Bun Mamという食べ物を探していて、うっかりLau Mam (マム鍋)というのを見つけてしまった!!それだけでも意外だったのに、出かけてみると、さらに意外な事実が判明!!
Lau Mam とは
Mamってのは、魚介類に塩を加えて発酵させたペースト状の調味料。nuoc mam、カタカナではヌクマムと度々紹介している、ベトナムでは欠かせない調味料の魚醤は、水、という意味の単語と、そのmamの組み合わせ。
mam だけで書かれているときはペースト状のもののことが多いようです。↓下のお店の、Man Tom というのは、tom=エビに特化した発酵調味料のこと。
で、このmamになんでそんなに執着しているかというと、インスタント麺で食べたら美味しかったのに、こちらのお店で食べると、意外な甘さが加わっていて、ちょっと違和感を感じたから。
もちろん、お店それぞれにレシピはあるわけだから、こちらのお店の味は味で間違ってるわけじゃないんだろうけど、きっと自分の口に合うものがあるはずだ、と思って探してたんですよね、Bun Mamという料理。そしたら…
Lau Mam、という料理が引っかかった!!そうか、要はスープがmam味になるわけだから、鍋にするって手もあるのか!だけど今まであんまり食べたことがなかった。
そもそも鍋も、Lau Tom (エビ鍋)とか、Lau De(山羊鍋)とか、食材を冠したものが多くて、スープをメインにしたお鍋って、これまで自分はあんまり遭遇してなかったかも。これは、もしかしたら自分の探してる味かもしれない?!
5区の地味ーなお店でした
というわけで、場所などを気にせずお店に突進してったら、5区でした。ほとんど来たことが無いエリア。サイゴン大学が割と近くにありました。
と、隣の赤い看板に紛れて全然陰が薄いですが、お目当のお店はその右側にあるお店。
こちらです。周辺にはおやつ売りのお店がたくさん出ていて、大学もあったし、若い人が多いエリアなのかなーと推察。ということは、安くて美味しいお店が多いエリアかもしれない(๑•̀‧̫•́๑)
中もシンプル。でも面から見たときよりはお店然としてるかなwww
メニューはシンプル!
ベースは、Lau Mamの小さいのか大きいのですw
2人だったら小さいので十分。
アラカルトもあります。そして鍋ももう一種類、Lau Thaiってのがあったので、トムヤムクン的スープと思しきものもありました。が、もちろん初志貫徹。Lau Mam一択。
ちなみに、セットにはお野菜系と魚介類系のお皿がセットでついてきます。それプラス、各種具材をオーダーすることもできますが、その単品具材は気持ちお高めだったかな?いうても、300円とかそんなもんだったけど。
まさかの具材!!
そして出てきたのがこちら。
エーーー!!花鍋じゃんこれ?!
確かに、Lau Mamって、具材のことには触れてない料理名だけど、なにこれー!!花鍋って言えば、というか、Lau Mam Hoa とかなんとか言っとけばもっとニーズつかめるかもなのにー!ww
もしくは、花鍋自体がとてもポピュラーで庶民的なもので、日本人がキャーキャーいうほどのものでも無いのかな。。。でも自分としては、花鍋、やっぱり心浮き立つ!!ビジュアルもだけど、愛でるだけの花にはあまり興味なく生きてきたので、(食べれる)花を愛せる自分、というのが見つかって非常に嬉しい。なんだか人並みになれた気がするよ(´-`)
たんぱく質類はお魚メイン。多分川魚だなぁ、こいつ、と思ったのだけども、思い出して欲しい。どうやっても泥臭さが感じられる川魚を、ヌクマムにつけて食べてみたときの感動を。
味濃く調理されてる魚に、ヌクマムなんぞ必要なかろう、と、ホーチミンで暮らし始めて7年間。川魚は忌避してきたが、なんと、そのしっかり味の料理魚をヌクマムにつけて食べた途端!!
泥臭さが消えるだけじゃ無い。なにがどうなったかわからないが、僧正押下で「非常に美味しい」まで昇華されるそのマジックのような変貌ぶり。そして今回は鍋のベースがmamである。
期待を込めて、グツグツグツ。あれだけ華やかにボッファボッファに盛られてたお花類も、あっという間にチュン♪となっちゃう(笑)
魚類は、出しに影響するほどの量じゃ無いので、ベースのスープが味の決め手。果たしてどんな味がするんだろうか。
うおー、こっくりとした魚ベースの深みがあって、そこに結構甘味持たされてる。なるほど、mamと名がつく料理のスープは、割に甘みをつけるものなのかもしれない。
でも、以前食べた Bun Mam ほどのベタ甘さじゃなく、ほどよい甘辛。そしてかなりコックリとしたコクがある。
臭みはほとんど感じない。これ、私がこの手の料理を好きだから感じないのかな?と思ったけれども、一緒に食べてくれた方も、変な癖は全く感じない、と言われてました。
添付調味料は、タマリンド、レモングラスフレーク、チリ。Bun Mam には、タマリンドが合わせられることが定番のようですね。スープの味がしっかりなので、ライムよりもタマリンドくらいのコクのある酸味の方がバランス良いのかもしれません。
魚ベースなので味の方向性は違うけれども、印象としては、普通の海鮮出汁の花鍋が寄せ鍋だとしたら、これは「すき焼き」。喉が乾くほどじゃ無いけど、生卵があったら、それにつけて食べると美味しそうな気もします。
あ、他のお鍋料理の時も共通ですが、ブンが一盛りにされてくっついてとりわけにくい時は、スプーンなどで切り分けましょう。そしてブンを手元の小椀に取って、そこにスープを注ぎます。
茹でる必要がなく、且つ鍋の中に入れてしまうと回収が困難になり、鍋の中が大変汚くなってしまう。たまに鍋の締めに乾麺などが出てきますが、その場合はもちろん鍋の中に入れて炊くけど、ブンやフォーなどは炊く必要がないので、手元で。
これ、覚えといてください。結婚式の宴会などで宅が同じになった日本人が気を利かせてよく鍋の中に麺を放り込もうとするのですが、周りのベトナムの方達、ギョッとしてるし、あとで回収ができなくなって、鍋がゲトゲトに。みんなが鍋に手をつける気が失せる状況を作りかねません(。-_-。)
鍋で炊かなくても、この通り、ちるちるですヽ(・∀・)ノ
正直スープのお味がかなりしっかりな上に、お野菜類ってターップリスープを含むので、ちょっと喉が乾いてきますが、ブンを入れると、どんぴしゃり。いやー、ローカルでの久々ヒット!(本当に久々か?そんなこと結構言ってないっけ?)
ランチタイムは大入り満員
まさかこんな形で、Bun Mam を楽しめる機会絵を得られるとは。しかも花鍋!!コリャァ、いいところを見つけましたよ!
そして本当にこれは偶然ですが、目立たない外観にもかかわらず、ランチタイムは満員でした。あっちでもこっちでも、このお鍋。
そういや、牛肉を追加で頼んだんでした。というのが、先に来ていたおじさま二人が牛肉を焚いていて、それが見てたら、鍋に入れてさっと火が通った段階で、全部牛肉を別さらに取り出し、あとで手元の椀に加えて食べてました。そうですね、炊きすぎると硬くなるものね。
しゃぶしゃぶ方式で食べるというてもありますが、それでは都度、橋を持ち替える必要が出てくるので(ナマ肉触るお箸と、調理後のお肉を触るお箸は必ず別!)合理的といえば合理的ですよね。そしておっちゃん達の意識が高い。真似をしたくて頼みました(๑•̀‧̫•́๑)
食べ慣れてる感のある方もいたので、リピーターも多いんだろうなー。ここ、構えは地味だけど、名店なのかもしれませんよ!そして花鍋にバリエーションが加わりました!!以前は値段や具材だけで語ってたけど、これは新カテゴリー!!いやーっ、いいもん見つけた!
花なべ角(やまぶき)1500枚
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お店情報
Lau Mam Quan Vy
106 Tran Binh Trong Q5
Time : 24 hours
Spent : 170,000 vnd / person
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