場所やお値段を気にする方は多いけど、その他の小さいことは見逃しがちで、住み始めたら「こんなつもりじゃなかったのに!」という案件が意外と多いホーチミン。
人によってこだわりは違うと思いますが、こいう点も見とくと便利かも?という全く個人的な視点ですが覚書。
場所やお値段は個々人で宣言や理想があると思うのでお任せするとして…
大家さんとの相性
これは結構大きい。
みんな貸すまではもちろんいい顔します。感じ悪かったら、その場で終了ですから。なので見極めるのは難しいですが…
極力直に触れる機会を持つこと。
内見時には、オーナーさんが同席することが多いですが、オーナーさんが委託したスタッフさんしかどうせ系いないことも多々。
その方がおせわしてくれるならその人をみるだけでもいいじゃないか、とも言えるのですが、そのスタッフさんが長く勤めるかはわかりません。
そして、お部屋のあちこちに不備が生じた、その他諸々の問い合わせに対して、オーナーさんが返信をしない、取り合わない、なかなか動いてくれない、などのストレスはけっこうなもの。
「じゃあ自分でやるわ!」と思っても、どこに何をオーダーすればいいのかまで熟知していないとそれも難しく…
なので、
もしくは評判をリサーチする。大事。
荷物の運び込み日時をオーナーに報告
家具付きの物件が多いホーチミンではありますが、それでも家族分、となると、なかなかな量の荷物になることも。ええ、我が家のことですが(笑)
余裕のあるエントランスがあれば良いのですが、車を駐車するスペースだったり、エレベーターーを占有するケースが出たりするので、基本、引越し荷物の出し入れをする際には、予定が決まり次第、引越し先、また引越し元にも連絡をしておくのが吉かと思います。
それを義務化している物件もありますが、もし特に何も言われなくても、報告しておく方がスムーズかと。
居住証明取得義務の確認
ベトナムでは、外国人を賃貸住宅に受け入れる際、居住証明の届け、というのが必要になります。
これは外国人個人ができることではなく、大家さんが管轄の公安に必要情報を持って届け出る必要があり、この手続きは、大家さんの義務になっている、と聞いています。
住まわせてもらうこちらとしても、この居住証明がないとレジデンスカードの申請ができないなどの不都合が生じますので、必須事項です。
なのに最近、大家さんがこの届け出を頑としてやらない、というケースに遭遇し、驚いたケースが。
そんな手間なことは自分でしろ、またはエージェントに任せろの一点張りなのですが、届けには、物件の書類や大家さん自身の署名捺印が要るので、大家さん以外には代行が困難なのに、です。
もちろん委任状など、やり方はあるかもですが、通常、大事な物件の書類などは他人に預けたりしないと考えるのが妥当でしょう。預けられた方も、そんな大きな責任を負わされたら困りますしね。なので…
レセプションやガードマンの有無、相性
四六時中家にいる人ならまだしも、私みたいに家を空けることが多いと、荷物の受け取りや、言付けごとを頼める人がいるのは大変ありがたい。
レアケースですが、突然の公安の訪問だったり、もう二度と戻ってきてほしくはありませんが、コロナ時のようにいろんな通達ごとがあるケースなど、頼りになるレセプショニストさんたちがいるのといないのとでは安全に大きな違いが出ます。
水道光熱費や通信費
家賃煮込みかどうか、という点をまず確認。
多くの場合、家賃とは別に水道代と電気代、使用量によって都度払いね、となりますが、中には家賃にそれらが込みになっているケースも。
また全額込みのt会放題(滅多にないですがw)と、例えば「水道代は込みだけど電気代は別」だったり、「電気代はいくらまで混みだけど、それを超えた分は払ってね?」みたいなケースも。
特に近年電気代はなかなかの高騰ぶりなので、確認の上、生活上の見通しを立てておくのは大事かと。
水道光熱費や通信費の支払い方法
これらが家賃とは別払いの場合、マネジメントが一括してやってくれるところは楽なのですが、特に2区の小規模物件では「自分でやってね」というところが少なくありません。
電気会社、通信会社、水道会社に直接支払い。
もちろん、やり方のサポートなどはしてくれるのですが、ベトナム初心者の方にはなかなかハードルが高いかもしれません。
そして滞ると、結構容赦無く止められます(笑)
またネットなどは支払いをしてもお復旧に数日かかるケースなどもあり、総合的に見てコストがかかる。
また振込云々になると、銀行口座の保持が必要。そうなると、帯同家族にはその手続きが難しいケースが生じ、口座を持つ方がその手続きをする必要が出てきたり。
慣れてる方にはなんでもないことでも、そうでない方、面倒に感じる方には月々の作業が負担になりかねないのでご確認を。
契約書は双方にとってイーヴンであるか確認
当たり前のことなのですが、契約書を読まずにサインしている例が結構あります。日本だと、双方の常識の範囲内、という認識でなんとなく流してサインしても特段、問題がないからかもしれませんが…
問題が起きてから、
「そんなこと聞いてないよ!」
とか言っても、契約書に明記されててサインがされていれば、その内容が履行されます。
ぶっちゃけると、明記されてても、向こうがその義務を果たしてこないケースがあります。例えば急な契約解除を大家側が言い出した時、違約金を払うとなってるのに払わない、速やかなデポジット返還が無視される、など。
書面がある限り、出るところに出ればそれなりの対応になる可能性はあると思いますが、外国人にはそこまでできないとタカをくくっているケースも。
契約書があってもそんなケースがちらほらあるので絵、最低限こちらが損をしないように、しっかりとした数字、時期などを明記しておくことが必要です。
一方で逆のケースも。
これまでの話だと、大家さん側だけが強い立場にあるように聞こえるかもしれませんが、逆に借り手の方が無茶な言い分をするケースにも遭遇したことが。
大変失礼なケースで、私はなんの擁護もできなかったしするつもりもなかったのですが、家賃相場を勝手に「暴利だ」と決めつけたり、1年契約だからこの値段、と言っているのに、「半年で解約しても同じ額で契約させろ」とか。
値段交渉の余地があるケースはもちろんあり、そしてもちろん大家さんが承諾しなければそれまでで、なのですが、無茶な言い分を通そうとするがゆえに契約が難航、または破断になるというケースも。
残念な大家さんの話を私もしている上で「警戒するな」というのは矛盾しますが、あくまでたまにそういう残念な話も聞く、というだけの話で、親切な大家さんも多いです。
大家と店子は持ちつ持たれつ。
だからこそ相性、大事だな、と。要望は要望として出しつつも、お互い同等の立場という前提で、納得のいく落としどころを上手に見つけていきたいものですね。
◆追記:更新時の値上げについての幅を明記してもらう
これは契約書に明記しなくてはならないもの、ではないので、大家さんが「いいや記載しない」と言ったらそれまでなのですが更新時にとんでもない額の上乗せをされて、退去やむなし、となる例が決して少なくありません。
個人間契約の場合はさほどでもないかもしれませんが、それでも「通常ならそんな値上げはしないだろう」という額を言われて驚かれるケースも。
契約書を確認すると、値上げの際の値上げ幅が記載されていなかったりして、それはもうオーナーさんの言い値になるか…ということがしばしば。
なんなら値上げ幅が明記されてても、オーナーさん希望の額で借り手が確保できる場合は、店子に違約金を払っても特になるため、契約書にある通りお金払うから出てって、などというケースも。
まあそんなケースで契約書を盾にとって居座ったからと言って居心地が良いかというと、なかなか微妙なものがあるので、その辺は総合的に判断してもらうとして…
正当な時期に更新する際、明記がなかったが故にとんでもない値上げを言い出されるケースということを避けるためにも一定の数字は記しておく方が良いと思っています。
その数字はオーナーさんによりけりなので、いざ値上げを祝えた際に許容できる範囲かどうかご自身でご判断を。ひと所にい続けないといけないわけではないので、あげられたら出て行くわー、と言えるかどうかも視野に入れて。
◆追記:更新希望通達時期の確認
実際にあった事例としては「こんなのは普通1ヶ月前(30日前)に決まってるでしょ!2ヶ月前なんて聞いてないよ!」というもの。
その方の常識内では1ヶ月前だったのでしょうが、契約書には2ヶ月とあり、聞いてない、は通用しない。
2ヶ月を切った時点で更新しない旨を大家さんに伝えてきたので、当然大家さんは契約に則ってデポジット返却を拒否。
どちらが正しいかは明白なのですが、返ってくると思っていたデポジットが返ってこないことに不満を露わにされていて…でも、第三者の私にはどうしようもなく、戸惑ったことが。
しかしながら大家さんによっては、特に急な変更時に対応してくれるケースもないわけじゃないです。あくまで契約上にあることがベース、とし、こちらの事情であることを踏まえ、相談しててみる価値はあるかもしれません。
しかしこちらの認識不足を無視して居丈高に迫るのは、残念ながら道理が通らないとしか言えないと思います。
契約書にある条項に乗っ取り、諸々の時効は遂行されるので、期日や金額の数字はダブルチェックを。
ペストコントロール
日本では聞きなれない言葉ですが、害虫対策。
内見時は綺麗にしていて分かりづらくても、いざ住み始めると、蟻や蚊、やけど虫などの被害に悩まされるケースも。
そこで、ペストコントロールの確認です。
・基本的にやっているのかどうか
・やっているなら頻度はどうか
・特殊ケースでの対応はしてもらえるか
・対処していない場合、契約においてやってもらえるよう盛り込むことは可能か
(集合住宅の場合、1部屋だけやっても意味がないこともあるので効果的気は疑問ですが)
・自己負担でペストコントロール業者を雇うのは可能か
などなど、段階によって確認すべきことは色々。
例えば私のマンションは、数ヶ月に一度、テナント合意の元、小規模箇所ごとにこまめなペストコントロールをしてくれています。(一度にやると大変だから)
過去に住んだ数件、頻度は違うもののアパート側が対応してくれていました。しかし個人規模の小さいところ、またマネジメント会社によってはやらない、というところもあるようです。
あと逆に、小動物や水槽生物を飼っていらっしゃる方だと、強いペストコントロールをされると困る、というケースもありますよね。
なのでどちらにしても確認することが必要かと。
ペストコントロールを拒否るというのは、プロパティの質保持に協力しない、という見方もおできるため、そのお場合大家さんからニュキョを断られるケースもあるため、双方の意向の確認は必須だなと思います。
ペストコントロールの確認は、必要でも不要でも事前に確認。双方の目指すところを明確にしておく。
サービスの内容確認:拒否はできるか?
ホーチミンの賃貸物件には、サービス(お掃除やお洗濯)付きの物件とついていない物件があります。
その詳細は物件によっていろいろなので、事前に確認が必要で、もちろんそこまではみなさんされて要るかと思いますが…そういうシステムになれていない日本人の方は、サービスがない方が良い、とされる方もいらっしゃいます。
「あの物件はサービスがあるから」と、そこを決め手にしていうケースをいくつか拝見したのですが、場合によっては、サービスを拒否することも可能な物件はあります。
ただあくまで決定権は大家さんに。
またその場合でも家賃には影響がことが多いです。あくまでこっち都合なので、サービスを省いたんだから家賃下げろ、の要求は通らないことが多いように感じます。
また、手間を省いてやったのだから得するだろう、というのは間違いかと私の中では思ってて。
どういうことかというと、中にはとても乱雑にお部屋を使う人がいる。そうなると物件価値を下げるケースも出てくるため、サービスを入れることで定期的な質の保持と内偵ができるという利便性を大家さんから奪うことになりかねないからです。
なので、あくまで大家さん相談ベースで、結論は大家さんが下す、というスタンスのもと、希望を出してみる、というのはありかと思います。
もしもその要望が通るだけで物件の契約を決断するなら、双方おにとっても悪い話じゃないですし。
サービスが不要だと思うなら、あくまで相談ベースで切り出して、諸々の決断は大家さんに委ねる。
飲料水の確保
慣れない内は意外と面倒なのが、飲料水の確保。
多くの家庭では、19リットルボトルのものをデリバリーしてもらったり、などされているのではないでしょうか。
その場合の方法として、
・自分で手配、受け取りをする
・オーナーまたはマネジメント側が統括して手配する
・オーナーまたはマネジメントが一定量を確保していて、即時対応してくれる
などがあるかと思います。
私はこれまで住んだ4件中、3件が、マネジメント側が在庫を持ってくれており、「お水お願いしまーす!」というと、3分で持ってきてくれるところでした。
一番最初に住んだ物件だけ自前調達だったのですが、受け取り時間に手間取ったり、予定通りに来なかったりと面倒が多く、もうあれに戻りたいとは思えない…
ただ、在庫を持ってくれてるマンションの場合、商品ブランドを選べない、という不利な点はあります。
どうしてもこのお水が良い!というブランドがあり、マンション側がその在庫を抱えていないなら、面倒でも自分で手配した方が良いですよね。
まあお水の手配で物件を決めることは稀かと思いますが、自分的には「欲しい時にお水が即時手に入る」ってかなり便利なので念のため。
備品の過不足リクエスト
家具付きのお部屋を借りる際、このベッドは不要なのになあとか、もっとこういうものがあればいいのに、という場合でも、あるものをそのまま借りるしかない、と思ってるケースが結構あるようにお見受けします。
もちろんこれも物件、オーナーさんによりけりなのですが、例えば複数のお部屋をお持ちのオーナーさんであれば、欲しいものが偶然別のお部屋にあった場合、それを追加してくれるケースもあります。
逆に不要なものを置いておくストレージをお持ちの方もいて、我が家も不要なベッドや家具を、入居時に全部省いてもらいました。
あと、短期住む人にはいいかもしれませんが、キッチンの備品。ちまちましたものが長く使ううちに紛失しり破損したり。その分を弁償することになるのですが、退去時の棚卸しが面倒なので、全部返却して自分のものしか使っていません。
大きな買い物になるとさすがに簡単には追加してもらえないケースもありますが、例えばその場にある家具の原価償却が出てきていた場合、契約金額も加味して「よっしゃ新しいの買うわ」となるケースもなきにしもあらず。意外とフレキシブルなのです。
防音と内見時とは違う時間帯の周辺環境
大きな通りに面した物件だと、交通事情による騒音が気になります。ただ物件によっては二重サッシで断熱・遮音に優れた窓を採用しているところも多く、音が気になる方はけっこうチェックポイントかも。
光の入り具合はチェックされる方が多いようですが、内見時によほどうるさくない限り、音のチェックはウッカリしがち。
そして昼に内見に行った時は大丈夫でも、夜、周辺に飲食店やカラオケ店があって賑やかがすぎる、ということに住み始めてから気づいた、というケースもちょいちょい。
時期にもよるので(テトの時だけとか)色々勘案する必要はありますが、お気をつけを。
お部屋の不具合は入居時に写真に収めて提出する
大抵の契約書には、備品や設備は入居時の質を保った状態で退去時に返却する、ということが記されています。
ということは、当初からお部屋や備品に傷や不具合があった場合、それは自分のせいでできたものではありませんよ、という意思表示をするため、入居時時にそれらがわかる写真を記録し、責任者に提出しておきましょう。
私がこれまで過ごしてきた4件の物件ではその辺とてもおおらかではあったのですが、それでも、居住期間中にマネジメントが変わる可能性もあるし、退去時の時勢がどうなるかわかりません。
ので念のため。
個人的な意見ですが
上記は個人のお引越し経験から得た知見だったり、身近な方の事例を集めたもののみなので、もっと他にも気をつけるべきことはあるかもしれません。
また上記にあることでも、気にならなかったり、問題なくこれまで来られた方はいらっしゃるかと思われ、それは何よりのことなのですが、日本でのおうち契約時とは、気にかけるところが違う部分もあるかもなので、ご参考まで。
ちなみに、最近は低価格たいのっ物件が異様に不足しています。もしも希望物件に出会えたとしたらとてもラッキーなことですが、ほんのちょっとの準備の差で取り逃がさないよう、よろしかったらこちらもどうぞ。
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