ホテルのレストランというと、ちょっと敷居が高く感じる方いませんか?ホーチミンはドレスコードがあるところも少ないし、価格的にもめちゃくちゃ高いわけじゃないので、ちょっとしたデートにも、おもてなしにもいいですよ!
おなじみのあのホテルの上層階にあるフレンチレストラン
過去、ミシュランのスターシェフのイベントを楽しみに2度ほど訪れたこちらのレストラン。
ハッピーアワー時にもルーフトップが混雑している時には使えたりするのですが、相変わらず雰囲気が良い。
幸いこういう写真を撮れたのですが、普段はこんなロングテーブル用意されてないので(おや?)と思ってたら案の定、直後に団体さんが。そして店内、ピーク時には8割以上が埋まってました。みんな、美味しいとこよく知ってるなー(・∀・;
でも流石にホテルの上層階のレストラン。ワンサカ騒ぐ感じの客層ではなく、こなれた感じで楚々と楽しまれるお客さんが多数。雰囲気が良い。
そしてここは窓側が特等席的に扱われますが、その反対側の壁際に、半個室というか、4〜5人ほどがゆったり使える、細い支柱を並べて囲われたプライベート感のあるお席があるんですよね。これが落ち着く。
壁じゃないので支柱の隙間から店内は見えるし、向こうからもこちらの様子は垣間見れるわけですが、程よい隔絶感が心地よい。こういうお席、お仕事関係のおもてなし相手をお連れするのにちょうどいいんじゃないかなー。
で、気分が良くてプロセッコ、ボトルで入れちゃえ!となったのですが、まさかの売り切れ(・∀・; そういやみなさんボトルを開けてらっしゃったものなぁ。
しかしこれが後ほど、幸運への伏線となるのです( ・`ω・´)b
この日のメニュー
だいぶ落ち着いたとはいえ、完全にCOVIDの影響が払拭しきれていないさなかにあって、この賑わいというのはすごいなーと思うのですが、メニューにはやっぱり若干のフレキシブル感が。
以前拝見したグランドメニューより、気持ち簡素になってる印象。品数多くても一度に全種類食べられるわけじゃないからいいんだけど(笑)
アペタイザーからは、見つけたら必ず食べてみるカルパッチョ。こちらのはブラックアンガスですね。
だがしまった、フォアグラ頼むのを忘れてた。うっかり、ホタテに気を取られてしまったよ。こちらのキッチン、スロークックがお得意なんだよね。そんなもん温度と時間守ればええやろ?という方もたまにおられるが…
スロークックだからこそ、素材の状態を見極めてフレキシブルに仕込み変化を加えられる腕前があるかないかで仕上がりがだいぶ違うと私は思ってるので、やっぱり常においしく仕上げられる腕前というのは、賞賛に値すると思うのです。
メインはダックにラムに、ビーフにパスタ。
全体数が限られてる割には幅広く抑えられてる感じ。複数人で来られてたらバリエーション豊かに楽しめますね。
炭火焼メニューは別にあり、サイドも充実。
そして生牡蠣ー!!!ハロン湾の牡蠣って書いてあったのを見落として、てっきりフランスのものかなーと思って頼んだのですが、さて、結果は…?
うーん、色々楽しみだ。
お腹が減ってなかったにも関わらず…
減ってないなら食うなよ、という話ですが、食事は時に腹を満たすためだけにあらず。ワタクシの好奇心を満たすために食べることあり。(クマがそういう習性らしいですね)
まずは、牡蠣。
メニューに書かれてた産地を見落とし、ニュートラルな状態で食べてみたら…ものっっすごくミルキー。それでいてクセがなく、ワインビネガーやタバスコ入りのソースなんかは一般的ですが…
ネギオイルがあるのがベトナムだわね!!
でもとってもミルキーだったから、普段はあまり進んでは食べないワインヴィネガーが合う合う。いやーこれフランス産のものかしら?と思って聞いたら…?
ハロン・ベイ。まぢか。
ニャチャンの牡蠣はそっけないくらいにあっさりなものが多くて落胆することが多いのだけども(一部ブランドのものは美味しい)これはそれを軽々超えて、相当美味しいの域のもの。
まぢか。そしてそれが半ダースで1500円くらいかー。ビール軽く引っ掛けに来るのに、これだけ食べに来てもいいな。。。
そしてブラックアンガスのカルパッチョ。
ベトナムではなかなか鬼門のビーフカルパッチョですが…この甘味をつけて煮詰めたバルサミコソース、そしてパルメザンチーズ、クリーミーなポイントソース、生肉…
全部を一緒に口に入れた時の渾然一体間の恍惚よ。。。
ただしちょっと両控えめなので、私、これ3皿くらい食べられるわ(やめなさい)。椀子そばの勢いで食べたい。。。
そしてジャパニーズホタテ。これが非常に豊かなスロークックをして、表面だけを香ばしくカリッと焼いたもの。
そして添えられてるのがティンリーですよ。夜来香。花の蕾の炒め物。なんと色気のある組み合わせ。どちらもあっさりしたもののはずなのに、合わさると途端に、えもいわれぬ空気感を纏いますな。このセンスよ。。。
そしてラムラーック!我が家、羊にめっちゃ恨まれるくらい羊好きなので、見かけたら頼んでしまう。なので相当数の羊料理をホーチミンでも食べていると思うのですが…
こちらのものは特に表面のロースト具合が素晴らしく、もちろんお肉全体の焼かれ具合もよかったのですが、表面部分への塩の振り方、焼き上げ方が同じ肉内の内側をさらに引き立てるものとなっており、小ぶりのカットながら充実度が半端ない。
さらに敷かれてるそソースをたっぷり掬って、お行儀悪く骨を指で持ち、がぶりと行くと、なかなか天国。これは、うまい。
そもそもお腹がそんなに空いていないと言いつつ、ペロリぺろりと平らげて、もうちょっと何か欲しいねってことになり、まさかのここで、Social Clubに私が来たら必ず頼むフライドポテトを…www
我ながら「このタイミングで?!」と思ったのですが(笑)、うまいねん、ここの。
太めにカットされたポテトの表面は薄くカリッカリとした歯ごたえが心地よく、新しい油が使われており(且つ多分ちょっとハーブも油に入れられてる)削ったパルメザンがたっぷり。
それをトリュフマヨネーズにつけて食べるですよ。ああやっぱり美味しい。いつも美味しい。何度食べてもこれ好きだ。これ、ルーフトップでも頼めますが、確かハッピーアワーは17時からだけど、フードは18時からだったかな。タイムラグがあるのでお気をつけて。
でもおすすめ。行ったら食べて。
で、もういっぱいワインを頼んでもよかったのですが、ちょっとさっぱりしたものがいいな、でもビールじゃないなと思ったので、タンカレーのジントニックを。これが大当たりっ。
ご覧の通り、ローズマリーとライム、そして粒胡椒のジンライムは苦味がキュッと聞きつつ、トニックウォーターの甘さはドリンクの骨格を支えるにとどまり、骨太というか、力強くしっかりしていて、まー美味しい!!過去1好きなジントニックかもしれない、これ。
私、次回ハッピーアワーに行ったらビールじゃなくてこれ頼むわ。ルーフトップも同じレシピだといいな。美味しいわ。これ、ワインをボトルで入れてたらたどり着けなかった今日のラッキー。うーん、充実度が半端ない。やっぱりいいなこちらのレストラン。
会員権をフル活用
さて、こちらのホテル&レストランは、Accor Club
に属したもの。というわけで、会員権を使いまくりです。2人でのダイニングの場合、フードが50%、ドリンクが15%引かれるので、今回は1,000k 近くも割引がされました。
これはもちろん宿泊せずに、ご飯を食べに来ただけでも有効なので、会費なんてあっという間に元が取れる。しかもとても美味しい。さらにベトナム、東南アジアには使えるホテルが結構ある(日本だとちょっと使いにくいかも)。
この割引が使えるから、ではなく、味だけで考慮しても度々来たいこちらのレストラン。それをお得に楽しめるのだから極上チョイスである。
やや、しばらく来ていなかったけど、これはまたお友達を誘って食べこねば。かしこまりすぎることもないけど、かしこまってオシャレに楽しむにも良いという非常にフレキシブルなレストラン。知っておいて損はないと思いますよー!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Social Club Restaurant
MGallery 23階
76 – 78, Nguyen Thi Minh Khai Q3
Time: 19:00 – 22:30(火曜)
17:30 23:00 (水〜土)
日月定休
Spent; 1,000,000vnd / person(会員割引適用)
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