札幌滞在時のお楽しみといえば『朝食ビュッフェ』。函館のホテル発祥だと聞いている「海鮮乗せ放題セルフ丼」が人気なんですね。しかしネットで探ってみても、キュレーションサイト(すでにネットに転がってるものを拾い集めただけのネタ)が主で、取材をしてないと思しきサイトが多い。
というわけで、今回の3泊。一人で泊まるには贅沢だな、と思われましたが、海鮮ビュッフェを置いてるホテル、という条件で、名前がよく出てくるホテルをピックアップしてみました。
結果オススメは3件中、1件のみ
結果から行くと、今回の3件の中では、dormmy inn Annextというところが圧勝でした。比べてどうのというよりは、他の二つは、朝食だけで比べてもアレだった上に、その他諸々がちょっと。
宿泊ってのは、朝ご飯だけじゃないですからね。その他諸々の条件も大事。今回の比較3件は金額的にはほぼ横並びだったので、良い比較ができたと思います。
しかも、インスタなどで流していたら「今度札幌に行くんですが…」と問い合わせがあり、候補を聞くと正に今回私が選んだ3件だったり。とりあえず、今回はオススメの一件のみをご紹介しますね!
狸小路にある、dormmy inn Annex & Premium
ドーミーイン、と読みます。全国に展開しているホテルチェーンですが、温泉または大浴場が付いていることが多く、札幌のこちらにも良いお湯がありました♪
札幌駅からは南北線ですすきの駅まで出て、狸小路という商店街の6〜7番の間のエリアにあったかな?
ちぇり小路じゃないですよ。
狸小路( ・`ω・´)b
商店街の通りを挟んで、Annex 館と Premium館 があり、今回は、Annex館に泊まりましたが、食事をするレストランは Premium館にあるものを共用としていたので、Premium館の方が便利といえば便利。まぁ、商店街の真向かいでほんの数10メートル歩くだけなので、大差ないっちゃ大差ないんですけどねw
商店街のさらに脇道にはこんな感じの小道もあって、風情があります。お土産物屋さんなんかもすぐそばにあったので、買い忘れがあった時、空港で時間がなさそうな時も便利そうでした。
設備が何かと便利そう
宿泊者以外はお部屋に通せないというのがこちらのルールですが(そういうホテルは一見不便そうですが、大人の来客が許されないという点で環境には多少の安心感が)、例えばどなたかと落ち合って会議をする、というときなどには、ロビーフロアにある会議室を使えます。
いわゆる共有スペースなので、貸し切れるかはその時の状況次第だとは思いますが、例えば宿が分かれている友達同士や、地元のお友達との落ち合う場所としても使えますね。
大浴場の脱衣所にはコインランドリー。なんと、洗濯機は無料で使えるんですよ!!さらに洗剤付き!!これ、私が今回泊まった数々のホテルでの事情をいうと、だいたい200円〜300円かかります。ほとんどが洗剤、別でした。
乾燥機は15分100円、20分100円などでこちらも有料ではあったのですが、30分100円だったかな。今回みたいに10日間ほど限られた衣類で動き回る身としては、すごく助かるランドリー。
同じく脱衣所には鍵付きのロッカーがあるので、部屋から持参したタオルや衣類を置いておいても安心。ちなみにクレンジングから洗顔剤など、こだわらなければ設置もされています。
実はホテルの名前に「狸の湯」という名前がついており、帯広の「あの」狸の湯かと思って大変狂喜していたのですが、単に「狸小路にあるお湯」って意味だったみたいで、天然温泉ではありませんでした(´・ω・`) でも気持ちの良いお湯。
特徴的なお部屋
これ、別のブランチでも近いものがあったのですが(後述)部屋のドアを開けると、左に洗面所がすぐあり、右にはクローゼットがわりの洋服掛け。そしてその間の空間は玄関的なものになってます。
と言っても部屋自体はそんなに広くないんですよ。でも上手に仕切って、お家のような雰囲気を醸してる。その奥の戸を開けるとベッドスーペース。
その左手にスライドドアがって、そこにお手洗いとシャワースペース。大浴場があるから、バスタブは各部屋には付いてないんですね。
ほんと、小さいながらに我が家的な空気感のある工夫が凝らされたデザイン。あと新しいのか、各種モバイルを充電するためのコンセントも使いやすいところにあり、数も十分。Wi-Fiも非常に快適だったのでお仕事するにも支障なし。
ちょっと便利なプラスα機能
各階、ではないと思いますが、多分1階おきくらいに自販機スペースがあり、そこには無料のプラカップと氷プロバイダとレンジが設置されていて、ビール飲む際にすっかり氷が欲しい体質になってしまったちぇりさんにも対応( ・`ω・´)b(それ、日本在住の方には当てはまらない。。。)
旅行中だと外食が多く、レンジを使う機会も少ないかもしれませんが、例えば数日缶詰だったり、寒い時期で外に出るのはちょっと、みたいな時には便利ですよね。食べるタイミングをなくした買ってきてたもの食べる時とか。
マッサージオーダーができるのは他のホテルもよくあるサービスなのであまりアドバンテージにはならないかもですが、一応。
なんというかね、ちょーっとしたとこが気が利いてるの。すごく大きなことじゃないけど、ちょーっとしたこと。それが随所に見られるので「おおおおっ」ってなってる。なんかいいぞ、ここ。
夜鳴きそばサービス
こちらのホテルグループでは、夜鳴きそばサービスというのがあります。こちらの場合は21時半〜23時。朝食を提供するメインダイニングで無料提供。
夕食はどちらかで食べてきていること前提なので、量は少なめ、あっさり味の醤油ラーメン。でもそこは札幌、麺が美味しいんだよな。
個人的に札幌のスーパーをあちこち見て回った結果、札幌のラーメン売り場には、生麺の種類がいくつもあり(太さ色々、ストレートやら縮れ麺やらチョイスが多い)、スープトッは別売り。そしてスープも色々あったりする。
インスタントラーメンももちろんあるのですが、生麺売り場が本当に充実していて、札幌の方(もしかしたら北海道の方?)ってこだわりがおありになるんだなー、ラーメン文化が高いんだなーと推察している次第。
で、こちらの麺も、プリップリで美味しいのさ。あっさりとは言え、出汁のきいた醤油スープもいい感じ。海苔が散らされているのも良い。
これ、結構な人数の人が食べにきていて、なかなかの盛況ぶり。ラーメンは原価が低いと聞くので経費的には大きな出費じゃないかもだけど、こんだけの宿泊者の人間が楽しんでいるのだから(番号札の送りから察するに100人以上?)費用対効果の良いサービスなんじゃなかろうか。
これが決め手で宿を選ぶ人はいないだろうけど、こういう小さいのの積み重ね、よなー。
さて最大目的の朝食!
さて、朝食会場です。
道を挟んだPremium館の1階にあるレストラン。
正直、ゴージャスさというのはありません。どちらかというとビジネスホテル系の様相。なので雰囲気を求められると肩透かしかもしれませんが、
実利優先(๑•̀‧̫•́๑)
実は初日に泊まったホテルの海鮮丼のイクラが、とても美味しくなかったのよね。ああ、ビュッフェで出される海鮮なんてこんなもんかよ、と思ったのですが…
こちらのはもう、見た目が違う。そして余計なつけ汁が切れるように、穴あきオタマ。見た目が語るものってあるんですよ。初日にとても落胆したので、これを見た瞬間、札幌の海鮮朝食の調査をやってよかったなって。対比がすごいw
正直、ここの海鮮勝手丼の具材の種類は多くないです。エビ、サーモン、ネギトロ、いくらにちょっとしたフレーク。でもオクラを混ぜたとろろが用意されている。そして一つ一つの質が良い。
初日の、海鮮食材の数だけ自慢のところはどれも食べられたものじゃなかったので、実質的にはそれなりに美味しそうな質のものを揃えていることらの方が圧勝です。
焼き野菜はこのようなプレゼンで置かれていて(実際の調理は別場所でされているとは思うけど)見目美しく、雰囲気もある。そしてグリルしたものを温かいまま提供してもらえるんである。
感心したのは、山菜のおひたしや温泉卵、その他の和え物などなどが、このような小鉢にずらりと小分けされて並べられてたこと。これ、提供側の手間はかかると思うんですが、とにかく人の流れが滞らない。大きく盛られたものから取り分ける、って、不慣れな人がマゴマゴやって、列を止めちゃうんですよね。
でもこれなら2秒でトレイに置ける。取りすぎも防止できる。そして例えばたらこだったら、ちょっと大根おろしが添えられているなど、疲れ気味な旅中の胃にも優しい配慮。
これ、提供側にしてみると、コストの低い大根おろしをプラスすることで小鉢一つあたりのコストを下げることにもつながる。
食べ物の実質の量に対して、お膳の上も賑やかになる。小鉢の中はほんの一口なので、こう見えて、全体の量はさほど多くはないのですが、豪華に見えるよね。そしてその資格刺激は、客の満足度にもつながるのですよ。
実利と客の利便性・満足度を考えたこのストラクチャ。他の2件のホテルには全くなかった工夫です。
と、写真撮り損ねましたが、自分でこうして盛る能登は別に、竹筒をインメージした容器にすでに小さな海鮮丼を作っており、自分であれこれ盛るのが面倒な人がサッと取っていけるような準備もあった。
小さいことですよ。でもその小さいことがいくつもその場に垣間見られて「実利的なおもてなし」を感じることができて感心仕切り。
北海道のジャガイモを使った芋餅なんかもこのサイズ。味わいたいけどゴッツいサイズは腹に溜まって邪魔になる。一口かじってお残しするのも心苦しい。そういうニーズをしっかりとらえていらっしゃる。
あと札幌名物のスープカレー、どこのホテルにもあるんですけど、ここ以外の2件は、とても2口目を運べるものじゃありませんでした。スープカレーって専門店で食べるまでは、ちょっと甘く見てたんだけど、あれ、すごいレシピよね。美味しいやつは複雑すぎて手間かかりすぎて、絶対自分じゃ作りたくないと思うレシピ。
それをビュッフェでそれなりに仕上げてるってのは天晴れでした。他の2件が酷かっただけにw
ドリンクには道民の皆さんにはおなじみと聞く、ソフトカツゲンが(๑•̀‧̫•́๑) いわゆる乳酸菌飲料なのですが、あまり甘すぎずに美味しかった(^・^)
和食がメインではありますが、洋食系も頑張ってました。特にフレンチトースト。これは好みの話かもしれませんが、カスタード液にしっかり漬け込み、中まで十分に染み込ませてる。良い。
朝食ビュッフェの時って、時間がないからか、パッと表面だけにカスタード液をつけてることが多いんですよね。事実、前泊の宿はそうだった。それはそれで、そういうレシピとも言えるのですが…
これは前夜から漬け込んでいるか、朝食準備を始めるまず最初にこれから下ごしらえを始めたことが伺えます。もしそうしているとしたら、恐らくは全ての料理の準備の効率がよくよく考えられて、リズムよく運ばれているのではなかろうかなぁ、と。
事実、場内に並べられている養鯉全体を見回しても、その補充ぶりを拝見しても、非常にスマート。対して他の2件は、ガチャガチャだったんですよね。。。
日本の朝食ビュッフェは人でのなさもあってか文化の違いか、あまり食べ終わった皿をこまめに下げてくれませんが、小鉢であれこれ取っているので、それを積み上げるとコンパクトにその場にまとめられて便利です。
大皿に盛るパターンの場合、料理を取りに行くたびに、目の前に汚れた皿が積み重なって行く。。あれは食事の場としてあまり美しいものじゃない。特に1プレートにあまり量を盛りたくないタイプなので、私なんぞは3枚、4枚と、味が混ざらぬように皿を使うことがあるんだけども、下げてもらえないの、なかなか厳しい。
でもここのようなシステムだったら、多少下げてもらうタイミングが遅れても見目がそこまで汚れないし、実際にはかなり頻度高く、終わった食事のお皿を片付けてくれていたようでした。
ドーミーインPremiumなんば もよかったですよ
聞けばこちらのホテル、大浴場もですが、朝食にも力を入れてるお宿とのこと。うん、このレベルならそれ、言うてもええわ。味だけじゃなく、あらゆる「ビュッフェ」に関わることへのお心遣いが垣間見られた。
実は関西での最終日に、「ドーミーインPremiumなんば」と言うところに泊まったのですが、
お部屋は結構広めでしたの(^・^)
基本サービスはおんなじで、Wi-Fiも快適。電源にも不自由なし。
札幌の部屋には見かけなかった外貨交換サービスには(あるとは思うんだけど)ベトナムドンもありましたよー!w
朝食の小鉢システムはこちらも採用。やはり非常にスムーズに人が流れてました。
なんばの方が利用客が多いのか、通路と別カウンターを作って人が通るスペースを作っていて、ストラクチャは札幌よりこちらの方が大ぶりな感じ。
海鮮丼はありませんが、ドーミーインはベースのラインナップに各地の名物を取り入れるのが定番のようで…
たこ焼きがありましたw
自動でゴロゴロ回ってたw
あと、お好み焼きと牛鍋…?牛鍋が大阪の名物って知らなかったわ。。。肉吸い的なものかしら…?
さらに、こちらは。。。
仕切りのあるトレイを利用していたので、あれこれの味が混ざらなくて良いですね♪ これでも選んで取っていない料理がいくつもあったので、かなりの品数と思ってください。
あと、デザートが充実してたなー。
札幌は数種類だたけど、ここは色々。そしてそのどれもが悪くないのよー。極上スイーツってわけにはいかんが、ちょい食べするには十分美味しい。
そういや、左上のチョコレートはメルティキスみたいな美味しいチョコレートでしたん(*´ω`) あと、関西はわらび餅が美味しいところが多いね。こちらのは生地に黒糖を使ったモッチュモッチュのわらび餅でした♪ うん、良い。
道頓堀から程ないところで、Premium館とAnnex館が、真向かいではありませんが、近くに道路を挟んでありました。お風呂も良かったし、満足(*´ω`)
送迎サービスもデフォなのか?
札幌でも、札幌駅までの送迎サービスがありました。こちらは予約制だったけど、最終日、荷物が増えた状態で地下鉄使うの面倒ですよね。これは是非とも利用したい。
そしてなんばのブランチでも、なんば駅近くの伊丹空港行きバス乗り場までの無料シャトルがありました。こちらは予約ができなくて、発着時間前に並んで早い者勝ち。私、ちょうどこのホテルを出たら伊丹に向かうところだったので、タクシー代が助かりました!
よそのブランチはわかりませんが、2箇所でこう言うサービスがあったとしたら、よほど駅の真横とかでない限り、他でもやってるサービスかもしれませんね。
旦那さんも好きだったドーミーイン
と、私が大騒ぎしていると、実は旦那さんが帰国時に気に入って使ってたホテルが、同系列のホテルだと判明(´⊙ω⊙`)
ドーミーインではあるのですが、「野乃」と言う和風旅館バージョンで、天然温泉もあるし、朝食もとっても美味しいんですって!!富山・奈良・鳥取と…しまったー!!!!なんばにもあった( ;∀;)
なんば、Premium と Annexもあるのに、野乃さんもあったのか。。。ぬかった。。。
それにしても旦那さん、好きな宿があるってのは聞いてたんだけど、それがドーミーインとは認識してなかった。そして今回のワタクシ、朝食調査メインで選んだラインナップだったので、ドーミーインを名指しで選んだわけじゃなかったけど、すっかりお気に入り。
夫婦して、同じ系列ホテルを期せずして絶賛していたと言うね(。-_-。)
東南アジアの、安くても広くてゴージャスなリゾートっぽいホテルに慣れてると、日本のビジネス系はちょっとショボくれて感じることもあるけど、そもそもゴージャス系のホテルの数が少ないし(地方にはないに等しかったりするし)、あっても値段がとっても高い。
現実的な選択肢としてはビジネス系・シティ系がメインになってくるわけですが、その中でもこんなに快適で美味しいホテルがあったら、お泊まりするのも楽しいですな(^・^)
今度大阪に泊まる機会があったら、野々にしよっ。旦那さん曰く「料理とかはそんなに変わらないんじゃない?」って言うけど、和装のお部屋も見てみたいよっ(๑•̀‧̫•́๑)
ホテル比較、テーマを持ってやってみるとおもろいねー♪ どうせ泊まるんだったら、これもデータにしていかないともったいないよね。今回は良い収穫を得られましたー(^・^)
お宿情報
Doemy Inn
https://www.hotespa.net/dormyinn/
札幌でおすすめじゃなかったホテル情報はこちら!
他の2件のホテルがどうだったか、概要までは無料です!!
札幌訪問をお考えの方、よろしかったらどうぞ。
居酒屋の「いかん方がええで」情報もオマケにあります(^・^)
にほんブログ村
↑ ↑ ↑ ↑ イイね!の代わりにポチしてくれると、
参加してるランキングが上がって喜びますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
コメント