ホーチミンで寿司や刺身はすっかり市民権を得るようになりましたが…それでもやっぱり日本のように、今晩刺身にしよー、とい言ってスーパーで買えるってわけじゃない。でもこういうデリバリーがあったらいかが…?
自社オーダーサイトを持デリバリー専門サイト?
店名で探しても、店舗は出て来ないんですよ。でも拠点は市内の近いところに3つあるっぽい。ただその分、自社でデリバリーサイトをしっかり持ってて、オーダーしやすい印象。
最初はFBで見たんですけどね。自社サイトがあるようだったので見に言ったら、デリバリー専門のオーダーサイトだった。
PCサイトでご紹介していきますが、どうリンクを携帯で開いても、なることはないだろう使い勝手はほとんど同じように作られてるのでご参考まで。
ちなみに右肩のところに言語切り替えがあるけど、英語は表示されない模様w
上の画面の、Order Nowをクリックすると、メニューに飛びます。
あら華やか。だがその商品名は、なんだwww
かりんちゃんにけいこちゃん、そして古風なチヨちゃんがいますよwww
りなちゃん、りょうちゃん、かりんちゃん、ゆみちゃん、ほしちゃん(?)、突然のにゃーちゃん(๑•̀‧̫•́๑)
お刺身の組み合わせを変えて商品を作ってるようですね。基本はサーモン、サーモンのハラミ、マグロ、子持ちニシンで構成されている模様。
巻き寿司もあります。こちらも試して見たかったけど、まずは刺身で様子見を。
で、寿司で落ち着くのかなと思ったら、もうちょっと豪勢な刺身の盛り合わせが再び登場。
みずちゃん、とらちゃん、みかちゃんです。とらちゃん、ちょっと古風だな。
あかりちゃん、あやめちゃん、あざみちゃんあたりは、少女漫画に出てきそうな。
さとみちゃん、みみちゃんなんかは可愛いけど、いきなりでてくる、たべるちゃん。君は私に付けられるべき名前だったのではないか、もしかして。
とみさんは、とらちゃんに並んで古風だな。そしてせい…こちゃん、と言いたかったのかな(。-_-。) せいなちゃんは実際にいるようないないような。最近、お名前が多様化してますからね。
ま、お好きなものをタップすると、下にある ⬅︎____➡︎ のバーのところにオーダーが加算されていきます。で、確定したら、その加算された数字をクリック。で、次画面に。
注文手続き
まず、支払い方法を聞かれます。
上から、
・現金
・振り込み
・MoMo(電子マネー)
カード支払いはできないっぽい。
次に進んで日付や時間の指定をしますが、
上から日付、その下は時間まで指定。
ただ、「ご注文から60分はゆとりを見てください」とのお願い文があるので、オーダーする時間から1時間後から指定可能かな?私は45分後に試しにセットしたけど、なんとかなりました。
その下は、どの支店をしてしますか?と言うのが出てくるので、お届け先に一番近そうなところを選んでください。
その次は、何か備考があれば書き…(英語が有効かは不明だけど多分大丈夫)
Tien Cua Ban = 名前
So Dien…=電話番号
Dia Chi Email=メールアドレス
Dia Chi Nhan Hang=住所
で、完了。下部の価格が書かれてる赤いバーをタップしたらオーダー完了。
すぐに電話がかかって来てオーダーの確認をされましたが「ごめん、英語しかできんのや!」と伝えると、流暢な英語が帰って来ました。
会話するの苦手ー、と言う方は、単なる確認電話なので、「I’m ○○! Waiting for your delivery! 」みたいなことを言うか、よくわからんうちに電話が切られたら、SMSを送ると言うてもありますね。
いやもう最初から電話くるの嫌だわ、と言う場合は、FBのメッセンジャーでオーダーする手も。
さあ、ここまでする価値があるお刺身かな?
ずしりと重い届け物
装備が良い
今回は189kのものを頼んだのですが…
なんかとてもしっかりしたケースに入り、容器も過度ではないけど程よく良さげなものに入ってる。
中身がちょっと寄っちゃうのは仕方ないとして…なんか、ずしりと重いぞ?なんだなんだ???と思ったら…
あーっ!!刺身の下にアルミが敷いてあったのだけども、その下に、ジップロックにクラッシュアイスがっ。
この気遣いをしてるところは、もっとお高いデリバリーのお店でもこれまでなかったなブンリュウつ。寿司とか刺身とかやりようはあるし、この炎天下を運ばれてくるのに、結構そのままのとこばかりだったんだよね。いい値段を取るところでも。
店舗営業をしてないみたいだからコストをそっちに回せる、と言うことはあると思うのですが、自分とこの商品を思いやってる証拠だわ。同時に客のことも思いやることにもなるんだけど、良いお店だな、とまずここで。
まずはサーモン
開けてみると、おーっ、結構な量!
サーモン10切れ+サーモン腹身5切れ+マグロ。
通常マグロは余程信頼できるお店にしか期待していないいのだけど、そのお店の生魚の扱いを見るバロメーターなるので初回はよく頼みます。
で、早速食べてみたのですが…
はい、サーモン綺麗。ノルウェーサーモンは安定の脂。何より、下の氷でキュッと冷えてるのでダレてないのが良いですな。
極上の刺身、とは言いませんが、突然の生魚欲を家でビール煽りながら満たすには十分!
マグロの見た目と実際のところ
そしたマグロ。一つだけとって光にかざすとそうでもありませんが…
明らかにちょっとどす黒い。この状態を見て「傷んでるんじゃないの?!」と思うのは早計。
もしこれが茶色くなってたり濁っていたら気をつけてもらった方が良いと思いますが、ご覧ください。全体が赤黒くなっていいても、透明感はあり、濁ってはいない。
こうなる原因は、管理する冷凍温度の低さが足りなかったこと。
もちろん、美しい赤い色に仕上げられるのが一番です。そのためには、- 55℃とかマイナス- 35℃とか、いろんな基準があるみたいですが、とにかく一定温度以下で冷凍状態を保たないと酸化する➡︎赤黒くなるんですね。
しかしそれが -30℃であったとして、酸化はするけど食材として悪くなったというわけではありません。
それよりもわたし的には、解凍の仕方の方が重要。そこをしくじると水っぽくなったり身が割れたりと、全く美味しくなくなってしまう。
で、こちらのマグロは…
このようにたわませても身割れせず、みずみずしいけどそれは身の質全体に行き渡ってむっちりとしたテクスチャーを保つのに必要な水分で、光を通す透明感もある。
解凍はきっちりとしていると思います。ものとしてそんな極上品ではないので(笑)、味は程々でしたが、刺身という形状としての質はどうかと言われたら、上等じゃないでしょうか。この価格ですし。
もしどうしても見た目がなーという方がいたら、これ、1枚を数切れに切って漬けにしてもいいと思いますよ?
サーモンの方が期待値には近い味かと思いますが、マグロも手の入れ方は間違ってないと思います。味は、どこまでを許容するかによるけど、味が足りなきゃさっき言ったみたいに漬けにして足せばいんだし。
ツマの代わりに海ぶどう
ベトナムではよく見かけるのですが、刺身のツマの代わりに海ぶどうがそれられることが。こちらもそうで、結構たっぷりな海ぶどうが。
これでちょっと飲めるやね。
189k。二人分はたっぷりある量。デリバリーでこのクオリティを楽しめるんだったらいいと思うー。
お醤油に見るお店の真摯さ
さて、刺身の下に敷いてあった氷にも感心したのですが、もう一つ。
このお醤油。
お弁当なんかについてくる小さい包のお醤油です。でも見たことない。YAMADAさんっていうメーカーなのかな。商品名は昇くん。
これが…少し甘くて出汁醤油的なのになってる?!
ホーチミンの日系のお弁当屋さんの醤油は関東系のものが多い。よほどこだわってるところ以外は関東系のお醤油で、西の人も結構出てきてるのになんでやろ?と思ってたら…
小分け醤油のメーカーさんが少ないんですってね。コストのこともあるしそれは仕方ない。だから添付醤油はがん無視してたのですが…(ごめんなさい)
このお店は、この甘めの出汁醤油を使ってる。そもそもホーチミンの味は結構甘めで、九州のそれに近い骨格を持ってると常々思ってて、ってことは醤油もこう言うものの方が口に合うんだと思うんですよ。
もしかしたらローカルの方のデリバリーにつけるお醤油としてはポピュラーなメーカーなのかもしれませんが、先ほどの氷の件もしかり。目の前にあった商品をたまたま使ったとは思えない。ちゃんと吟味されてるのかなと。
値段が値段なので高級店の極上刺身、とはいきませんが、このレベル、家でチョチョっと頼めたら、かなり、いいぞ?何よりお店のお気遣いが大変に伝わる。良い、お店だと思います。
ちょいアレンジ
サーモン結構脂が有るので、それなりお年頃の方には途中で飽きがくるかも。ええ、私のことなんですけどね。
でも飽きが来るほど食べて余ると言うのは、なかなかのことじゃないですか?
と言うわけで、残ったのを細かく切って、家にあった塩麹をまぶして翌日にいただきました。マグロも、漬けにしとけば翌日までくらいは平気ですね。
うーん、ずしりと重いわけだ。物理的にと言うこともあるけど、お店のお気遣いがしっかりたっぷり詰まってる。
ここ、日本の方は関わっていらっしゃらないのかしら。だとしたら、ローカルにここまで刺身ってものが浸透して、その扱いに関する知識までもが行き渡ってるってことよなー。素晴らしい。そしてありがたい。
こりゃ、良いお店を見つけました♪
今度は細巻きも頼んでみようと思います。
巻物コンボを頼んでみた! ⬅︎New!
さて、つい先日こちらのお店を見つけたばかりですが、この週末はのんびりしてたので旦那さんにも食べてもらおうと、再びオーダー。
今回はお家でおうどんを汁物がわりに作ることを前提に、コンボを一つとってシェアしてみることに(前回、189kのセット頼んだら一人じゃちょっと多かったのでw)
YUJIです。
なぜかこの人だけ男性名前…とか言うとジェンダーなんチャラに引っかかるのかな(。-_-。)
マグロは、別に傷んでた訳じゃないけど、そもそもがよほど良質なものでなかったらマグロマグロ言わない人なので、あえてマグロを外したセットを。
巻物、単品で頼もうかと思ったんだけど、これ結構お得そうなコンボだったので。
で?
巻物の方は上に乗っけるいくらが別包でやって来ました。
お寿司自体、上記のような状態でアルミに包まれてやって来たので、いくら乗っけてたら潰れるかずれるかだもんね。相変わらず細かい。
ちなみに、またちゃんとお刺身の方には氷をジップロックに入れたものを強いてパッキングしてくれてました。そして全部を盛り付けたのが、これ。
うおっ、これなかなか良くね?
これで1200円ちょっと。悪くないわーっ。
鮭は腹身のところ、子持ちニシンはそんなに最初興味なかったんだけど、また鮭&鮭になるのもどうかと思ったし、回答の具合も気になってたので頼んでみたら…
あー、ものすごくちゃんと解凍されてる。
私、子持ちニシンってホーチミンに来てからよく遭遇するようになったんですが、関西圏では結構登場する食材?
冷凍保管ができるから、ロスなく、和食屋さんのお刺身の盛り合わせや寿司ネタとしてホーチミンでは活用されるんでしょうね。でも…
たまにあんねん。雑な解凍してるところが。酢〆の魚を上手に解凍出来んところが、マグロやその他の魚の回答をまともにできるわけもなく、ネタとしては安めだけどお店をジャッジするバロメーターにはなるので重宝はするんですよね。
それにしても綺麗に解凍されてたし、ちょっと甘めの酢の商品で私は好みだったわー。特に鮭がハラミで脂が結構乗ってるやつだったので、取り合わせが良かったわ。お口の中が都度さっぱりして。
巻物は裏巻き。正直に言うと、酢はかなり弱めでした。でも多分それはローカライズした結果。巻き方、シャリの炊き方、扱いなどの技術はちゃんとしてました。
で、これ。鮭がうっすいなー、と思われたかもしれませんが、これでちょうどいいんですよ。なぜならネタには熟れ熟れのアヴォカドも入ってる。脂的な食感とコクは十分。そして…?
ホーチミンの職人さんお得意の「クリスピー鮭皮」が使われてるんですねっ。カリカリサクサク。コラーゲンたっぷり。鮭の皮までこんなにおいしく仕上げるベトナム、あっぱれです。
そういえば以前こんなニュースを見たことが。
フランスの和食レストランで毎日捨てられるサーモンの皮は、一年で合計4トン以上に及ぶという。革製品に使用される動物や爬虫類の多くは、原料確保のために人口飼育されて殺される。動物皮革の代用品として注目されているのがサーモンの皮。伝統的ななめし革の技術を使った工程を取材した。 pic.twitter.com/tvI7YaaZmf
— Brut Japan (@brutjapan) July 18, 2020
食おうぜ、皮ヽ(・∀・)ノ
や、まぁなんか工業製品的なものに転嫁できるならそれでもいいけど、美味しいよ?鮭の皮。特にベトナムの方が加工するこのカリカリの皮は食感の妙も合わさって大変に使い勝手が良いと思う。
お寿司は日本のお料理として認識されていながらも、ベトナムの方に習うことも多いですねっ。そしてやっぱりこちらのお店、価格を考えるとめっちゃいいと思います!
気軽におうちですぐにお刺身。
ありがたーい!!
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