日本にいる時よりも、圧倒的に美味しいバターに触れる機会が増えたホーチミンライフ。ただ、日本で人気のあのブランドは見かけない。でも…?
日常使いのバター、私の使い分けは…?
フランス料理のお店だったり降らすから来られてる方が多いせいか、ホーチミンでは、レストランの最初に出てくるパンに添えられるだけのバターが美味しかったりします。
フランスのものと言っても、もちろん廉価なものから(President的な)それなりのお値段のものまであり、お味も様々。
ですがそれでも良質のバターに遭遇できる確率は高く、自分としてはあまり重視していなかった部分だったのですが、すっかりいろいろこだわるように。
日本では神聖視されているに近い、ECHIRE は手に入りづらい、または私はほとんど見かけたことがないので、手に入らないのでは?と思っています。
なので日常使いのバターとしては、
ISIGNYがあれば。
まあ言うてもそんな安くはないんですけどね。250gのポーションで、120k〜130kくらいでしょうか。
でもバター、直接食べる用としては、そんなに量を必要としていないので、このくらい贅沢してもいいかなと。
しかもこちらは、割にあちこちの場所で買える。書いやすく、日常で手の届く贅沢品という感じ。
あとは、Lua Park。これも自分は好み。
他の商品に比べると少し小さなポーションで、100g単位で60kくらいかな。ISIGNYとあまり変わらないくらい。
大量に料理やお菓子に使う場合はさらに廉価なものを使いますが、これ、使いやすいかな。ミルキーなので、その辺が好みの分かれるところ。でもこれ無縁のは使いやすい(写真は有塩)。
こちらは227gで65k〜70kくらいかなー。ぐっと価格が下がります。日本でもちょっと美味しバターを買うとこんなもん?くらいなので、こちらは遠慮せずガンガン使える感じ。
他にもそれぞれ特徴があるので、用途によっては選びますが、だいたい我が家にあるスタメンはこの3つ。
ですがそれは、「あるものでやっていく」姿勢の場合。
買えるものであれば、もちろん美味しい自分の大好きなものを買うわけで…でもこれまではそれがなかったわけで…
でも。
見つけたんです、買える店!私が一番大好きなバター!
まさかの大本命 Le Beurre Bordier!!
そう、ボルディエのバターが買えるお店があったのですー!!ワーーーーー!もう見つけた瞬間値段も見ずにポチったわよー!
そう、お店は以前ご紹介した、こちら!
以前もバターのコーナーはしっかり見たので、結構最近の入荷なんだと思われる。もともとフランスから直送でいろんなものを入れていらっしゃるようだったので、いいものがあるなーとは思ってたけど…
まさかまさかのBordier!!私が一番愛するバター!
Le Beurre Bordier!!って?
フランス国内の三ツ星レストランや、世界各国の一流レストランが選ぶ風味豊かな発酵バター。しかも伝統製法をずっと守り抜かれている手作り。
その製法は今となってはフランスで唯一になってしまった、木製攪拌槽を使った手練製法という方法だそうで、とても手間がかかるとか。
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最初は私も知らなくて、パリによく遊びに行ってたお友達が教えてくれた。以来、日本でも見かけたら買って楽しんでたのですが…
ホーチミンにはそれがなく。そして人に聞いて探そうにも、日本の方にはあまり知られていないのか、こぞってみなさんECHIREは探すが、こちらのバターの話にはあまり乗ってもらえず、手がかりも少なく。
フランスの方にも色々聞いて見て、もちろん彼らはこの存在を知ってはいるけど、売ってるところはどこかなー、みたいな感じで手がかりなし。
まあ価格的にも、125gで231kなので、ISIGNYの3.5倍強ですしね。高級品よね。
でももう私的にはホーチミンでこれを買えると言うだけで、もう値千金!!
日本での広報影響力は圧倒的にECHIREさんで、もちろんECHIREは品があって美味しいバターですが…
違う路線として、酒飲み的に好きな立場から、どんなバターでも選んでいいよと言われたなら…
私は圧倒的にボルディエ推し。しっかりとした塩、フレーバーの個性、アタックから広がりと口どけ、その後の余韻。
パンにつけるなどして、バターそのものを楽しむのだったら、本当に好き。お酒を飲まない方には塩が強すぎるかもだし、個性がありすぎるので好みは分かれるところかもですが…
ただワインのお供としてのバターの悦楽に心置きなく浸るならこちら。路線が違うので、他社と比べるものではないと思うんですけどね。
2種類のフレーバー
海藻入り
もうこれは定番中の定番なので、ご存知の方も多いかも。
ロブションのシェフと共同開発したと言うこともあり、話題性もあったので、食にお詳しい方の間ではよく知られている逸品かと。
上記のインスタのリンク映像にあるように、専用の器具でペチペチやったあとの筋がちゃんとついてますねw
そして色濃いつぶつぶが海藻。塩気と、それに誘われる海の香りがふわっと広がりつつも、余計な生臭みがなく、本当に幸せ。
もちろんこれをシーフード料理に使うと風味倍増。ただ私が使うなら、せいぜい仕上げに添えて風味を与える程度の使い方かな。バターの加熱調理はあまり慣れていないので(^^)ゞ
YUZU
こちらは私もその存在を知らなくて、最初は、買える種類があるなら買うわ、と思っただけだったのですが、それがYUZUだと知って興味津々。
最近、フレンチのメニューに、MISOとかYUZUとか、日本語がそのまま使われてたりして、ちょっと嬉しかったりします。ここ10年くらいの流れなのかなあ。
フランス料理界。昔はかなり排他的で、異国の調味料、醤油や味噌を使うなんてとんでもない、という世界もあったと聞きますが…それだけに嬉しいことです。
そしてこちら、買ってよかった。
こちらは黄色みが深いつるんとした様相で、でもこちらにもしっかり塩が入っています。口に入れたファーストアタックは塩。
そこにYUZUが柑橘の香りが爽やか、ではなく太い骨格的に奥の方に柔らかく厚く香り、そこで味わいが終わったかと思いきや…
驚くのはそれが舌の上で溶けて無くなったあと。むしろこちらは、溶けてしまった後の方が風味が広がる。縦方向に。
階層が横方向のフラットな広がりだとしたら、こちらはブワッと上下に厚みを増して広がる風味がある。白でも赤でも、そこにワインを流し込んだら、うっとりするような快感ですわ。
今一度伝えておきますが
ただし何度も言うけど、こちらはかなり塩が強い。
そもそも、ホーチミンに来て欧州系のバターをよく食べるようになってわかったのですが、特に欧州の有塩のバター、有塩がすぎるwww
日本ではあまり気にしなかったけど、なるほど、そりゃお菓子作りには「無塩バターを使え!」と言うわけだなとw こんなしょっぱいもん、お菓子に使ったら味がおかしなことになる(笑)
で、この、Bordierの2種類は、さらにガッツリといった感じの塩加減。だからまろやかだったり上品なタイプをお好みの方には向かないかな?と思います。
でも酒好きの人には至高だと思う。
幸せよ。シンプルなバゲットかチャバタを用意したら、もうそれとこのバターだけで延々飲めます。(なんて体に良くなさそうな)。
チーズのエロティシズムとはまた別の色香を放つこちらのバター。常に在庫があるわけじゃないようで、私は注文してから2週間待ちました。
おそらく受注輸入するのかな。もしくはたまたま私が頼んだ時が品切れだったか。
そしてこちらのお店は、他の商品も合わせてミニマムオーダーが、このときは800kでした。ですので他にも色々頼んだのですが、それらも共々、2週間後にバターと一緒にやって来たので、あまり急ぐものは一緒に頼まない方が良いかも。
もしくはこのバターを誰かと一緒にいくつか注文して、ミニマム金額をクリアするとか?
ともあれ、私的にはビッグニュースだったのでお知らせ。
Bordierのバターがホーチミンで買えますっ。
我ながら、偏った記事だなーw
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
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Classic Deli
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