今回のンバンコクで何が収穫だったって、このアフタヌーンティほどの収穫はなかなかありませんよ!!
ホーチミン市内でもいろんな高レベル・スイーツビュッフェに慣れてる私も完封された問答無用のアフタヌーンティ!!
バンコクはアフタヌーンティ天国
ホーチミンにも素敵なアフタヌーンティはありますが、お勧めできるのは数えるほど。
ただしビュッフェスタイルなので、思う存分楽しむことが可能。量を楽しみたい人には、これ以上のアフタヌーンティは、価格を考えるとなかなかよそではないかと思われます(シンガポールは素敵なんだけど結構高い。。。)。
そこでバンコク。おそらく、ホーチミンよりアフタヌーンティをやってるホテルが多く全体おの質も安定してそうな雰囲気が。お値段はホテルによって様々なので、何を基軸にコスパを考えるかは人それぞれですが。。。
チョイスは多い。ほとんどのところがアフタヌーンティ・セットで、ビュッフェスタイルではないようですが、まぁ実際そんなに食べられるものでもないですしね。質が良ければセットで十分。
行きやすさや価格などを勘案して今回狙いを定めたのがこちら。
魅惑のエントランス
ホーチミンでホテル慣れしてよかったなーと思うほど、なかなかのゴージャスぶり。日本で地方住みだった頃のワタクシなら、間違いなく気後れしていたことでしょう(苦笑)
東南アジアは、五つ星とはいえ一定のフランクさがあり、敷居が低いのがありがたいですよね。ただバンコクは、フランクさを持ち合わせながらも、スマートさも持ち合わせているので、大人の女性には嬉しい対応。もちろんお若い方だって、こう言う良いサービスを受ける体験は、早い内からしとくに越したことはありません。
しかしそれにしてもリッチですな。ホーチミンの Park Hyatt も、お偉方が来た時の定番ということで活用される素敵なホテルですが、バンコクのそれはまた趣が違っていて素晴らしい。そしてアフタヌーンティ会場は、このエントランスをくぐって左側。
会場を階下に見下ろしつつステアダウンしていく演出。なんとまぁ心憎い。また昼は光の加減がよくて、抑えた照明の階段から明るく抜けて見える会場が、期待感を盛り上げてくれますね。非常に上手な心理効果の使い方。
そして階段を降りた先には…?
OMG.
これ見て、ここに行って見たくならない人なんていないんじゃないですかね?
なんて素敵な空間なの。そしてたっぷりの採光を柔らかく受け止めて返す壁肌の色。夜のライティングがどんな風になっているのかは存じませんが、これ、昼のセッティングとしては完璧じゃないですかね?ここ、どんなかたがデザインされたんでしょうねー。感嘆。
アフタヌーンティのドリンクチョイス
大抵の場合、お一人につきワンドリンクつきな訳ですが(ホテルによっては、ドリンクが一人分しかついていないセットもある・食べ物は2人分なのにw)コーヒーその他のドリンクだと、1カップで終了します。飲み放題ではありません。
ので、ここは紅茶類をお願いしましょう。するとポットサービスですので、まずそもそもがたっぷりあるし、東南アジア周辺で頼むお茶は、2煎3煎くらいまではへこたれません(๑•̀‧̫•́๑)
なので、ポットにお湯を足してもらうことが可能です。こちらからいうのが日本人的にはちょっと恥ずかしい、という方もいらっしゃるかもしれませんが、本来そのくらい楽しめる茶葉を無駄にする方が勿体無い。
日本のカフェのお茶は、ちょっと独特だと思います。そもそも同じメーカーのティーバッグでも、茶葉の種類が違うんじゃないか?量ケチり過ぎてない?と感じるほどに薄い。2煎3煎なんてありえない。
が、東南アジアではしっかりとした茶葉、またはたっぷりの量の茶葉を使ってもらえることが多いので、お湯を足してもらうのは極々普通のこと。
ちなみにこちらのカフェでは、この日あまり多くの方がアフタヌーンティ会場にいらっしゃらなかったからか、よくよく気が付いてくれて、こちらがそろそろお願いしようかなーと思うタイミングで、「よろしかったらお湯を足して参りますね」とポットを下げてお湯を追加してくださってました。
なんて行き届いた。
混み合う時にはこの限りではないかもしれませんが、とても素敵なサービスでしたよ(^・^)
センスが光るアミューズ4選
さて本命のフードのご紹介。まず、アフタヌーンティはスイーツと塩味系のフィンガーフード系で構成されてることが多いですが、大抵の場合、塩味はサンドイッチやミニバーガー、プチタルティーヌとかですよね。
それが、こちらはこれ。
なにこのお花畑ー(((o(*゚▽゚*)o)))
まぁオープンサンドといえばサンドイッチの仲間ですが。。なんて華やかな。そして4ピースそれぞれに味の趣向が凝らされており、飽きがこない。パーティのフィンガーフードでこれが出てたら、延々、つまんでいることでしょう。
ザクロは、バンコクではよく道端でフレッシュジュースが売られていますが、こういう場面に使ってるのは初めて見ました。彩りも鮮やかで綺麗ですね♪ そしてどれもお味が緻密で、これはシャンパン頼みたくなるパターンですね。。。
そしてこれ。
お分りいただけるでしょうか。どれもスライスしたバゲットをベースに使ってるのですが、かなり気泡が不揃いで、コシが粘り強いハード系のバゲット。水分が少なめの生地なので、ご覧の通り、表面の茶色く焦げた部分が勢い厚めになるのですが。。。
これが乾燥を防いでいる。スライスされた表面にはバターやなにかしらのペーストが塗られているので、表面からの乾燥は最小限だし、このカリカリの表皮で周りはガード。且つ、この手の水分が少ない生地に使われるしっかり目の塩が小麦の味わいを引き立たせる。。。
ベストです。ベストチョイスです。こういうオープンサンドに何かしらのパンを使うなら、こういうパンか、クラスとタイプに絞られる。
ここに腑抜けたノーガードなフワフワパンを使われてたら、甘いものの後にとっておきたい塩味を、とっとと食わねばならなくなります。わかってないなぁ、と思ってしまう。
このアミューズ一つをとって見ても、全体を見たメニュー構成をされるなぁ、と分かるじゃないですか。いやが応にも、スイーツへの期待も高まりましたよっ。
正統派スコーンの提供方法
さてアフタヌーンティといえばスコーンですが、もちろんこちらにもついています。最近はケーキメインで、スコーンをつけないケースもありますが、ま、やっぱりあってほしい、ほかほかスコーン。
ナプキンに包まれて保温された状態で出てくるのは、ホーチミンのハイアットのアフタヌーンティと同じですね。
添えられたクリームとベリーのコンフィチュールとの相性も良く、ホロホロとほどける食感の中にバターが香って美味しかったです。
ただし、これってお腹がいっぱいになりがちなんですよねw スコーンは申し出れば持ち帰りが可能なので、まずはケーキ優先で、スコーンは後回しにする作戦を取るのも良いでしょう。
ちなみにビュッフェスタイルのアフタヌーンティだと、人数分限定提供のものでも持ち帰れない場合があるので、こちらで持ち帰らせてもらえるのは嬉しいですね。
さて、お待ちかねのスイーツです!
プリンセスプレゼンなスイーツプレート!
まず持ってこられた段階で、うわあっと思ったのですが、その直後!中心に据えられていたアイスクリームのロリポップを入れた器の下にお水が注がれ…?
ドライアーイス!!!
別に珍しいものじゃないけど、普段滅多に遭遇しないので、これ、ちょっと嬉しかったw ←単純
で、それが収まるとこんな感じ。
ハイティタワーじゃなくて、足つきグラスのケーキスタンド。明るいスペースにとても有効な食器選び。そこに並べられる色とりどりのプチフール!!これがまたどれも珠玉でねー!!
中央のロリポップはチョコレートコーテイングが厚めにされてて、多少時間を置いて、中のアイスクリームが溶け気味になっても崩れることなく、むしろ、中が溶けかけの頃を狙って食べるのが美味しかったり(^・^)
レモンメレンゲはフラジャイルなパートシュクレからして、女子が楽しむアフタヌーンティにぴったりだし、フランボワーズソースのムースは、その甘酸っぱさとカトルカール的なしっとり生地とのコンビネーションが素晴らしい。
この手の生地、重たくて苦手なことが多いのですが、この頃合いの量とフランボワーズの酸味との組み合わせで、実にちょうど良く美味しい結果をもたらしてます。
苦手なものというと、抹茶のケーキもあまり得意じゃないんです。
特にタイの抹茶のお菓子は、無駄に抹茶を使い過ぎたものが多くて閉口気味。…だったのですが、これ、秀逸。品のある素材の活かし方をしていて、やだ美味しい。
マンゴーのムースはご覧の通りの手の込みよう。これだけ何種類も用意しないといけないプチフールのたった一品にこの手のかけ具合。頭が下がります。
プチシューにもショコラクッキーの生地が被せられ、中にはたっぷりのダブルカスタード。何がすごいって、どれ一つとして後味が同じじゃないんですよ。
プチフール、と呼ぶには少し大きめですが、通常のショートケーキの1/3くらいのボリュームのケーキ5種類、となると、見目は違っても、後口が似通ったものになりがちです。場合によっては同じ生地やパーツを使いまわすこともあるので当然と言えば当然なんですが…
ほんっとうに飽きがこない。そしてどれもが「とてもとても美味しい」域にあるので、スルスルと食べれてしまう。アフタヌーンティは美味しいけれども、結構苦しくなるほどの量が出てきたり、甘さに飽きて、意外と食べれなかったりするのですが…
ここのは二人ともペロリ。全く無理なく、最後までとびきり美味しく楽しめました!
Almost Perfect !なアフタヌーンティ!
正直なところ、バンコクの他のアフタヌーンティは試してません。比較対象として考えられるのは、シャングリラのクラブラウンジやマリオットビュッフェランチのデザート部門。それらはコンフェクショナリー専門からの配置ではないかもなので、一概に比較はできないのですが…
こちらのアフタヌーンティ、アクセスの良さや金額(必ず進められるマンダリン・オリエンタルの半額です)クオリティの高さやプレゼンのセンスの良さから勘案しても、文句なしに価値がある。
更に言えば、シンガポールのアフタヌーンティで有名なシャングリラのローズベランダよりも私はこっちの方が好きでした。まぁビュッフェスタイルのそれと比べるのはフェアじゃないとは思いますが…
バンコクのマンダリンオリエンタルと同じく、ローズベランダはこちらの2倍の金額です。でも味にそこまで感動できるレシピがその時はなかったのですよね。品数多くてワクワクはするけど。その半額で、この環境と味、バリエーションやプレゼンテーションを楽しませてくれるなんて、ほとんど完璧としか言いようのないアフタヌーンティですわ、こちら。
会場を後にする際のエレベーターホールからは、摩天楼の景色が切り取られたように窓から見えます。表に焦点を合わせたので、手前が暗めになっていますが、全体に明るい景色取になるので、写真撮影にもぴったりですよ。バンコクらしい風景ですし。
こんなに気分良く、そしてお腹が苦しいということもなく、頃合いのまま最初から最後まで楽しめて上機嫌になれるアフタヌーンティなんて、そうはありません!この日空席があったことが信じられんわ。バンコク在住の方はもう行き飽きてしまわれてるのかな。。。(ちなみに遅めの朝食 / お昼食べずに行きました)
細部にまで配慮の行き渡ったレシピをさりげなく提供するこのセンス。バンコクでアフタヌーンティをと思われた際には、是非ともリストに加えてほしい一件です!
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お店情報
@ Living Room / Park Hyatt Bangkok
88 Witthayu Rd. Bankgkok
Time : 14:00 – 17:00
Spent : 800 BT / person
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