Banh Uot 自体は多分いろんなところにあると思うのですが、どうやらこちらのお店のものはダラットスタイル、というやつらしい。ダラッと、あまり表に出てこない気がするけど、生地もの、美味しいのが多いもんなー♪
何気なく眺めていたら
味覚って、自分にとっては不可欠な刺激なので、空腹は我慢できても、刺激のなさには我慢がならない。いわゆる「口さみしさ」とかにも関わることなのかもだけど…
腹は減ってないが、何か、食べたい。
作業しながらそんなことを思うことがしばしば(だからダイエットできねーんだよ)。
おおっ、Banh Ut!
すごく空腹というわけじゃないけど、お菓子ではなく食事的なものを食べたい、という時、ベトナム料理はとても便利だ。胃に重くなく、それでいて、ちゃんと食事した感を感じられるメニューが多い。
忘れていたが、そんな時に、Banh Uotは最適ではないか。
Grab Food のなにがいいって(まあGrabに限らず、こういうデリバリーサービスがって話だけど)眺めてるだけでもベトナム料理のインスピレーションを得られるところだ。
天女の羽衣、Banh Uot
軽食だけど重い?(物理
で、即到着。
このフレキシビリティも素晴らしいぞ。そして…
(ズシッ
お、重い…
出来心で測って見ると…?
ぬああああっ、重い😅
実際には調味料も混みなので可食部分だけの話じゃないですが、重い。確かになんでも乗せを頼んで、路上で買うよりは高い金額だったけど、こんなにモリモリとはw
お野菜たっぷり!
いろんなスタイルがあると思うけど、ここのは葉っぱもいっぱいタイプ。そこに鶏は割いて、ではなく細切りにして、紛れ込ませてあるスタイル。
全部のせには、キンカン(卵の前身)も入ってる!
2区の人気店、Pho Ga Pho Coさんで、キンカン入りのPhoを出してくれると大騒ぎした自分ですが、よく見たら普通に他のお店でも結構使ってる食材だったw
自分のブログを「キンカン」で検索しても結構出て来たw その検索の仕方だと柑橘のキンカンも出てくるけど、この卵のキンカンもよく出てくる。
なんだよ自分、結構食ってんじゃんw
つけるか、かけるか
さて、Banh Ut。Banh Uotと表示されてるものもありますが…基本ヌクチャム、という、ヌクマムに甘みと薬味で味わいを足した調味料を使います。
これみ、アラカルトのベトナム料理屋さんにいったら必ずと言って良いほど、なんかの料理についてくるやつ。
米の生地によく合うんですよね。原料の米、に反応して日本のめんつゆとか醤油を合わせると、大抵変なことになる。そして考えたら日本の麺って、小麦粉で作ってるものが多いよなと。
米の麺、生地は製法上、小麦麺にはない素材が必須だったり工程も違うから、簡単にめんつゆと合わせる、とかってのが実は難しいというね。同じお米の国だけど、使い方や米の路線が違うからややこしや。
あ、久しぶりにお箸がハズレでした(・∀・)
最初は調味料を別皿に出してちょんちょん、つけてながら食べて見る。なんとなく、ちょっと食べって後にとっておこうと思ってたんだけど、全体にかけると時間置けないしなーっと思って。
でもやっぱりかけて混ぜて食べたくて、ザザーっ!(笑)
つけて食べるのとかけて食べるの、当然ですが、味が違う。
どっちが正しい、ということはないと思いますが、やっぱザザーっとかけて混ぜ混ぜして食べるのが自分は好きらしい😅
もう遠慮なく、全がけしたよね。
ちょっと多いかな?と思われるかもしれませんが、生地がね、吸ううんです。またこの生地薄いから、生地と生地の間に入り込むし、最初はタプタプしてますが、すぐに馴染んで(え?足りない?)という気持ちになりますw
ただし、これはヌクマムベース。
あまり摂取しすぎると塩分過多になるのでご注意。
サラダ感覚・天女の羽衣!
ところでいろんなスタイルがある中で、こちらのは、Goi Ga とか、Goi Vit というベトサラダなスタイルの一つ。
細切りの玉ねぎ、各種葉っぱ、フライドオニオンなどを混ぜ混ぜして食べるんですが、これがまたヌクチャムとよく合う。
そして主役がこれだ!!
うっっ、うっちゅくちい!!
輝かんばかりの白さ、そして透ける儚げな薄さ!まさに天女の羽衣!
こんな湿った羽衣重いし身につけたら冷たくて敵わんと思うけど!(笑)
最初はこんな風に折り重なってくっついてますが、ヌクチャムの水分を与えると、ハラリとほどける。
このまま食べても美味しくないです。
よくよくヌクチャムを絡ませたり、サラダの合間に入れ込んだりしていただきます。
米粉を溶いた生地を蒸した生Banh Utを提供する露店もありますが、ここのはおそらく乾いた生地を水で戻したもの、かな?
ちがってたらごめんやけど、お店でももう戻したもの、またはを用意して「取り分けるだけ」で提供するお店が多い。
小麦と違って、グルテンのコシに頼る生地ではないので時間を置いてもダメージが少ないんですね。もちろん、蒸し立て・ゆでたての生地にしか宿らない風合いもありますが…
手間をかけず、保存がきいて=ロスが少なくて安く美味しく提供できる米生地文化、おそるべし。
具材が充実
メニューによっては入ってないものもあると思いますが、具材の充実度もよかった。最もポピュラーにメインを張れるだろう鶏肉は、地鶏の風合い。
皮目も、蒸すか茹でるかの調理だろうに、コッリッコッリである。
最近、巷には材料費高騰の余波か、味もへったくれもないブニブニした物体でしかない鶏肉を使ってるお店が増えてますが、ローカルのお店には、頑として美味しい鶏を使い続けてるとこ、多いね。全部とは言わんけど。
そして唾らしかったのがモツ系。
この鳥レバーの手入れの美しことと言ったら。そして茹で過ぎない絶妙な火入れ。偏食の色むらがないことから、ちゃんと水分が飛ばないようにして冷ましたことがうかがえる。
まったゴンゴン炊き上げたわけでもないのだろうなあ。低温調理はあり得ないけど、均一な熱の入り具合から、穏やかな火で時間をかけて火入れをされたのではないかと想像。
わかんない。わかんないよ?現場をてないから。
しかしモツの扱いの七面倒草さは、料理をしたことある方なら察しがつくと思う。
かくして…
ちょい食べのつもりが、あまりの調理の見事さに引き込まれて美味しくて、うなりながら550gからの1食分を完食。いやー、満足満足!
と、幸せな気持ちに浸り、ベッドにゴロン♪
…いやいやいや!作業の合間!ちょっと気分転換に口さみしさを慰めるだけやなかったんかい!!
恐ろしい…
ローカルフードの魅力、恐ろしい…
そして自分の意思薄弱さはもっと恐ろしい…
いやはや、楽しいですねえ。
お店に食べに行く方がもちろん美味しいだろうし楽しいと思うけど、お家にいてもこのローカル体験。おそるべし( ・`ω・´)b
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Chot Nho – Banh Ut Long Ga Trung Non Da Lat
@ Grab Food
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