日本レポがまだもうちょっと残っております。派手なエリアじゃありませんが、もしももしも行く機会がある時には強くオススメしたいお店!
広島県福山市
私がホーチミンにくる直前に、5年間いた街です。
今回、ほぼ10年ぶり?にお友達に会いに行った次第。つまり、ホーチミンに引っ越してから一度も帰ったことがなかった(・∀・)
なのでもう駅前の様子は変わってるし、見たことない建物はできてるし、自分の記憶は薄れてるし…
なのでこのお店があったかなー?って感じだったのですが、ごめん。自分の口コミサイトのアカウント見直したら、行ってた。2013年に。多分ベトナムにくるギリギリの時期に。
ただその時はまだランチが千円だったりしたので、内容も随分変わったのだと思う。実際、今回食べたお料理は、以前のものとはかなり違っていた、というか、格段に上等なものになってて、それでわからなかったのだと思われる。
ただ、前回もすこぶる感心していたことは変わらない。
好きな、お店なんだな。
ランチメニュー
実は別のお店に行こうと思ったらそこが貸切とかで入れなかった。今思うと、おあれはお導き。
実は、こちらのお店も危なかった。ほぼ満席。ギリギリカウンターのお席に入れていただきました。
メニューはこちら。
10年前とは価格も内容も変わってます。
なかなかボリュームありそうおなので、この日はLUONTランチの方を。
ドリンクは別紙から選ぶってことで、
ランチタイムの最低価格が2,000円ライン。さて。どんなお料理が出てくるか😊
お料理!
どりくは、梅田さんの生姜x瀬戸田レモンのジンジャーレモン」ってのにしました。寒い寒いと聞いてた日本、、この時は結構温かかくて、外を歩くと汗ばみぎみだったから、さっぱりして美味しかった♪
そして鰤のカルパッチョ。
鰤をカルパッチョにするかー。青物。
でも見てこれ、すごくいい部分使ってる。
添えられてるのは焼きみかんのガスパチョ。そういえば四国の方だったか、みかんで育てられてる鰤、あったな。
青物とみかん、ちょっと味の組み合わせ、考えにくいかもだけど、結構合う食材なのかも。何よりこの見た目。まるで花壇のようだ。
オレンジの果肉もあって、たっぷりのソースを絡めて食べると、うん、美味美味♪ 塩気は控えめなんだけど、鰤の城田一がとてもお良いし仕立ても良いので、旨味がとっても良い具合に効いている。
そして驚いたのがこちら。
秋らしいしつらえですが、主役は蕪。
これが素晴らしかった!
丸ごとのローストだったのかな。蕪の水分がこの輪郭の中にたっぷりと詰まっていて、ほんの小さな一口を食べると、ぶわあああっと水分が溢れてきて、まうで食べるスープのようだ。
蕪のホノ甘さ。温かさ。焦げの部分が放つ香ばしさ。煮詰まり。皮に近い部分の繊維の集まる部分の歯ごたえ。
なんとまあ蕪一つなのに、食べるのが楽しくて楽しくて仕方ない!
こういう形状のものでロースト、というと、ビーツの丸ごとローストを思い出します。ビーツと河野株は全く別物なので、そうか蕪もこうするとこんな味わいになるのかという驚き。
ってか、全くこの味の傾向は記憶にない。
以前の料理も美味しかった、と自分で記録してはいたけど、今回のこの味の傾向、全く記憶にない。
まあ10年前のことだし記憶の枠に入ってなかっただけかもしれない。まるで知らないお店に伺ったかのようだ。
そして、スープはこちら。
優しい優しい優しい味付け。ともすると、先ほどの蕪一色の、お口の中でスープだと感じるほどの単一の果汁(っていうのか?野菜も)の方がインパクトを感じる気もするけど、こちらは複数の食材の美味しさが幾重にも繊細に重なっている味わい深さ。
すごいなーっ。野菜。野菜がとにかくめちゃくちゃ楽しそうだ、皿の上で!
この辺だったかな。
あまりに私がニマニマしながら食べてたせいか、少し手が緩んだお店の方がカウンター越しに話しかけてくれて、このお店で使われている野菜の多くは、自家製のお野菜だっと言われた。
福山市内の北のエリア、記憶にあるエリアの地区名が出てきて、一瞬懐かしさに気を取られながらも、野菜への愛情を感じる味わいから、畑の様子を頭の片隅で想像しつつ、野菜たちが楽しそうにしているのにつられてこちらもワクワクしてくるなど。
しかしここでガツンとお肉の一品。
鶏もも肉のマレンゴ風煮込み。
主役こそ鶏肉なのですが、ソースにはお野菜の旨味がぎゅーっと詰まってて、濃そうに見えるこのビジュアルですが、酸味、旨味、深さ、もう楽しくて楽しくて。
友達と言ってたら、きっとキャーキャー言ってたと思う。一人だったので流石に声には出さずに、でもニーマニマしてたけど(笑)
お料理はここまでなのですが、とにかくお野菜が主役。や縮約とか脇役、とかないか。お野菜たちみーんながなんか楽しそうで、とにかくにぎやか。
仕上げはビーツのケーキ。
そういえばアメリカではビーツ入りのサワードゥのパンがあるって聞いたなあ。パンにビーツ。ちょっと自分には思い浮かび難いけど、生のビーツが使えると、そういう方向に行くのかも。
こちらはチーズケーキ。
ビーツの味わいをどこまで押すかというのは作り手さんのさじ加減かと思うけど、色が可愛いねー♪
穏やかな酸味のチーズケーキにピンクの装い。でも自然の色なので、エディブルフラワーのデコレーションとしっくりきてるのがまたいいね。
コーヒーは追加で。
チーズケーキが美味しそうだったので、セット外のドリンクを追加。チーズケーキだから紅茶も良いかとお思ったのだけど、お店の方にどっちが合うか、どっちがお好きか?と聞いたら、コーヒーだというので。
そしたらこのコーヒーがまた美味しく。
日本はその嗜好をベトナムと異にするからか、違和感を感じることも多々あったのですが(優劣ではない)こちらのお店のはコックリとゆっくり味わいたくなるコーヒーでした。
豆や炒り方にもこだわっておられるんかなあ。
駅から歩いて3分の距離
福山には、もちろんバスは走ってるけど、そんなに本数が多くなく。あまり離れたところだと、車がない場合人に勧めるのも難儀するのですが、こちらのお店はなんと駅から歩いて3分、たった250mくらいの距離。
福山に公共交通機関で行かれれる場合は、JRかバスかという感じになると思うので、こちらのお店に行くのは難しくないと思います。
車の場合にも近くに有料の駐車場がいくつもあるから大丈夫。予約はしてった方が良いかも。とっても人気だったようなので。
普段の食事のランチとしては、少しお高めの価格帯。ですが、食べてみると、それはお安いことがわかる。育てるところからお野菜を慈しんでおられるんだものね。
ちょっと、お野菜に関しては味が濃くて元気なベトナムのそれを重宝している感が自分の中でありましたが、こちらのお店でちょっと「主語を大きくするんじゃないよっ」と喝を入れられた感じ。
そうだね、日本のお野菜も美味しい。
全体の印象というのはあるかもですが、とにかくこちらのランチ1回で楽しめる野菜たちの競演は素晴らしい。
こういうお店はどこの街にもある、というわけではないので、福山に来たらぜひ、楽しみに行って欲しい。夜にゆっくり、ワインと合わせて食べてみたいなあ。人によってはお野菜の概念が変わるお店かもしれません😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Luont
広島県福山市三之丸町4-12
Time: 11:30 – 15:00 / 17:30 – 23:00
Spent: ¥3,500 / person
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