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ベトナムの北の米どころでの風物詩?この時期だけと聞くグリーンライスを食べてみた!

食品

ハノイにいることをSNSなどで発信してると「この時期ならこれを食べた方が良いよ!」と教えてもらった Green Rice。そういやあんまり聞いたことがなかったな?

Cốm  = Green Rice

南部でこの食べ物のことを聞くことは少なかったのですが、緑のお米が好まれていることは知っていました。

なぜなら、フライものなどの衣に、緑のコメを使っていたり、緑のコメをもした緑に着色された何かを使っていることがしばしばあったから。

正直緑や青は、直接的には食欲をそそらないどころか減退させる色なので不思議に思っていたのですが、どうやら本来は自然の「緑の米」があり、それが大変好まれているらしい、と言うことは伝わってきていたわけです。

そしてそれを楽しむのが、まさに今この時期。日本で言えば秋の頃。お米の収穫時期の入り口で獲れる、緑の若いもち米が、本来親しまれている食材。

その緑のお米を潰して餅状にしたお菓子、そのお米がフレーク状になったものなどがあるよ王なのですが、どうしても食べて見た買ったのが、炊いたか蒸したかしたタイプ。

Hang Thanという普段から餅菓子を売ってるところなどにあるかなーと思っていって見たら、こちらは箱入りのお菓子的なものを中心に売っているようで、食べて見たかったふかしたものがない。。。

のでここでは諦め、いろんな方に教えてもらった、国家大がの近くに翌日行ってみよう、と思っていたのでした。

偶然の発見

滞在していたところが、その国家大学というところからちょっと遠かったのですが、ホーチミンで仲が良く、今はハノイで生活をしている友達が「付き合うよー」といってくれたので、わがままを言おうとしていたところ…?

あった!!国家大学のところに行かずとも、二人でランチをした後に、ちょっと気になって見たいものがあるからと、その付近をチラッと歩いた瞬間に、見つかった!

彼女とはホーチミンにいた頃から相性が良くて、新規開拓をすれば大当たりをすることが常だったのですが、なんとこんなところでも相性が良かったか!

あったあったー!と大騒ぎする私を見て、その時買われていたベトナム人のお客さんも「これ、美味しいよー♪」とさりげにセールス。お店の方もとても感じが良くて、

「ちょっとつまんで見たら?😊」

とかいうので、天秤に乗せられてる緑のお米をつまませてもらうなど(笑)

ほんのり甘く、ココナツのシュレッドがたっぷりと合わさり風味が良い。そして何より嬉しかったのが、蓮の実を炊き込んでいてくれたこと。や、炊いたんじゃなくて、もしかしたら蒸してるのか。

なんにしても、労をせずしてランチをとったすぐ近くの場所で偶然見つけるなど、買わない選択肢などないではないか。

というわけで包んでんでもらった

200gくらいの量だったかな。
50k。それが高いのか安いのかはわからない。こういう露店のものにしては高い気もするが、季節もので手の込んだものであることを考えるとそのくらいは当然とも思う。

付近にお住いの方でこれをこの季節の常食とされる方なら、質と値段を照らして吟味する必要はあると思うのだが、こちとら観光客で、まずはこの経験をさせてもらうことが優先事項なので、この際金額は問わない。

しかし後学のためにもし、相場をご存知の方がいたら教えて欲しい。次回からの参考にさせていただきたい。

ただ味見をさせてもらった上で気に入ったものを買わせてもらったので、今回の買い物についてまったく悔いはなし。

さて食べてみよう!

さて持ち帰ったのがこちら。
柔らかなハスの葉、かな?はツヤツヤと美しく、日本の文化から見ると「葉っぱで食べ物を巻くなんて?!」と思われるかもしれませんが…

そもそもバナナの葉っぱやはすの葉っぱには抗菌効果があって、食材が傷むのを防ぐ役割がある。

そして食べ物に使うからには、これらの葉っぱ、徹底的にきれいに洗浄されたり、水気を拭き取られるんである。その工程を一度でも見たことがある人は、これを不潔とは到底思えないと思われる。

もちろん、食の包装用に出回っている葉っぱが全て高いケアをされているかという保証はできんが、少なくとも今回買ったものを開く時、「おっと、手を洗ってこよう」と、自分の手の方がほこりっぽく感じたくらいには清潔に感じました。

そして包みを閉じるのは稲穂。
なんて風情のある。

包みを開けるとそこには、淡い緑のお米。もち米系の種類かな。香りがふくよか。そして包んである葉っぱの深い緑とのコントラストの爽やかさ。

白い筋はココナツの果肉のシュレッド。丸いコロコロしたものは蓮の実。なんとベトナムの恵みが詰まった様子ではないか。

もち米系のお米ではありそうなのだけど、あまり重たくはなく、もち米特有の風味に加えて、色味のせいか、すこし特有の香りも感じられる。

ただココナツの香りも相まっているので、純粋にそれが米のかおりなのかは断言ができない。でもそこに蓮の実のホコホコも加わって、実に素朴。いや、素朴だけれども、品が良く、ベトナムの方の敬意と愛着が感じられるような味。

バナナは…もしかしたらフレーク状のお米と食べるものだったのだろうか?ただこのお米を売ってたおばちゃんの手元にフレーク状のものはなく、そしてバナナが置かれていたので、やっぱりこのお米とも食べるものなんだろうか。

なにぶんにも、今回の緑米初経験だったため、バナナも美味しい、お米も美味しい、とは感じたけれども、この二つを合わせた味わいの妙はそこまで深く楽しむことができなかった。

でも、タイの、カオニャオマムアン(ココナツミルクともち米とマンゴー)の意外な組み合わせのように、食べていくうちに「もうこの組み合わせしかないっしょ!」ってくらいになっていくものなのかもしれない。

何はともあれ、クミリクミリと噛み締めつつ、渋目のハス茶などすすれば、(これがベトナムの北の秋か…)などと分かった風な気分になれて、とても良き。

今回、この食べ物の存在を教えてくれた人、帰る場所を指南してくれた人、また偶然に見いつける機運を運んでくれた友人にはとてもとても感謝する。

ベトナムに10年住んでて初めて聞いたし初めて食べた。季節ものともなれば、この時期にハノイに呼んでくださった方々にも感謝せねば。

いろんなものに導かれて、今回のComを食べるに到れた気がしますよ。また一つ、ベトナムの食べ物の経験値が上がりました。ありがとうございます!


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お店情報

天秤で移動しながら売られているようなので、常にここにおられるかはわかりませんが、こちらのお店の前におられました。

住所的には、
2D Duong Thanh, Cua Dong, Hoan Kiem

Cha Ca Than Long の別館的なお店の前になります。

 

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