え?カモのタルタル?
うん、カモのタルタルなんです。
これがインドネシアモチーフのパンチの効いたスパイシーな味わいで、鴨肉の濃厚さをこんな風に生かすとは?!という驚きの一品。
一口食べた瞬間「……カモ…ッ!!!」と叫んで絶句しましたw
絵面はよくありませんが…w
タルタルというだけで魅力的なのに、この日は4種+セヴィーチェまで!
もうね、目の前からこれらがなくなるのが嫌で、チミッチミいただいたのだけども、ほんと何者、こちらのシェフ。どの料理をいただいても圧倒的な独走感と安定感が同居する素晴らしい美味しさ。
普段おしゃべりなメンツが、絶句したまましばらくひたすら、このタルタル類と向き合ってました。
もしこの中の一つでもメニューに見つけたらお楽しみください。どれをとっても楽しめると思います。そして他では食べたことのない味わいかと思われます。少なくとも私はこれに比肩するタルタルを、そうは食べたことがない。
もうこの時点で大満足してたのですが、まだまだ続く。
L’OPTIMISTE
ここで赤に切り替え。
こちらもその後の料理に合わせて選んでもらったのですが、シラーがメインのもの。実はシラーがあまり得意ではないのだけど、グルナッシュも合わさっていたので前向きに。
そしたらあなた、これが抜栓直後から実に生き生きとチャーミングに笑いかけるような華やかさの一方でまとまった落ち着きもあり、とても美味しい。
美味しくって料理が来る前にも度々口につけるため、自分にしてはグラスの中のワインの減りが早い早い。
フォアグラ
そして赤ワインにうっとりしていたら、次のお皿が登場。
ん?ジンジャーブレッド???と思った瞬間出てきたのが…?
ポットに詰まってるのはなんとフォアグラ。
脂でシールドされており、中にはたっぷり200gのパテ。
それに塩・胡椒・アプリコットジャム・チリジャム・スパイシーなリンゴジャム。なんだこのめでたいラインナップはっ。
そうか正月だ。
これは正月の景気付けか?!なんというゴージャスさ!
見目には出ではないけれど、カンパーニュと合わせてもよし、というか、合わせることで、パテもパン生地も相乗効果で美味しく感じる。
ジンジャーブレッドにアプリコットジャムで食べると、まるでリッチなデザートのように。
塩胡椒でシンプルに食べるのも美味しかったし、チリジャムは、単体で食べると結構辛いが、フォアグラと食べるとオイルでカプサイシンが緩やかに感じられるようになり、マイルドで甘さすらも感じる不思議を体験できる。
ええ、その合い間合い間に、ワインを含むわけですが、それは豊かな広がりを感じる悦楽でしたよ。多分あの時自分たちは、最も背徳的な午後を過ごしていた人たちだったかもしれない。
和牛のステーキ
そしてメインは和牛のステーキ。
なんと、ここからさらに肉が来るというのか?!
なんかもう動揺して、なんてつまらんアングルで撮ってるんだと今になって後悔。
しかーし、この皿はすごかったですよ。
まずこのお肉が。もう。あなたっ。
食べる前からゾクゾクしました。ナイフを入れると、フニリとやんわり分かれるくらいの柔らかさ。いや、ナイフが触れた瞬間に、一瞬手を引くくらいの艶かしさよ。
外はか薄く薄くカリッと、そして中は旨味と脂を湛えつつも重たさを排除し、夢のような、「何か美味しいもの」に昇華しいてる。
これは和牛とわかっていても、「何か美味しいもの」と表現するしかないほど自分の経験にはないもので、オロオロしながらも美味しい、美味しいけれどもオロオロする、の繰り返し。
低温調理を施してから焼いてるのかな。エロエロしいにも程がある。食べるとこれまた、ものすごい「なんか悪いことしてる」感。いいのか。こんなもの昼から食べて、いいのか。
さらにサイドも素晴らしい。
このジャガイモ。ただの揚げたお芋に見えるかもですが…
その表皮は薄氷の如きフラジャイルなサクサク感を持ち、ギリギリの火通りの中心部まで心地よいグラデーションが楽しめ、なんだこれ???という嬉しい驚き。
というか、この技術よ。
私はこんな揚げ芋、初めて食べたわ。
芋を、こんな風に仕上げられるのも知らなかった。
存在を知らないのだから、調理法など見えるわけもない。よって分析もできないのですが、とにかく美味しく、嬉しい驚きのあるサイドだった。
ちなみに反対側にあったサイドはラタトゥイユ。
これまた大変美味しくて、お代わりしたいくらいだった。
えーっと…脳が忙しすぎる。
到底分析しきれなかったので、ただひたすら、本能の赴くままにおいしさを受け入れ、浸り、感覚が体の芯でトロ化されていくようだった。ああ。。。
トリュフ入りチーズ
そしてデザートは、チーズだ。
間にトリュフを挟んだ自家製のデザートチーズ。
これがまた品の良い、ほんまもんのトリュフを挟んだチーズで、その口どけたるや親切のごとし。
チーズなのに、すぅ…っとなくなる。
ミルキーさとコクとトリュフの香りを存分に振りまいた後でスゥ…と…。
やはりこちらのシェフ。。。
ただものではない。。。
これ、もしメニューに見つけたらお頼みくだされ。季節ものだろうから、ないことの方が多いかもだけど。
圧巻でした
徹頭徹尾、細部に渡るまでもが圧倒的すぎる。ファインダイニングとしてではなく、ワインレストランの料理としてこのレベルが出されているのは、驚愕の域。
チーズを食べ終わっても尚、興奮気味だったので、気持ちを沈めるためにラテを頼んだら、これまた美味しい。
その後場所を移したのだが、この時のみんなでずーっとこの日の料理の素晴らしさを話してた。話しても話しても飽き足りない素晴らしさだった。
雑感
これは…
今後も時々、予算を伝えてお任せで何かやってもらうのは楽しいかもしれない。もうシェフが好きなようにやってもらって差し支えない。
もちろん、選ぶ楽しみもあるけれど、もう完全に私はこちらのシェフを信頼している。というか、尊敬している。もっともっと、彼の料理を食べてみたい。
そしてファインダイニングレベルの、いやホーチミンにおいてはその中でも群を抜いての技術とセンスを惜しげなく披露しながらも、日本人的には楽しみやすい仕上げになっているというか…
例えばホーチミン市内のフレンチやファインダイニングには、食べる経験値があり、その解釈を自分の中で確立していないと楽しみきれないレベルのお店がたくさんあって、おすすめしても、
「美味しいけどよくわかんなかった」
という感想をもらうこともしばしば。
しかしこちらのお店は、その辺、フレンドリーだと思う。さらには、超高級というわけでもない。
フレンチは食べるけれども、実はよくわからないところもあって、心底楽しめないんだよな、という方は、ぜひここを試してみてほしい。
難解で高等な技術を、食べる側にそうとは悟らせず、幅広い層の人を楽しませてくれる稀有なレストランだと思います。
また行きましたw やっぱり素晴らしい!
ワイン
はい、週末前になったらいつでもリマインドしたくなるこちらのお店。Luaさんと同じく、来るたびにお気に入りのワインが見つかるのですが、それもそのはず、
こちらのお店は、Luaさんの仕入れ元の一つでもあるとのこと。独自のインポートラインを持っているので、ワインのことがわかる方がリストを見れば、瞬時に、
「え、何この値段?」
となってますな。大抵。
私はそこまでワインの価格に詳しくないので、リストを見て、その価格の数字に反応する程度ですが、訳の分かった方が見ると、そのコスパの良さに驚かれることが多いようです。
今回のこちらのワインは、お料理を見据えて、こちらを選んでもらいました。
メドック産の赤ワイン。
あまり重たくはないのですが、香りが実に華やかで、開けた瞬間からご機嫌さんな様子で愛嬌を振り撒く可愛らしい子。
後で調べたら、この年のヴィンテージは、他の年のこのワインよりも評価が高いらしいですね。お店の方が「2018年のだからね!」と嬉しそうに勧められてた理由がわかりました。
この辺、広く知識があると、その場で感嘆するなり何なりして、スマートな返答ができるんだろうになあ。
実はこの後もう一本ワインを開けたのですが、すんません。気持ちよく楽しく飲んだくれて記録なし(。-_-。)
ブランチ・アゲイン!
ディナーにも来たいのだけど、いろんな方を連れてくる際、初回はこのブランチ以上に訴求力があるものはないなと感じているので、またブランチに。
いえ、別に営業してる訳じゃないんですけどw
というわけで、すでにご紹介している料理もあるので駆け足で。
やはりこのビスクは、初手からみなさんの感嘆を誘いました。
特にこの日の香りは濃厚且つ豊かで、何度も口にしている私もため息。おいしすぎる。
このビスクに使われてるカニ、フランスから取り寄せてるんですって😳
カニ、ホーチミンでも地物がありそうなものだけど、やっぱり味が違ってて(そこはわかる)シェフがよしとせず、フランスから取り寄せられてるのだとか。
だとしたら…
なんであんな価格で収まってるんだ😅
仔牛のカルパッチョもやはり安定の美味しさ。生肉で、ここまでの華やかさとバランス、食べ応えを軽やかに表現している皿はそうないと思われる。
そして、フォアグラムース!!
こないだはパテだったけど、これはムース!
ふくよかでまろやかでコクが深いのに、綿菓子のように溶けていく。添えられたブリオッシュとアップルジャムだったかな。一緒にいただくとヘブンです。
ワインは赤でも、軽やかに甘い白でも美味しそう。
ちなみに料理全体に添えられるパンも素晴らしい。自家製のサワードゥらしいのだけど、皮はパリッパリで、中は驚くほどしっとりと。充実した発酵リザルトは、豊かすぎて、バターなしでもワインをどんどん進めさせる。
見た目はチャーミングじゃないかもですが(笑)、パイ生地にクリームシチューを詰めた、フレンチビストロの王道料理。これがまーっ、美味しい!
絶対日本人好みだと思う。
そして日本人がクリームシチューと聞いて想像するのの、多分数倍は美味しい。
これはイカの中にサーモンを詰めたもの。
何なら喧嘩しかねない組み合わせなのに、これがしっとり穏やかに合わさっていて、もちろん美味しい。
ホタテのキッシュはとても香り高く、こじんまりに見えるけど、もう旨みが凝縮され切ってて、リッチなことこの上ない。うまい。ほんのちょっぴりをカットして口に運んだら、すかさずワインが欲しくなる。
これはサーモン・エンパナーダだ。
この店に一番最初に来て、一番最初に食べた皿。忘れない。とても美味しかった。
小粒だけどキュッと味が濃いめなので、アペタイザーにもいいけど、ほどほどお腹がいっぱいになってきた頃の胃のモチベーションを引き上げるのにも良い。
そしてアップの写真がなくて申し訳ないが…
この日、まだこれはレギュラーメニューに載ってなかったけど、なんと。
イベリコ豚と仔牛とダックのリエット。
はい??
もう一度。
イベリコ豚と仔牛とダックのリエット。
なんだそのアベンジャーズなパテは。
そしてそんな別種の肉を合わせてなんとかなるものなの?と思ったら、なんとかなるどころの話じゃない!うんまい!!もう褒めちぎりましたよね。
で、その後流れてきました。
しばらくは提供されるみたい(^・^)
でもシェフのご意向や材料の調達などによって、その時々で出せる限定メニューってこともあるから、これが目当てで行く場合は、事前に確認をするのがおすすめ。
でもま、なくても他にもたくさん美味しいメニューがあるけど。
デザートにはブリオッシュの「あの」逸品。
そしてラヴァ・ケーキ。
締めのエスプレッソは別注文ね。
でもここのコーヒーは飲む価値あります。なんといってもオーナーさん所縁の農園のコーヒーですから。
コロナ前は、そのコーヒーを生かしたカフェもお持ちでしたものねえ(すでに閉店)。焙煎も私好みで、満腹になり、ワインでふわふわした食後の感覚をキュッと締めるのに最適。
そうだなあ、ここのコーヒー、美味しかったよなあ、としみじみ。
ああ本当にここのブランチは幸せね。
オーダーの仕方
ちなみに今回は5人いました。
ブランチは、4コース。それぞれが色々頼むのもありですが…
チョイスはシェフに丸投げして、4コース各段階、全員でシェアできる配分で出してもらうのもありだと思います。
例えば今回とその前は、もう全てお任せしたら、スープなどはみんなお揃いで出してもらいましたが、2〜4コース目は2+3皿、という組み合わせで各段階、違う料理を出してもらいました。
お客が料理を指定するのは当然のことですが、シェフが信頼されて任された場合。どんな気持ちになると思います?
それぞれでしょうが、想像するにこちらのシェフは、とても喜んでその任務を受けてくださると思うのです。シェフが最も生き生きとする場を提供できるのなら、私は喜んでそうします。
もちろん、どうしても食べたいものは指定して、それを食べ逃さないようにすると、もっと満足度が上がるかもしれませんね。
その辺のお店へのリクエストも含めて、伝えるのが大変だという方がいれば、予約のお手伝いしますので遠慮なくおっしゃてくださいね。ここのお店はほんと、一人でも多くの方に知って欲しいので!
初めて夜に行ってみた!
初めて夜に行きました!
お友達のお母様が日本からいらしているということで、親子水入らずのところにちぇりが入るなど(・∀・)
観光でいらしてるのだったら、他にも色々候補はあったと思うんですが、ここ、選んでくれて嬉しかったなあ♪
美味しいものがお好きとのことだったので、ご一緒するのがとても楽しみだったのです(^・^)
まず思ったのは、夜、このお店のライトが映るワインは、昼のそれとは随分違うということ。元々ティファニーのステンドグラスモチーフのランプシェードがたくさんあるお店なので、そりゃ雰囲気いいわな。
デートなんかにもいいと思うなあ。
あまり煌々とした場所ではない、というか、むしろひっそりな場所だけどオリジナリティのあるシックな内装、美味しい料理。
昼間いただいていたホタテのカルパッチョとはまたちょっと違う仕様のこちら。1ポーションなんですけど、たっぷり。
前にも頼んで美味しかったこちらのワインと、そりゃー合うのさ。爽やかながらうふところが深いというか、結構いろんな料理に合いそうなこちら。でもできれば特に魚介がいいかなあ。
こちらのパテ・アン・クルートもあってたなあ。
本来これ、1ピースを一人が食べるものなんだけど、分け分けさせてもらいました。
でもそうすると、どこの部位を取るかで味がかなり変わるので難しいとこなんですけどねw
わかってるんだけど、多分これ、一人で食べたらこれだけでお腹いっぱいになるw
で、途中で思い出した、カニのビスク!!
そう、フランスからわざわざ取り寄せてるカニで作ってる極上ビスク!
こんなにも濃厚なのに口当たりや喉越しが軽いって、何度飲んでも解せないわあ。。。
この量ね、この濃さでいただくと普通、いろんな点の許容量がいっぱいいっぱいになりがちなんですよ。
でもね、するするーっていただけちゃう。
軽やかながら、ひと口、ひと口がとても美味しい。なんだろうね。本当に昼いなきビスク。
で、こちらがシーバスに…サーモンとかホタタテのムースを詰めってパイ包みにしたもの。わあt、いろんな仲間が大集合(笑)
これがねー、またしっとりとした仕上がりで、シーバス部分も素晴らしいのですが、それがホタテとかサーモンの風味と合うと、これがまー思いの外、しっくりきてて。
彼ら(スズキ、ホタテ、サーモンのお三方)も想像しなかっただろうねー、こんな共演するなんて。
で、このソース、先ほどのビスクのような雰囲気に見えるじゃないですか。これが全く違ってて、まずはメインボディの魚介の旨みが生きるように作られており、大変幸せ。
これね、私はまだ頼めてないのですが、ホールデオーダーすることもできるご様子(もちろん事前発注必須)
※動画はお店のコマーシャル動画です
いつか頼んだろ、と思って一応お値段を聞いたら2.8M→4人用、とのことでした。でも絶対大きいけどな?!他の料理、頼めなくなるけどな?!(笑)
ともあれ、人数集まった時にこういうの、パッと場が上がりますわねえ。尾頭付き、じゃないけども、なんか縁起良さそうな気がしますわよ。
そしてその時々で若干の材料は変わるかと思いますが、美味しいのはわかった。疑ってた訳じゃないけど、味の傾向、見るだけじゃわかんないことあるじゃないですか。
で、今回それを分けてもらえてめちゃくちゃ嬉しかった(*´꒳`*)
何かの機会がある時には、ぜひ、丸ごとサイズ、頼んでみたいわあ♪
さらに進化中!⬅︎NEW!
ニューメニューが!
はいはいもう言わずもがなのお店ですが。。。さらに。進化が。といってもまずこのクラブビスクは定番中の定番。
ベトナムのカニも美味しいのだけど、シェフが目指すところと違うからということで、使うカニをフランスから空輸しているというこだわりぶり。
そして、最近はシャルキュトリも自家製し始めたそうで!!なにこの夢のような盛り合わせ!!!
特に左上の白いココット型に入ってるのは、フォアグラのムース。そう、このくらいのサイズでいいんだ。。。以前どかーんと出されて、それは欧米の方にはいいのかもだけど、日本人にはちょっと重たかったんだよね。
とはいえ、このムース自体は本当に軽やかで、夢のような口溶けなのでご賞味あれ。
これはカモのシャルキュトリらしいですよ。うんまい。
その他のハム類もお手製。
シャルキュトリといえば Lua さんですが、また全然別のアプローチ。こんな高レベルの比較ができるとか、どんな街だよ。。。
クロケットも美味しかったな。
なんとこの3つとも素材が違ってて、口に入れると風味が中から溢れ出てくる感じ。とても、楽しい。
だから中身が何かは言わずにおきます。
うふふ。お楽しみに。
これはお魚のソテー。
やっぱりベトナムは白身魚、ものによっては本当に美味しいわねえ。
そして自家製のブリオッシュのキャラメルフレンチトースト。悪魔のカロリーだけど、美味しい。とろける、甘すぎない。コーヒーととてもよく合います。
お食事の進化だけでなく
ふふふ。普段は1階(日本人的には2階)でいただくことが多いのですが、さらに上の階にこんなスペースがオープンしたんですって。
わーお。なんてゴージャス!
10人が適宜で、MAX12人まで。金額によっては、6名様から貸しきれる個室だそうです。
これは。。。
社用にも使える。こんな上等な個室とお料理がある場所を見逃す手はありませんよ。
すでにお打ち合わせのお手伝いとかさせてもらいました。
大変ご満足いただけた様子。
ってか、自分もここでご飯食べたい。
誰か、付き合ってw
さらにさらに
あと驚いたのが、日本語のできるスタッフさんが一人入ってたこと(´⊙ω⊙`)
オーナーさんが「最近日本人が増えてくれて嬉しいよ!」と言ってくれてたの、すっかりリップサービスだと思ってたんだけどw、日本語できるスタッフさんを雇われたって…
日本人のお客さん増えたのって、本当だったんだ???!(疑うなよ)
まだテーブルサーヴについては勉強中で、日本語優先って感じでしたが、温かく見守ってあげてください。
もっといろんな方に、使いやすくなってくれるといいですね♪
さあみなさん、土日のブランチに是非是非なのです♪
新作料理が加わりましたよ!⬅︎NEW!
前回ご紹介した日本語ができるスタッフさん、変わらず頑張ってくれてるようです。
そのせいもあってか、最近はこちら、日本人男性の皆様もいらしてくれてるみたいですね。なれないメニューの解読や、その場での細かなリクエストなど、全く言葉が通じないとこだとハードル高いものですが…
ワンクッション、少しでも日本語のわかる方がいてくれるととても助かりますよね。彼女、お店に貢献されてると思うわ〜。
さて、今回は旦那さんとお友達の3人だったので、旦那さんの前菜はビスク以外のものに。甲殻類アレルギーなもので。
私はここのブランチ、大抵「なんか新作あったらそれを優先して、よしなに選んでくれませ」って感じで丸投げしてるんだけど、旦那さんの前菜は仔牛のカルパッチョ。
イカ墨をあしらってるのが、また心憎い。
以前も食べたが、美味しいわね。ただこれ一人分にしてはかなりの量w
なので当然横取りヽ(・∀・)ノ
そんな感じでスタートしたのですが…?
今回は新作料理があるってことで、ワクワク(^・^)
フレンチ・ピザ
今回はどーしてもこれを食べて欲しかったみたいで激推しされました。
フレンチピザ。
その定義は知らんが、ここのものを解説すると、薄い薄いカリッとしたクラストに旨みの濃いスモーク肉や質の良いチーズをあしらったライトなピザ。
うんまっ。
ご覧の通りの薄さなので、お腹に溜まりにくいというのもいい。この店には腹をん満たすためというよりは、ワインを楽しみにくる感じのことが多いので、美味しいものをキュッと絞り込んだ量で、というのがありがたい。
そしてトッピングをざっくり2エリアに分けて違えてくれてたんだよな。いや、美味しい。このタイプのピザを出してくれるお店は少ない上にこのクオリティ。
絶賛してたらお店の人が、「でもイタリアの人には言わないでね。怒られちゃう😅」と言ってたのが笑えたw
魚料理
ごめんこれは新しい料理ってわけじゃないけど、あまり頼んでなかったと思う。
私、日本にいた頃フレンチのコースで魚と肉のチョイスがあったら迷わず肉の人だったんだけど、ベトナムに来てからは魚のおいしさにすっかり目覚めてしまいまして。
いえ、日本も魚は美味しいの。
ただフレンチ、となると機会が少なかったこともあるけど、肉の方が魅力的なことが多かった印象。まあ自分が若かったってのもあるかもだけど。
ただしソースとの兼ね合いやら調理法やら、ほんっとズバ抜けてるところが多くて、こちらの今回のこの皿も、見事。
香ばしくパリッパリに焼かれた皮目の醸す香りの妙とか、ふっくらと微笑むような白身の様子とか、何より、ソース。
きちんとしたフレンチの席では御法度と聞きますが、ここはベトナム。そしてこのお店はとても素敵だけど、格式張ってはいないから、許してもらおう。
もうね、猫が舐める分もないくらい、ここの美味しい自家製サワードゥで拭っていただいちゃった。。。
美味しかった。。。
ブラッドソーセージ
ブーダンノワール、と呼ばれるものですねえ。地のソーセージ。ベトナムにも似たものがありますが、これはしっかり加熱されているもので、濃い。旨みが、濃い!!
うんまああああああい!!
や、その特性から好き好きはあると思うんですが、これはいいわよ?!
グッとコシの座った赤ワインといただくと幸せだと思う。この日自分はもうワインの許容量超えてたから白のまま続行しましたが、赤。これはまたぜひ赤でいただきたい。
いつでもあるものかはわかりませんが、もしメニューに見かけるか、お店の方人聞いてあったらぜひ試してほしい。
この店でも、だし、他の市内のフレンチを通しても、このアタックと旨みの深さを醸すブラッドソーセージを食べられるところは少ないかも。作ることはできるんだろうけど、メニューに載せるかは技術以外の部分も関わってくるからね。
いや、これ食べられれるんだ。
ホーチミンで。まぢか。
デザートのシューケーキ
シューというからもっとへのへのしたのが出てくるかと思ってたら、パリッとクリスピーなシューかわに、ふくよかでリッチながら引き際の良い品の良いクリームをあしらったデザート。
デザートの前に、別注文になるけどコーヒーもおすすめ。
こちら、以前はカフェも手掛けていらっしゃってて、しかも自社の名前を冠したコーヒーを独自に作っておられた(確か農園を関連の方がお持ちだとかなんとか)
うちの旦那さんも、一口飲んだ途端に「うまっ」と言ってて、改めてここのコーヒーのクリアさと味わいの品の良さと深さが同居した感じを堪能しました。
デザートとも合ってたしな。
さあ、週末ですよ。しないイチ価値がある(と私が思う)690k▶︎750kは土日のブランチタイムだけ。
ちなみに単品オーダーなら平日の夜(月曜以外)も普通にオープンされてるので、ヘヴィに、ではなく、真に美味しいものでワインを楽しみたい時にぜひ。
や、それらをいくつも頼んでヘヴィに行ってもいいんだけどw
ご予約お手伝いします!
最近土日は結構たくさんの方がいらしているご様子なので、ご予約必須!
英語で予約するのちょっとなー、という方はお手伝いしますのでいつでもお申し付けください。ホットラインあるので、チャチャっと確認できますから。
みなさん、美味しい週末をお過ごしくださいねー♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Secret Wine shop and Lounge
47/1/15 Quoc Huong Thao Dien, Thu Duc(旧2区)
※Google Mapの住所表記と違っていますが、どちらも同じところを指しています
Time: 16:30 – 23:00(火〜金)
11:30 – 23:00(土)
11:30 – 16:00 (日)※月曜定休
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コメント
初めまして。
いつも参考にさせてもらっています。
9月にベトナムに行くのですが、是非このお店に行きたく予約を手伝っていただきたいです。
予約希望日は9月21日です。
何卒よろしくお願いいたします。
>Irosakyさん
わあああっ、お返事が遅れてごめんなさい!
プライベートなことになるかと思うので、ご登録いただいたメールアドレスにご連絡しますね!