目新しく感じたのですが、少なくとも3年前からはあったようですね。観光客の方も楽しみやすい場所にある、日本ではまだあまり知られていないだろう、タピオカ麺のお店です!
Banh Canhとは?
麺の種類の名前です。
と言っても、このBanh Canhにもいろんなタイプがありまして、ホーチミンで多く見かけるのは、押し出しの断面が○の形をした、つるんとした麺。
タピオカ粉も使われているため、麺に透明感があってプルプルしているのが特徴。
これを「うどんのように」と表現した表記を、ホーチミンに来た当初はよく見かけて(そうか…?)と思ってたのですが、それはまた別に、包丁切りをしたような、断面が□に近く、且つ、米粉が主成分の乳白色Banh Canhもあるので、多分それを指してたんだろうなと気づいたのはかなり後のことでした。
日本にもいろんな種類のうどんがあるように、こちらの特定名称で呼ばれる麺にも色々あるんでしょうね。
そしてスープもいろんなタイプがあるのですが、私が多く見て来たのは、カニのお出汁でとろみがついたもの。
とろみがあるのは、麺がツルツルしてるから、サラサラのスープだと乗らないのだと思われます。
エビ・カニ、東南アジアに来られる旅行者さんは結構期待される方もいるのですが、実はホーチミン、意外と安くない。海遠いしな。どローカルに行けばそれなりですが、そうなると今度コミュニケーションが初心者には難しい。
ってことで、手軽にエビカニを楽しめるスポットが街中にあるのは嬉しいですよね。と言うわけで、こちら。
新しいと思ったけど2019年くらいからあるらしい
こんなに目立つ看板なのに知らなかった。
Banh Canh大好きだし、こんな場所にあったら絶対見逃すはずないと思うののに、全く知らなかったから…
もしかしたら以前はもっと地味なお店でリノベーションした?🤔
ともあれ、目についたからには行って見ねばなりません(๑•̀‧̫•́๑)
エビ・カニが並ぶ目立つ店頭
確かに他のお店も、使うエビカニは下ごしらえしてどーんと置いてますけれど、こう言うショーケースに入れてるところは多くは無い気が。
写真たくさんのメニューも掲げて、観光客対策は万全だ。
剥きエビ、デカ目のエビ、カニ、豚足など、麺の具材になるものが勢ぞろい。なかなか壮観。
店内
広さはそんなにないのですが、ポップでキャッチー。やっぱりこんなお店、以前はなかったよなコロナ中か直前にできた…?
足元にあるゴミ箱は、食べた時に出るエビやカニの殻を入れるためのもの。ベトナム、あまり食べた時に出るゴミをテーブルの上に残したままにする、というのはあまりよとしない傾向、かな?
正式なマナー的なものは、人によって言うことが違うので確定できないのですが(笑)、お皿も結構早く下げられるし、そういうことかなーと推察。
メニューにも写真はあるのですが、作業カウンターのところにも大きな写真が出てるので、気になるものがあれば指差しでもいいですね。
メニュー
最もシンプルなも斧は、40kからあります。どう言う味のものか、とか、バンカンのストラクチャだけがわかればいいや、って方はそれでもいいかも。
ただここの名物は、エビやらカニやらがっつり乗せた、130k前後くらいのものが主要価格帯っぽい。
あと、基本の麺+カニ!と言うコンボもあるっぽい。
小さいカニ付きで259k、約1500円弱。
大きいカニ付きで359k、約2000円。
うおお。ローカル麺のBanh Canhにはなかなかあるまじき金額。ですが、丸ごとのカニ付きですからね。
さっきも言いましたが、ホーチミン、カニ、そこまで激安ってほどでも無いのです。ですが、麺+カニと言うコンビネーションを考えると、法外って話でもない。
むしろ、こう考えたらどうだろう。
たとえばひとり旅の方、カニを食べられる海鮮料理店に一人で、というのは金額的にも精神的にもきついものがあるけど、ここならば。
ランチ一食にしては高額かもですが、一人でカニを食べることを目的にするならば、この金額でもありかもしれない。
ちなみに麺抜きで、ガチのカニ料理だけを食べるというのもありっぽい。結構な額になりすけどね。
ジュースとかはめっちゃお安い金額です。
そういえば目の前のカップルさんは、麺+カニのセットを一つだけ頼んでました。あとは分け分け。2人いる場合はそうすれば一人当たりの単価はそれなりにお手軽になりますね。
ふむ。
さすが観光地ど真ん中。市内でもめっちゃ地価の高いとこだし、この金額は致し方なしとしましょう。
ってかまあ強制されてるわけじゃ無いしな。
メニューはお伝えしておくので、行くか行かないかは、読んでくれてるみなさんのご判断にお任せします(-人-)
お味!
で、これです!
いやー!もう、おせちやんこれ!(笑)
エビもカニも入って、盆と正月、一緒にきた!みたいな感じ(笑)
シンプルなものでもよかったのですが、実はこの直前に実に残念な店に当たってしまったので憂さ晴らし。反動で150k弱のDac Biet(スペシャル)頼んじゃった(笑)
そしたらおお正月らしい景気良い盛り付け!
ってか、どんぶりも大きくて量が多かった!なるほどこりゃー分け分けしたくなるわ(笑)
透明感のあるプルプル。大変典型的なBanh Canh。
そしてスープは…美味しいんだけど、私にはちょーっと甘かったかな?
しかし慌てることなかれ( ・`ω・´)b
ベトナムのこう言う大衆食堂では、卓上調味料で味変することが前提、とまでは言いませんが、自由に味付けをアレンジして良いことが多いです。
そして海鮮系のお出汁に関しては、ライムがかなり有効。特にスープが甘い時。甘さを緩和し、ぎゃいの旨味を引き立てます。
辛いものがお好きな方だと、こう言うチリペーストを加えてもいい。この二つでかなり自分好みの味になりました。
そしてどんぶりの中はとても賑やか。豚肉も入って入れば、エビ、すり身の天ぷら、豚足などなど。
豚の血を固めたこれは、「入ってるけど食べられる?」っオーダー時に聞かれました。親切だな。
ウズラの卵は、どの料理に入ってても見つけた時に幸せを感じるな?
そしてここでもう一段階、味変。
卓上の液体調味料、色が薄いのがヌクマムで、奥の濃いのがお醤油。
醤油は加熱融合させないと、結構醤油醤油してしまうので、私はヌクマム派。ヌクマム、塩気もあるけど旨味の塊なので、液体味の素くらいに思ってるとこある。
しっかし賑やかだな。
カニの身はこうしてほぐされてわさわさ入ってる。
ちなみにヌクマム、どんぶりの中にもいくばくか入れたけど、こうやって小皿に出して、具材をちょんちょんとつけて食べてもいい。
この豚の骨つき部位に関しては、コラーゲンぷりぷりで美味しかったけど、まあ食べにくいので気をつけて(笑)
白い服じゃなくてよかったわー(・∀・)
総合的に見て
ぶっちゃけ、ここより美味しいBanh Canhはたくさんあります。
味だけで選ぶとしたら、トップランキングにこっちらのお店が入るかどうかは微妙なところ。値段もそこそこ高いし。
しかしながら、初心者の方に「美味い店があるから」と、5区に行かせるのはハードル高いし、何より旅行者さんの場合は時間が惜しい。彼らは大きなお金を積んで、異国で過ごす時間を買っている。
もちろん、大冒険を旅の醍醐味とする方もおられるので、一概に「遠くや辺鄙なところはダメ」とは言いませんが、おそらく多勢である「なるべく歩ける範囲で」「わかりやすい位置にあり」「一人でも入りやすいお店」的なことを勘案すると…?
このお店、知っててもいいのでは無いかな?と思うのです。
ってか、ベンタン周り、今絨毯爆撃してますが、新店も多く賑やかなのはいいけど、スカもかなり増えてます。そんな中でサービスも悪くなくこぎれいでわかりやすく、味もそこそ、となるとですね。
とういわけで、ひとまずのレポ。
今度はカニ食べてみるかなー。
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Banh Canh Ut Thao
171 Le Thanh Ton Q1
Time: 09:00 – 22:00
Spent: 150,000vnd / person
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