一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

上村雄一シェフ再び! ホーチミンでミシュランスターシェフの宴

フランス料理

ホーチミンは、ミシュランスターシェフの宴が頻繁に開かれる街。かつてフランスとも縁があり、且つフランス系のホテルが充実。そしてミシュランのスターシェフともコネクションが密なのですね!

日本では、とても手が出ないような夢のディナーがすぐそこに。この機会を逃さないで!

 

上村シェフのディナー2回目!

 

ホーチミンにはフランス系資本のホテルグループ
が数多くあるからか、ミシュランスターシェフを
招いてのディナー会などが頻繁に行われています。

いつもはチェックしているのですが、今回はバタ
バタしていて見逃していたところ、お友達から
お声がかかり機会を逃さずにすみました!

 

 

一食、3,000k ドン。
1万5千円。
高いですよね。1食の単価にしては。

私だって、こんな金額、滅多にかけるものじゃ
ありません。でも、ミシュランスターシェフの
経験をその金額でさせていただけるなんて、
そっちの方が滅多とない機会。

そう、もう彼らのお料理をいただくことは食事
ではないのです。「経験」です。シェフたちが
時間もお金も労力も、つまりは彼らの人生を
注ぎ込んできたもののおすそ分けをいただくの
ですから、その程度の金額を安い、と言うのは
放言になろうと言うもの。

なんども同じことを言いますが、ホーチミンに
いると言うことは、そう言う素晴らしい経験を
させてもらえるチャンスに満ちている、と言う
ことでもあります。圧倒的なアドバンテージ。
5つ星なれど気軽な雰囲気で楽しめるこの環境。
なんて恵まれてるんだ。。。

 

 

場所はいつものSocial Club

 

会場はいつもの23階、Social Club.
レストランでもありながら、半個室的なデザイン
のスペースがあり、バーとしてもゴージャスな
様相を誇る、街にあるホテルバー&レストラン
でも出色なお店。

 

 

ハッピーアワーなんか、こんなにゴージャスな
雰囲気なのに安いもんです。以前にご紹介した
屋上でのハッピーアワーも良いですが、こちらの
スペースでも使えるのでオススメ。

 

 

トリュフマヨネーズで食べるフレンチフライ、
食べながらビールグビグビとか最高やで(^皿^)
(せっかくお店素敵なのにあんたがアカン…)

 

 

今回は和食寄りのフレンチが多かった!

 

前回の彼のコースは、フレンチメインでジャパ
ニーズタッチがあった、と言う感じでしたが、
今回は初手に日本酒が出てくるなど、日本食寄り
スタイルが、全編に打ち込まれてました。

 

 

お酒の種類も吟醸、大吟醸と変えてきており、
ちょっと意外。正直この日本酒の味は私の好み
ではなかったのでさらっとスルーしてましたが、
料理が来ると、これ、日本酒が飲みたくなる
レシピで、くっそー(ノω`*) とあっさり負け
を認めて飲んでたけどねw

 

 

 

先付けは、海藻の香りを容赦無く湛えた海の一品。
これ、日本人以外大丈夫か?と思えるくらいの
押し出しで、私は美味しかったけど、周りを気に
かけ、ちょっとビビりながら食べましたw 

 

テーブルには枯山水チップスなデコレーション。
でも同席していたドイツの方には「なにこれ???」
と訝しがられてしまいましたw この手の物の
説明も英語でさらっとできるようにしておか
ないとね。本来のクオリティでないものに対して
本来の説明をつけるのは、ちょっと邪道な気も
するけれど。

 

 

エビの一品は、ほぼほぼ生のもの。それを
ポップリとしたソースや、その他の食材と
合わせていただく。お口の中がすごく幸せ。
ポプーっとした食感の中にねっとりとまとわり
つくエビの甘み。これも日本酒やったなぁ。。。

 

煙をまとって出てきたのは、ホタテのパフ。

 

 

パフって、パイ生地みたいなものに使われる
こともあるけど、シュークリームの皮的なもの
に使われることもありますね。この一口サイズ
の小さなフィンガーフードに、どれだけの味が
使ってたことか!

 

 

プレゼンテーションも含めてやはり素晴らしい。
これにはさすがにワインが合ってて、提供されて
いらっしゃったレッドエプロンの方も、この組み
合わせを大変楽しんでいらっしゃった。

 

そこにさらに寄せて来るのが、こちらの料理。

ラクレット、きたー!!
ホーチミンにあった名店がなくなり、美味しい
ラクレットを食べる機会がかなり減ってしまい
ましたが(あるにはあるけどね…)そうか、
卓上にこう言うスタイルで出すと言う手法も
あるか。

フライドオニオンにかすかな。。。エビ?
メニューには書いてなかったけど、すこーし
香りがするような。

今回は徹頭徹尾、シーフードで攻めてるのです
ねぇ。お次に控えてた皿も、シーフードリゾット。

 

 

エビ、ホタテ、白身魚がごろりと使われ、米は
ソースがわりのような勢いでw そして米の
部分は驚くほどストロングなボニートスープ。
鰹節出汁。これ、ほんと外国の人大丈夫か?
と言う攻め具合。

それでいて、和、一辺倒ではなく、日本人的
には狂喜の域の味なのだけども、ワインと合わ
せてさらに幸せになると言う洋のテイストが
融合しきっている一品。

 

 

赤に切り替わったところで、イベリコ豚の
ローストが。ティンリーと言うベトナムでは
とても身近な花野菜(蕾だけど)と合わせ
てるあたりに、この地で開くディナー会への
敬意が感じられますよね。

 

 

お次は和牛。
と言ってもお肉自体の量は控えめで、メインは
そのお肉と絡める、キャラメライズドされた
玉ねぎにエノキ、スロークックで仕上げられた
卵の黄身。

 

 

それらを全部合わせて食べることで日本人は
すぐに顔を綻ばせるわけです。だってこれは、
すき焼きですもん。

皿の上に盛られた完璧なすき焼き。でもそこに
クリスピーなプレートなどを合わせていて、
ポップな感じも加味。

 

 

なるほどなー、すき焼きの味もこんなスタイル
で提供することができるのかー。

スロークックの卵の黄身をある種ソース的な
位置付けで使うと言う発想も素晴らしい。
これ、卵がなかったら全然別物になってたと
思うし、卵のテクスチャーが受け止める別の
テクスチャーってのもあって、組み合わせを
色々楽しめそう、と妄想全開。

 

 

ブルーチーズのプディング、と言いつつ、
ほとんどこれはババロア的な感じでしたが、
うん、これは自分でも作ってみたい。超美味
しい。話の流れを持ってきながらも、ここで
切り替えてブルーチーズ。面白いなぁ。。。

もう一品、ヘヴィなデザートが出てきたけど、
あれはシェフじゃない、レストラン側の一品
かな? 明らかに違う傾向と、もうお腹が
いっぱいだったのでそれはほとんど食べられ
なかったけど。。

 

やはり価値ある、星シェフの料理

 

 

何にしても。。。
ニセコにお店を構えるシェフのお料理を、
片道タクシー150円で食べに行けてしまった
と言うお手軽さ。もちろん常設のお店では
ないわけですが、ホーチミンにはこんな
チャンスがゴロゴロ転がってるんですよ。

チャンスッつったって、食いしん坊のてめー
みたいなのにしかメリットないじゃないかよ、
なんて思うなかれ。このレベルのディナー会
が、頻繁に開かれて、成立している街に私達
は住んでいるんですよと言う話です。

ことの内容ではなく、その意味を考えた時、
自分たちは素晴らしいタイミングでこの街に
住まわせてもらってるんだなぁ、と、その
幸運を感じずにはおれません。

お腹いっぱい、幸せいっぱい。
この記事リリースするのが今朝になって
しまったので、今回の上村シェフのチャンス
は今夜だけになってしまいますが、もしか
したらまだお席があるかもしれませんよ。

メニューの種明かしをした上では楽しみが半減、
と言う方もおられましょうが、がっつりフレン
チは苦手だけど和テイストが入っているなら
いいかも?って方は、ぜひトライしてみて下
さいね。

私宛にご連絡いただけても良いですし、
ホテルに直接お問い合わせになられても。
楽しまれてくださいませ♪

 

 

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