一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【Ho Chi Minh】蔵出し!ホーチミンのヘムグルメ極まれり!冒険しながら行ってみよう! ~ Quan No Bun Dau Mam Tom

ベトナム料理:ローカル

3年前にちぇりマップでお伝えしてた店ですが、もう会員さんは十分楽しんでもらったと思うので、蔵出し!元気に営業もされてましたし、ヘムグルメの中でもとっておきなので!

目線を先に!

2023年3月

ブログ記事の方では、ステイホームをなるべく楽しく美味しく過ごしてもらえるように、というマインッドで最近やってるんですが、それも大事だけど…

そろそろ、社会隔離が開けたら何する?!という方向に気持ちを持っていきたいな、と。まだ明確な日にちは全く見えてない状態ですが、当局指標としているものの一つである感染者もちょっと落ち着き傾向。

まだ自粛生活は続きますが、きついきついと思いながら過ごすばかりじゃ、ちょっと気持ちが疲れてきちゃいますものね。明けぬ夜はない、と信じて、明けたら何する?!ってのを考えてもいいんじゃないかなと。

ってことで今回は5月に見つけて、通常のブログ記事でご紹介する前に社会隔離になってしまって、一時的にお蔵入りになっちゃったお店をご紹介。

お店って場所=どこにあるかも魅力の一つですが、利便性だけが武器じゃない…?!

※上記の文章は2023年に書かれたものです。
 そもそもがお蔵入りしてたのね、これw

バックパッカー街のヘムの奥の奥

割にバックパッカー街の近くにのエリアにあるお店。え?外国人向けのお店?と思いきや、これが徹底的にローカルアイテム。

そもそも料理が、Bun Dau Mam Tom。エビの発行調味料を用いた、「外国人が苦手とするであろう、この国の食べ物」のトップランカー。日本で言うところの納豆とか梅干しとか、そんな感じの扱いのやつ。

北部が本場で、実際私が過去に食べた20件くらいの比較でも、そしてその中でも北部は5件くらいしかないにも関わらず、圧倒的に北部のものが美味しかった記憶。そりゃ本場のものには適うまい、ってことで、ホーチミンではほどほど美味しければオッケー、としてたのですが…

※2025年現在入り口の建物の色は多少変わっています

ここはかなり探検感がありますよっ。
まず上の写真。この写真の左右に走ってる道は、割に車通りの多い道。鮮やかな緑とペパーミントグリーンの建物に挟まれた小道が、お店へ誘導口。ええ、このくらいの広さのヘムじゃ、別になんともありませんよね。

車一台は通れるくらいの広さがあるので、ホーチミンで遭遇するヘムの中では割に広い方だと思います。

それをグイグイ奥に行ってると、右手にこんな小道の入り口。こう言うね、看板とか特徴的な建物はマークしておかないと、ほんと道の説明ができないくらいに小さい道があっちこっちに伸びている…。

で、この道をどうやら入るっぽいってのは地図上でもなんとなくわかってたんですが、地図上にはその道が記されておらず、でも位置的にはこの奥にお店があるってことで…

進む一択ではあったのですが、この様相。
店が、あるとは思えないwww

だが、ワタクシたちは、過去にも「こんな道の先に絶対店なんかないやろー!」と言うところに素敵なお店を何件も発見して来たので、怯まない。でもホーチミン初期だったら絶対諦めて回れ右してたw

そしてこいつをズズイと進んでいきますと、右手にこう言う番地があります。この番地は全く行き先に関係ありませんが、目印として置いときますね。絶対不安になる道筋なので、ちょっとでも心の支えに…(笑)

すると見つけた、Quan Noの文字!お店の名前だ!!!でも…閉まってる…?と思ったら…

SHIPPER と書いてある、Vui Long云々は Please do something の言い回し。シッパーさんに向けてお願い事をしてるってことは、「こちらでお待ちください」的なことを言ってるな?と予測。

Xe(車?乗り物?)がどうしたこうしたと書いてあるので、乗り物はここに止めてお待ちください的な感じか。

と言うことはここは店ではない。でもその先に伸びる道は…うん、バイク一台、通ろうと思えば通れな君はないくらいの猫道みたいなのが続いてるw しかしその先に、なんか赤いサインボードが見える!!!

きっと、あれだ!!!
そして、あったー!!!

この達成感よwww
宝物探し感が半端ないwww

ヘムの中のお店って多かれ少なかれそんな雰囲気あるんですが、ここは特にコアだった!

え?店があるだけじゃ意味がない?そりゃそうです、美味しくない店、紹介したって仕方ないよね。ええ、もちろん、こちらのお店、美味しかったんです。そして大人気のお店だった!

アットホームがすぎる店内

ランチタイム開店ギリギリくらいの時に伺ったので、まだお客はいませんでした。そして(こ、ここだよね…?)という、ちょっと不安げな私たちの様子を見つけたお店のおばちゃん、外国人は珍しいのか…

ちょっと(おや♪)という顔をされたけど、快く「こっちこっち!」みたいに招き入れてくれました。そこはまるで普通のお家のリビングルーム。

まずは靴を脱いでお邪魔します。
ちょっと写真では広く見えるように撮ってますが、どれくらいかな。ゆとりを持って20人くらい入ったらいっぱいな感じのスペースかな。

立派なアクアリウムが印象的。
で、一緒に行ってた友人が目ざとく見つけたのですが、酸素を送る装置らしきものが水槽の下にずらりと並んでて、それがなかなかの豪勢っぷり。。。

さらに奥にも別の水槽。そちらも大変きれいにされてる。そもそもそこそこの大きさの水槽を維持するとか、その他の小動物を買うって、結構ゆとりがないとできないことですもんね…。すごいな…。

で、私たちはまだ誰もいない店内でこんなお席に座らせてもらったのですが、小さなお子さんが二階から降りて来たりしてアットホーム感半端ないw でもものすごくきれいにされてるんですよね。

ある程度の雑然案はあるのですが、清潔感がきっちりと。そして…?

まだ開店前だというのに、このお弁当のよううい。そしてしっかりとした器。このタイプ、けっこう蓋がキチッと閉まるタイプなんですよね。ちょっと単価がたかそうなやつ。

開店前にこの準備をされてるというのは、毎日一定の数が出るから準備されてるってことですよね。実は人気店なのかな…?‪🤔‬

お料理登場!

うおおおおおっ。
豚モツだ!!!南部では豚モツはあっても控えめ、お野菜やブンを押し固めたやつやお豆腐揚げたものが主流で、たまに豚モツのものを見かけてもヘノヘノの物が多いのに、ここのはバリエーションも豊かで、こりゃ豪勢!

気になったのはこの青い包み。飴ちゃんでした(笑)
そだね、ちょっと癖のある調味料だから、ランチに食べた後はお口のニオイが気になるのかね。

焼肉屋さんやインド料理屋さんの締めにもらえるようなミントの飴ちゃん。お心遣いがありがたい。

そして右端にあるつぶつぶのやつ。Cha Com。蒸したか炊いたかした調理済みの持込を魚のすり身に練りこんであげたもの。これが美味しいんだ♪ここのはかなり米多め。

結構でかいので、このハサミでチョキチョキしていただきます。まあかぶりついてもいいんだけどw

知らないと、ちょっとギョッとする色の Mam Tom は、海老の発酵調味料。釣りをした方はわかるかもしれませんが、オキアミの、あの強烈なニオイがすることから苦手な人も多いと思われます。

ただこれ、アミノ酸の塊=旨味の塊。一度この強烈な天然の旨味を知ってしまうと、旨味成分を抽出した旨味調味料ですら可愛いものに思えてしまうほどの強い旨味。ああ、思い出すだけもヨダレが。。。

当然この気温で発酵させるには、腐敗を防ぐためにもかなり強く塩をしてます。かなりしょっぱい。ので、柑橘系の酸味が合います。香りもかなりマイルドになる。

さらにそこに添えられたハーブ類と食材を一緒につけて食べるとさらに美味しい。このハーブも慣れが必要な方、多いので、正直好き嫌いがかなり別れる料理だとは思うんですが、だからこそハマればハマる。

この、ブンという米麺をぎゅっと押しかためてカットした、餅とも違う食感のブロックもまた美味しい。せっかく麺状にしたものを押し固めるという発想は、ベトナムに来るまでなかったわー。

餅より軽く、噛むとほろほろ、麺状に口の中でほどける食感がなんとも。こういうソースがしっかりしみるし。

そして豚モツ。写真はレバー部分だけど、まーきれいにお手入れされてて、実にきれいな茹で具合。

それでもレバーなどはやっぱりちょっと癖を感じる方もいると思いますが、そのクセにガツンとした Mam Tom ですよ。力のバランスが悪いと、クセの強い方がより、きつく感じるものですが、均衡が取れると、別次元の美味しさに。

あまりに美味しくて、Mam Tomつけすぎ、お代わり状態。Mam Tom、美味しいんだけど塩分方になりがちなのとプリン体の塊なので、痛風に関してセンシティブな方にはお勧めできない。私もなるべく、月に1〜2度までと決めている。

それだけに食べた時が、より一層美味しく感じるですよね。。。合法ドラッグに近い快楽。。。

しかしどのパーツを食べても美味しいな。今この記事書いててもヨダレが止まらない。写真見ながら焼酎飲める。ああ…食べたい。。。

でもこれだけの種類の食材を準備するとなると、なかなか大変。そして市販の Mam Tom って、あまり美味しいものがないんですよね。。。

お店の雰囲気も手伝ってるのかもしれませんが、スーパーに売ってる Mam Tom、一通り試して、食べられないほどひどいってものはなかったけど、2度目、買おうと思ったものはなかったかなー。

驚愕のお値段は?

さて、お料理も場所も超ローカル感溢れるこちら。
お値段も相当にローカル仕様。

レシートです。
3人で行きました。ので、一番上のが、盆ざるの上に乗ってた一式3人前の価格。つまり、1人前は32k。

えええええええっ!(◎_◎;)
153円?!
※取材時から3年経っているので2025年現在は変わっている可能性大です

今一度内容を見て見ましょう。

いやー…153円の内容じゃないだろ…。
いえ、自国の価値観を持ち込むものじゃない、と以前たしなめられたことがあり、それはそうかもしれませんが、ホーチミは色々物価が高いジャンルのものもあり、同じローカル料理でも店によって色々。

ローカル同士で突き合わせても、ここのお店のクオリティを勘案するとなおさらのこと、安い。。うまい。うまいよ。。。これは、すごいよ。。。

追加で内容をカスタマイズ

ちなみにレシートの2行目以降は、追加項目とお茶。2行目がCha Com。先ほどのもち米を混ぜたすり身の揚げ物。3行目の Tra Da は冷たいお茶。そして Dau Chien はお豆腐を揚げたもの。

ごめんなさい、メニューの写りが非常に良くない。もちろん他のお肉を部位ごとに追加することも可能。でも部位の指定が細かすぎるので、最初に基本のセットを頼んで、美味しくて追加したいものがああったら、現物を見せて…

「これ追加で(thêm điều này)」とかなんとか伝えたらわかってもらえそう。ちなみにGoogle 先生の翻訳です・正しいベトナム語かは…(-人-)

ですがお店の方もとても親切だったんですよ。英語はあまり使われる感じではありませんでしたが、なんとかかんとかこちらの言い分を理解してくれて、とても優しく接してくれた。

デリバリーで大繁盛

そして私たちが食べ始めた頃から、もうデリバリーのドライバーさんがひっきりなしに!めちゃくちゃ繁盛してるお店!!!

場所的には…決して良いとは言えないというか、表通りからは全く見えないし、目指していっても途中不安になってくじけそうになる始末。そんな場所にあってなお、これだけ引く手数多って…

ってことで色々分析したのですが、こちらのお店、各種デリバリーサイトでのマーケティングにおいても、店舗での対応その他諸々、徹底してた。。。

お店の種類にもよるので、場所は関係ない、なんて言いません。でもこれだけ「場所」という点で不利に見える土地でもこんな戦い方をしているお店があるなんて。固定概念にとらわれてはいけないなあ、と改めて。

美味しければ売れる。そういうお店もあると思うし、実際こちらのお店は美味しいから人気があるんだろうけれど、そこにさらに諸々の「できる限りの誠意」が加わると最強だな、と思わせてくれるパワフルなお店。

社会隔離が開けた時に、こちらのお店が再開するかはわかりません。でも、きっときっと、再開してくれるであろう、してほしいと願って、この記事を書いてます。動けるようになったら、そして興味を持ってくれる方がいたら、すぐに行ってもらえるように。

こちらのお店に限らず、今飲食店さんはどちらもとても大変な時期かと思います。なので、解放された時には、できる限り、応援したいお店のあちこちに行こうと考えてます。

今いけないお店のことを考えるのは、我慢が募って辛いなあ、と思われる方にまで言うことではないと思いますが、もしもお嫌でなかったら。そして待ち望むことが少しでもお店の再開につながるのなら。

勝手ながら最近そう言う風に考えて、思い浮かぶお店が増えてる気がします。この予感が、どうか叶って状況が良い方向に向かい、安全な状態を確保できる人が増えて、お店が再開でき流ように願いを込めて!

※こちら、2022年5月には営業が再開されていました!


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お店情報

Quan No Bun Dau Mam Tom
26/24/24 Do Quang Dau, Phuong Pham Ngu Lao, Q1
※こちら、2022年5月には営業が再開されていました!

 

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