牛骨ラーメン、レアですよね。だから目にしたら食べてみるのですが、こちらはダナンのお店だったので、やっと念願叶いましたよ!そしたら…?
日本の方のお店らしい
以前も別のラーメン屋さんがあったところに、昨年、新しいラーメン屋さんができたという話は聞いてたんです。
しかしジャンルを問わず、日系でも残念なお店はあるので、日系、というだけで期待を大きくし過ぎるのはよろしくない。とはいえ食べてみないとわからないので気になってなんですが…
なんだかんだで雨季に入ってしまい(中部の雨季はまぢでシャレにならん)、こんなタイミングまでズレ込んでしまいました。
ちょっとお客様がいらっしゃったのでカメラを向けられませんでしたが、この左手にカウンターがあり、忙しくお仕事されていらっしゃいました。
なので要らぬところに目が。
ん?
おおお。いや、別に蓮華の置き方に正しいもへったくれもないと思うんが、なんかこう、鯱鉾がそりかえってるようなw
かわいいな。
特に考えたことなかったが、
なんとなく自分的には伏せておくものだと思ってたのでちょっとかわいいw
自分は無意識に、イメージ的に蓮華の内側が晒されるのを避けようとしてたのかな。お忙しそうなお店だし、そんなん関係ないくらいにサクサク使われてるだろうから気にしなくても良いってことか。
蓮華の置き方に気を配ったことがなかったのでちょっと新鮮(^・^)
メニュー
で、こちらほとんど調べてこなかったので、牛骨スープってこと以外、ほぼノーインフォと言って良い状態で食べにきたのですが、
うおっ、麺まで自家製なんだ。
そして写真によると、牛骨スープが…白濁…?
ベトナムでも牛骨スープはフォーやブンに使われてますが、澄んだ状態。そして私が日本でちょいちょい遭遇してたのも、済んだタイプのものが多かった。
白濁した牛骨スープというと、韓国のソルロンタンとかそのくらい。大好きなやつ。え、ってことは相当期待ができる?!とワクワクして見てたら…
おっと、牛骨パイたんしょうゆラーメン。
あ、醤油なんだ、とここでちょっと自分の想像の範疇を外れた展開だったので一旦落ち着く。
すっかり塩かな?と思い込んでた節がある。が、ラーメンに合わせるスープで牛骨塩とか、ちょっと途方に暮れそうだもんな。それに自分が食べてきたものも、確かに醤油系だった。ベースが白濁はしてなかったけど。
期間限定ってのが何種類もあったんだけど(笑)、担々麺とVNスタイルってことで、担々麺とは違うっぽいピリ辛系らしきもの、
牛骨白湯魚介ラーメンって、どっちもびっくりしたやろなー!まさかお互い、こんなところで鉢合わせるとは!って感じやろな。ベースのスープ次第だけど、面白そう。
牛骨にも使われてる鶏スープでまとめたものもある。
おっとこれはまた魅力的な。
面白かったのは、ビーガンラーメンがあったこと。
ビーガン、またはベジタリアンに対応できるのお品を置いてる日系のお店はあるかもだけど、ビーガンラーメン!
や、私そんなにラーメン屋さんを細かく見れてないから、もしかしたら見逃してるだけであるのかもしれないけど、へえええっ。
そしてまぜそば、かあ。
せ、制覇するの大変そうだな(・∀・;
このほかに、餃子とかの逸品もありました。
が、とにかくまずは牛骨を。
らしからぬ片鱗
ところで。。。
ランチョンマットに書かれてあることをつらつら読んでたのですが、そこにはお店の紹介とか店名の由来とか色々書かれてたんですが、宮古島にお店をお持ちのところが進出されているらしい。
と同時に、オーナーさん?は、アメリカでご活躍をされてるらしく、なんともグローバル。
そのせいか?とまとめるのは失礼かもしれない。
でもオーナーさんが海外にいらっしゃることもあってか、このような表記が。
ユダヤ教の教義を意識している日系のお店は非常に少ない。
その上に「公式なコーシャー」なんて久しぶりに聞いた。これ、書かれてても理解できない人も多いかもしれない。
コーシャーってのは、「適正な」という意味のヘブライ語。
ユダヤ教の教義にでは肉、貝類、甲殻類などが禁じられてまして、さらには、その他の許されている食材にも「適正な」処理の方法があったりするのですね。
それがきちんと守られているものが、「公式なコーシャーの認証を受けたもの」ってことになるという話。
イスラム教のハラルのことも記述にありますが、日本人にはまだそちらの方が馴染みがありそう。教義が違うからコーシャーとハラルは同じものではないですが、禁じられてるものの中には、重なる食材も多いようです。
またそれぞれの教義を信じる方にも、どのくらい厳格にやるかは地域性や属人的な違いもあって、特に、その宗教が主ではない海外に出た場合などは、自分の意思ではなく、環境が整わないことから、多少のことは許される、的なケースもある様子。
そこまで考慮された、この記述。
へええええ。構えが、違うな。
と、ここで居ずまいを正すなど。
牛骨白湯しょうゆラーメン
とかなんとか、一人感心してたら、着丼。
うおおお。ここまで濁らせてるのか。ここまでになるには、ゴリゴリ圧力かけて炊き上げてるってことか?
香りから酸化の匂いはかなり取り除かれてて、見目の白濁ぶりとのギャップに、さらに興味がそそられる。
福岡の人間は(主語でけーよ)、このくらい濁った豚骨だと獣臭をセットで受け取る肚があるから覚悟というか期待というか、無意識に持ってしまうので、「お?」と思いますね。
そしてまずはスープ。。。
うっわ、まっろ!!!!
塩分は思い切った抑え方。
なるほど、これは醤油が合うわ。そしてそれでも尚且つ、塩分は下限を攻めてるように感じました。
これ、一般的には勇気がいると思うわー。
おそらく塩分や化調を楽しみたいに人にはウケが良くないと思われる。実際、Google Mapのレビューに(その理由でお好みじゃなかったかな?)と思われるローカルの方の書き込みとかがちらほらと。
でも、すっごいっすわ、このスープ。
これ、ダナンにあるんか。ちょっと早々見かけない気がするわよ。ホーチミンでも牛骨でここまでのは私は知らん。日本でも知らん。へええええっ。
自家製麺は、細麺か手もみの太麺を選べるようで、今回は細麺にしたのですが、博多ラーメンよりは太く、自分的には中細麺という感じ。
コシというよりは密度の高さが印象的な麺で、その食感も個性的。あまり食べたことがないタイプのものだったので、正直自分はちょっと慣れるのに時間かかったけど、3口も食べると、このスープにはこれが合っているような気がしてきた。
メンマ?は乾燥タイプのをに手を入れて使ってるのかな。クセがなくて歯応えがよく、これ今度はプラスしよう。
そしてこの鶏レアチャーシュー?!見目にレアではないし、本当にレアだったら大ごとなわけですが(笑)、まるでレアかと思わせるみずみずしさ、嫉妬さ加減、ジューシーな噛み心地!
ややっ、これ美味しい!
ハップリと鶏チャーシューを口に含んだところに、まろいまろい牛骨スープ。自分がどんな顔になるか自信が持てなかったので、思わず俯き、顔を隠して目を閉じ堪能。
自分には珍しくスープザブザブ飲んでたんですが、まろさがすごく、塩気は少なめなので、流石にちょっと刺激が欲しい。
ということで、胡椒。
これは細かくパウダー状にした胡椒が間違いなく合う味だ。
刺激を与えるとともに、胡椒、というかスパイス類は、塩気が少なく感じる時に足すと、舌が塩を感じる感度を上げる気がする。また風味を複雑にすることで味覚満足度も上げる。
プラス、厚みのあるまろやかさは魅力だけれども、度重なると物足りなさも感じるので、シャープな辛さのペッパーパウダーは自分には大正解!
もしね、こちらのラーメンを食べてみて、もうちょっと塩け欲しいなーと感じた方は胡椒試してみて。塩じゃなく。
そういやトッピングにパプリカってのも目から鱗だったなあ。
一瞬怪しげに見てしまったのはごめんなさい。この甘さと風味、みずみずしさに含まれる酸味は、このスープに句読点を打つ感じで、とても良かった。
多分餃子用と思われる、卓上のラー油をちょっと足してみたのですが、それも良き。
他にも色々試したくなったけど、残念スープがなくなった。
ああああ、名残惜しや、牛骨スープ。
いやいや本当にすごかった。
ただ言っとく。好き嫌いはあると思う。いや嫌いはしないと思うけど、塩気を求める人はいるかもしれない。
でもローカルの方をメインターゲットにした最大公約数的ポイントをを求めたら、これ以上の無い気はする。そこから自分の好みが少し距離があるな?と感じたら、調整しなしょう。客の腕の見せ所、ですよ( ・`ω・´)b
ってか、これ作るのにどれだけの素材と労力と、もしかしたら機材にコストをかけてるやら。。。もう自分的にはそう想起させられただけで正座してお礼を申し上げたい。
辛抱たまらず担々麺
で、どうにも気になったので、滞在中に再訪 for 担々麺。
だってあのスープベースに、どう担々麺になってるか気になるじゃないですか。
ちなみにこの日は夜20時前に行ったのですが、落ち着いた頃かなーと思いきや、めっちゃお客さん入ってた。
欧米系の方が多く集まるエリアらしく、客の国籍も様々で、率直に表現されるお客様が多いせいか、みなさん口々に感激したとお店の人に伝えられてたのが印象的。
ああ、いい香り。
前回食べた一番シンプルなものですでのマプマプとした濃度が印象的だったわけですが、だからそこに切り込む胡椒が良く合った、とお話ししました。
その胡椒のシャープな部分がすでに仕込まれ、且つ、旨みやコクを与えられたスープがおいしくないわけないのですよ。
スープのボリュームが、前回よりも大きくなるであろうことは想像できたので今回は手もみ太麺。これが美味しかった!!!
前回の細麺は密度が高く感じられ、且つ、断面が円に近い形状だったため、噛んで縦圧力画家買った時に余計にその密度を感じやすかったけど、今回は平べったい形状。
なので縦圧力がかかっても、その圧の受け止められ方が幅によって穏やかに感じられ、表面の滑らかさも存分に魅力を発揮し、口内での踊り方が愛らしい。
特にこの担々麺のスープのように、存在感のあるスープには合うと思う。自分的にはとても好き。多分この麺だったら、混ぜ麺も美味しいんじゃないかな。私は滅多に自分から食べようと思わないけど(過去残念な例が多すぎた)ここの太麺でだったら食べてみたいな。
ところで、担々麺だからピーナツでも刻んだものが入ってるのかなと思ったら松の実だわ。そのチョイスしますか。でもこのスープにピーナツは too much だわよね。松の実、正解。
ただ、鶏のレアチャーシュー。k牛骨白湯しょうゆの時にはスープと合わさって本当に美味しかったので追加したのです。
担々麺のスープに対してはちょっと太刀打ちできなかったようで(笑)、食感はそのままですが、味的には消されちゃうかな。そもそも担々麺に入ってない?のかな???トッピングは要らぬことでした(・∀・;
舌安めに別皿でお願いしたら良かったかな。
んで、元々スープに入ってたのは、牛肉。を、叩いたもの?粗挽きでもなく、これ包丁でカットしてるか叩いてる????
じゃごじゃごとスープの中に散っててこれがまた美味しかった。胃袋に余裕のある方は、ライス頼んで一緒に食べると美味しいんじゃないかな(ちぇりペンはお腹限界だったのでご飯は自粛)。
うーん、まぜ麺。今度は混ぜ麺食べてみたいぞ。
しかしこれはダナンに来た時のお楽しみ。ラーメンだけど、ある意味ダナン名物。ちょっと他では食べられないラーメンだもの。
元々自分にとってダナンは諸外国料理が美味しい街って位置付けだったけど、そこに日本料理が加わるとは思わなかった。
うまし!
ちなみに
系列の居酒屋さんも素晴らしかった。
よろしかったらこちらもどうぞ。
※2025年4月15日以降公開予定
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
MENYA YOSHINO SHOTEN – Da Nang
79 Le Quang Dao, Da Nang
Time: 11:00 – 22:30
Spent: 220,000vnd / person
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