ベトナムは、麺料理大国。本当にたくさんの種類の麺料理があるのですが、Bun Xi Dauって、私、聞いたことなかった!
Bun Xi Dau
ちょっと用事があって、普段あまり行かないエリアを歩いていると、こんな看板を目にしました。
Bun、あるから、麺料理だろうとは思ったのですが、Bun Xi Dau。この名前の料理はあまり聞いたことがない。

掲げられている写真を見ると、Bun Thit Nuongみたいなものか?(米麺に野菜や揚げ物を、ヌクチャムと言うタレと一緒に混ぜて食べる料理)とも思ったのですが、だったらそう書くだろうし。。。
まぁ麺料理だったら払えないほど高いってこともなかろうと言うことで、とりあえず入ってみた。
こ綺麗なチェーン店的な
このお店が実際にチェーン店かどうかは分かりませんが、店内はすっきりと清潔感があり、エアコンも効いていて、従来のローカル店と言うよりかは、最近の若者向けのカジュアルなお店といった感じ。

料理自体はローカル料理なのですが、だんだんこういう店舗が増えていくんだろうなぁ。

ちなみに、トッピングが壁に掲げられてて英語表記もあったので、結構外国人も多いお店なのかな。エリア的にはかなりローカルに思えたけど。
メニュー
メニューはこんな感じ。
激安でもないけど、ホーチミンではごくごく一般的な価格帯。
Bau Xi Giun、って、店名にも、Bun Xi Dauと併記されていて、どっちも料理の名前ぽいけど、どっちかが店名で、どっちかがお料理の名前?と思ってたら、どっちも同じものを指す言葉なのだそうです。

Bun Xi Dauは、醤油和え面の一般名称、Bau Xi Giun、というのは、今回ご紹介する固有のお店の名前っぽい。
AIでざっくり調べたところ、ホーチミンでは特に今回ご紹介するお店が取り上げられていたので、このジャンルの料理では、結構あたりのお店だったようですね。

通り掛かっただけだけど、何となく惹かれてしまった理由がわかった気が😁
ただ。。。
ピンクのPhoが。

これ、ATISO=アーティチョークと呼ばれる、実際には野菜のアーティチョークじゃない、ローズヒップ的なものを練り込んだ麺なんですよね。
その専門店にいて、残念な思いをしたことがあったので、ちょっと警戒。
でも食べるのはフォーじゃなくて Bun Xi Dau。

ピンクの麺のことは見なかったことにして、初志貫徹。Bun Xi Dau、もとい、Bau Xi Giunを頼んでみることにしましょう。
喉が渇いていたので、スイカのジュースももらってみる。
ちなみにホーチミンでは最近ずいぶんなくなってきたけど、フルーツジュースに砂糖入れることが多いです。なので、必要ない人が注文時に、

Khong Duong=No Sugar、と伝えると良いと思います。
Bun Xi Dau うまい!
卓上にはオリジナルブランドの調味料がありましたが、ぱっと見、フォーに対して使うもののようだったので、今回は利用していません。
家今回の料理に使っても良いとは思うんですが、使う必要も一切感じなかった!

これです。
うおおおお。かなりいろんな具材が載っている。上に注目して欲しいのは後ろに置いてあるピッチャー!
これ、この料理を食べるためのタレなんです。なんて出し惜しみのない。

しかし問題はどんな味かである。おいしくないタレがたくさんがあっても仕方がない。
ってことで、味見。

チョンチョン(だからタレだけ舐めなさんなよ、行儀の悪い)
ふおおおおお!!!!
これ、焼肉の、タレじゃん!
どっち勝ちウト、ジンギスカン寄りの!!
ざっくりいうと、砂糖と醤油、多少の生姜と唐辛子。そして大量のニンニクのみじん切り!
どのくらい大量かと言うと、彼にとろみが出てしまっちゃってる位に大量!含まれる成分のイヌリンやムチンもさることながら、醤油がメインの調味料なので、アリシン、でしょうなあ。

それが大量に溶け出した結果のとろみ。
てことで、ニンニクがいかにたくさん使われているかなテクスチャーからわかります。
ちょっと揚げ豆腐をチョンチョンとつけて食べたら、おいしー!!😆

でも、かなり味が強め濃いめ。
あんまりザクザクつけて食べる感じではないかな?
でも、麺には一切の味がついていないし、野菜も含まれる上に揚げ物もたっぷり。。

てことで、コントラストがありすぎるので、麺の丼に若干のタレを入れて全体に混ぜ混ぜ。
それだけではちょっと物足りない位に留めて、しかし、全体に下味をつける感じでなじませます。
あ、別にこれが正しい食べ方と言うわけではなく、私がそうしたかったから、しただけの話なので、ご参考まで。

まぜまぜまぜ。
そういえば、日本人てあんまりこういうのを混ぜて食べたがらない傾向があると聞いたことが。
上に乗ってる具材を一つ一つ食べたり、主食の麺やご飯を別に食べたり、一緒に食べるとしても、ひと口ずつ丁寧に1つの具材と食べたりと言う傾向があるそうだ。

もちろん、それも悪くないと思うけども、わちゃわちゃと混ぜた方がおいしいかどうかは人それぞれだけど、食べやすさっていうのは生まれるケースがあるかもしれない。
特に今回みたいに野菜が多い時はね。
おー!葉っぱがシャキシャキしておいしー!そこにちょっとタレが馴染んだ米麺。軽い。
うん、はい、認定。これはサラダですヽ(・∀・)ノ

で、たくさん口に含んで、がぶがぶ食べられるように、薄めの味で混ぜたので、トッピングの具材にソースをつけて、濃いめの味でアクセントにします。

チョンチョン。

そして麺をガブガブ。
うおおお。程よくジャンクな感じでおいしー!
日本人好みじゃない?
構成的には、鰻丼食べる際に、白飯+鰻、じゃなく、白飯にたれがまぶさった状態で、うなぎとの親和性を高めて食べる感じ。
何にしても、好きだわ。
ニンニク苦手な人はダメかもだけど、醤油とニンニクと、それが甘辛に仕上がってるとかこれ、日本人好きな人多いんじゃないかなあ!

お箸の長さが違うのはご愛嬌ってことで。。。(笑)
ベトナム料理は優しい味付けで物足りない、とかいう人も、これには文句ないと思う。なんてったってニンニク、ガツン!(笑)
調味料だけの味わいって嫌いだったんじゃないですか、って?
うん、調味料「だけ」の味わいはキツイ。ただそこに旨味のバランスがとれてる場合は別の話。
その調味料をごく薄く使っても、旨味で食べさせてくれるような味わいだったら無問題。しょっぱいだけなのが嫌なだけで、調味料を忌み嫌うわけじゃないのです。
ちなみに料理名で検索すると、それなりに扱ってる店舗はある様子。
読み方からすると、北の方のレシピなのかなあ。
知らないものは目に入らない、の典型ですな。
今の今まで知らなかった料理名だし、こんなに美味しいってことも知らなかったよ!
すっかりお気に入りになりました。
ちょっと他のお店のも食べてみようっと!
お店情報
Bau Xi Giun
(看板には、BunXi Dauと書かれてるのでちょっとややこしい😅)
293 Le Van Sy, Tan Son Hoa,
Time: 06:30 – 21:30
Spent: 120,000vnd / person(スイカジュース2杯飲みましたw)



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