さあ、先行して、ちぇりまっぷ有料会員様に先行公開していたこちらのお店、解禁です!
あらゆることにひらめきを感じる魅力があって、今一番注目株とも言えるお店。必食ですよ!
圧巻のロビー
こちら、Nam Ky Khoi Nghia 通りと Ngo Thoi Nhiem 通りの角地にあり、わたし的にはNam Ky Khoi Nghia側を通ることが多かったので「地味なホテルだなー」と思ってたんです。そしたら…
もうロビーがめちゃくちゃオシャレ。
ローカルの方には知れ渡ってるようで、写真撮影をしている人がホテルの外から中から、いっぱいいました。
こういう5つ星のデザインドホテルとしては、MGalleryさんがダントツかなと思ってたのですが、これまたこちらはすごい思い切り。
いうても私は建築のことはわかりませんので、細かい評価はできませんが、ゴージャス且つ品を備えた、実に大人好みのラグジュアリーさ。
このホテル、Nam Ky Khi Nghia 側にもこんなサインがあって、
こっちが入り口?みたいに思ってる方も多いようなんですが、Ngo Thoi Nhiem 沿いが正面玄関。印象が全然違うので比べて見てくださいね。
歩く場所すべてがフォトジェニック
そしてもっと素晴らしいことに、こちらのホテル、ロビーだけじゃないんです。ある食うところすべてがフォトジェニック。
先ほどの螺旋階段は上から見るとこんな感じ。美しい。もしかいのすべてが芸術作品のよう。
ふと行き当たる通路の突き当たりもこんな佇まい。
レストラン前の通路はこんな感じ。素敵じゃないですか?
特に今は人も少なく、まるで美術鑑賞をするようにあちこちをゆっくりと見て回れます。美しい。。。
レストランのパーテーションすらこの繊細さ。
掃除大変そうやし、絶対「パキっ」てやるわ、自分なら(。-_-。)
お手洗いですらこの洗練さ。
華美過ぎず、地味すぎず。美しさの中にかっこよさもありでトイレですらも感嘆するセンスの良さ。すごい。
空っぽのレストランが語るもの
で、初めて行った Restaurant & Bar Awards の時に、せっかくだからと別階にあるレストランを除きに行ったんです。もう時間も遅かったのでお客様はほとんどおらず。
すると奥からスタッフさんが出てきて、
「よかったら、奥もご覧になりませんか?」
とのご案内。
その日その時、金になる客でなくとも、そうやって招き入れてくれるのはベトナムでは良くあることで、私のようにリサーチするのが大好きな人間には本当にありがたい。
しかしまあ美しい。
メインダイニングでは朝食・昼食・ディナーとビュッフェがメインなのでしょう。残念ながら今はこんな状況なのでそれもかなわないようですが、見てこれ。もうとにかく美しい。
実際かなり広いのですが、それを強調するような天井のラインや、統一された丁度のカラーの強弱のバランス、ワンポイントで入れられた別系統の色味。
なんて、魅力的なんだ。
この質感のホテルは市内にもそうたくさんはないと思う。
やっぱり想起されるのはMGalleryではあるけど、それよりもさらに上質感が漂う感じ。キンキラキンじゃない豪華さ。
穏やかなアジアのリゾートを感じさせるシーリングファンの一つ一つまでがとても心地よい。一緒にいた人の言葉を借りるなら、
「フランス領インドシナ時代を感じさせるような」
ああ、こういう表現ができるようにもっと歴史を勉強しなきゃ。
それにしても…
空っぽのビュッフェ台すら美しい。
スタッフさんがずっと付いて回ってくれて、
「ここにはこんなものが、あそこにはこんなものが並ぶんですよ!」
と、目をキラキラさせながら楽しそうに説明してくれる様子も、また好ましい。
そしてビュッフェエリアも美しい。
注目したのはこのコーナー。ホーチミン市内のホテルビュッフェに和食がくわえられるのは珍しいことじゃありませんが…?
このネタケースまで設置されてるところは、そんなに数多くない。Hoshizakiさんの良さそうなやつ。
こちらの和食職人さんの料理はまだ一度も食べたことがないのでなんとも言えないのですが、酒樽の意味するものをちゃんと知っておられたりするあたり、ちょっと期待してしまうのです。
ホットディッシュのバリエーションも多そう。ウォーマーの高さもわたし的にはとても素敵。
そしてこの棚いっぱいに。。。
スイーツが並ぶんですって。ふふふ楽しみ。
食べ物が一つも並んでいないビュッフェ台。
でも彼らはとてもおしゃべりで、こちらの想像力区を掻き立ててくれるし、とてもとても楽しみになってしまいました。
というか、こんなに空っぽの状態を撮影させてもらえるなんて、自分的には貴重な資料。付き合ってくれたスタッフさんとめちゃくちゃ盛り上がってしまった(笑)
朝食ビュッフェは今の所オーダー制
オーダー制ビュッフェのラインナップ
さて、あまりの調度の素晴らしさと、スタッフさんのスマートなエスコートにすっかり魅了されたので、数日後の週末の旦那さんと朝食を楽しみに行きました。
本来ならあの美しいディスプレイ台の上に色々と並ぶのでしょうが、今はこんな時期なので、オーダー制のビュッフェになっています。
500k++/person
これ、例えば麺類などでいうと単品が200k前後の価格設定なので、このホテルで食事をすることを考えたらとてもお得な金額だし、他の市内の5つ星の朝食価格が700k前後であることを考えるとかなり良い金額。今だけかもしれませんが。
フレッシュジュースは本気の搾りたて
ホーチミンでは当たり前のことですが、フレッシュースと言ったらフレッシュジュースなんです(๑•̀‧̫•́๑)
ちょっと時間はかかるけど、本気の搾りたて。
昔は欧米の人が、コーヒーにミルクにフレッシュジュースを並べた朝食とか取ってるのを見ると、どんだけ飲むねん!と思ってたけど…
ホリデイのホテルでの朝食はゆっくり時間をかけていただくものだし、コーヒーとミルクとフレッシュジュースは別物なので、今は当然のように自分もそうしてますわな…。
キヌアのサラダ
最近よく見かけるキヌアのサラダ。こちらにもあったので頼んでみたら、おや珍しい。黒の、キヌア。
味的にそれは黒の要素を強く含むものではないのですが、野菜やその他のトッピングたちとの色味のコントラストが素敵。
そしてその一つ一つのお野菜がとても丁寧に手入れされてて、とっても美味しい上質なサラダ。とてもリフレッシングな一品。
エッグベネディクト
卵料理にコレがあったら、必ず頼みたくなる一品。コレを出してくれるお気に入りのお店が無くなってしまったので落胆してたけど、さてこちらのは…?
素晴らしいオランデーズソース。そしてドンピシャ好みの火入れ加減。そして使われたサーモンが、スモークサーモン!
エッグベネディクトにサーモンが使われる場合はソテーされたものが多くてボリューム過多になる事が多いのだけど、なるほど、質の良いスモークサーモンを使うと、こうなるのか。
美味しい。質が良くないものを使ってると、半熟卵の黄身と相まった時にとても生臭くなるものだけど、ここのはとっても美味しかった。幸せ(*´ω`)
フレンチトースト
コレはとてもオリジナルなレシピだった。
ベースはフレンチトーストだけども、そこにバナナのソテーが添えられてて、クリーム部分はエスプーマ。
卵液はそんなにグズグズには染み込ませてなくて、あっさりした風合いですが、バナナが程よくボリュームを添えてる上に、クリームが軽くて食べやすい。
ビュッフェ用に小さめのポーションにしてくれてるのかな。食べやすかったし面白いレシピだった(^・^)
ディムサムも色とりどり
点心もあって、こちら味はアベレージでしたが、皮が、美味しい!!
ここ、通常営業に戻ったら中華系も出してれたりしないのかなー。ちょとと面白そう(^・^)
ベトナムの麺料理:牛肉のフォー
洋食系ばかりじゃなく、もちろんベトナム料理もあります。今回は牛肉のフォー。
以前も書いた事がありますが、ホテルのフォーって美味しいのが多いんですよ。食材も他のレシピと共有できるものが多いし、設備もしっかりしているので美味しい可能性が上がるんですよね。
ええ、もちろん5つ星だろうがなんだろうが、下手くそなとこは下手くそです。が、ここのは美味しい。少し、甘め。でもそう言うときはライムを絞って、お好みでチリをちょっと足して。
温かいスープの、グルテンが低い胃に優しい麺って、本当に朝食にいいですよね。まあ、他にあんだけ食べた後で言っても、あんまり良いこと言ってるように聞こえないかもですがw
ベトナムの麺料理:ミークアン
ミークアン(ローカルの方の発音を聞くとミーワン、みたいに聞こえるんだけど)は、コレまで見たものの中で一番ゴージャスだったかも(笑)
見た目も素敵だけど、麺も生き生きしているし、このたっぷりのスープを注げるのが中部の本場のもの的な感じ。
そしてこのスープがすんごい美味しかった。。。麺を和えるためのスープなので、ちょっと濃いめ。でもコレ、ご飯とかにかけても相当美味しそう。
中部だとカエルのものもあったりするんだけど、ここのは鶏です。ご心配なく。そして添えられてるお米のクラッカーはパリパリ割って麺に混ぜて、クルトン的に楽しんでくださいね。
もちろんそのままパリパリ途中で食べていろんな食感を楽しむのも吉。
お茶のチョイスもいろいろ
流石にお腹いっぱいで、ゆっくりとお茶をいただきつつ、〆。
今回はバタフライピー・ティ。
コレ、味は特にしないんだけど色が綺麗でつい頼んでしまう。で、「あー味がない」って思っちゃうw
でもカップがとても可愛かったから良しとする。柔らかなカーブでソーサーもカップもお花型みたいになってて可愛い(*´ω`)
2時間かけての、ゆっくりとした休日の朝食
さて、1食500kと言う金額は、決して安くはありません。
もしそれが、お腹を満たすだけのものだったら。
でも…
例えばこのソファの上にあるパーテション一つにしても、ちょうど人の目線あたりにあって、向こう側との程よい隔絶感を作ってる。
でもこれ、細かなデザインのメッシュになっているので、まるっきり視界を覆うわけじゃない。だから圧迫感も感じない。ものすごく考えられてるデザインに思えます。
おそらくは、もののわかる方が見たら、もっといろんなところにデザインの妙を見出すのでしょう。そんな気遣いのある空間で、休日の朝の時間を大切な人とゆっくりと過ごす。
そんな心地よい時間のなかで美味しいものを食べられるとしたら、その金額は高いか安いか。
私は、すごく価値を感じました。
それどころか、ここに近々泊まって見たいとも思うくらいに気に入りました。
スタッフさんたちは、以前空っぽのレストランを案内してくれた時以上にチャーミングで親切だったし、お客さんが少なかったから細やかに対応してくれただけ、とは思えないポテンシャルを感じました。
観光が再開したら、きっとこのホテルは市内でも有数のホテルになると思います。多くのスタッフやサービス内容に接していなくても感じる幾多の「思いやり」が随所に込められた素敵なホテル。
昨年できたばかりと言うまあだ若い時期からこのホテルを知っていられると言うのは、とてもラッキーなことだと思いますよ。是非とも、近い週末の朝食タイムに体験して見てくださいませ(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
C’est La Vie – Mai House Saigon Hotel
1-3-5 Ngo Thoi Nhiem, Q3
Time: 06:00 – 10:00 (Breakfast)
Spnet: 500,000vnd++ / person
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