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【ホーチミン】全然オシャレ「じゃない」靴屋で欲しいものが思いがけず見つかって知る自分の世界の小ささなど ~ Khanh Hoi

雑貨

ホーチミンで意外と困るのが靴探し。MはLはやたらと残ってるのに、自分のチビ足サイズがなくて、結構補充が困るのです。が…?

室内履き難民

引越しをして部屋が変わり、あまりにも履き潰した室内ばきがみすぼらしかったので捨てて買い換えようとしたけど、まーこれが見つからない。

ただのスリッパじゃダメなんです。私チビだから&こっちの洋的お部屋の中には、やれキッチンのシンクだなんだが結構高いことがある。

なので室内だけども厚底だったり、できればウェッジソールでかかとが若干高いやつがいい。

でもこれが、ない。
デザインはおしゃれじゃなくていいんだ。室内ばきだから履きやすさ一番。ナースサンダルみたいなのとか、おばちゃんつっかけ十分。だから贅沢は言ってないはずなんだけど…

ホーチミン中心街、目につくおしゃれな女性用ミュール関係が置いてあるお店って、売れ残りなのかLとか巨大なサイズはたくさん在庫があるのに、Sが、ない。なんならMも、ない。

特に自分が「あ、これいいかも」と、好みの下限にでも思ったものは、ほとんどない。

実際には室内ばきだけじゃなく、Covid後に人に会う時に履いていけるサンダルも少なくなり(どんだけみすぼらしいものばっかりしかなくなってたんだ)、結構な件数、思いたる限りは回ったんだけど、なーい!!

仕方なく通販にも手を出してたけど、実際に履いて合わないものばかりの状況で、通販で届いたものがピタリとはまる!なんてこともなく…買ってはハズし、落胆の連続。しかしもう見に行きたいと思えるお店も尽きてしまった。

以前は年に数回、日本にかえってたからその時補充してたんですよね。さあどすべ。。。と思いながら小一ヶ月。家の中歩くのにもしっくりこないなーと思いながら過ごしていたのでした。

滅多に行かないエリアに用事

そんなある日、滅多に行かない4区に行く用事ができた。用事自体はすんなり終わって、さあ帰ろう、と思ったのですが…

なーんとはなしにお散歩をしてみることに。暑かったし、普段なら絶対速攻車を呼ぶかカフェに入るかするのですが、なんだろう。その時はなんとなく歩きたくなった。

決して歩きやすい道ではなく、車の往来が多い大通りの脇道だ。なんの目的もなく苦行のようにそういうところを歩くこと5分ほど。

ふと。
こんなお店が目に止まった。

左右には食べ物屋さんやら部品屋さんのお店が並び、決してファッション通りとかでもなく、昭和の商店街にあるような、地味ーな靴屋。もののラインナップから見ても、おそらくインスタできらびやかにやってるような感じはしない。

近所のおばちゃん相手やろか?
そんな感じの地味ーな店。

ガラス越しで反射して見づらいが、おしゃれっぽい感じに見えるものでも、あれだ。ベンタン市場のサンダル街にあるくらいの量産デザインのものばかり。

この店を記事にしてください、と言われたら大変困る。面白サンダルでも見つけて、茶化しながら書くくらいの構想しか浮かばない。

だから一旦は、通り過ぎたんです。
でも、なーんか気になる。

ので、10mほど一旦過ぎたけど、引き返して入って見た。
中は暗く狭かったので、すんません、写真は撮っていない。そもそも書く気なんてなかったので、素材も特に要らんだろうという心算。

そもそもあれだけ…Covidの規制が緩んで街に出られるようになってから結構探したからもう、半年弱くらいは探してて、それでも見つからなかったものが、こんなところ(失礼!)に見つかるもんか。そんな諦めもあったと思うでも…?

まさかの2足!

それに店内に入っても、やっぱりピンとくるデザインはない。いくら部屋ばきだから注文はつけないとはいえ、限度はあるし、少なくともソールが厚いかウェッジソールでかかと高めのもの、という縛りはあるので、ざっと眺めてフィルタリングするだけでも、ほとんど気になるものはない。

と思ったその時。

ワーーーー!すっごい、なんでもないやつ!(笑)
可愛いとも思わんし素敵とも思わんけど、そーそーだこういうやつ!つっかけっぽく履けてデザインがうるさくなくて、かかとはあるけど安定感があるやつ!

しかし、問題はサイズだ。市内中心地のお店でも、なんとか好みのものを見つけてもサイズがなくて断念することがずーっと続いた。ここにそれがあろうものか。。。

普段は36というサイズなんだけど、Covidの間、開放的な履物ばかり履いてたせいか、足の甲が怠惰に広がり(ちゃんとした覆いのある靴を日常的に履くって足の形の形成に絶対影響あると思う)縦方向のサイズはいいけど、横が、入らん…orz

だよねー、いつもそうなんだ。
すると落胆しかけたこちらを見たお店の人、「待ってなさい」と素早くその身を翻し、お店の奥に入って言った。

そしたら白い方は37、緑の方は38だったかな。違うサイズを持ってきた。いやいやそれは大きいって。横は入るかもしれないけど、盾がガバガバに…?

……ぴったり!😳

白い方も…???
ピッタリ????!!!😳

しかも驚愕の履き心地。
フィット感がすごい。気持ち悪いくらいに自分の足にピッタリで???!

「どっち買う?」

と聞いてくるお店の方の言葉に食い気味に「両方!」と即決でしたわ。たまたま同じ値段でしたが、1足350k。どローカルの夜市とかで買えばもっと安いのは知ってるけど、半年間探しても買えるものが見つからなかった身としては値千金!

えーーーー!こんなところで、こんなピッタリなのが、見つかる?!エーーーー!😳

なんか、狐につままれたみたいでした。
そして言っておきますが、たまたま私の足に合ったというだけの話で、どの靴もサイズのバリエーションが豊富だとか靴の質が良いとか、そういうことはないので、このお店に過剰な期待はしないでください。

わざわざ行ってくれ、という意味で引き合いに出しているのではないのです。ですが…

欲しいものがある時は

行動エリアを変えてみよう!

用事がなかったらこなかったエリアだ。眼中になかったというか、このお店の存在すら知らなかったので眼中に入れようもなかったのだが、偶然にも通りがかった。

そして普通ならこのお店を見かけるとこまで歩こうともしないのに、たまたま歩いた上に、通り過ぎたのを引き返してまでお店に入った。そして見つけた。

350k x 2足で700k のセレンディピティ。
(安っすい奇跡やなーwww)

でも自分にとっては、大きな成果。
初めての場所に行ったら必ず欲しいものがそこにある、という話でもないが、自分が知り得る範囲内に見つからないなら、ちょっと外に出てみれば?という話。

あと、ちょっとでも気持ちに引っかかって、時間が許すなら、まあそれに接してみるといいよという話。

イメージは、狭い自分の世界にしかない

そして「こんなものが欲しい」「自分はこんな人が好きだ」「自分の好みはこういう系統である」などと思う時。

それはあくまで自分が見聞きしたものの中にしかなく、体験からしか想像できない。でも…

自分の世界って、どのくらいの広さがあるんだろう?って。

広さがどのくらい、というよりも、狭いんだよ。自分程度が触れてきた世界なんてたかが知れてる。そう思う方がシックリくる。

それなのに「どこを探してもない!」と叫んでいたとは、お前どの程度探した結果だよってお話で。

自分がイメージ・想像し得る「欲しいもの」は、狭い自分の世界観から生まれたものでしかない。

尊大で居たつもりはなくても、いつの間にか自分が知ってる世界が、世界の全てのみたいになってて大笑い。かっこ悪りぃ(^^)ゞ

あ、でも欲しいものは明確に欲しいと思ってないと目に入ってこないこともあるから、狭い世界ながらにも、何が欲しいかは明確にしておいた方が良い。

最低でも「履物が欲しい」と思ってなかったら、この店に入ろうとは思ってなかったと思うので。

自分が知らない「欲しくなるもの」が世の中にはいっぱいある

そして今回見つけた2足の履物。探してる最中に、「どんなのがいいですか?」と聞かれても、これは頭には浮かんでこないデザインのものでした。

ってか、そもそもデザインセンスないので、「これに似たもの」と、例に出せる手駒も少ない。

でも、今回買った2足。実際に目の前にしてみると、悪くない。嫌いじゃない。消極的でもアクセクタブル。提案あっての欲求喚起。

更にはそれを履いてみると、なんてこった。今持ってるどんな靴より履き心地がよく、気味が悪いくらシックリくるとか、ちょっと気持ち悪いくらいなんですけどっ?!

知らなかったよ、こういうデザインを自分がすんなり受け入れるって。知らなかったよ、こんなに自分に快適な靴があるなんて!※なん度も言うが、ただの偶然な?別に靴の質が良いから履き心地が良いとかって話ではない

目にして触って履いてみて、体験すると良さがわかる。そんなこともあるんだなーと。

「こんなのが良い!」という希望を持つのは良いことだと思うんだけど、狭い自分の世界の中で「これじゃなきゃダメだ!」と頑なになるのは、実はチャンスを逃してるのかも?と思った次第。

場所にしても同じだ。「中心街の品数がありそうな女性向けのオサレ店が一番探しやすいだろう」なんて、なんで自分は決めつけtなんだろう、と今は思う。

サイズだってそうだ。デザインによって、同じサイズでも、自分の足に対する様子が変わるので、いろんなサイズを試して見た方が良い。

ま、頑なさを貫いて思いを遂げるってのも、悪いことだとは思わないけどね(^・^)

つまりは…?

外に出て、世界を広げるといいことあるかも?という話。

自分が知ってるどこの靴屋に行っても、ナイナイナイナイと言い続けてたら、ずーっと見つからないのです。たまに、新作入荷で好みのものに出会えるかも知れませんが、アテのない話です。

広げなくても構わない。でも広げると、なんか素敵なことがある確率は高くなる。偶然も、自分が動かないと起こらない。

そして100%大好き!じゃなくても、まぁとりあえず試してみるです。試したら一生それと付き合っていかないといけない!という義務が生じるわけじゃなし。

試してダメなら買わなきゃいいんです。

試してダメなら離れたらいいんです。


でも試さないと、それを自分が好きかどうか、わかんないんです。

結構あるよね。試してないのに、なんとなーくで「そういうの興味ないわー」とか言って避けてるもの。

過去に体験からそう思うなら無理にとは言わん。言わんが、時が変われば感じ方も変わるってこともある。昔嫌いだった食べものを大人になって食べてみたら、美味しく感じたなんてことは、ままある話。

今回の、唐突な(スリッパ程度ものだけど)シンデレラ・フィットな靴のお買い物は、あんまりにも偶然すぎて、しかもあんまりにも想定外すぎて、なんか示唆に富んでるなーと、いろいろ考えさせられたのでした。

おまけ

ちなみに私の若い頃。
なんとなーく近しくなった人が、みーんな血液型・X型の星座・ニャンコ座の人ばっかりだった頃がありました。(該当者にご不快な思いをさせてはいかんので、架空の血液型と星座にしてますw)

で、それらが全員、おつきあいには至らなかった。ということはどういうことか、どうかお察しいただきたい。

ということで、そのうちその前情報が入った時点で、相手のことを知りもしないのに完全にアウトオブ眼中状態。近づくこともなくなりました。

全く根拠のない条件で、よくもそこまで割り切れるなと思うくらいには若気の至り=馬鹿げの至り。

ところがあなた。

人生で親より自分を解放してくれ、大事にしてくれてる旦那さんは、若い頃に忌避していた、X座のニャンコ座だったというオチがありましてね(^^)ゞ(いやオチ、言うなや)

血液型や星座で人格形成が決まるなんてナンセンスですが、まあ、もしそういうことがある、と仮定すると…

神さん、あのころ一生懸命「こういう人にも目を向けやー!つまらんこだわりで好き嫌いを決めるんやないでー!」と言ってくれてたんだろうなーと思うなど。

それをガン無視した結果のワタクシのダメんずウォーカーっぷりは、なかなかのものだったと思いますが、そのお話はまたいつか。(そんなん聞きたいやつおるか?w)

何はともあれ、今は快適な室内ばきを得て、新居でとても楽しく快適に暮らして居ます。

靴屋さんに関しては、単に客の数が中心街よりも少なくて、在庫・サイズのバリエーションがあっただけ、という話かもで、他のお店でも起こり得ることかも知れませんが、近くに行ったらまた寄ると思うし、今後は、入ったことがない、行き慣れない場所のお店にも、ふらっと入ることが増えそう。

やー、いろいろと、良いお導きをもらいましたわ♪


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Giay Khanh Hoi
118D Hoang Dieu, Q4
Time: 08:00 – 21:00

 

※Wi-FiのIDやPassはお店の都合により変更されてることがあります

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