街のド真ん中にある小さなフレンチレストラン。地味でこじんまりだけど、実は何度も行きたくなる実力派!
※2022年版を別記事に収めています。よろしかったらこちらもどうぞ!
初訪問
ホーチミンはフランス文化が息づく街。
ってことで、フランス料理のお店もふんだんにあります。
ローカル価格に比べればお高めですが、それでもランチだったら2000円も出せば豪奢な雰囲気の中で楽しめるお店もたくさんあるし、ディナーだって、同質の物を求めた場合、日本よりも、よっぽどお手軽。
南国という環境もあって、ドレスコードもさほど厳しくないので(笑)、堅苦しいのが苦手、という方が試してみるにも、絶好のチャンスじゃないかと思います♪
ただし、当たり外れがあるのは常で、以前、どのガイドブックにも載ってるような有名店のランチを食べに行ったときは、???という感じでした。まずい訳じゃないのですが、詰めが甘いというか、細かなところに気になる点が多く、料理に集中できなかった。。。
別のビストロは大変美味しかったのですが、一人一品食べるのが精一杯のすごい量!(^^; 量で割り出した価格はそうでもないのですが、量が多いので、1回の出費が結構な額に。。。(個人的には、な程度の額ですけどね)
というわけで、ちょっとしばらくスルーしてたのですが、気になってた、自宅近くのお店に先日、出来心で行ってみました(笑)
そしたらこれが、大当たり!
お手軽なランチ…は食べられなかったのでいきなりディナー!
ランチは、スターターとメイン、デザートで315kドン=1700円くらい。日本でもちょっといいランチ食べたら、すぐこのくらい行きそうですね。
それぞれ2種類から選べるのですが、ボリュームっぷりで美味しかった♪
で、この日のランチの写真が行方不明になってしまったので…(失態…)後日、相方さんにお誕生日ディナーに連れてってもらったときの写真をば♪
ランチの量を経験したので、ディナーでも、スターターとメインで、量は十分、と判断して、それぞれをチョイス。相方さんとゲストはスモークサーモンのハーブ添えで、ちぇりはフォアグラ。おいそれ、メインじゃないのか(笑)
フォアグラは…さほど多くないちぇりの過去フォアグラ歴のなかでもトップクラス。
日本で食べるより遥かにボリュームがあったのが迫力でしたが(笑)、熱の入れ方、ソースの扱い、ものっすごく好みだった。。。ああ、うっとり。。。
ワインはよくわからなかったので、赤、という希望だけを出してお店の人に相談し、フルーティで肉にも魚にも合うミディアムタイプの物をお願いしました。
お値段の幅もいろいろあるのですが、適宜な物を選んで下さって満足♪
メイン、相方さんたちはオッソブッコで、ちぇりはラム。
ラムってお店に寄ってほんとに様子が変わる料理だと思うんですが、こちらのラムは、ラムを食べやすく…というよりは、ラムの特徴を生かした仕上げ。もろ、好み♪
ともあれ、どちらもすごい量でしょう?(^^;
決してくどい味付けではなく、どちらかというとフランス料理の源流に近いイメージの物で、物自体は好みの味だし食べやすく、重たくもないのですが、物理的に量が重たい…(笑) 男性でも、ふぅ…という感じの量でした(笑)
デザートは、相方さん達は、こちらのお店一押しのクレームブリュレ3種味。しかし男性陣はなぜに、同じメニューを頼むのか…(笑)
そしてちぇりは、フォンダンショコラと言う名の超絶濃厚チョコレートケーキ(笑)
これがまたでっかいので、下手したら、このケーキだけでおなか満足しちゃうレベル(笑)
添えられてるエスプーマは、ランチのときにも食べて感動したのだけど、ちぇりも持ってる、食材を何でも泡にしてしまう器具で作ったムース。今日はパッションフルーツでした♪
品数的には少ないのですが、量的には何度も言うけど大満足、もしくは多すぎるくらいで、お味は40代日本人男女が楽しんで食べれるような仕上がりのもの。ワイン頼んで、これで一人5000円くらい。
ってか、チョイスは減るものの、ランチはドリンク頼んでも2000円弱で、内容的にはこの組み合わせとかわらないのだから、相当お得ってことよね。。。
ランチ、おすすめっ。
コーヒーチョイス
あ、コーヒーを頼んだら、こんな風に、豆を6種類も並べたボックスを持ってきてくれて、チョイスするというサービスもありました♪
ええ、よくわからんのですが、なんかうれしいじゃないですか(笑)
好みを伝えたら、これもワインと同じように適宜なものを選んでくれます♪
あと、こちらは欧米の方がお客さんの中心のせいか、フロアの方の英語がとてもきれい。そして親切で、よくわからないことを告げたら、親切に説明して下さるし、諸々の所作もとてもスマート。
1区ではあるし、VINCOMセンターなんかも近い場所ではあるけど、日本料理屋さんがならぶことで有名なレタントンとは一本隣で、割と地味な場所にある上、フレンチのランチが315k!ってのを常設看板で謳っており、お店もカジュアルな雰囲気。
更にはあまりガイドブックにも出ておらず、うっかり侮ってたのですが、今や超絶お気に入りのお店になりました♪
ローカルご飯にしてはお高めかもですが、ベトナム料理でも素敵なお店に行けばランチはこのくらいのコストになります。質を考えたら超絶おすすめ!
旅の途中に一食くらいはフレンチを、と思われた方には、一推しします♪
その後もちょいちょい使ってます
前回の記事以降も何度か行ってるのですがアップしてなかった。。。
一年ぶりのご報告。
タイ在住のお友達が来て数日滞在したのですが、ずーっとベトナム料理ばかりだったので、最期の食事はこちらでランチを、ということに。
相変わらずのリーズナブルプライス。
スターター・メイン・デザートの3品なら315kドン。そのうちどれでも2品なら255kドン。
確かにお店はカジュアルだけど、フレンチとしてはリーズナブルすぎるお値段。
前回と変わらずです。
ただ3品頼むと本当にお腹がいっぱいなる(^^;
ヘタしたらお酒飲みながらの軽めのランチだと内1品でも満足しちゃうかもな量なので、「大人な」ワタクシ達、今回は2品のコースに。
胃袋小さくなって来てるの、切ないねぇ(ノ_・。)
スターター、メイン、デザートは各2品あってそれぞれから選ぶのですが、ちょうどこの日は3人で訪問。全員がどれを選んでも良い=自由に6皿選べるってことだったので、メニュー板にあった3セクション×2品6皿を選んでシェアする事に。
相変わらずパンもおいしければ、バターも美味しいなー。
以前一緒に行った友達は、多分スーパーで市販されてるものじゃないか?って行ってたけど、塩気といい、常温からの口の中での解け方がとても好き。
雰囲気がカジュアルとは言え、フランス料理をシェアさせてもらえるってのはありがたいですね。ガッツリ何皿ものコースでチマチマくるようなとこだとそうはいかない。
まずはスターター2品。ラッキーな事にこの日はスターターに牛肉のカルパッチョが♪ ←好物
ホーチミンで食べられるものは赤身のカルパッチョになりますが、やっぱりお店によって色々違ってて中々美味しいもモノに出会えない。どころか、こらアカン、ってのもありまして、そんな中でもここのお店のはボチボチいける。
なによりお野菜と和えてるバルサミコのドレッシングが個人的にとても好みだ。赤身のカルパッチョなんだけどサッパリ仕上げだから白ワインと合うんですよ♪
もう一品は野菜のポタージュ。
これが。。。何とも素朴と言うか、しみじみ滋味。←平仮名で書いたら語感変ただ、ちょっとしたラーメン丼みたいな器に入ってるから、やっぱり一人1品頼んでたら、大変だった(笑)
ましてやポタージュ。
お腹いっぱいになるっちゅーねん(^^;
そしてメイン。
この日のお肉はチキンソースのペンネ。ここのこの手のソース、デミが利いてるってか、大人な感じでいいんだよねー。ただやっぱりパスタ多すぎ(笑)
ガッツリ食べたい人には良いかもだけどw
お魚はスズキ!これが美味しかった!!
皮がパリッとサクッとしてて、それに封じ込められた白身部分がふーっくら。皮の香ばしさとそれを破った時に漏れて来る蒸気がフンワリ。
そこにはスズキの香りがホワーっとね。熱も御馳走の内になる一品。こういうコントラストが家では中々出せないところ(あんたがって話じゃなくて?)
うん、美味しかったねー。スズキの香りは、ヘタをすると「匂い」になっちゃうからなー。腕のあるナシが分かりやすくもあり、だからこそ美味しいものに出会うと、そこのお店のシェフ、拝みたくなりますね(笑)
ガロ煮も完璧。
一つ一つの食材が最適な歯ごたえに熱を入れられてて、ふっくらホワホワしたスズキとのよい対象になってました。お味も濃いお野菜だったし。
デザートは、クレープシュゼット。
ただし、フランベはナシ。グランマルニエが利いたソースが別添えになってました。
このソースが美味しかった。。。クレープに関しては素朴な感じ。だけど、かるーくかるーく表面がキャラメリゼされてて、食感と風味はさすがでした。
そしてド当たりしたのが、こちら!
リンゴのタルト!!
これ、おいしー!!
ホーチミンのお店にあるチョコレートのデザートにも当たりが多いけど、リンゴのデザートにも当たりが多い気がするなー。
ペロッと食べて、満足満足。
うん、これにワインを1杯ずつ飲んでちょうどいいくらいかも。
やっぱり3品だと絶対量が多かった(^^;
ま、欧米人の方も多いので、タップリ量のメニューが必要な面もあるんでしょうね。
メニューは行った日によって違うし、若干、前回来た頃よりも全体的に味がアッサリ目になったかな?と言う気がしましたが、ま、ランチですからね。意図的に重たくしてない部分はあるかもしれない。
それにしてもスズキ、美味しかったなー。あのランチがワイン込みで千円台で食べれるってのは、やっぱりもの凄く優秀だわ。
夜ゆっくりグランドメニューから選んだものを、ワインでシットリ頂くってのが理想ですが、カジュアルにサラッと立ち寄れるお気軽フレンチ。定期的に通いたくなるランチメニューです♪
お久しぶりAgain
さーて久しぶりに行ってみました。
まぁ、以前何回か行った時も味は安定してたので特に心配もしてなかったのですが、人に勧めていながら一年も行って無いのもなー、と思ってた所にお誘いが。
ナイスタイミングっ( ・`ω・´)b
相変わらずのお得ランチ価格。
この場所(Le Thanh Ton沿い)にあってこの価格?ってことで、最初はあまり魅力的なお店には見えなかったのですが、他のフレンチも色々食べてみて、やっぱりここはお得だなーと。
なんでもないものを何度も載せて申し訳ないけど、やっぱりここのパン、美味しいわー。どっかから買って来てるのか、ここで作ってるのか知らんけど。
その日のスターター、メイン、デザートから好きな物を2皿か3皿選ぶシステム。ま、バランス的にはスターターとメインから一品ずつ選ぶのが良さそうだけど。この日のスターターには、牛肉のカルパッチョー!!!
はい美しいー!!!
日本のみたいに霜降り脂テラッテラってわけにはいきませんが、バルサミコのソースにパルミジャーノかな。チーズの色気がコクを足してていい感じです。スターターっちゅーか、これがメインでもいいんちゃう?って量があるから大満足ー(*´艸`*)
で、メインはこちら。
ウロコの感じからすると川魚かなぁ。
Saint Peter と言う名前のお魚でした。聖人ピーターさん。魚だけど。
これがもう皮パリッパリに仕上げられてて、白身の部分はしっとりプリプリ。
味も濃いけど品のある旨味で、かなり大きな切り身だったんだけど、ペローッと食べた(^^;
いつもある物では無いと思うけど、もし見かけたらお勧めします。
添え物のお野菜ももちろんのことですが、一つ一つが適切な熱入れになっていて、添え物ではあるけど、それぞれをしっかりと楽しめるように。
ああ、やっぱりここでのランチは外れないなーと思ってましたら。。。
ここでちょっこり残念なお知らせ。
デザートが。。。。
普段は量が多いのでこのスターターとメインだけで済ますのですが、この日は人数もいたので、ちょっと少なめにデザート頼んでシェアしようかと。
ここのデザート、セットランチのものとはいえ、レギュラーサイズで出てくるからボリューム凄いんよね。1人じゃ難しいけどシェアしたら…と思ったら。。。
クレームブリュレ、ガス臭い。
キャラメリゼする際に炎立て過ぎ。プラス、バーナーもちょっと難ありなんかなぁ。
そしてコーヒーとセットだった三種類のデザートも、見た目から味からお座なりな感じ。。。こんなことなかった。前は。パティシエさんが変わったのかな。。。
以前はデザートの一品も「料理」の域で、その量の多さだけが難点…といっても、お好きな人にはそこも利点であっただろうし、大変満足の一行く内容だったのですが、この日のデザートはダダ崩れ。料理には遜色を感じなかっただけにかなり驚き。
まぁブリュレがチョイスに入ってること自体も少なかったしなぁ。。。ブリュレがイージー、とは言いませんが、少なくともそれより手の込んだものしかチョイスになかった気がします。。。
この日だけのコンディションならいいのですが、もしやこのレベルになってしまったのだったらスイーツはお勧めしないので、例えば3人で行ったら1つだけデザートを頼んで様子を見るなどした方が良いかも。
ちょっと今回はパティシエさんが変わってしまったのか聞きそびれましたが、次回も同じレベルのものなら、しっかりと感想はお伝えしておこうと思います。
ここのホワイトチョコのムースとか、すっげ美味しかったんだけどなー。というわけで、料理に関しては相変わらずの美味しさでしたが、デザートには要注意。
あっ、あと、コーヒーも頼んだら特に豆のチョイスをさせてもらえることもなくなってたなー。恐らくはネスカフェのポーションパックだったと思うのだけど、それでも以前は選ばせてくれて、結構感動したサービスだったんだけど。という、チョッピリ残念だったレポを含むご報告でしたー。
でも本筋のお料理は美味しかったし、フレンチでこの価格帯&内容ってのはなかなか比類無き所ですので、ランチをどこかフレンチで、ってことになった時にはチョイスに入れてあげてくださいませー(^^)
※上記の感想について、2022年の状況を以下に記しています。ぜひご覧ください。
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
La Cuisine
52 Le Than Ton Q1
Time: 11:00 – 14:00 / 17:00 – 22:00
※2022年の状況を以下に記しています。ぜひご覧ください。
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コメント
こんばんは。
フランス料理基本量的なものでいつも悲しい思いをしています。接客も心地いいみたいで気になります。最後に笑顔で帰れる時は幸せを感じますよね。
特に海外では分量が多すぎて…(^^;
若い頃なら行けたんでしょうが、最近はちょっと辛い…(笑)
それにしてもデザートまで満足なので、ほんとに
幸せなお店を見つけられたと喜んでます♪
家から歩いて5分のとこなんでなおさらですw