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【Ho Chi Minh】美味礼賛!全ての Gourmand に食べてほしい唯一無二のおもてなしフォー! ~ Chi Mo

ベトナム料理:麺料理

ここのフォーは高いです。しかしその価値がある、と思える人には得難いフォーです。私は大事なゲストがきた時のおもてなしに使うつもり。美味礼賛!

あのお店のシェフが繰り出す渾身のフォー

こちら、熱狂的なファンが多い、Chico’s Pizza Bar

https://cheritheglutton.com/chicos-pizza-bar/

のシェフが繰り出す、フォーの店。
全くジャンルが違いますが、シェフはベトナムの方なので、むしろフォーの方が領域的には主戦場というか。

いやしかし、ここは南部だ。
これまで何人の人に「フォー食べるなら北でしょ」と言われたことか。

そして自分も北フォーを知った今、南部は南部で美味しいが、オーセンティックさを求めるのだったら、うん、北だよな?と思うように。

南部には南部のおいしさを持つフォーがあり、それも私は好きだったりするのだけど、さあこの段階で改めてフォーの店を出すとは、どう戦うんだ?と興味津々。

Thao Dienの中の Hoi An?

到着してみて驚いた。
なんとこの辺ではちょっとめずらいしホイアンスタイル。

Chi Moと言うシンプル名前も目につきやすい。
そしてこの門をくぐると…?

わお。
店までにこれだけの距離があるのか。なんと贅沢な!

実はまだオープン数日だったらしく、後々にはこの面のオープンスペースにもテーブルや椅子を置くらしいのだけど、今はただただ贅沢な空間。

ちなみに、Thao Dien のメイン通りではないけれど、なかなか最近賑わって絵来ているエリアにあるので、これだけの敷地を費やすのは、なかなかのことだわね。

屋内エリアあります

外だとこの時期は流石にちょっと厳しいな、と思ってたのですが、屋内席もありました。

表と同じく、まだ十分なテーブルと椅子が設置されていない感じで広々。ちょっと屋内のデザインも中部を意識されてる感じですね。

どことなく品があるし、落ち着きます。
まだまだこれから変わっていくと思うので、今の時期の写真を記録。

屋外の席も雰囲気良かったんですけどね、この日は雨。
もちろんテーブルがあるところは屋根があるんですが、湿度も高かったので屋内に退避。

涼しい時期とかは、お外の席も良さそうだなあ。

メニュー

こちらはフォー専門店なので、フォーのタイプを選べます。

・北部風のクリアスープ
⭐︎北部風だけど軽い乳化を施した濁りタイプ
・南部風スープで少し甘め

で、真ん中の、軽い乳化を施した濁りタイプがおすすめのようだったのでそちらを。

スープはどれも同じ価格で提供されるようなのですが、お肉のコンビネーションで価格が変わるようですね。

お肉1種類、2種類、3種類で段階的に価格が変わります。
が、どの部位を選ぶかはお客さんの自由。

グリーンティとのコンボにすると、お茶は25kだそうです。

しかしこちらにはドリンクへのこだわりもあるようで、ミックスドリンクが美味しいよ、と言われたのでそちらを頼んでみることに。

↓の一番上のとこやね。

・ビーツとジンジャーとアップル
・ターメリックときゅうり、アップル
・ほうれん草、セロリ、きゅうり、アップル
なんとも個性的な組み合わせ。

でも、ちぇりさん知ってる。
ベトナムの方の野菜と果物の組み合わせ、たまに天才的なものがある。と言うわけで、最後のほうれん草とセロリが入った一番チャレンジングなものにしてみよう。

さて。

Moc

と言うわけで、こちら。
昭和の日本人的には「青汁」と言う言葉を想起しますが、これが爽やかで美味しい!

フォーにもハーブは色々つくけど、まあやっぱり炭水化物主体だし、スープも具材も肉系ですから、こう言うのでらバランス取るのはいいですね。

色の割に野菜の青臭さみたいなのはあまり強くなく、アップルジュースがベースなので飲みやすく、私は大好きでした。

それでいてフルーツのシントーみたいに、お腹がいっぱいになりすぎたりもしないし。よき。

ご馳走フォー!

見目麗しく

で、到着したがこちらです。

ああ、もう絵面が美しいですね。
スープの色、牛骨がベースですからお世辞にも美しいとは言えませんが、作り方を想像できる人は、この色が如何程期待を煽ってくるかがわかるはず。

お値段ね、今回お肉3種類フルトッピングで頼んだんで205kです。
高いですよね。ちなみに1種類だと150kなのでそこまで高くはないのですが。。。

そのレベルになるともう葉っぱの選別から手入れ自体が違う。
とてもクリーン。

そして最初のひと口を食べるまで、ちょっと時間かかりました。
なぜなら。

食べる前から美味しい!

「香りが良すぎる!!」

運ばれてきて、テーブルに置かれる前から香るスープ。そして着丼後も湯気に乗せて、素晴らしい香りが立ち上る。

おいしそうな香りを嗅ぐと空腹がそそられるものですが、なんかもうその香りで空腹が満たされんばかりの充実感。なんだこれ?!

やっとのことでひと口啜ると、さらに驚いた。
私は大衆食堂でうま味調味料が活用されることを、安く美味しいものを提供してくれるための手段としてありがたく思っているが、同時に。。。

うま味調味料を一切使わずに、驚くような美味しさを作り上げるシェフの手腕と労力には、ひれ伏せと言われたらその場で地面にひれ伏しても良いと思うほどに敬意を持ってる。

今回は、言われもしないのにデコを床にぶつける勢いで感謝したいと、最初の1シップで思いました。うんま…っ、なにこれ…っ。

麺は割とニュートラル。トゥロリトゥロリと食べやすい。
ただあまり長ーいのはそんなになかったので、レンゲに乗せてスープと一緒に啜り食べる感じでいただきます。

ってか、肉。
その種類や量をセルフで選ばせるだけあって、かなりこだわり。

薄く、程よい具合で火が入り、この薄さが一箸で持った時に重なり合い層になることで、スープを持ち上げるのです。

うまい。
本当にひと口、口に運ぶごとに、うまい。
なんか気がつくと無心でマシンのように箸をこちに運ぶ自分がいた。

いかんいかん。
このフォーを食べるにはまだなすべきことがあったのであった。

味変

南部のフォー屋さんには、大抵の場合コンディメントが充実してます。コンディメントとは、卓上にある薬味や調味料のこと。

もちろん北部にもあるのですが、北部には、南部では当たり前にある甘味そのようなものが存在しないそうです。

Tuon Denというのですが、この調味料のことを北の人に話したら「???」という顔をされて話を聞いたら、そんなこと。なんと😅

で、これ。
どのように使うかというと、大抵の場合小皿が用意されてるので、そこに出して具材をつけたりして食べるのですが、ここには小皿がありませんでした。

もちろん言えば、提供してくれたと思うのですが、出ていない、ということは使わずに食べろ、ということか?と思い。。

このように、レンゲに具材を乗せて、そこにTuon Denという味噌を垂らして食べてみた。普段はしない食べ方なのですが…?

……うっま!!!
なんだこの渾然一体感。ただ調味料を乗せてるだけなのに!

動揺を鎮めるために、それまでそのままでおいしすぎて入れるのを忘れてたハーブ類をちぎってスープに入れてみる。

ってか入れる前、ちぎった段階で素晴らしい香りが上がる。これ、やっぱりセレクトの段階から相当気を使われてるのではないか。

気を取り直しまして、今度はチリソース。
そしたらこの散りソースが、この赤さを見て敬遠される方もおられるかもしれませんが、めっちゃ薬味が使われてて、素晴らしい風味。

辛さはそんなに強くないので、お肉に薬味を足す、という感じだ。
その数々の薬味のパワーに軽々と拮抗できるスープがあるので無問題。

そしたただ合わせるだけで、口の中で一体感を持つの、凄すぎる。。。

というわけで今度は Tuong Den とチリソースを一緒に合わせて、葉っぱも同時に食べてみる。

Heaven (*´艸`*)
そして興味深かったことには、こちらのハーブ類の中にはミントもあった。

中部の汁なし麺にミントが使われてることは多いけど、フォーにミント。考え見たら自分はそんなに経験ないかも。

これもまた幸せで良き。

まさかのサワードゥ油条!

ところでこの店では外せないアイテムがあります。
油条。中華圏ではお粥などにも入れて食べる添え物。台湾ではこれを杏仁湯とか豆乳につけて食べたなあ♪

でもベトナムでは私はほとんど食べてきませんでした。なぜなら台湾のそれをイメージして食べるとかなり違うから。

中華圏のはソーダで生地を上げてることが多いのですが、ベトナムではイーストで上げている、つまりパン的な味わいのものが多いのです。

それがまずいわけじゃないのですが、自分的にはちょっと違和感があってあまり好まなかった。

しかしここのはサワードゥ?!
もしかしたらホーチミンでも…いや、ベトナム国内でも唯一?!か、どうかは調べる術もありませんが、少数派なのは間違いなかろう。

そして私は初めて食べた。
うっ…ま!!!

フォーの添え物としてどうかという以前に、サワードゥを揚げるというのがいいよね。いやあるけどさ、サワードゥの揚げパン。そちらもそんなに多くなくない?

思わずそのまま食べたわね。
めっちゃ美味しい。これ単体で売って欲しいw ドーナツとして素晴らしく優秀w

この気泡の入り方、生地の伸び方、ツヤ、薄さ。

どれをどう撮ってみても美味しいに違いないが、食べてももちろん美味しいどころか期待を上回ってくるの、すごい。

そして油条をフォーにあまり合わせなかった理由に「フォーだけでお腹いっぱいやねん」というのがあるのだけれども、これはサワードゥである。胃腸への負担がかなり軽い。

というわけで、遠慮なくちぎってスープに浸していただいてみる。
美味しいいいいいいいいいい😭

なんだこの馴染み方。
先ほどの調味料や薬味類と同じく、スッと馴染む。味が一つになると言っても良い。

これにもチリとか乗せてみる。
これもまた美味しい。

Tuong Denも足してみるか?
さらに美味しい!

美味しい、というか、これは Joy。
ひと口ごとに歓喜する。

あまりにおいしく、私、この油条、追加したw(10kだしw)

食事は、味覚で感じるだけのものじゃない。
心に喜びをもたらすもんだと改めて思う。
喜びがに体が、比喩でなく物理的に打ち震える。

なんというフォーができたものか。

プロ仕様ではある

先ほども言ったが、うま味調味料は使っていない。
それを崇拝するわけではないのだが、当然ながら使ったものとは味わいの方向性が変わってくる。

一般に、うま味調味料に慣れており、それを嗜好する方にとっては、使われていないものは物足りなさを感じることが多いご様子。

もしくは方向性の違いを「違和感」と捉え、「おいしくない」につながることが結構ある気がしています。

それは優劣とか成否ではなく、好みの問題。
ですが、この金額を払っておいしくないと感じる可能性があるのであれば、あまり強くはお勧めしない。

しかし、ここのフォーのスープを啜って、この光景を脳内に思い浮かべられる域にある方や、

 
 
 
 
 
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多種類のスパイスを必要とするフォーのスープの調合に、シェフが心砕かれてきた様子をイメージできる人になら、必ずや驚愕と歓喜をもたらすはず。

 
 
 
 
 
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私の中ではこちら、プロの方、また一級のVIPの方をお連れする店として迷わず認定。

そして私もその中に入れるように、オープン直後に行けたことはラッキーだったし、今後の進化を見ていけたら嬉しく思う。その変化を知るためには、ちょいちょい食べに行ってみねば(๑•̀ㅂ•́)و✧

フォーはローカルフードだけど

フォーはベトナムを代表する麺料理。
ローカルフードです。

ただこちらのようなシェフの手にかかると。。。
OMG。

丼一杯の中に、まるでコース料理の要素が織り込まれ、食べるごとに次々展開していくようだ。

こんな店ができるなんて。
ましてや彼のオリジナルのお店は、ピザ屋さんだったよな?

なんてキャパの広いシェフなんだろう。
何より、彼とこの日食べたフォーの話をした時の嬉しそうな顔っ(ピザの店の時は会う機会がなかった)。

彼は間違いなく食材を愛し、料理を愛している料理人。
そしてただ愛するだけじゃなく、その愛を結果としてちゃんと形にし、食べた人を幸せにする力を持つ料理を作れる人。

名店だと思います。
まだできて数日だそうですが、出会えてよかった。

一般的なフォーとは一線を画すので、これをもって「ベトナムのフォーは」と語るのは違うかもしれませんが、素晴らしい逸品。

謹んでご紹介差し上げたくっ( ・`ω・´)b

早朝営業

そういえばここ、朝の 6:30 から開いてるそうですw
早すぎやろw(土日は 7:00 から)

しかし旅行者さんには朗報。
中部的デザインではあるけれど、優雅なベトナムの空気感を楽しみながら、朝一番からベトナムの美味しい料理を堪能できる。

ちなみに 18:00 に閉店なので、晩御飯には望めませんのでお気をつけを(まだオープン直後なので・2025年6日5日現在、その後変わる可能性あり) 

これを活用しない手はありませんね。
お勧めしますよ!


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

Chi Mo
23C  Le Van Mien, Thao Dien, Thu Duc
Time: 06:30 – 18:00(土日は 07:00 から)
Spent: 350,000vnd/ person(ドリンクなどを頼んでます)

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