一時帰国に!ちょっとええもん土産!はこの赤帯をタッチ!

【千葉県・白浜市】(私の中では)過去最上級に『良いお宿』で、いろいろ初めて知ったこと!経験しないと理解できないことがある ~ 割烹旅館 清都

@千葉

さて、房総半島では別のお宿にも泊まりました。これが私の中では過去一番「良いお宿」で、教わることが多々。やっぱり良いものは経験して見ないと、理解どころか知ることすらできないものですね😅

日本の過去の旅行支援で起こったトラブル

コロナの余波を盛り返すために、少し前にやった旅行支援的なものでは、普段絶対使わないようなグレードにも気軽泊まれるような仕組みだったらしく…

それは普段できない経験ができるということだから、一見良さそうに見えたものの、良きお宿であるべきマナーを理解せず、本来ならそのサービスを受けるに値する方の聖域を荒らす結果になってしまった、というような話をいくつも聞きました。

例えば、ターンダウンを知らない方が「客の不在にスッタッフが部屋に入ってけしからん!」と騒いでみたり。

しかし自分も人は笑えない。そんないい宿、泊まってきてないもん😅

今回旦那さんが「そんな背伸びできないけど…」と選んでくれたこちらは、私にとっては過去の中では最高級ランク。お部屋を見て「ひょー!」となってたら、世の中には上には上があるようで…

「箱根なんかは数十万円のお宿とかあるしねー」

と旦那さん。
す、すうじゅうまん?(・∀・;

ごめん、相当ランクのお宿ってのは、7万と8万とかそのレベルかと思ってた(苦笑)←キャパが小さすぎw

旦那さんもそれらを使ったことはないにしても、その存在を知ってるてっとこがすでに違うんだよな。旦那さんはあることに対して広い視野で見るけれど、ちぇりさんは目先のことで「うっきゃー!😆」ってなって周り全然見ないから😅

今回の旅行支援では、日頃使うラインの少し上、を楽しめるような仕組みになっていたらしく、一足飛びに4つも5つも上のランクに手が出せるような感じではないらしいからそういうケースは減りそうだけど…

自分にとってはこちら、知らないことを教えてくれる店でしたわ!

あまり気張らない感じの旅館

到着した日は海から凄い突風が吹いてて、車からお宿に入るのがせいいっぱい(・∀・; だったので外観なしです。

中に入ると、すっきりモダンな和モチーフの受付。

ああ、こういう手芸品があるのも旅館らしい。ええとこでも、ホテルとは違う風情。日本だー。

こんな和柄のマスクもあって、いくつか買っちゃった。だって1枚500円とかいうんだもん。似合いそうな人、何人か浮かんだし。

お宿の方はとても丁寧だけど、あまり気取らず気さくな感じもあり、初手から居心地の良さを感じるなど。

お部屋!すっごいお部屋!

で、お部屋!
まず上り口があってそこにある引き戸をそっと開けると…?

うわああああっ、広い!すごい!よく見なくてもわかる、調度品の良いモノ感!!

ちっ、ちぇりさん入っても怒られないですかね(・∀・;

畳敷きの温かみをも持ちつつ、ご覧の通りの様相で、ヘリなし畳が大変スマート。

ゆったりとしたソファは「座ってみたくなる」感触で、大変に心地が良い上、広さがあるので、あれこれ広げて作業もしやすい。

ベッドも大きい!何ちぇりロールできるかしら🤔(転がるな)

居間の奧左手には洗面脱衣所。
整ってます。十分なアメニティに脱いだものを収めやすいカゴ、わかりやすい配置のタオルやヘアドライヤー。

ヘアドライヤー。なぜか洗面所におかず、クローゼットの奥の奥とか、ドローワーの片隅に置かれてて、探し当てるのに苦労すること結構あるもんね😅

とまあ、お部屋をざっと見ただけでも「わあ!」っとテンション上がったのですが…?

畳敷きの内湯

居間の突き当たりを開けると、お風呂!内湯!だけどこれ見て速攻ドアを一旦閉じた!

   

旦那さん大変!
お宿の方、間違えてる!お風呂に畳敷いてるよ?!

はいもちろんこれは私が間違ってましたよね。なんか…あるらしいですね?畳敷きのお風呂。

もちろん、い草の畳ではなく、特殊加工を施されたものが使われていることがほっとんどらしい。そりゃそうか。

でも風合いは畳そのまま。滑りにくいし、温かみがある。私のように「お?!」と驚く客もいてエンタメ性もある。

まあ、特殊加工されていると言われても、そして見目には落ち着いたデザインに見えても、畳を濡らすという背徳感には心がザワつきますけどね(笑)

ひゃー!知らなかった!
でも旦那さんは知ってた。

「もっとひろーい範囲に畳を敷き詰めたお風呂とかあったよー」

と、すでに経験済み。
こういうとこです。ええとこでの経験値が違うと、選択肢も変わるのです。ぬおおお。連れてきてもらってよかった!

お食事の場所はお部屋内に!

ここくらいの良きお宿になると部屋食なことも珍しくないのですが、これは珍しい。お部屋の中にさらにお部屋が。

入り口、玄関的なところを上がってすぐ左手に引き戸があって、そこを開けるとこのお部屋。

食事するためだけのお部屋があるのかよ!
そしてここ、手前にあるので、お食事の用意をしてくれている間、自分たちは全く煩わされることがなく、居間でくつろいおでられるという寸法。

良いお宿って…っ(感激)

アメニティその他

お値段的にも内容的にも、お若い方というよりは、少し落ち着かれた年齢の方がくることが多いいのでしょう。コーヒーメーカーも非常に扱いやすくてよかった。

カプセルタイプのものなのですが、けっこうなんか使い勝手がぴんとこなくて、カプセル無駄にしたりすることがあるのよね(苦笑)

おばちゃんになってくると、なかなかこういうのについていけないことがある。でもここのは非常にわかりやすくて、最初から美味しくいただけました。

またお茶類が充実してたのも嬉しい。

お手洗いはまた別の小部屋に。しかもこちらの床。ツルツル耐水性じゃないカーペット敷き。これは清潔さをキープするの、相当手がかかりそうだー(・∀・;

しっかしなんという良いお部屋。
圧倒されてちぇりさんしばし、借りてきた猫。にゃあ。

大浴場

で、先ほどの内湯もあるのですが、大浴場もあり、今回はお部屋がすぐ近くだったこともあったので、夜中にふと目が覚めたので行って見た。

こちらのお風呂、24時間使えるんですってよっ。

ちょっと廊下は暗めですが、足元はわかりやすく照らされています。

脱衣はオール畳敷き。
大浴場内は畳敷きではありませんでしたが、シンプルな構造で使い勝手が良く。

まあ一度にそんなにたくさんの方が同時に入ることは想定していない感ではあった。

実際この時は宿泊客もそんなに多くなさそうで、かつ夜中だったので貸切。

一通りのものが揃っててり、お宿特製の死海のお塩のスクラブもある!

受付の時に聞いてたので使ってみるのを楽しみにしてたんだけど、思ってたよりものすごく滑らか!

つぶつぶの入ったスクラブかと思ってたらものすごく滑らかで、でもお肌をマッサージするとお塩感が感じられてキュッと引き締まる感じ。

これ、お土産でも売ってたから、自分の分とお友達の分まで買ったw 
こちらのお宿の独自開発品らしいです。へーっ。

 

丑三つ時に、貸切で楽しむ宿の湯。
なんとも贅沢(*´꒳`*)

生活に必要なほとんどをまかなえるようになったホーチミンですが、この温泉は。日本のの温泉風情は日本に帰ってこないと楽しめないので堪能、堪能♪

ちょっと火照ったので、お部屋のお風呂の場で涼みなおしのお湯浴び直し。はぁあ、極楽極楽♪

お食事!

というわけで、例のお部屋で、お食事!
先付けはこんな感じ。バリエーションに富んでおります。旦那さんがエビアレルギーであることを伝えておいたら、快く対応してくれました。

お刺身盛り盛りー!
ですが、こちらは新鮮さを売りにされているお刺身で、熟成とかには振ってない感じですね。

しかし、これもまた良し。

やる気がありそうななさそうなカワハギさんが良い仕事してます。

これはお好みですが、お刺身には醤油だけでなく煎り酒とお塩なども提供されてて、ええとこのご飯感満載。

朴葉焼きが出てきたのは意外でしたが、大好物なので嬉しいサプライズ。高山に行かないと食べられないものかともてったよっ(そんなわけはない)

しかも朴葉味噌で牡蠣が焼かれてた。。。
酒だ酒だ、酒持ってこーいヾ(@⌒▽⌒@)ノ

 

小ぶりの伊勢海老はシンプルな焼きものに。

こいつに菊の花びらがちった煎り酒を浸して食べるのは初めてだな。最近はホーチミンでバター、ベー!っと垂らしたりタマリンドソースにどチャー!っと浸して食べることが多かったのおで、お品がよろしくていらっしゃる(^・^)

やや、どれを取っても日本酒が進む。
普段そんなにダバダバ飲む方ではないのですが、こんだけの海の幸が揃うと、ちみりちみりとやりたくなりますなあ♪

と、この辺でおかまに火が入ります。鯛飯を炊いてくれるそうな。

キンキの煮物は今回の帰国で2回目。
なんという贅沢か。

しかし前回の伊東といい、こちらといい、私の苦手な関東醤油の辛さがない。煮汁になっては、むしろ気持ち甘め柔らかめ。

関東醤油を使った煮物は苦手だ、と思っていたが、私が知ってる関東醤油はほんの一部で、単純にこれまで選択がよくなかっただけなのかもしれなんな。反省。

さらにここに天ぷらなど出てきて、わあ、お腹がはちきれそうw

海老しんじょうなども出てきたり。
トラディショナルなレシピというよりは少しオリジナル要素を強めて、ほくほくとした…なんだろ?里芋?特定はできなかったけど、優しいコロッケみたいな風合いもあり。

鯛飯もたいそう美味しかったのだけど、ポンポンパンパン。でもそういうお客様が多いのでしょう。この場で少し箸をつける分以外は、後ほどおにぎりにして持ってきてくれるとのこと。

うん、まだそんなに遅い時間じゃなかったからお夜食で食べたくなるかもしれないしね!(げーっふ)

ここへきてお口直し的にさっぱりとしたりんごのサラダなどが出てきてサザエさんのエンディングを想像しつつ、楽しくいただく。

最後は柿とメロンと抹茶のムース。
はいはいこれは別腹ですね。するりと食べてごちそうさま。

全体にかなり上品な感じで、我が家の好みとしては、同じ房総半島内であれば、別宿の方が性に合っていたのですが、あくまでそれは好みの話で、お料理自体はとても丁寧、且つ、このお宿のターゲット層に合わせられたものと思われる。

こういう品良く楚々とした洗練の味を楽しむには、我が家はあと10年くらい、時間をおいた方が良いのかもしれない。

おにぎりにして冷えた鯛飯の方が口に馴染んだことからも、(自分らまだまだやな)と思わされた感。

ただこの部屋ない個室でのお食事という体験は、私には非常に貴重。また器の采配、料理の流れなども学ぶことが多い。テーブルサービスの方、然り。

朝食

朝食も事前に指定した時間の少し前に準備に入られました。

うおおおお。旅館の朝の定番とはいえ、ご飯の友のオンパレード!誰か!!胃袋カートリッジを持て!!!叶うならご飯3杯くらい食べたいやつやん(´Д` )

お刺身は前夜にたくさんいただいたので、またもや?と思ったのもつかの間、見てこのお醤油。多分お刺身のために合わせてるのかな。

紅に透けるお醤油。美しい。そして美味しかった。幾分練れた白身の旨味もまた心地よい。

アジの開きはこれ聞き損ねたけど、自家製なのか、御用達のお店から調達してるのか、実に見事な焼き加減、塩梅、旨味。皮がわすら魂を揺るがす琥珀の膜に包まれているかのように見える。

嬉しかったのが、前宿から続く和食構成の中にあって、ビーフシチューを出してくれていたこと。しかもこれが、うまい。

そろそろちょっと洋のものがほしいねーと二人して言ってたところにこれですよ。たまたま、だったのもしれませんが、タイミイング的にも、痒いところに手が届くってのはこのことで。

茶碗蒸しは、別宿のものが衝撃すぎたためにわりに普通に感じましたが、当然ながら美味しい。ってか茶碗蒸しは、人を驚かさなくてもいいんですよね。ほっとさせてくれたらそれでいい。

しかしこのパーツ⬆︎厄介。米なしでは食べられんやつやん。もしくは酒だ。なんという誘惑。

さらにはこのでっかい梅干しー!!なにこれー!多分人生最大級にでかい梅干し!

美味しい!美味しいぞー!

というわけで、和食続きでちょっとなあ、という気持ちが若干ありつつな状態でもうまかった。。。

少し背伸びさせてもらいました

お部屋や室内のアメニティ、そしてサービスには学ぶことが多く、大変勉強になりました!

食事に関しては、オールラウンドにターゲット層を満たすべく構築されたものとお見受け。穏やかなので、どのな客層にも無難に対応してくれそうな印象です。

自分たちはもうちょっと冒険したいお年頃&特にシェフとの皿の上での対話が好きなタイプなので、泰然とこちらのお料理を受け止めるには、もう少し、時が必要かなというのが正直なところですが、良き料理を穏やかに楽しまれたいご年配の方には申し分ないのではないかと。

サービスにいては、丁寧さと思いやりを大事にされつつも、慇懃な用は一切垣間見られず、こちらの会話をよく感じとられて楽しい会話を交わすことができ、実にエンターテイナーでいらっしゃった。

よく「良いサービスを提供するには、それを受けた経験を持たなければならない」と言われますが、良いサービスをそれと認識し、楽しむにも訓練と経験が必要だなと、改めて思った次第。

認識ができなかったら、私の場合はそれを一つに伝え損なってしまうんだよな。きっと、これまでにも自分が見逃した「良いサービス」ってのがあったのではないかと思う。

それも一足飛びに高いレベルのものを受けても、だめだ。ひとつずつ、すこしずつ。旦那さんはいつもその機会を与えてくれるので本当にありがたい(自分一人だったら絶対この宿選んでなかった)

今回の旅の中で一番位の高いと感じられたお宿は、自分の過去歴のなかでもトップクラスのお宿。経験値、ガツっと上げてもらいました(๑•̀ㅂ•́)و✧

畳敷の風呂。
まちがいじゃない。ちぇり、覚えた(๑•̀‧̫•́๑)

 


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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/

お店情報

割烹旅館 清都
千葉県南房総市白浜町滝口6241-1

 

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