ワクチン打つ・打たない問題
こればっかりは個々人で事情も違います。
例えばアレルギーのある方、特定疾患のある方などは打ちたくても打てないわけですから、一概に「みんな打つべき」とも言えません。
医療機関も、情報提供は惜しみなくしてくれていますが、最終的には「個人の判断」。
それぞれに現状・分かっている事実を勘案した上での判断であれば、どちらを選んでもお互い尊重するしかないかな?と思われます。
中には、お仕事の事情で打つ一択で選択肢がなかったという方もおられるかと思いますが、突き詰めるとそれでも尚、個人の判断。
この記事でも、そこは最初に伝えて起きたいと思います。ちなみに私は機会があるなら打つ派です。
そもそもワクチンがどうやって効くか?という話
なんかファイザーとかモデルナなどの名前は聞いたことがある。そしてどれが危な「そう」とかいう話もする。でも漠然としかワクチンってもののことがわかってない、と言う方も少なくないと思います。
と言うか、わたしもスラスラきっちり説明なんてとてもできなかった…。
ので、医師に提供してもらった資料などをもとに、そもそもワクチンがどうやって効くようになるのかのおさらい。
とまあ、その前にまずは気楽に、こんな風に可愛く説明した動画があったので紹介しますね。
La vacuna pic.twitter.com/DMU6EcKXjq
— Gustavo Vela (@GustavoVela71) June 21, 2021
戦いたいウイルスに「見せかけたもの」を体内に入れる(ワクチン)、と、そいつが体内で本物のウイルスのように悪さをし、体内の細胞が「何すんじゃワレー!」とお怒りに。
で、そのワクチンを叩きのめすわけです。その際、叩きのめされたウイルス「のようなもの」(ワクチン)は、履歴を残す。こんな奴が来たことがあるよ、と。
するとその時に教えてもらった様子のウイルスが次回体内に入って来たとき、体はすぐ気づく。「おいっ、お前あの時のあいつやんけ!」と。
体はすぐに臨戦態勢→悪さがひどくなる前に潰す、という、これがワクチンの役割の説明。
ちなみに私は、上の動画の中でワクチンが体に入り、体内細胞を煽って回ってる時の描写が可愛くてとても好きです(。-_-。)
コロナに対するワクチンの代表3種類
代表3種類に関しては皆さんも耳にされることが多いかと思います。ファイザー・モデルナ・アストラゼカ。
この中でファイザーとモデルナに関しては、その働く仕組みが同じカテゴリーなのですが、アストラゼネカはそこを異にし、発症予防効果だけ見ると、前出二つに数字が劣っていることから「不安」だと思われてる方も多いようにお見受けしますが…(実際には予防には十分な数字だとされています)
みんながみんな、mRNAタイプのワクチンを受けられるわけじゃないようなんですね。上記表項目の一番下にある禁忌に該当する方などは、アストラゼネカの方がアンz年。
また温度管理についても若干の猶予があります。常夏で、且つ、その辺の管理について日本でも右往左往していることを見ると、保管に関してはアストラゼネカの方がまだ扱いやすいのかも?と思ったり。
さらに詳しくはこちらに書かれています。(上記の表は以下の記事内に掲載されているものです)
そして上記はあくまで代表3種類であって、気になるのは…?
ベトナムでのコロナワクチン事情
詳しくはこちら。
2021年7月17日時点での、在ベトナム日本人医師・中島氏によるレポートです。
ベトナムでは上記3種類以外にも認可されているものがあり、最近までにわかっている、今後得られるであろう各ワクチンの予想数などが記されています。
ちなみにこれまでの経緯や、その後の状況レポートなどもこちらにまとめられているので、ご興味のある方はどうぞ。
ホーチミンにいて、外国人にワクチン接種の機会はあるのか
個人的には、少なくともすぐではないと予想しています。一部、必要があって接種種された日本の方はいらっしゃるようですが、私のような立場だと、経済活動、防疫活動に寄与する存在ではないため、優先順位は多分かなり低いです。
フランス政府は在外自国民に対してワクチンを送り、摂取させる方針を取っているようですが、日本はまだまだ国内も足りていない状態なので、在外の人間に回ってくることもまだなさそう。
ではベトナム国内での状況は?というと、こちらも不足気味。
こればっかりは仕方ない。
ただ…
ワクチンを打ちたい、という意思表明をすることはできるようです。外国人もその範疇にあり、ネットで予約、という形での意思表明ができるそう。
ただし、あくまで予約という形であり、確約されるものではありません。
予約登録前の注意事項
ベトナム国内でのワクチン接種希望予約前に知っておくべきこと
予約の話に進む前に、知ってっ置いて欲しいことがいくつか。
◆早く登録したからと言って、優先的にワクチン接種がされるわけではない
◆感染対策の従事者や経済を支える16のグループのいずれに所属しているかに関する情報提供をしなければならない。つまり接種の順番は所属グループの優先度に従うと思われる。
◆ワクチンの接種が完了すると各々にQRコードが配布され、これは将来的にワクチンパスポートを作成するために必要な情報となる。
つまり、予約登録はできるけれども、どの段階でどのくらい有効かは未知数ということ。なので、強く予約登録をしましょう、というつもりは私もありません。
ただ現状にある選択肢として、こういうものに登録しておくこともできますよという話。
ワクチン接種希望予約はどうやってやれば良い?
日本国からのケアについて
日本人のワクチン接種に関しては、在ベトナム日本国大使館のホームページ内にある、ベトナム国内に在住の皆さまの新型コロナウイルスのワクチン接種のページから詳細を知ることができます。
◆一時帰国をしてワクチン接種をする方法
◆ベトナム国内での接種状況の説明など
について書かれています。
が、一時帰国するにも今は帰国者数が制限されているという話も聞きますし、費用や時間もかなりかかるので、人によって現実味の濃さは変わってくるかと思われます。
またベトナム国内での接種に関しても、諸々まだ国が交渉してくれている段階の様子で、具体的な推進に関してはもう少し待つ必要がありそうです。
在ベトナム日本国大使館によると、ベトナム国内で受けられる可能性があるワクチンはアストラゼネカの可能性が高いとされていて、希望するワクチンの種類についても勘案が必要とのこと。
ただこちらに関ししては上記記事発表後に色々状況も変わっていくかと思いますんどえ動向注視が必要かと思われます。
2通りの予約の仕方
◆So suc khoe dien tuというアプリ上から
Google⇨https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mohviettel.sskdt
Apple ⇨https://apps.apple.com/vn/app/s%E1%BB%95-s%E1%BB%A9c-kh%E1%BB%8Fe-%C4%91i%E1%BB%87n-t%E1%BB%AD/id1555911794?l=vi
◆ウェブサイトから
外国人も予約可能(ただし7月17日時点ではベトナム語のみの提供。数週以内に英語版がリリースされるとのこと)
https://tiemchungcovid19.gov.vn/portal/register-person
実際の予約の流れ
上記のサイトに行くと、こんなか画面が出てきます(以下は携帯画面)。で、私が理解した各項目と選択を例にご説明しますね。
ちなみにPC上でも同じ内容のことが聞かれています。また必須記入項目のみ答えて送信しました。(ので必須でないところはスキップしてます)
英語訳が出てないということは外国人はまだ申し込みを許されていないのでは?とちょっと思ったのですが、上記の英語サイトにも、また医師の見解でも申し込みは受け付けられているとのことで、トライして見た次第。
一番最初に答える、本人/ 代理のところ。ご家族について申し込む場合は代理を選んで一人分ずつ申し込むことになるようですね。
職種のところは、私の場合は主婦なので(ええこれでも)、Google先生に聞いて、「nội trợ」と書いて出しました。学校に行ってる子供さんとかなら学生=học sinh、かな?
ごめんなさい、ベトナム語には明るくないのでネット情報。間違ってたらすみません。が、記入式の欄なので英語で答えても大丈夫かな?と思ったり。
わかりにくかったのが、最後から3番目にあった、Dan Toc という項目。無理やり「属性」という言葉を当てましたが、民族名がずらっとセレクトに挙がってました。
その中で、一番最後から3つ目にあった、Nguoi Nuoc Ngoai というのが、「Foreigner =外国人」に相当するようでした。これがある、ということは、外国人の受け付けをしている、ということでもありますね。
その次に国を聞かれ、最後に優先順位を決めるための、自分が属するグループを聞かれるのですが、Covidの対策に当たっている人や、経済活動に置いて摂取が必要な人、などいろんな項目が。
自動的に9.の項目が記されていて(それ以降も選択肢はあったので最後の項目が記されていたわけでもないっぽい)「保健省が指定する科目」みたいな訳になってたのでそのままに出しました。
最初「保険証に委ねる」的なことかな?と思って上の写真に書いてるけど微妙な翻訳(-“-;)
ともあれ、特に優先権を主張する立場にもなく、他は割としっかりした属性を書いてるものだったので、これが一番妥当かな、と思いました。
ここまでが個人情報。
次に進むと問診が。
基本的に、大きな病気やアレルギーなどをお持ちでないかたは大丈夫かと思いますが、大体がこんな感じの質問訳。(医学用語が使われている箇所もあり、一部正確でない可能性があります。類推される症状をお持ちの方は医師にご相談ください)
基本は「NO」にマークが入ってます。
万が一該当する項目があれば、「Co(Yes)」の方にチェックを入れてください。ちなみに右のKhong roは、不明・わからない、のような意味。
次に、最後は一般的な注意事項。
ワクチンを打ったからと言って、それは有効な予防策だけど絶対かからないわけじゃないよ。引き続き、予防策はしっかりとってね、とか、副反応のリスクは知っておいてね、とか、摂取後に異常を感じた場合廃止の指示を仰いでね、などなど。
その先に進むと、登録した電話にOne Time Passwordが送られてくるので、それを入力して完了。
私はこれでトライして見ましたが、先に行ったように、早く登録したから早く順番が回ってくる、というものではないようで、英語版も数週間内には、ということらしいので、それが出てからでもいいと思います。
ただ今できることの選択肢として、こういうものもあるようです、ということのお知らせでした。
日々変わる状況
ちなみに、2021年7月17日に更新された、中島医師の「ベトナムへのワクチン入荷状況」の記事によると、
2021年6月3日の保健省の発表によれば、現時点で計1億7000万回分のワクチンを確保しており、今年中に1億2000万回分のワクチン(内訳:①モデルナから500万回分、②スプートニクVから2000万回分、③アストラゼネカから3000万回分、④ファイザーから3100万回分、⑤COVAXから3890万回)がベトナムに到着することになっている。
とのこと。
詳細な時期などは分かっていないものの、一定数の見通しは立っている様子。
もちろんあくまで予定なので、どう変化して行くかわかりませんが、どんな形でも状況がなるべく早いうちに沈静化することを願いつつ、情報には気を配り、できる限り協力的に過ごして行きたいですね。
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