回転鍋はホーチミンでは昔からありましたけども、ビュッフェスタイルでしかない、というネックが。しかしここは、食べた分だけサクッと楽しめちゃいますよ!
偶然のお導き
旧正月開け、まだまだお休みのところが多く、狙ったお店がことごとくお休み。それらが割に近くにあったため、珍しくぷらぷらと歩いて巡ってたら…?
おや、なんだ?
明るいな。虫だけじゃなく、人間も明るいものにはなんか惹かれる。←蒸し鍋
近くに寄ってみると、なんかぐるぐる回ってる。。。。!
って、これ、鍋だ!!
回転鍋は、別に珍しいものじゃないホーチミン。
私が住むようになった十数年前にはすでに、Kichi Kichiという回転な部屋があり、日本人からしてみると珍しいので度々取り上げられてるお店。
ですが。。。
ここ、ビュッフェ形式なんですよね、料金が。
もちろんたくさん食べる方には非常にラッキーなシステムですが、ちょろっとだけ食べる、というのがなかなかしにくい。
中には単品で少しだけ食べるつもりで入ったのに、ビュッフェ価格の設定しかなく、少ししか食べなかったのに千円以上払う羽目になって「高くついた。。。」なんて話はちょいちょい聞きます。
ですが、こちらは逆に、ビュッフェがない。
お店の表には、200kで食べ放題的なことが書いてあった気がするんだけど。。。ないらしいw
200k。
この時はそこまでお腹減ってなかったので、ビュッフェがあろうがなかろうが、同じくらいの金額だろうな、と思ってたので無問題。とにかく入ってみることに。
広い店内!
この日は夕方18時ごろ、入ってる客は2〜3人のグループが5、6組?
なので印象としてはガラガラって感じだったのですが、私が座って鍋のスープが温まるのを待っていたら、続々と来店。
いつ頃からここあるんだろう。ローカルの方にはすっかり人気のようですねえ♪
スープの選択
ホーチミンで火鍋的なものを食べるべき理由は、スープの充実度。もう少しお高めのところに行けばもちろんですが、こちらのようなカジュアルなところにでもなかなかに充実していることが多い。
こちらはタブレットでスープの指定を店員さんが聞いてくれました。
一番最初にカレースープが来てるのはちょっとびっくりしたけど、左から下に行くと、
ハーバル(多分漢方系?)
きのこ
スパイシー(とだけ書いてるように見える)
右の方に行くと、
トムヤム風味
トマト味
麻辣スープ
ってことらしい。
ちなみに写ってなかったけど、下の方に2種類の味を選べる陰陽鍋がありました。でもそれは100kくらいしたかな?
単品が35kなのでちょっと割高なのか、大きな鍋なのか。
あとは流れてくるものを自分で取るだけ。
そして回転寿司と同じように、器の色で金額が決まっているようです。その種類、3種類。わかりやすい。
ってか、安くない?!
黄色、7k(・∀・;
まあ全体でみるときっと割合が少ないのかなあ?と思ったんだけど、そんなこと全然なくて、むしろ半数くらいは黄色だったんじゃなかろうかw 安っす!!
ドリンク、薬味、デザートは無料?!
ちなみにドリンクはフリーだと促されました。
ソフトドリンクだけどね。
ちなみに一応有料のものもある様子。
甘くないドリンクがなさそうなのはちと辛いが、コーラに関してはノンカロリーがあってくれるのがまだ救いか。でもあのノンカロリーの人工甘味料、苦手なんよね😅
火鍋的に、薬味も結構揃ってました。
これ嬉しい♪
お出汁もね、結構しっかりしてそうなんだけど、やっぱりこの薬味が色々あるのが、火鍋のお楽しみよね。
辛いスープもあったけど、それ一辺倒では飽きちゃうから、たとえばハーバルスープやきのこスープを頼んでおいて、辛いのを食べたい時はこの薬味で調整するという手もある。
慣れてないとどれが何やらわからないかもだけど、幸いこれはフリーなのでね。いくつかの器に分けて色々取って味を確かめるのも楽しいかも。
ちなみに、ボトルに入ってるのは酢やごま油。Dau Meって書いてあるのはごま油で使い勝手いいから試してみて。
1人で行った時は、これらが店の両側にあるので、その近くに座るといいかも、荷物、持っていくのもなんだし、置いたままいくのも不用心だし。
一人鍋、開始!
ってことで、鍋ですー♪
今回はきのこ出汁でいただきました。
テーブルのすぐ下に、火力のコントロールをするボタンがあって、操作は簡単。キノコのスープは、具材入れる前からキノコが色々入ってくれてていいわねw
まずはトロトロにしたい白菜などを沈めときます。
座ったテーブルの手前下に、お箸などのカトラリーは入ってるので、そこから取り出しましょう。店員さんがちゃんと説明してくれるけどね。
お箸、レンゲ、あとエビなんかもあったから手が汚れないようにプラ手袋とか、ティッシュとか。用意周到。
そして具材。
鍋が温まり切るまでの間手持ち無沙汰なので、気になったものをピックアップ。
なんか色々、日本の鍋には見慣れないものが流れてくるw
これは鶏のキンカン。卵になる前のやつね。Young Eggって表記になってた。これ好きなんですー。
そしてこれは。。。え、浮袋?????
いや、こんなにでかいか?
ああ、見慣れた野菜が出てきてくれるとホッとするw
いえ、珍しい食材も楽しいのだけど(笑)
鮑とかもある!
ってかまあ、トコブシなんだろうけど、これも20k。
ふだは流れて行ったけど物がなかった、という場合は、店員さんにお願いしたら個別に持ってきてくれます。この辺は日本の回転寿司で慣れてるから違和感ないかな。
で、それが何だったかというと、オストリッチ!
ダチョウー♪
ダチョウって、筋肉質の部分が多くて硬くなりがちなお肉だから、どんなふうにして出てくるのかと思ったら、超絶な薄切りで出てきた!しかも1ポーションだというのに、たっぷり!!おおおおお!
そこのほうにはね、もやしがいっぱい。
ソレは嵩増しのためというよりは、一緒に食べると美味しいから。火の通しすぎには注意だし、あまり強い火力でぐつぐつやるとパサつくけど、しっかり熱したスープに入れて、最低火力で緩めに火を通し切るとヨシ。
え、美味しい。
いいわー、鍋でオストリッチ。いいわー。
あ、さっきのキンカンやけど、結構しっかり火を入れても、しっとりしてるのなんでやろ。
他の料理に入ってるの食べても思ってたけど、日本のキンカンはつるんとキュチキュチしてる感じやのに、こっちのはなんかしっとりしてるんよな。鶏の種類か育成日数なのか。
あと〆には麺を。
こういう乾麺ね、ちっとも美味しそうに見えないんだけど、ホーチミンのビュッフェに置いてあるこの手の乾麺、結構美味しいのあるから試してみてー。
あ、ちなみに35kのキノコスープ、一度頼んだら追加してくれます。無料で。
ちょうど食べ終わるちょっと前にかなりスープが尽きたから、これ、もう一種類別のスープ頼もうかしら?と思ってたら「お入れしましょうか😊」と足してくれた。
え、なんですかここ。天国なの?
で、せっかくなので、そこでもうちょっと食い足しw
綺麗な椎茸。
ガーデニングみたいになってる葉っぱ類。
白菜だけのもあったけど、ミックス葉っぱもあるのね。
そしてデザートには、自分でチェーの具材をブレンドして楽しむってコーナーもあったけど、ソフトクリームも食べ放題。
え、やっぱり天国やんここ!
うん、ビュッフェのソフトクリームとか期待するべき物じゃないよね。特にホーチミン。
しかーし!
ここのは私、結構好きだったぞ!
決してクリーミーさとか濃厚さがあるわけじゃなく、どちらかというとジェラート的な食感だったけど、むしろソレがいい。それまで鍋食べて体アチアチになってるんです。しかもぽんぽんパンパン状態。
ならばもうソフトリームとか食わんでええやん、という話ですが、違うんです。その判断基準は腹が満ちているかどうかではなく、「好奇心」です。
で、食べたらこの軽さが、ポンポンぱんぱんの時にちょうどいい!
それでいて、水っぽいとか、変な香料の匂いがとかなくて、あっさりミルク。ただただシンプルにあっさりミルク。ええやん!
というわけで大満足!
やーっ、お野菜もたっぷり食べられたし、薬味も色々楽しめた。ドリンクも気にせずガブガブ飲めるし、ソフトクリームまで、ビュッフェの最後に食べるには好みでよき!
何より、店員さんが親切だったの。
英語喋れる方がいたからってのもあるかもしれないけど、まあわけかってなさそうな日本人が来たわけですよ。
(わー、なんもわからなさそうやなー」
くらいな感じで、そりゃーもう手取り足取り親切にw
愛想も良かったし、「いかがでした?なんかご不満とかありませんでしたか?」というリサーチも欠かさない。
熱心だ。
ここ、まだホーチミンには少なさそうなんやけど、もしかしたら今後増えて行ったりせんだろうか。
え?結局今回はいくらやったんかって?
うおおおおおっ。
200kならずw
あのダチョウの肉とか、結構傘があったかし、器がね、茶色だったけど背ぇ高さんやったのよ。普通のの2段分くらいあったの。だから2倍取られるんかな?とか思ったけど、1つ分、20kでしたねえ。
わーここええんちゃう?
何も食べないのも愛想ないけど、ちょっと前夜に食べすぎたから野菜やキノコで調整したい、とかいう時も、ものすごい色々種類あるし、スープ美味しいから貧相な食事って感じもせず。。。
むしろ体が欲するものを食べたいだけ食べても大した金額にならない。野菜はだいたい7kだったから、10皿食べても70kやでw
スープも35kって、ホーチミンの火鍋市場から見たらあり得ない金額です(鍋は大きいとはいえ、スープだけで200k越えのことも少なくない)。
しかも継ぎ足し無料。
しかも1人でも友達とでも問題ない。
もちろん大勢すぎると話ができない人は出てくるかもだけど…(笑)
お野菜も綺麗だし、海鮮なども無茶しない(鮭の頭を生のまま出すとか)。イカなどの食材には氷を添えて提供するなどの配慮もある。店員さんも親切だ。
ええんちゃう、ええんちゃう?
この一人回転鍋、かなりええんちゃう?
事実、ローカルの方はその後も続々。もう定評があるのかすっかり人気店のようでした♪良かったらぜひお試しあれなのですよ(^・^)
⬆︎をクリックすると、ちぇりまっぷに飛べます。
詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Nha Hang Lau Bang Chuyen Hai Dugon Hoa
22A Truong Dinh Q3
Time:11:00 – 14:00 / 17:00 – 22:00
Spent: 186,000vnd / person
にほんブログ村
👆ポチってもらえるととても励みになります!
コメント