移転前の店舗は完全に侮ってましたが美味しいという噂は聞いてた。そして移転後、ふらっと寄ったら「ご予約がない場合は…」と断られるなど?!絵、なにそんなに人気店?!
あの場所にあった店
Le Thanh Tonにほど近い、Ton Duc Thang 通りに、以前はあったと思うんです。もしも私が思い描いているのが同系列のお店だとするなら。
でも…痩せた湯婆ばみたいなキャラクターが掲げられてて、いまいち入る気になれなかったんですよね。新店にそのキャラはいなかったものの(あのお店かー)という気持ちが拭えず、ずっとトライしてなかったんです。
ここ、Tuさんとこ近くなので、よく目にはしてたんですが「何かの折に」と言い訳しては先延ばし。
しかし先日、昼時ちょうどこの周辺にいたのでふらっと寄ってみたら、超満員?!😳
「お客様、ご予約がないようでしたら1時間ほどお待ちいただきますが、どうなさいますか?」
と、丁寧なご対応。
まーぢか!
席を見てみると、確かにまだ昼前だったのに超満員。これからランチタイムに入るオフィス客が入ってくれば、なるほど1時間は確実に空かんだろう。
ということで、初回は辞退した。
と、同時に、入ってたのはほとんどがローカルの方。彼らがこれだけの盛況さを見せているということは…?
美味しいに違いない( ・`ω・´)b
というわけで、再トライ。
次は土曜日のちょっと早い時間だったので&オフィス客も少なかろう、とまたもや予約せずに行ったら、うん、30分待ちでしたw
まーぢか。いつも大人気!
こりゃ、特にピークタイムと思われる際には、予約必須。待ちたくない人は予約することをお勧めします。
点心&中華一品
まずは点心がずらりと並ぶのですが…うぉっと、ここの点心、9割がエビ使ってる😅
私は大好物なのですが、旦那さんが食べられない。「別にちぇりさん食べたらいいよー」とは言ってくれるのですが、できれば分け分けしていろんな種類のものを食べたい(笑)
ので今回はエビ仕様のレシピはスキップすることがまず第一条件。
幸い、上海小籠包はあってくれたのでよかった(あいつは豚肉使いだ)。
腸粉も、チャーシューがあルナ。でもベーシックな奴はエビ。
うん、ここ今度エビ食べられる人胃袋貸してくだされ(笑)
プレゼンはお上手ですが、あまり浮き足だったところはなさそうなお店だなーと思ったら…
ぴよヽ(・∀・)ノ
ぬおおおお!カヤ?Ca Deってのが調べてもわからなかったんだけど、漢字を見ると、カヤと読めなくもない。ココナツミルクと砂糖と卵を煮込んで作るトロトロのアンコみたいなの。
え、それだったらいいなあ。
香港に言ったときに、この手の動物ヤムチャで有名な結構お高い店で大失敗こいたので、以来装飾系の点心には警戒心もあるのですが…
Tung Garden さんのカニの点心とかめっちゃ美味しいからなあ。ベトナムはちょっとばかり遊んでるやつがあっても、食べて見る価値はあるかもしれないという淡い期待。
炒めもの系一品になると、ホテル並みの金額になってきますな。まあそれも量や質が満足できれば問題ないので、ちょっとこの段階ではジャッジを控える。
おー!麻婆豆腐!
前の店舗でも、これだけは美味しいという評判が聞こえてきてたから、これは期待。頼まなければ。
そして他にも豆腐メニューが充実&レシピがおしゃれじゃな。
ナスの炒めもの的なやつも石焼式で美味しそうだけど、石焼ものは麻婆豆腐を頼んだので、ちょっと静観。
チャーシューやかも、Heo Quay(豚の皮目カリカリ焼き)は相当気になったのですが、他にも大皿を頼んだので、下の、麺に乗ってるものを試して見入ることに。
三宝千搒麺というのが、カリカリ焼きもチャーシューもアヒルも乗ってたのでそれにして見る。
他にも麺はあったけどゴージャス系。
一人の時にサクッと食べに来るかな。
超リッチな皿になると、760kなんてものもある。なかなか攻めてるけど、こういうのがないと人をお連れできない場面とかもあるから正解よな。
あ、北京ダック発見。
なかなか強気なお値段ですが(5つ星と同等くらい?)日本で食べることを思えば断然安い。
私も、ホーチミンにきてから何度北京ダックを食べただろう。ホーチミンで食べておくべき料理の中に、中華だから入れにくいけど、北京ダックも入ってるわねえ。
おっ、この牛肉の麺とか回線麺も美味しそう。一人でサクッと案件だな。
デザートもある。あー、ハスの実たくさん食べられるやつだー!
ビールもあるけど、ソフトドリンクも充実。ベトナム、特に都市部ではお酒飲む人も増えてきたし、男性は以前からビールは普通に飲んでるけど、家族連れとか女性が多い場には、やっぱりソフトドリンク系も重要な戦力。
菊花茶とかがさらっとポットで出してもらえるのもいいな。
うーん、お楽しみが満載の予感!
注文はセルフカキコミ、ですが…?
さて注文は、メニューにもある番号と照らして、何が幾つ欲しいかを自分で書き込むスタイルです。こっちの方が人を待たせなくていいよね。
でも上いうところこそ、テーブルオーダーシステム入れたらいいのになって思う。
ともあれ、表裏で全メニューを網羅した上で、ある程度カテゴライズされており、それは数字の前のアルファベットで区分されている。
メニューの、メニュー名前にそのアルファベットと番号が明記されているので、内容を細かく見なくても、単純に美味しそうな写真の番号を探すだけでも注文はできる。
はずだったが…?
ぬぬっ。ぬぬぬっ。
絶対食べて見たい小籠包。が、ない?
メニューに戻って確認すると…?
D04.
商品注文表に戻ると…?
D4が、飛ばされてる…?
そんな。小籠包なんて結構点心の目玉じゃないのか。それを飛ばす?単なる印刷ミス?それとも提供するのをやめた?えー!小籠包ーー!!
と、こういう時は勝手に絶望的にならない異様に気をつけましょう。
明らかに変なので、そういう時は速やかに店員さんに聞きましょう。
そしたらある、とのお話で、でもやっぱりオーダーシートに記載はないらしい。
ので、お姉さんが用紙の下の余白にささっと書き足してくれました。なるほど。そこに書けばいいのだな?
D04 Banh Bao Thuong Hai
覚えた(๑•̀‧̫•́๑)
テンション上がる皿の数々!
Sweett and Sour Pork Rib
忙しかったからかヤムチャがのちに来たのですが…どうよ。もう見るからに美味しそうじゃない?!
着皿と同時に「わあ!」って思わず声が出たわよ。
ホーチミンでは決して珍しい料理じゃない。実際このスタイルのものは過去二位何度も食べて来たから、初めてのことでもない。でも「わあ!」って浮き立つ😆
お肉が柔らかくって骨からスルッと外れる仕込みになってるのはもちろんのこと、タレが。甘酢のタレが、すごく美味しい&個性的。
どう個性的かというと、味自体にそんなに強い甘さはないのですが、香りで甘さを連想させてる。しかも香ばしい。多分多くの人がこの風味に気づくはず。
そう、トウモロコシの香り。トウモロコシそのものというよりは、トウモロコシ茶とか、昔懐かしのお菓子・ジャイアントコーンを食べた時の香り。
どうやってそれをつけているのかはわかりませんが(そういう香りのオイルがあるか、濃く出したトウモロコシのお茶を味付けの一つに使っってるか)直接の甘味を抑える役割は果たしてると思う。
砂糖や味醂、類似の甘味料を使った料理は客をすぐにお腹いっぱいに感じさせてしまいがちだから、こういうのは本当にクレバーよね。
初手から関心。
なんだこのレシピは。
Ma Po Tafu
さて、前の店舗でも評判だったこちらの麻婆豆腐もすごかった。
グーツグツグツグツ!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
はい、美味しそうー!食べて見ると、山椒がほどよくきいていて、ホーチミインでは少数派の甘みの少ないタイプ。
トロミが気持ち抑えめなのにしっかりと旨味が乗り、絹の舌触りながらしっかりとした弾力もあり、美味しい美味しい!
揚げたて、ではないけど「おこげ」が添えられていて、それを割ったところに麻婆豆腐をかけて食べると、さらに美味しい。
なんとなんとー!
これはとても好みかも!
誤解のないように言っておくと、極上、とは言いません。もっと旨味が強かったり、もっとスパイスがかっこいい麻婆豆腐は他にもある。
ただ、このバランス。また他の料理もいろいろ食べる中にあってのこの味。実にバランスが巧みだし、美味しさだけに特化しないレシピ構成。なんて巧妙で親切で鮮やかなんだ。惚れたっ(๑•̀‧̫•́๑)
三宝千搒麺 Dried Noodle with BBQ combination
お肉の様子を見るために頼んだこちら。
最初から肉狙いで麺を重視していなかったせいか、麺はかもなく不可もなく。ゴーレム効果😅
ですが普通に美味しいです。よくあるウォリュウォリュ麺よりは中華たまご麺に近く、香りもそれよりですが、かなりしっかりな輪郭で硬めの麺。お好きな人はツボるはず。
そして、アヒルー!皮部分が薄ーくってパリッパリ!
あーっ、こりゃ北京ダック案件だ!
そして豚は皮目カリカリ焼きのもチャーシューのも美味しい!あー、これは肉ざんまいしていいところだ!
あと、持ち帰り位調味料としても買えるっぽいSate。おそらくこのお店のオリジナルなんだけど、めっちゃ美味しい。横に唐辛子がついてることが物語る通り、そんなに辛すぎない。旨味重視。
これ、ご飯に乗っけたり、卵かけご飯に混ぜても美味しいと思うけど、こうやってスープに解いても美味しいなあ。
お店によって味が色々なものだけに楽しみにしてるんだけど、ここの、美味しい(^・^)
Beef Dumpling with Truffle Sauce
見た目の竹墨アイテムには一切興味がないが、Truffle Sauceと言われると食べて見たくなるミーハー。
しかし、Beef Dumpling、牛肉の餃子というのはまた珍しいな。ま、見た目通りの色物か…?と思ってたら…
美味しい。つるっとした皮、じょわっと旨味のある具材、そしてふくよかなトリュフの香り。え、これは一人1籠案件。美味しい…。
Banh Bao Thuong Hai 小籠包!
はいはい定番小籠包は一番最後に出て来ましたよ。混雑時には遅くなるということは作り置きをしていないか、蒸すタイミングがオーダー後なのか。
どちらにしてもフレッシュなものをいただけますな、とポジティブに解釈しよう(笑)
そしてこれ、美味しいわよ。ものすごいスープの充実感。かぶりつくと、ぽわりと口の中を満たすスープ。うまい。旨味がワワーッと広がって、すごい充実感。。。
そして写真撮り損ねましたが、こちら、卓上に紅酢があるの。これが小籠包を食べる時にとてもよく合う。
いや、なかったらなかったで十分美味しい。ただ自分的には紅酢があるということがポイント高い。
あら。あららら。
良い。とてもとても良いぞこの店。
美味しいだけじゃなくて、なんかテンション上がるんですけど?!
大混雑な中サービスも素晴らしかった
1階はそんなに広くない。そんな中に結構な人数が入るので、正直広々って感じじゃない。自分たちが座ったのも結構小さめの2人席だった。
となると、少し場内が気忙しくなっても致し方ないと思うのですが、一人、フロアマネージャーさんらしき方がいて、その方がとにかくどこのテーブルもよく見てる!
実働部隊はもちろん他にもたくさんいるのですが、例えば最初のお皿が私たちのところに運ばれて来た時、
「お箸はここに!」
と、卓上の箸箱(ちょっとわかりにくいかも)を絶妙なタイミングで言いに来てくれたり、小籠包が運ばれて来てさあ食べよう!と意気込んだ時には、
「こちら紅酢はこちらになるのでよろしかったら」
と、教えてくれる。他にもいろいろあったのですが、そのどれもが絶妙なタイミング=よく、状況を把握してるのです。
それはもちろん自分たちだけに対してじゃない。外国人とあからさまにわかるので、多少気にかけてくれてたかもしれませんが、ただの一見、初見の客にそこまでする義理はないのです。
そして事実、他のテーブルにも満遍なくよくよく気が付いておられた。
実働部隊の皆さんも、英語ができる方が多くて大変助かったし感じの良い方が多かった。これは…
近く再訪案件ですね。
外側から見て、また以前の店舗の様子から勝手なイメージでちょっと引け越し気味になっててごめんなさい!こりゃ、相当面白いお店出、いつも満席なのも納得。
おそらく、ですが、今の店舗に移られてからの方が客足が賑やかなのではなかろうか。インベスターさんが入ったりしたのかなあ。なんにしても…
同じ飲茶でも中華でも、ちょっと他にいはないメニュー構成、レシピ構成が楽しめる店。〜〜のような中華料理、という表現が見つからない。
かなーり興味津々です。このお店はただ美味しさを求めるお店ではなく、それ以上のところを望めるお店。特に、食に関して通じてる方、飲食店関係の方で見る方が見ればきっと至宝。
その予測が間違いでないことを願って、私もまた近く再訪したいとおもます!またも楽しい中華のお店が見つかったぞー!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
A Ma Kitchen
62 Vo Van Tan Q3
Time: 10:30 – 21:00
Spent: 400,000vnd / person
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