知らなかった。こんなに優れたパティスリーがあったなんて。
実は普段活動しないこのエリアの資料を作る必要があって徘徊してたら見つけました。とんでもないですよ、この店。
ベトナムらしいお店への行き方
通り自体は珍しくないです。Nguyen Trai。ベンタン市場を西に進むとぶち当たる、でっかいロータリーを超えたとこにある通り。一筋違えば、バインミーの名店、
などがあるエリア。
この辺、あまり緻密に回ったことがなかったのですが、ちょっと調べごとがあって歩き回っていましたら。。。
ん?なんかある。
あの突然の白い建物。2階以上の部分で。
Palais des Douceurs。
お菓子のお城、だと?フランス語は一切わからんし聞いてもチンプンカンプンだが、食い物に関することは多少わかる。
菓子屋だ。もしくはカフェだ。違いない。が。。。
それらしき、入口がない(。-_-。)
はい、これがベトナム流。最近はだいぶ減ってきたけど、まだまだあるんですよ、こういうの。「この上にあります!」みたいな看板すらなく、この店に行くには。。。
まず一階にあるお店に入ります。そしてそのお店を突っ切って奥左にある階段がある壁の左に入り込んで階段を上がりますw
これ、日本人的に勇気がいりますよねw でも例えば入口のガードマンさんには、2階を指差して上に行きたい旨伝えれば快くドアを開けてくれますし、1階のお店の人にも臆せず笑顔で「上に行くね!」と指で上を指して通れば無問題。
本当にこれ、申し訳ない行為とかではないので、恐れず踏み込んで欲しい( ・`ω・´)b
勇気を出したご褒美に
そんな勇気を出して階段を登りきったところにあるのが…?
んがー!!こんな素敵なお店!!
し、知らんかった。。。まさかの空間。
程よく高級感があり、落ち着いた、統一しすぎない調度のおしゃれさ。
やだ、ここでお茶会したい。ちょっときれい目のお洋服着て、オホホホってやってみたい(๑•̀‧̫•́๑)
こんなところに、というと失礼だけれど、いや、全然ノーマークでしたわっ。そして調度だけがよくったって…と思ったそこのあなた!!
調度の前に目を通したのは、こちらのショーケース。すごいぞ。見ただけで明らかに力量が違うとわかる。ではもうちょっとそのスイーツについておしらせします。これは遠景で撮っただけでもはもったいない!
美しいケーキたちが語るもの
まずは見て欲しい。
この均一感、曲線の美しさ。これは絶妙な硬度とそれを保つためのバランスが取れてないと維持できないシルエット。
そしてこのチョコレートケーキのグラサージュ。ガラス越しなので伝えきれていないと思うが、艶感が半端ない。
これが実現できるということは、完全に素材の温度コントロールができていて、一瞬の見極め、手先の感触を感じとれる人が作っているということ。
それはグラサージュの扱いだけにとどまらない。それらがあることで他の素材や手法も完璧にこなせるということを表している。
食べるケーキだけを見ててはいけない。食べないケーキにも、食べるケーキに関わる技術が披露されてる。
逆にいうと、そこができていないパティシエには「作れないものがある」ということ。何ができているからどういうものを食べても大丈夫か、何ができていないから何を食べるべきでないかが、これで見える。
それにしても、逐一が美しいな。
あまりに技術が高いので、フランスの方が作られているのか?とお尋ねしたら、フランスで随分と修行を積まれた、ベトナム人の姉妹の方が作られているらしい。
キッチンはこのティールームの上。だから移動させる時間も少ない。繊細なデコレーションも心置きなくできるというわけ。
あかん。食べて見たいものが多すぎて、目移りが過ぎる。。というか、この上品なお店の中でショーケースにかじりつくようにしてケーキに見入ってた自分、行儀悪かった。。。
でもなかなか見ないクオリティなのですよ。あと、センスが違うからか、日本でもどこにでもあるというデザインでもない。
うっとり。
見惚れる。
これは、素敵。
豊かなお茶のチョイス
さて、ここはお茶も素晴らしい。
まず、紅茶には、Exclusive Grade と Premium Grade というのがあって、それぞれに値段設定があるらしい。
Exclusive Grade 100k/1人、160k/2-3人
Premium Grade 150k/1人、200k/2-3人
一人量だとなかなか高価だけど、シェアをするとお得になりそう。
1種類にどちらのグレードのものもあれば、どちらかのグレードのものだけもある。
いろんな国のものか、もしくは国をモチーフにしたものもあってチョイスが楽しい。
White Earl Greyというのが目についたので、この日はこれにすることに。
コーヒー類もありますし、ホットチョコレートなども。ここのは美味しそうだなー。でもここに着たらスイーツ食べたい。だとしたらコーヒーか紅茶。
そしてメニューの中では圧倒的に紅茶が充実していたので、今回は紅茶にしよう、と決めた次第。
スムージーなんかもあるのねー。
結構手広い。
ハイセンスで品のあるレシピに驚嘆
まずは紅茶なのですが。。。
ポットから注ぎ始めて、紅茶がカップに触れる前に、素晴らしく良い香りがしてた。White Earl Grey。始めていただいたけど、めちゃくちゃ好みだ。
茶葉自体に深みがあって、その深みを消さないように、でも香りの主張も忘れないバランス。美味しい。これ、1人分でも結構あったけど、長居するなら大きいの頼めばよかった。
そしてこの日いただいたのは、リンゴを仕込んだキャラメルムース。好きなんです、キャラメルとリンゴの組み合わせ。
はい、美しい。見惚れちゃう。
ガラス越しでなく、リアルに目の前に出てきてくれると、なお一層美しさが引き立ちます。
かなりキュッと小ぶりなのも良い。質の高いレシピは、このくらいの大きさをじっくりいただくのが良い。大きなケーキをガブガブ行きたい時もあるけど、このくらいだと来やすいじゃないですか。
食事の後に、ちょっとしたブランチがわりに。このケーキ食べたらもう晩御飯はいりません、みたいなのは、あまり歓迎され難い。
しかしてこちら。。。
中身はこんな感じです。
周りはキャラメルのグラサージュ。その濃さの余韻を含ませたような柔らかなムース、そして鋳込まれたリンゴの甘煮。
底にある少量のココア生地のホロっとした苦さでホンワリした全体を引き締める。甘味も淡く、それぞれの素材をじっくり味わいつつ、口の中でそれらが渾然一体となる刻々とした変化を楽しむ一品。
美しい。これは、美味しい、というより、美しい。
そこに香り高いお紅茶(あ、「お」がついた)を含むわけですよ。なんという幸せ。なんという品の良さ。
オントップの、木の葉のモチーフも素晴らしかった。ホワイトチョコのベースにパールスプレーを施してるのですが(すんません、写真じゃ伝わらない)美しかったです。美味しかったです。
そもそもこのクリームの様子が素晴らしい。この曲線を保つた目の程よい硬さの泡だてかた。ショーケースの中でキープされて多少乾いていくことも計算されてのものですね。とにかく細部にまで、愛情と技術が行き届いている。なんてこと。
市内一と思われるクオリティ
まだ、一つしかいただいてませんが、言いましょう。
ここのケーキ、市内のどこの5つ星のホテルのケーキより美味しいと思われます。
何を美味しいとするかは人それぞれなので、一概にまとめてしまうのは乱暴だと承知の上で言います。美味しい。ここのケーキ。素晴らしいです。
ケーキは一つ150k前後が主要価格帯ですから、かなりお高い。ですがその価値は十分にあると私は思っています。現に、このケーキの価値を知る方が、店内に常に半分くらいのテーブルを埋めていましたから、ファンが多くてらっしゃるのでしょう。
さもありなんです。こんな美味しいお店を、この食いしん坊の町の人が見逃しておくはずがない。ワタクシ、よくホーチミンの美味いものなら任せてくれ、などと、ここを知らずに言えたもんだ。
おそらく、今後はちょくちょく訪れて、一つずつ、食べたケーキを上げていくことでしょう。もしくは、一緒に食べて胃袋提供してくれる方、募集w
美しいティータイムをお過ごしになりたい方は、ぜひ。
週末のデートに、なんてのもいいですね。
品の良いマダムがお迎えしてくれます。
甘いものがお好きなら、ここは是非とも訪れてほしいお店。
このエリアの調査の必要性ができてよかった。神の思し召しに違いない。ホーチミン、まだまだこんな幸せが隠れてるのねー(^・^)
早速の2回目!今回はアールグレイのケーキ!!
もう早々に2回目に行って来ましたよ。やっぱり素敵。そしてお店の方も素敵。
「まあっ、もう来てくれたの?前回はキャラメルのムースを召し上がったけど、今日はこちらのケーキを如何?」
って、何頼んだのかも覚えてんのかよ!!(´⊙ω⊙`)
いや、ホーチミンではこういう経験初めてじゃないけど、やっぱりちょっと驚くわ。だってただの一見の顔、でも驚くのに頼んだものまで覚えてる?!
やっぱり気になる、この緑の子。確かパンダンリーフのケーキって言ってたかな。見かけこそはパリ式ですが、東南アジアのテイストもちょっとくわえてる一品らしい。
でもこれはもうちょっとこちらのベーシックなものを押さえてからにしよう。というのも、この記事の写真をご覧になった、パリをよく知る方から、
「わあっ、そのルックスからわかるテクスチャー、今パリで人気のあるパティスリーで流行ってるやつですね、見ただけでも腕前がわかる!」
とのお言葉をいただきましてね。私はパリのことはさっぱり知らないものですから、パリのものと比べてどうのという資格はないなと思っていたのですが、そのようにおっしゃっていただけると、情報を非常に補強していただいた感じ。ありがたい。
さて、今回はブラックティをいただいたのですが…
窓際でちょっと光が入ってくる場所にいたものだから「暑かったらこれどうぞ」と差し出されたのが、写真の扇子。。。なんて雅な。。。
で、実際それが働いたのですよ。いい感じ。手元でセンスをヒラヒラさせると涼しいのもあり、気分もなんか優雅な感じに(*´ω`)
そして今回いただいたのは、アールグレーのケーキ。
なんかこう、もふもふしてる感じに見えるじゃないですか。ですがこれ、表面に薄い薄いチョコレートのような層がある。少し、ほんの少しだけ、ファリっとした張りを感じる。でもすぐにそれが口の中で溶けてしまって、さっきファリっとしたのは夢?って思っちゃう(*´ω`)
全体にもとてもとても繊細なバランスが保たれていて、サクッというなら「上品な」と言えるんでしょうが、何だろうな。粉雪にふくよかな紅茶の香りをつけたような。手の込んだケーキなのに、さらりと口の中でほどけていくような。
やっぱり、すごいと思うの、ここのケーキ。これ、ホーチミンで食べられるんだ。本気で嬉しい。またすぐ来よう。
というか、今回は日本人の女性のお客様が何人のいらしてました。もともと結構知られてた?今更大騒ぎするのはお恥ずかしかった?(・∀・; でも…やっぱりすごいのよ。騒ぐわ。もっとたくさんの人に知ってもらえるように、騒ぐわ。
次回は何をたべようかなー(^・^)
急遽のデリバリーに見えた愛←NEW!
デリバリーはメッセンジャーで
先日、旦那さんのお誕生日でした。
うっかり、忘れてた(・∀・;
旦那さんは私の誕生日を前後半年、ずっと祝ってくれてるというのに、なんてことだ…しかも夕食の準備はもうしてしまった。せ、せめてケーキだけでもーーーーー!!と思い立ったのが18時である。
ご飯を食べた後に、ということになるからヘヴィなのはいらん。そして空腹という武器もないから、あんまり素朴なのもどうかと思う。ここは…
とびきり美味しいのをお願いするしかないですね( ・`ω・´)b
というわけで、メッセンジャーでお尋ねして見たんです。デリバリーってやってますか?って。
だってあんなに綺麗なケーキ、デリバリーするのはなかなかリスキー。無理は言わないようにして、でもここ以外の選択肢を知らないのでとりあえずトライ。そしたら…
「あ、いいですよ♪」
とのライトなお答え。えーーーー!!してくれるの?!
ってことで聞いたら、通常は5つかららしい。おそらくはお店の人が持ってこられる。でもそれ以下でも受け付けてくれていると。その場合はGrabになると。
ふむ。
でもまああの店の人がGrabに預けたらどんなリスクを負う事になるか想像しないはずはない。きっと何か策を講じているだろうと思ってたら…?
「何時までに欲しいですか?ギリギリまで冷蔵庫に入れて形状をしっかり維持させてからお送りしますので」との事。やっぱりそこまで考えてくれてたんかーと、ちょっと感動(^・^)
チョイスの指定
で、デリバリーはしてもらえる事になったので、個数は3つに設定。本来5つがミニマムとのことだったので、この際文句は言うまい、と言うか、何が来ても美味しいのはわかってるので、
「なんでもいいから3つ選んでくださいな」
と伝えたのですが、わざわざ写真を送ってくださって、どれがいいか選ばせてくださいました。と言っても4種類からだったんですけどね。流石にお店も、どんなものを送るかの報告はしてくださるんでしょうね。
ちなみにケーキの名前はわからなかったので、送られて来た写真の内、欲しいものの写真を送り返しました。
愛のあるパッケージ
で、届いたのがこれ。
確かに「家人が誕生日で…」とは伝えたんだけど、こんなに可愛くしてくれるとは!
そしてお大箱泳がないようにぴったりサイズの、プラスチック素材のロゴ入り透明バッグを作っておられた。
そしてこのリボンがただの飾りでないがすぐにわかるなど。
そう、ガシャガシャしないように作られたぴったりサイズのバッグから箱を取り出すのは至難。でも幅広のリボンを底からかけてあるので、リボンの左右を上でまとめて持って引き上げたら…?
箱がするりとバッグの中から引き上げられるという寸法だ。たったそれだけのことなのだけど、これがあるのとないのとでは大きく違う。しかも、美しい。
愛ある収納
さて、箱、オープン。
すると…白い箱なのですが、ケーキが設置しているそコメント背面だけが黒。映える。
そこだけ紙を敷いた、とかでなく、組み立て式の箱のその部分の面の色を切り替える形でそう設えていたので、こういうケースを取り扱うところがあったのか、オーダーして特別に作ってもらっているのか。
そして各ケーキの底にはしっかりとしたコートしのトレイをすげているのですが、そのトレイの底面と箱面が、折り返したセロハンテープで固定されてる。
先ほど、一番外の透明なバッグと箱が泳がないようにサイズが合わせられてたけども、さらに、その箱の中でもケーキが泳がないように、との配慮がなされていた模様。
ここまでしっかりされるのだから、Grabを使うときにも、ドライバーさんにきっと、気をつけてもらえるようにお願いされてることでしょう。おかげで、
さらに、ギリギリの時間まで冷蔵庫でしっかり冷やしてくれていたため、グラサージュなど表面のデコレーションがダレることもともなく、大変美しい様子で届けられたという次第。
なんという、愛。
ケーキに愛する愛と、客に対する愛と、そこからのリターンがある店への愛。
もう一件だけ、ここレベルでパッケージに気を使うお店を知っているが、そこはケーキのレシピと技術がひどかったので紹介はしてないのですが、ホーチミン、こういうところが徐々にアップデートされてますよね。素晴らしい。
さあ食べよう
というわけで、恭しく箱から出して見たのですが…?
う…美しい…
デリバリーされてきて(しかも夜とはいえ気温は24~5度はあったのではないか)このエッジ。ダレぬクリーム、落ちない小さな設置面のデコレーション…
バイクで…運ばれてきたんだよね…?
美し、すぎる。
ぶっちゃけましょう、ここのケーキ、安くないです。この3つ+デリバリーフィーで、580くらいしました。
しかし。
これは、価値がある。
店で食べればお店の雰囲気も相まった価値を感じていたが、デリバリーでこれだけのことができる、という事実を知らしめてくれたというのは、本当に賞賛に値する。すごい。
まあそれを容赦なくいただくんですけどねw
なんか「壊すのが勿体無いー」という気持ちもあるけど、こういうお菓子は、あらゆるパーツを一緒に口に運んでなんぼ。上から下までグシャッと行って、まとめて味わう。
しかし相変わらずここのケーキは小宇宙。
どんな味、と、瞬時には解析できない繊細さと複雑さがある。
遠くにこのショコラのやつは、コーヒーの風味を持ちつつ、クリーミーな要素とふわふわのスポンジ要素に「サクサクとした」仕込みがあったり。
忙しそうでいて、それを食べるときはまるで各要素がキャッキャとじゃれあっているようでもあり、非常に楽しい気持ちになる。そして美味しい(*´ω`)
あまりに完璧な状態で届いたので、チョコレートのプレートもパリッパリ。
「タイタニック(・∀・)」
とか、不謹慎なこと言いながら旦那さん、珍しくケーキをパクパク。
そんなに甘いものを食べるタイプではないのですよ。特に食事跡などは、私と違ってとても節制のできる人なので、一口、食べて二口ほど食べて、
「あとはちぇりさんにあげる(・∀・)」
となるパターンが多いのですが、今回は仲良く半分こしつつ、全部食べたw
うちの旦那さん、細かいことは言わないのですが「良いものにだけ反応するセンサー」はオールラウンドにすごくって、今回は久々にこのケーキに反応してくれた様子。
旦那さんの誕生日を忘れる、という薄情ぶりを発揮してしまったわけですが、旦那さんの「美味しい」を一つ増やせたというところでご容赦願おう。
それにしても、やはりここのケーキは素晴らしいですよ。
おすすめです。お店も素敵だから、ぜひ、行ってみてください。良き。
市内で他の追随を許さない美味しさ健在 ⬅︎NEW!
相変わらず見事なケーキ
最近、ここの向こうを張ってるつもりか、見目だけそれっぽくして(見目も全然追いついていないのですが)中身はガタガタ、みたいなケーキが乱発されてるようですが…
そんなものに乗せられるほど消費者、甘くないですよ。物珍しさで買ってる人はいるようですが、わかってる人はわかってる。
久しぶりに行ったらちょっとインテリアが変わってて、少し明るい印象になってたかな。
棚には、Modern Cuisineのシリーズがずらり。我が家にもあったな。まだ読破できてない。。。
で、今回は4人で行って、一人はあまり甘いものが得意でないというので…3つにするという選択肢はなくて、やっぱり4つ頼みました(-人-)
ああ…美しい。
この飴がけの均一さよ。ツヤよ。その他のケーキの立体感、それを支えるコーティングの繊細さ、それでいて安定感を持つという、色々物理的に理解不能な状況が展開される目の前の光景。
これだけでももうため息が出るほどのクオリティがわかりますな。なんちゃって、とは雲泥の差。
このシューを寄せた品は、マスカルポーネとキャラメルを合わせた一品。見目通り、まずはこの雨の食感が素晴らしく、非常にカリッと仕上がってるのに歯にまとわりつくことがなく…
香ばしく苦味を「思わせる」風味はあるけど心地よく、マスカルポーネのとキャラメルのクリームの比重に切り込むクリスピー感に「おおっ、」と驚く。
意外性と調和と親和性。
このレベルのスイーツが食べられるのはここだけだな。。。
下は洋梨のムースということだったのですが、周りを覆うフラジャイルなホワイトチョコレートコーティングが実に実に繊細で、再び驚く。
そして洋梨と洋酒のバランス。ムースとコーティングチョコのテクスチャーは全く違うはずなのに、口の中であっという間に渾然一体。そこに香る洋酒の香り。
全てが淡やかなのに、鮮烈な印象を残すバランス感覚。すごいなあ。
下のチョコレートケーキは、中にコーヒーフレーバーのサクサクとしたアイテムが仕込まれていて、食感の対比を楽しむ妙。
コクの中にある苦味と、甘い!とは感じないのに、心地よく苦さを引き立てるだけの甘味は仕込まれていて、濃厚なのに引き際が良い。
ひときわ華やかな赤いケーキはベリージェリーが仕込まれており…
紅茶にとてもよく合いましたわー。
一つとしてハズレがない。プラス、お店にはしばらくこなかったけど(デリバリーはした)、さらにグレードアップしてる感。
すごいわ、やっぱり。
Mai House Saigonのスイーツが相当な線だというのには変わりありませんし、そことこの店が2強だと思ってますが、これだけのものを見せつけられると、やはりここがダントツかなあ。好みもあるだろうけど。
美味しかったお茶2種類
そういえばお茶の写真を撮ってなかった。
ですが、とても美味しかったんです。ここ、お茶の種類が多すぎて、どれを選んでいいかわかんなーい!となりがちですが、もしなんでもいいや、という方がいらっしゃったら…
Shangri la 色は薄いのですが、シュッとしたシャープな渋みがあってケーキをいただくときにはピッタリ。
Black Dragon しっかりとした色の割に癖がなく渋みも少ない。優しいタイプのお茶がお好きな方に。
ちなみにこちらのお店では美味しくお茶を楽しんでもらうため、お湯のレフィルはやってないようです。リーズなカフェだと、もう飲めんわー!ってくらい何度もお湯を足してくれます(笑)、お味を重視するお店ではそれはナシ。
また次回、美味しいお茶を見つけたらメモして行きますね!
ささっ、極上ケーキをステキなサロンでいただきたいなら、迷わずこちらに!比類なきお味を楽しまれて下さいませ♪
社会隔離に合わせて、お家で美味しいクロワッサン!
宅配デリバリーラインナップ
元々はケーキがメインのこちらですが、こちらのパティシエさんの腕を持って作られたクロワッサンが楽しめますー!
そんなに数は作られないようなので、1日前にオーダーするのが親切かなと。もちろん当日にあるものでってのもありなんですが、その場合は売り切れアイテムが出ていることもあるようです。
あ…もうビジュアルがすごい破壊力…。
ただパン屋さんのクロワッサンとも、微妙に違う感じですね。どういう折り込みをしたらこういうエッジの立った生地になるのか…。
これはパン・オ・ショコラ。中にチョコレートが入ってるやつ。表面パリッパリで美味しい…。
おっとその前に基本のクロワッサン。中は割にマットな感じなので、全体的なフラジャイルはないのですが、外のサリサリと中のモイスチャー感の対比が面白い。そして、バター(*´ω`)
全体的にサクサクってのは、あれ、要は油で揚がってる状態ってこと。こちらはそこまでではなく、生地に使ってる素材の風味を大事にしてるって感じですかね。ちょっとしっとりしてます。
そしてこれはブリオッシュ、という名のものではありましたが、生地は似てますね。
実はこちらのブリオッシュには、アーモンドクリームバージョンがあって、そちらを頼みたかったのですが、今は品切れとのこと。材料が手に入らないのかな。時間が経ったら復活するかもしれません。
ちなみにこちらの中心部には、フランボワーズのジャムとクリームがかなりタップリ。そりゃ金額分のことはあるわと納得。パン、と考えるとお高めですけどね。お菓子、と考えるとありな金額。むしろこの店ではリーズナブル。
クロワッサン類の価格
1. Croissant
[55,000₫ nett]
2. Pain au chocolat (Chocolate croissant)
[66,000₫ nett]
3. Croissant aux amandes (Almond croissant)
[77,000₫ nett]
4. Cheese bacon roll
[66,000₫ nett]
5. Brioche feuilletée aux framboises (Raspberry Puff pastry brioche)
[93,500₫ nett]
6. (Sold out) Brioche feuilletée (Puff pastry brioche) Hazelnut –
[93,500₫ nett]
うんっ、安くはないよっ。安くはないけど、じんわりとしみるバターの風味。粉の美味しさ。ええ材料を使ってはるっ。
何より私は、ながめる時間にかちがたっぷりありましたねっ。美しすぎるこの層よっ!
朝は9時から営業、って書いてあったけど、デリバリーは10時スタートで、たくさんオーダー入ってたら手配するだけでも時間かかってたのか…
朝一番で、とお願いsしたけど、わたしのところには11時半くらいに届いたから、朝食にはあてにしない方が良いかもです。でもおいしい。価値ある。嬉しい。
街が開いてからもこのクロワッサンをやっているかは不明です。
さあ。さあっ!
内装やスタッフさんが変わって元気に営業してました♪ ⬅︎NEW!
久しぶりの来店。
店内が明るくなってました♪
スタッフさんも格段に増えてて、以前は1〜2人、女性の方ばかりのことが多かったですが、この日は男性スタッフさんが3人ほど。そして女性も。
以前はやってなかったデリバリー業務とかが増えたのかな。
以前の方が落ち着き感はありましたが、明るく、人垣やすい感じになったかな?
ケーキの手は相変わらず美しく。
グラサージュ、美しいですね。
そして私は今回初めて見たこちらを食べましたが、ピイスたちベリーのコンビネーション。パイ生地が自分的にはとても好みでお気にいり。これは、見目にも可愛らしいし、いいな?
なんかアイスキャンディーバーモチーフのものとかもあったw
このかぼちゃのは口にしてないので味はわかりませんが、可愛らしい(^・^)
可愛らしい中にもデザインだけを追い求めているわけではなく、この形状や仕上がりから技術があるのもわかりますね。
まだまだホーチミンの洋菓子事情は発展途上ですが、こちらや、Robin氏のような業界リーダーがてくれるので、今後どんどん楽しみになりますね。
敬意を表して、ちょいちょい両店のスイーツは定期的に食べていきたいと思ってます(^・^)(そんな言い訳しなくてもw)
お得なクーポン、ブログでは書かない小ネタなどなど!!
ご登録お待ちしてます!
お店情報
Palais des Douceurs
1st Floor(2階)87 Nguyen Trai Q1
Time : 09:00 – 22:00(月曜日だけ10:00amから)
Spent : 300,000vnd/person
にほんブログ村
↑ ↑ ↑ ↑ イイね!の代わりにポチしてくれると、
参加してるランキングが上がって喜びますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
コメント