何気なーく、気がついたら頼んでたこちらは、ベトナム料理の1ジャンルを担っているらしい?!鶏好きさんには朗報です!
最近の鶏肉事情
そう言えば最近不穏なニュースが。
どうやら国境付近で、本来なら廃棄されるはずの「基準値外」の廃棄鶏が、不正にベトナム国内に出回っているというニュース。
まあ成分的なことは一般消費者には分かりにくいのですが、それとは別に、すんごく美味しくない鶏肉が出回ってる。
使ってる企業さんもしってか知らず可なのですが(大量消費系のお店だと、機械的に作業に流すだけで味を確認してない可能性)、まー、ほんとに何を食べてるかわからないほど味のない鶏を使ってることある。
感覚として、個人経営の小さいローカルレストランで使う鶏は、しっかりしたものが多いけど、大量消費元々ブロイラー系でよく遭遇する印象。
これは完全に予想というか、個人的な疑惑でしかないのですが、コロナで数年輸出ができなかった国からの長期冷凍物などの粗悪品をつかまされてる企業さんがあるのではないか疑惑。
ほんっとに味がしないので、粗悪な冷凍環境により味が抜け落ちたのではないか、なんて思ってしまう。
飲食店で遭遇するのみならず、激安の冷凍チキンなんかにも見られますな。鶏肉、信頼できるところから買わないと、全く使えないものが横行している。
思わぬ遭遇
そんな中ではあるので、新規の鶏料理の開拓など、警戒案件でしかなかったのですが、なんか…気がついたら頼んでた(・∀・)
別にそんなに食べたいと思ったわけでもないし、本来他のものを探してたんだけど、なんかこの店が目に入って、なんとなく気がついたら頼んでしまってた。
なんの基準で出てきたのか知りませんが、ベトナム料理には、Ga U Muoi Hoa Tieu、という料理ジャンルがあるようですね。
この料理名を掲げたお店がかなりたくさん出てきました。
そう言えば、食べたことある。
一見、蒸し鶏に見えるこちらの鶏、かなりしっかりしたものが多く、多少のスパイスは使うものの(名称から胡椒や山椒を使うことが推察される)基本はシンプルな塩味で、とにかく鶏が決め手というか、鳥が主役のシンプル料理。
ええやん、なんかちょっとタンパク質欲しかったし、揚げ物じゃないからあまりヘヴィそうでもないし。
こんな人には無用かと
ちなみに、こんな料理があるということはお知らせしたかったが、実際に頼みたくなるかどうかは、かなり限られたじょうけんの方かどうかによると思われる。
以下のような方は、このお店は無用かと。
・ふわふわ雛鳥、またはブロイラーがお好きな人
・骨がついてる鶏肉食べるのが苦手な人
・ゴリッゴリの皮を噛みしだく顎運動が面倒という人
上記の反対になる、地鶏系が好きで、骨があろうとかぶりつき、ゴリュゴリュとした食感の皮を持つなんて最上級やないか、というのは個人の好みで、最近は、そういうものに価値を見出さない方も増えているということで事前にお伝え(-人-)
見るからに美味しそう!
この料理は仕込んであることが多いので、かかる時間はお店と家の距離次第。今回は、Phu Nhuanのお店のようだったので、我が家からはちょっと時間がかかりましたが、調理時間はほとんどかからないのですぐに到着。
うわ、手袋がついてる。
ということは、鷲掴みけいやな?
完全に冷たい状態で食べるパターンと、ほんのり温かい状態で食べるパターンがあったので、私は温かいパターンで。
うおおおおお!
なんかっ、すごくっ、立派な鶏!!
この皮の張り具合、そして力強い大きさ、いかにも締まって見える鶏の身!
骨付きをぶった斬ってるので、見目より可食部分は少ないかもですが、うまっそー!!!
半身分で、125k。
安いやろ。。。こんな立派な鶏の半身。。。
薬味もいろいろ入ってまして、タデがメインの緑ものと、チリソース、塩胡椒、クムクワット(柑橘)。こりゃシンプルに塩胡椒が美味しそうだなーとか思ってたら…?
予想以上の食べ応え!
えっ、これはすごい!
ぶっちゃけ、日本人は調味料要らんという方も多いのではないか。
しっかりと塩が入っており、鶏の旨味がガッツリ引き出されてる!昨今のボヤけた味の多いチキン状況を思うと、そうそう鶏ってこんな味やった!という感じ。
皮がグリュッグリュとしており、とりあえず皮だけ食べてもたいへん幸せ。
鶏の皮が苦手という方の理由によくある、ブニブニした感じや脂っこさが微塵もない。噛み切れはするけど歯応えがすごく、旨味が!!!
身の部分も、よくブラインされてるのがわかる仕上がり。眩しいほどに白く、艶やかに仕上がってる。
繊維が乱れないのは、仕込みでしっかり味を入れられてるから。あとはもちろん火加減も。
エシャロットやニンニク、レモングラスなどを香味に使い、黄色はターメリックからの贈り物。
それらをなじませ、ものによっては蒸したり茹でたり。更に場合によってはその後皮を張らせるために、低音のオーブンで少し乾かしたりすることもあるようだ。
え、うんまい。
鶏好きの人にはたまらんえで、これ。
Com Lam をお家で
山岳民族がよく食べてる竹筒の中に餅米を入れて蒸す、Com Lamがあったので試しましたよ。好きなんですよね、これ。
大抵は切れ目が入ってるので、そこから竹皮を剥がすなり割るなりして中身を食べます。
今回はパンダンで色がつけられていた様子。
この餅米、よく野菜色素でカラフルに仕立てられてることが多い。
この色が味に影響することはごく少ないのだけど、もしかしたら(これも推察です)限られた食材で調理することが多い環境にある方たちが、食卓をより楽しくしようという気持ちから色をつけるようになったのかも?
もしくは縁起担ぎとか?
理由はわかりませんし、鮮やかすぎて「着色料なんて体に悪いものをわざわざ使わなくても」という声もよく聞くのですが…
ベトナムの、山岳民族の方が食材色素を手軽に買い出しに行けると考える方が無理がある。確かめたわけじゃありませんが、野菜色素で色付けをされてる、と考えた方が筋が通る気がしますなあ。
ちなみにピーナツ塩をつけて食べることが多いです。こちらのお店のは、ピーナツ塩に砂糖も入ってて、ちょっと甘め。私はシンプルに塩だけ+ピーナツが好きかな😅
なんかお煎餅みたいなのもあった
なんかコメを潰して伸ばして焼いた?揚げた?お煎餅みたいなものもあったので試しに買ってみましたが、これはイマイチ。
サクサクしてるのかと思ったら、揚げ焼きのようにしているようで、ちょっと脂っこい。あまりサクサクもしていない。
加えて味付けが、甘い。
そう言えばCom Lam につけて食べるピーナツ塩にも砂糖が結構入ってた。
甘じょっぱ系は別に嫌いではないが、このての煎餅とか餅米につけて食べるのはシンプルな塩味が、自分的には好きですな。
何はともあれ
ヤーっ、鶏、堪能。
最初一つ二つ食べてあまりに美味しかったので、晩ご飯のためにキープし、旦那さんと分け分けして食べました。
皿に盛り直すと、さらに上等感。
そう言えば以前、Tuさんも販売しよったなあ。中部のあたりの食べ物だろうか。
シンプル至極ではあるけれど、鶏のうまさをググっと引き出し、もう鶏一本勝負!みたいなお料理です。
ローカル料理なんだけど、日本人も受け入れやすく、むしろ大好きな人多いと思う。
ただし、先に書いたように、食べにくい(笑)
大きな骨こそ外されてるけど、お子さんが食べる時時は、骨、気をつけてあげないと、薄い肋骨のあたりの骨なんかは下手に噛み割ってしまえるだけに、飲み込まないように注意。
しっかしこれ、んまいっすわ。
鶏好きさんにはたまらん一品。
他にたくさんお店あるから、いろいろ食べ比べてみんといかんですねー♪
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Ga U Muoi Hoa Tieu 68
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