さて、お次は奈良です。自分、どんだけほど移動しとんねんという話ですが、この日は奈良ならデートができるってことで京都からやってきたのでした♪
奈良は風情のあるところ
もうどれくらいでしょうなぁ。意図して行って意識して滞在したのは、修学旅行以来ではないでしょうか。大仏さん見て鹿に襲われたことしか記憶にない。
しかし今回は、旦那さんがホーチミンから出張でやってくるというので、すかさずデートの約束を!!!って、こんなこと言うてるから「ちぇり別居説」が流れるんだろうなぁ。
巷では、旦那さんは本帰国した後にちぇりだけホーチミンに残って暮らし、時々日本に会いに行っていると言う話が出てるそうですね。今回の帰国のことを話したら「ああ旦那さんに会いに行くの?」と真顔で聞かれて初めて知ったw
仲良く一緒に暮らしてるからっ。別行動は多いけど、それはうちのスタイルだからw
それはさておき。。。奈良。風情のあるところですね。まず駅に到着したらこれ。
すげー。これ、駅ですよ。なんて荘厳な。ちょっと向こうに行ったらでっかい釣鐘とかかかってそう。
そして外に出ると…?
快晴!!…は、いいけど、駅周り、賑々しいなぁ。いつもこんな感じなのかしら…と思ってたら…?いやいや、なんか物々しいぞ。なんかあったんか?警察の方が出ておられる。
なんぞなんぞ…?と思っていたら…?
え?(・∀・)
えええっ。
ええええええ!!!!
奈良の皆さんはいつもこのように御過ごしでいらっしゃるのか。。。さすが伝統文化を重んじる場所。。。
日本人でありながら、自分が住んでいる地域以外のことには意外尊いものですね。海外に出てから日本の方の暮らしぶりを知ることになるなんて、おはずかしやっ(なんか色々間違ってますよ)
奈良駅すぐそば 御宿野乃
さて今回の目的はこちらのお宿。
駅を出て、左手見たらすぐにあると言う好立地。旦那さんが何度か利用し、よかったよーっと聞いてたら、偶然にも、ちぇりさんが北海道で「ここは良い!」と思ったホテルと同じ系列のホテルだったと言う、あのお宿。
まぁちぇりさんが泊まったところはビジネスホテルの様相が強くて、機能性は高かったけど、特に風情というのはなかったですね。でもドーミーインのこちらのグレードのタイプは…?
もう入り口からなんか違う。良きお宿の風情が漂います。
そして中に入ると…?
全巻畳敷き( ・`ω・´)b
フロントの奥に鍵付きの下駄箱があって、靴はそこに預けた後に、あとは全部自宅にいるときのような感覚で。ちなみにスリッパ禁止。畳が擦れるからね。
エレベーターの中も畳敷き。そういえば飛騨高山に行った時に、こんな感じのお宿に泊まったなー。
お部屋はこんな感じで、ベッドですが、高さが低く、和の様相にマッチしてます。あら落ち着く。お部屋の広さは、まぁね。
こんな感じで、他のグループホテルよりもちょっとグレードが良いぽくて、そして和のテイストが満載なんです。これ、旅行者の方にもきっと受ける。そして駅から歩いて2分の立地は、ビジネスマンにも大変重宝。
かなり戦略的なのですが、地の利だけに甘えずに、やはりこちらもあらゆるところに心を尽くしておられるのが素敵なところ。
お風呂は大浴場仕様なのでお部屋にはシャワーしかありませんが、相変わらず洗濯機は無料で使え、乾燥機だけ20分100円という良心的なランドリーサービス付き。お風呂もとっても気持ちよかったし、やっぱり良いわぁ。
お目当ての朝食会場、やっぱり良い!
そして一番楽しみにしていたのが朝食です。北海道の朝食ビュッフェ戦争の中にあっても、ひときわコスパを光らせており、地のものを取り込み、またそのディスプレイや提供方法にも工夫が見られてあっぱれでした。
さて、こちらの朝食会場への入り口はこんな感じ。なんかええとこの旅館みたいですよね。
畳敷きのお部屋なので、椅子とテーブルはいくぶん低めのものが置かれ、利便性も風情も損なわないようにされてます。
中心に簡易キッチンが見えて、そこには温かいものが最後に少し手を加えられておりました。例えば茶粥。
これなんかは、こちらのお宿ならではではないですかね。風情もあるし美味しいといういいとこ取り。
よくある鯖や鮭の塩焼き、卵焼き。これ雑然と置かれてるだけのように見えると思いますが、実は朝食ビュッフェでは鬼門のメニュー。大体が業務用オーブンやグリルでまとめて焼いてたり、焼いて冷凍されたものを雑に戻したりしてて非常に美味しくないものが多いのですが。。。
こちらさんにはちゃんと美味しいように、ふっくらと焼き上げられている。これができてるところ、意外と少ないんで、今度ビジネスホテルに泊まることがあったら見て見てください。
私が割に朝食ビュッフェの指標にしている、ベーコンやウインナーもこの通り。好みもあると思いますが、ベーコンはもう味も油も抜け落ちてしまうくらいまでガリガリに焼いてたりするのもありますね。あれはあれでお好みの方もいらっしゃるとは思うんですが、私はあれは安いベーコン誤魔化すためでもあると思ってるので好まない。
だって良いベーコンなら、こうやって厚切りで楽しめますもん。もちろん温度はいるので火入れはするけど、頃合いに焼き色がつく程度。
そしてウインナーは如実にそこのコストのかけ方や、食材選びの基準が見える。ここのは美味しかったですよ。でも、面妖な食感や味付けのものを出してるところも結構あったりするんですよ。
多くの惣菜を小椀提供しているのは、他の系列ホテルと同じ。これは本当に重宝します。
まず取るときに時間を取らないから行列ができにくい。盛り付けに慣れていない人も、トレイに乗せていくだけなので、それなりに美しい盛り付けにできる。量の調整がしやすい。重ねられる小椀を利用することで片付けが楽、などなど、利点がいっぱい。
さすがの奈良。小椀にくずきりがあるのには関心。ただし、黒蜜くずきり、他のお店でも感じましたが、料理の合間に出てくるんですよねw これもデザートコーナーではなく、お惣菜コーナーに置かれてた。フランス料理のお口直しのグラニテ、みたいなものかしら。
柿の葉寿司、なんてのもこの辺の地方のものですねぇ。
おひたしも上品に盛られていますが。。。お気づきになられますでしょうか。ただ単にチャチャッと適当な量を取り分けてるだけじゃない。木の子と菜物のバランスが、大体どの皿にも同じように行き渡ってる。
手が慣れていれば大した神経を使わずにそれをできるようになるのかもしれませんけど、盛り付け一つにも、料理を提供する側の姿勢ってのは、垣間見られるものですよね。素晴らしい。
蒸し野菜、グリルド野菜も彩り鮮やか。そして極端に少なくなるまでは放置しない、こまめに補充。
地域の定番、奈良漬なんかももちろんあります。思うに…
系列のグループホテル、どこも一応ベースはあって、そこに地のものをいくつか取り込んだ感じでしたが、こちらは特に、たくさん地域のものを使われてる気がしますね。
ビジネスホテル的な宿泊だとしても、ちょっとそういう気遣いがあるだけで、ああ、この土地に来たなぁ、という気持ちになれるし「ここならでは」が印象付けられ、再訪の動機になる可能性は大。たとえ一度しかこない旅行客であっても、去ればなおさら、印象に残るかもしれませんね。
テキトーにお盆に乗せてもこんな感じ。豪華だわー。そして好きなものだけ取ってこれるので、お好みオリジナル膳ができちゃいますね。
またちょっとトライしてみよう、と思って取ったものが口に合わなかったとしても、量が少ないから罪悪感が少なくて済むw まぁ好みの話で、技術的・レシピ的なものでこのホテルで「食べられない」ジャッジのものはないですけどね。
もちろんお皿に盛り付けるタイプのメニューもあるんですが、数が絞られてるので、その中からさらに自分が食べたいもの、という絞り込みをすると、汚く盛りようがない数になりますしね。
自分で具材を盛り付けてスープを注ぐにゅうめんとかも、品の良いお味だったなぁ。
絵面的には地味ですが、地域の地鶏(ブランド名失念)おお出汁で作ったすまし汁、なんてのも素晴らしかった。これをさっきのにゅうめんや味噌汁には流用せず、単体で成立させてるってのがすごい。
ほんと、安定感がある。このグループ会社の朝食は、効率的だけど心があるわ。それが最終的に集客につながるんだという戦略の下のものだとしても、客には誠意を示しているんだから十分ですわな。
こうやって重ねれば、卓上に逐一空いたお皿を取りに来なくても見目に障らず、最後に片付けるときも便利ですよね。
一口サイズのデザートまで(さすがにこれはここで仕込んでるものではないと思うけど)期待した通り、いや、地のものが多かっただけに期待以上だったかな。美味しい朝食でございました。
全国すべてのドーミーインに泊まったわけじゃないですが、今のところ、どちらのブランチに泊まらせてもらっても、実に気分良く快適に過ごさせてもらってますわー。良いっヾ(@⌒▽⌒@)ノ
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御宿情報
天然温泉 吉野桜のゆ 御宿野乃
奈良市大宮町1-1-6
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