おもてなし、となると意外と困るベトナム料理。ローカルに真髄あり、と思いつつも、相手によってはそうはいかない。そんな時にここおすすめ!
※コロナに寄る社会隔離後、閉店された模様です
クローズド&シック・ゴージャスな空間
かなり話題のお店なので、すでに行かれたことがある方もいらっしゃるかと思います。
Home Finest。ハノイの方にも拠点があり、今度は南であっという間に評判を上げているお店。
場所は、牛角さんのお隣です。
日本領事館も近くにあって、割に知られてそうでありながら、大通りにあるのにひっそりとした雰囲気と、予約なしでは入店が難しい、と言う状態の連続で実質クローズドになってるためか、意外と気づかない方も多いようで。
ただし、外からは地味なのですが、中に入るとこんな個性的な建物なんです。さして広くない空間なんですが、バーティカルの使い方が非常にユニークかつ面白い店内。
もともとこう言う造りだったのか、このお店のためにしつらえたのかはわかりませんが、かなり面白い。
1階の座席は4〜5テーブルが横に並ぶスペースしかありませんが、雰囲気はかなり良い感じ。2階の方がもう少し落ち着いてて大人な感じですが、欧米の方ばっかりがいらっしゃいましたな。おそらくホールのオペレーションを大体の言語でまとめて行うようにしてるのかも。
まぁ、1階もかなり流暢な英語をお話になる方がサーヴしてくれてましたけども。
個室ではないのですが、これくらい調度に良いものが揃えられてて良い雰囲気だと、社用でお客さんを連れて来ても悪くはないかもしれませんね。プライベートでも、大事なゲストをお連れするときの候補に入れておきたいところ。
3階、4階もあって、こちらも個室ではないのですが、かなり席数を絞り込んでいるので、6人〜10人くらい集まれるなら、フロア、又は部屋を仕切りたいと申し出てみるのも良いかもですね。
なんにしても、予約なしで3回蹴られ、4回目は予約が一杯と言われてしまい、5回目でやっと入れたお店。どんな料理か楽しみです(๑•̀‧̫•́๑)
メニューはシンプル
アペタイザーの欄にはいろんな食材のものが挙げられてますが、メインの部分は、食材によりセクション分けされていて、魚何品、肉何品、という卓上アウトラインをまずイメージしてから決められるので、非常にわかり易いかと。
シーフードもあるけど、カニが結構推しっぽい。でも出てくる状態によって会食には向かないから今回はパス。
タイの、プー・オプ・ウンセン(カニと春雨の炒め物)みたいなのの写真があって、今度ランチに来る時はあれ食べたいなー、と思ってみたり。大好物なんよね、あれ。
さあ、お料理ですよ
前菜は定番のポメロサラダ。
総合的にベトナム料理を置いてるお店には大抵と言って良いほどあるよね、このサラダ。そして安定の味。あまり難しい味付けではなく、材料とヌクチャムヲミックスした感じなので、味のブレようがないと言うね。
ただそれでも優劣ってのはあって、自分的にはここの素材の下ごしらえが素晴らしいなと。
エビはぷりぷり、ポメロも赤いのじゃなく、黄色い小ぶりのものを使ってて歯ごたえバグツン。
和え物にするから、と、腑抜けたポメロを使ってるところもあることを思えば、とても優秀なサラダでした。
印象的だったのがハマグリのスパイシー炒め。
レモングラスやタマリンドで炒めてる物はよく見かけるし想像もつくけど、スパイシー、とだけ言われたら、どんなスパイスを使っているのかが気になるじゃないですかw
で、食べてみたら、これがいい!!
今、ハマグリのシーズンなのかなぁ。身も大きくて味も強い貝自身の存在感があってこそですが、甘酸っぱい系にピキッと辛味を効かせたソース難い良く合う。
飲め、と言われてる気がしたよ(・ω・)ノ
エビのガーリック炒めも美味しかった。
これも手入れが良くて、且つ、味付けの商店の合わせ方が相当シャープ。食べ慣れてる料理のはずなのに、あまりのピントの絞り込み具合に、「へえっ!」と思わず嬉しくなっちゃう(^・^)
アヒル好きなのでダックも一品頼んだら。。
おーーーーっ。切り身炒めになっている。
ダックだとコンフィとかなんとかかんとか、骨つき腿で出てきたり、ぶつ切り煮込みで出てきたりが多い気がするのですが、これは丁寧に骨から外し、切り身にしてある。食べやすい。
そしてこれが、ハーブこそ使ってるけど(すいません、ハーブの名前覚えきれなくて。。。多分この日のはアジアンバジルだったような。。。)甘辛系のシックリくる味。
これ、私がアヒル食べまくってるからじゃなくて、日本人的にも受け入れやすい味じゃないかなぁ、と。かなり血抜きの段階から丁寧に扱われてるアヒルさんのようでした。
これも定番、ハスの葉蒸しのチャーハンですが、まぁこれが具沢山でリッチなこと!!生の蓮の実もゴロゴロホクホク、海鮮類もゴロンゴロン。
ここのお店に限ったことじゃありませんが、ベトナムのチャーハン、美味しいよねー。
そして葉っぱだけじゃなく、花びらもあしらわれてるのが素晴らしい。そして他の料理もプレゼンがいいよね。
これもおもてなしの席に置いては大事な話。やり過ぎないけど、見目美しい良い加減。
総評
料理自体は珍しくはないのですが、どの料理もかなり着地点を絞り込んでて、その絞り込みどころがこちらのお店独自って感じ。
正直なところ、ベトナム料理全般を揃えてるレストランって、どこもそこそこ美味しいと思うの。価格の差は料理というより、雰囲気だとか場所代に費やされている感じ。
でも。。。ここはわざわざ食べにくる甲斐がある。ピントの合わせどころが、このお店ならではだから。そしてその狙いを外さぬように、仕込みから万全の手を尽くされてる。
ロケーションもゴミゴミし過ぎず、予想を裏切るシック・ゴージャス感があり、それが小さなサプライズとなる為、お客さんにも喜んでもらえるんじゃないかなぁ、と思われる。
そりゃ人気だわ。
予約なしじゃ入れな買ったし、予約も下手したら、取れないことがあるくらいの人気も納得。
しかし星の数ほどあるベトナム料理のお店で、若干アッパーなところを狙うにしても、これだけ緻密に計算してるお店もなかなかないよなぁ、と、とても感心。
ちなみにこの時は初めてだったにもかかわらず、紳士二人にお付き合いいただき、外れたらどうしようかなぁ、とも思ってたのだけど、お店のおかげで面目躍如。
多分このお店は、今後もいろんな場面で、もてなす側を助けてくれるお店になってくれるんじゃないかなぁと踏んでます。
下見に行くのも楽しいお店だと思うので、お仕事でお店をよく探されるような方は必見。是非一度、行ってみてみくださいね♪
お店情報
※こちらはコロナによる社会隔離後に閉店されたようです
Home Finest
252 Dien Bien Phu Q3
Time : 11:30 – 23:00
Spent : 700,000 vnd
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