今回の旅は時系列じゃなく、印象に残ったものをご紹介して、細々したのは、note にまとめます!で、今回は美味しいものの第一弾!こんなのホーチミンで見たことない!
普段なら待ち必至の人気店!
さて、この記事がリリースされた日ほどではありませんでしたが、バンメトートも全体がちょとおとなし目になっている、ということだったのですが…(普段の人出がわからないので比較できませんでしたが)
こちらのお店は、ちょっと閑散気味の街の中にあって、賑わってました。それでもすんなり入れたのでそんなもんか、とも思ったのですが、
「普段は待たないと入れないんですよー」
とのこと。
割にローカルなシンプル食堂ですが、かなり、広い。そしてお店に入って左側の方に行くと…?
あっ、その器具見たことある!三角帽子の、これは蒸し器!上がった蒸気が食材に落ちないように、蓋が三角錐状(←節子、それ円錐や…)になってて、蒸気が鍋肌に落ちるようになってるんだよね。
水溶きの米粉生地を薄く伸ばして蒸す料理に使われることが多いと思う(もちろん他のものも蒸せるんだけど)
空席があるとはいえ、店内はそこそこのお客様で賑わってます。でもこれで「わー!!ガラガラ!」というレベルで普段はもっと大混雑をしているそうな。へーっ(・∀・)
積み上がるお皿の塔
「ちぇりさん、こんばんは春巻きのお店でいいですか?(・∀・)」
今回ご案内して下さった人がそのようにおっしゃるので、もちろん「いいね!!」とは言いましたが、白状します。正直、(え?今更生春巻き??揚げ春巻きなの???)という気持ちがちょっとだけありました。ごめんなさい(。-_-。)
しかしその後、「昔は30個いけたよねー!」「あれ一品しかないんだよね」とかって話を聞いてると、???という感じになってきて…
現場に着いたらびっくりですよ。私の大好きな蒸し春巻きじゃないですか!これはこれは、と思ってたら、なんか様子がちょっと違う…???
これは食事を終えてお帰りになってるところのお隣のテーブル。食べた後の残骸が残っているわけですが…ん??
んんん?!!
なんだっ、あの皿の積み上がりは(・∀・;
別にバスボーイが片付けてる途中じゃないんです。お客さんが席を立った直後、まだスタッフは周りに来てません。
だるま落としでもやっとったんか?(・∀・)
驚異の薄々米粉生地!き
さて着席。メニューをもらおうとしたその時!!
カシャーン!カシャーン!!カシャーン!!!
山盛りの青いマンゴーの千切り、炭焼きの豚肉、薬味のライムと唐辛子、高菜の漬物が無造作に、そして目にも留まらぬ早業で目の前に置かれて行くではありませんかっ。
しかもこれが絶妙で、乱暴に見えつつ、ギリギリ皿がバウンドしないよう、微妙にスライドさせつつサクサクサク!っと置いて行く。乱暴じゃないんです、でも丁寧でもない。速さ重視。
続いて置かれるのが、この薄い蒸し米生地!!
思わず最初はこれ、正直者にしか見えない生地かと思ったわよ!!(笑) うす!!うすっ!!!
ペッタリとさらにへばりつくように置かれた上に、ネギとエビのそぼろかしら。ちょっとピンクな色合いの粉的なものが振られてる。
あれみたい。新築の家の窓にはめ込まれたガラス窓に、その存在を示すために「ここガラスあるでー!」って、なんかフィルム貼ったりするじゃないですか。そんな役割。(違います)
実際そんなに味わいが多く変わるって感じじゃないけど、それでもやるのがベトナム料理。手間を本当に惜しまないよね。これ蒸すだけでも大変だと思うんだけど。
しかし薄いなー。これ、ちゃんと破らずに食べれるの?
実食巻き巻き!
中に何を入れるかは人それぞれなんですが、とりあえず高菜と豚さん。この高菜さんがすっごいうまい具合に浸かっててうまいんだこれがっ。ベト飯なのに日本人の郷愁をそそる。
具材を置いて、生地の端っこを持ち上げて…?うおっ、結構伸びるっ。コシってんじゃないけど、ニョイっと伸びるっ。箸で少々引っ張っても簡単に敗れることはありません。
薄いのに強靭。安心のうすうす。
んでまぁこんな感じですよ。
すごいですよね、持ち上げた記事からちょっと距離ある食材が向こうに透けて見える。薄い。
でも強い。お肉ね、結構ゴツゴツしてるのに、きっちり巻いても破れない。引っ張り気味に食材に貼り付けても破れない。中身を透けさせる薄さを保ちつつ、ギリギリで包んで密着。何この新素材。
んでまぁ、これを数種類のタレにつけていただくのですが、ムッッチョラ(・∀・)
お口に入れると、まずはそのうすうすの生地が口内の内頬と言わず舌の上、上顎と言わず、ムッッチョラと吸い付いてくる。絡め取られそうになるくらいの吸着力。
あ、ムッチョラ、ではなく、ムッッチョラです。「ッ」は二つでお願いします。
そして高菜やマンゴーのシャクシャク、砕いたそれらの間に入り込むムッッチョラ、香ばしいお肉の旨味ジュンワリ。そしてムッッチョラ。たった一口なのに、すごい忙しいwww
で、気がついたら無いなってる(・∀・)
大変、すぐに次のやつを巻き巻きせねば!!ムッッチョラ!!!巻き巻き!!ムッッチョラ巻き巻き!大忙し!!(笑)
で、配られた生地がなくなってきたっかと思ったら…?
問答無用で生地が置かれていくのです(・∀・;
ここのお店の店員さん、お皿持ち大会に出たら優勝候補な方ばかりで、一度にたくさんの、うすうすお皿に張り付き生地のお皿を持って、店内を巡回。生地がなくなりそうなテーブルにすかさずそれを置いていく(๑•̀‧̫•́๑)
ちなみにこっちに「ご入用ですか?」なんてことは聞かない。問答無用で
カシャーン!カシャーン!!カシャーン!!!
と、置いていく。そしてベトナムにしては珍しく、食べ終わったお皿を下げない。ので、こちらは食べるごとにお皿を重ねていくことになる。
目に見える成果
例えば食べていくうちに目の前にはこんな光景が積み重なっていく。
しかしそこにすかさず、店員さんが生地を置く。ストップ!というまで置く。しかし置かれた後にストップといっても、置いたものは引き上げないことが多いようだ。
つまり、店員さんが皿を腕にいっぱい載せて近づいてきたことを、目の前の皿の上のものを食べながらも察知し、相手が腕の皿をこちらの机の上に滑り置こうとする一瞬の隙を狙って、且つそのちょっと前に
「ストップううううう!!!!」
と言わなければ…
こうなるのである(。-_-。)
さあ食え、とばかりに新たな皿が置いていかれる…。
ちなみにマンゴーや焼いたお肉などの具材は三々五々なくなるわけですが、もちろん追加できます。これ、3種類セットなのかな??もしかしたらどれかだけをオーダーすることもできるのかもだけど、
「具材ちょうだいー」
と伝えたら3種類が同数ずつ置かれてました。まぁどれもあって美味しいからいいんだけど。
ってか、具材を食べあげたら見える底のイラスト、超この店に似合わない(。-_-。)
とか何とか言ってる間に、この有様ですよ。
積み重なる積み重なる。
ちなみに私は18皿食べましたヽ(・∀・)ノ
男性の方が若い頃で30皿、今で私と同じくらいの18皿と言ってましたので、ちょっと食べ過ぎかもしれません。
でも、ムッッチョラなの。
美味しさのわかりやすい部分としては「味」があると思いますが、「食感」も大きな構成要素の一つ。このムッッチョラがとてもエロっちぃ。抗いがたい快感がある。
さらには煽られ気味に皿が置かれていくので、ついカッとして食べてしまうと言うのもある(カッとするなよ…)。煽りに対抗して千切っては投げ…ではなく、クルッ(と巻い)ては食べ、クルっては食べ( ・`ω・´)b
お会計をお願いすると、こんな感じで皿を重ねてカウントしてくれます。お皿を下げないのは、これがあるから。下げちゃったらお会計がわかんなくなっちゃう。
しかし逐一、伝票に記録するのと、最後にこうやって皿の数を数えるのとどっちが手間なのかは不明。そして驚くべきはその値段。
この日は5人で食べに行ってて、最終的に生地のお皿は79枚!!お肉とマンゴーはどう言うカウントか知りませんが、まぁトータル価格が318k‼︎何とたったの1500円!!
人により食べた枚数は違いますが、平均すると、一人300円…えーーーーーーっ(・∀・;
「ここは私がっ(๑•̀‧̫•́๑)」
と気軽に言い安い金額。
そして威張れない金額(苦笑)
バンメトート名物…ではないらしい
なにこれーっ、これに近い食べもはホーチミンにもあって気軽に食べられるけど、この好戦的カシャーン!カシャーン!!カシャーン!!!システムは見たことないぞ!!
美味しいし楽しいし、ちょっとエンターテイメント性もある。これ、おもろいんちゃう?!
「あ、でもこれバンメトート名物ってわけじゃないです」
えwwww
聞くとどうやらこれは「このお店の」スタイルらしく、別にバンメトートにたくさんあるスタイル、名物、とかってことじゃないらしい。でもバンメトートに来たら私、絶対行くわっ、ここにまた!
ムッッチョラしにくる、ムッッチョラーヾ(@⌒▽⌒@)ノ
ホーチミンでは見たことないってタイトルなのに⬅︎NEW!
この記事を書いた時点で、ホーチミンでは見たことない、といったのは本当です。私が見たことなかったのは事実。
ですが、それは「私が知らなかっただけ」であったことが、こちらの記事へのコメントや、長くお住いの方からのご意見で判明😅
知らないから見えてなかっただけっていうね。
というわけで、せっかくなのでホーチミンにもある、同じお料理を出してくれるお店に行ってみましたよ!(同じお店ではないけど料理が同じ!)
もし興味を持ってくれて、試したいけど、バンメトートまでは行けないなぁ、という方、よかったらこちらをおためしあれ♪
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お店情報
Banh Uot 45
45 tran Nhat Duat, Buon Ma Thuot
Time : 14:00 – 20:00
Spent : 60,000vnd / person
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コメント
値段はバンメトートより張りますが、ホーチミンでも、 Quán nướng Giấy bạcというお店が手巻き蒸し春巻きやってます。10年は続いてるので、そこそこお客様入ってるのではないかと思います。
>Hoàさん
ありがとうございますー!!!こちらでもあるのですね!しかし10年とはなかなかの老舗。是非とも行ってみたいと思います(๑•̀‧̫•́๑)