日本の皆さんに朗報です!
ベトナムで作ってはいるけど、(今の所)日本でのみ販売という美味しいベトナム麺が発売になりましたよ!
真っ先に試食させてもらいました!
今月、日本のいくつかの小売販売店さんで発売されることになったそうですよ!
で。ご縁あってその商品の開発会社の方と仲良くさせてもらってて、なんと、試食をいただいてしまった…ふふふ。ふふふふふっ。これは!
いただいたのは1ヶ月くらい前のこと。
なので、日本発売より前に。そしてベトナムでは販売されてないので、もしかしたら一般人試食第一号?!(๑•̀ㅂ•́)و✧
日本発売用商品の開発が必要な理由
ベトナムには美味しい調味料や食材がいっぱい!
しかし、生のものがを日本に持ち込めないのはわかるとして、その他のもの…調味料とかその他諸々にも、簡単に販売できないものってあるんですよね(´・ω・`)
お土産用、個人利用範囲で持ち込むのはOKでも、販売となると難しい。
味の好みの違い、ということもありますがそれよりなにより…
日本の厳しい食品安全に関わるルールにあるようです。
もちろん諸外国にもそれはあり、一定の基準で自国の方の安全を守るためのルールはあり、それに則ったものが商品化されわけですが…。
日本のそれは特に厳しかったり、諸事情の違いから生じているルールもあるので相容れない部分があるのは仕方ない。
例えば昨今日本でも人気のSATE TOMも、ベトナムで売ってるものをそのまま日本で、というのは、成分的に難しいことが多いようです。
だから日本で発売するための商品開発が必要となり、日本で売られてる商品の中には、日本に向けて輸出するためだけに開発されたもの、というものもあるんですって。なるほど。
日本新発売になるPho Ga / Pho Bo / Bun Cha
で、今回はインスタント麺。
これは、そのまま売っても大丈夫なものもあるようですが(日本にそのまま輸入して売ってるのを見たことがある。それが法律に則って売られてるなら、ですが)法律や安全面だけの話ではなく、味や好みに現れる国民性も加味して作る、というのは、販売する側にとっても重要だし、消費する側にも嬉しい話ですよね。
で、今回のこれは、日本で販売するためにベトナムで開発された商品!
今月、日本での発売に先んじて、知り合いという立場のよしみをフル活用し(それ「よしみ」の使い方を間違えてないか?)お味見をさせていただきましたよ!!
ちなみにお友達、と言うには尊敬がすぎる方なので、知り合い、と言う立場でお話させてもらっています。
ほんっと凄い人だし、食べ物の話をしてると話題が尽きない、私が今最も興味津々な飲食人なのです(^・^)
Pho Bo
で、そんな方が携わられた商品だから、本来もっと期待すべきだったのかもしれませんが…
ホーチミンでもすごい種類が売られてる、Pho Gaのインスタント麺。目につくものは片っ端から試しているので、今更って感があったのも確か。
言うてもインスタント麺。そーんなビックリするようなことはなかろう、とタカをくくってた感があった。しかし。
こんな感じで2食分入ってるのも、最近のこちらの個包装且つ一食分が少なめの麺に慣れているので、まずそれが新鮮だったりw
2食分だからちょっと袋に厚みがありますね。
1パッケージは2人前入り。麺と、スープの調味料が分けて包装されてあり、1人分だけ使っても安全に保管できる寸法。ありがたい。
そして作り方を見ると…?
おおっ、ちゃんと茹でることを推奨してるやつだ。しかも…5分?!偉く、長いな?
ベトナムの即席麺には、チキンラーメン方式で、どんぶりに麺を入れ、お湯を注いで「ふやける」のを待つタイプのものが多いです。特にフォーはそうインストラクトされてるだけでなく、絶対に茹でるべきではないと主張する勢もおられる様子。
確かに薄くてすぐに戻るので、ちょっとでもタイミングを逸すると、背筋の伸びないへのへのテロテロの麺になるのは確か。
ですがこれはしっかり茹で。しかも5分。どんな麺だ?と思ったら…
麺+スープセットx2食分。麺は…乾麺の状態では、従来の市販インスタントフォーと比べて何がどう違うかってのは指摘しづらいかも。でも…
茹でて見ると…湯が、持ち上がる。や、もうちょっとふんだんにお湯使いなさいよって話ですが(笑)、なんだろ。でんぷん質が豊富なのかな。
ほんの気持ちですが、茹で湯に濃度が出る気がします。でも米麺特有の酸っぱい感じの香りというか、私はあれがちょっと苦手で、ふやかすタイプのものも茹でて茹で湯を捨てるのですが、そう言うのがあまりない気が。
そして、しっかり5分茹でても、麺、しっかりしてました。まぢか。ちょっと最初、3分じゃなくて?と半信半疑だったのですが(失礼な)5分です。5分茹でてください。大丈夫。それ「が」美味しい茹で時間だから。
で、茹で湯は切るように書いてある。
そうなんですよ。米粉のインスタント麺、何が原因かまでは突き止めてないけど、独特の香りがする。
そこまで加味したスープの味、なら当然そのまま使うべきなのですが、そうでないケースが結構あって、さらにはインスタントラーメンのように油脂分の乳化がコクにつながりプラスになる、ということもない。
フォーは根本的にそうういストラクチャのスープではないので。
ではこの商品のスープはどんな感じかというと液体スープ!
日本はどんな味のもの、かどうかはわかりませんが、かなりの種類の味を粉末化できる技術があり、それはフランスの一流店のブイヨンを粉末化してしまい、由緒正しきそのお店でも、手間を省くためにその粉末のブイヨンの素を使っているところすらあると聞く。
それくらい、プロの味覚に適うレベルの味を出せる粉末技術。
ではあると思うのですが、それでも、こうした液体スープにしか出せないような味わいってある気がするんですよ。
実際、素晴らしかった。
このスープだけ飲んでも成立する。
牛肉モチーフのスープって、ベトナムでは元来の牛=クセが強かったこともあって(冷蔵技術が身近でなかったことも要因)、結構なスパイスをぶつけるんですよ。
私はすっかり慣れたから美味しいけど、旅行者さんのおみやげにいPhoBoを勧めることは少なかったです。食べつけないと食べにくいし、さらには日本という環境で食べると感じ方もより、個性的に感じる可能性がある。
ですがこちらのスープは…その調和バランスはそのままに、出力を抑えて、こういう味を食べつけない日本人の方にも食べやすくしている配慮が感じられます。
本場のこちらの人が食べたら、もっとスパイス強いでしょ、とか強くした方が、という意見も出てくるとは思うけど、それはそいう味に慣れてない異国の人には優しくなかったりしますもんねー。
そして、通常よくあるこちらのインスタントフォーよりも、麺にちょっと厚みが、ある?
ってか、ぷりっぷり!!
ご
麺ね食べたい気持ちが早ってあまり丁寧に取れてないけど、伝わるだろうか、麺が湾曲しているところのカーブ感とか跳ね具合とか。
これは、こっちにあるインスタントフォー、ではない。食感が違う。それは本物のフォーじゃないじゃないか、という点だけで否定しないでほしい。だってこれ、極上美味しいっヽ(;▽;)ノ
空気感だけは、ちょっとうどんっぽい気がしないでもないが、小麦粉だけのうどんでもなくきしめんでもなく、明らかに米粉が主体なのだけど、ちょっとデンプン系が入ってってツルッとしてる。そして程よい弾力の噛み心地。
フォーか、と言われると、本場のこちらでの(自分の経験範囲内ですが)フォーのどれにも属さない気がするので、これをもって現地の味そのもの、とはいえないかもしれませんが、
スープの様相とも相まって、日本用にカスタマイズされた商品であることには違いない。
だから「本場そのものの味」とはいえないかもですが、極力本場の味を伝えつつ、Pho Boという料理を新たな領域に引き上げたイメージ。そして日本にお住いの方が異国情緒を感じながらも日常で取り入れやすい美味しさ。
うまく食えてなんぼですもんね。
両国の味覚に関する知見と経験、そこから導き出された答えを具現化する技術力。そしてそこに、これを作ってる人のね、愛情が入ってるんですよ。
量産化するためには妥協すべきところもあるに違いない、と私なんかは思うのですが、ギリギリまで攻めてるように感じるし、それはひとえに、
「ベトナムの美味しいものを伝えたい」
が行動原理だからだろうなという仕上がり。
即席麺一つで大げさな、と思われるでしょうか。思われたら、どうぞ嗤ってください。でも事実、私はこれを食べたとき大興奮でしたよ。
美味しさにも興奮したのですが、こんなにも想いが伝わる量産品があるものか、と。
Pho Ga
そしてPho Ga。鶏のフォー。Pho Boと拮抗する人気な気もするけど、日本人的には鶏の方が、入り口としては入りやすいだろうか。
麺は、同じですね。
基本的に構成は同じです。
そしてこちらには、うっかり卵入れちゃったヽ(・∀・)ノ
お味見は卵の影響が内部部からちゃんとしましたよ(笑)
麺は同じくぷりっぷり。
なので比較して各部分といえばスープですが…
んまい…そして、まろい…。
これもね、味の余韻が鋭角に落ちがちな粉末スープでは出せない、特に後口の部分に液体である理由がある気がしました。想像ですが。
テクスチャー自体はとてもサラサラしているのですが、ふくよかなうまみと、それが余韻として楽しめる後引きが、良い。
え、これインスタントで出せる味なんだ。
ってか、液体スープだから?
多分ネギとかを山ほど刻んで入れて食べてもきっと美味しい。もしくはローカルフォー的に(か、あれはハノイによくあるパターンなのか?)薄切り玉ねぎをスープが熱いうちに入れても良さそう。
鶏の旨味に関しては日本人も相当慣れてた味なので、多少のスパイス感はあったとしても「慣れ」が買って違和感なく楽しめると思われる。
でもこの麺は…どうだろう。最近の日本の最新事情を知らないので断言はできないのだけど、なかなかない麺な気がするのですよ。ベトナムでも然り。
うーん、このスープもうまいけど、麺だけ売ってくれないかなあw
米粉が主体なら小麦麺と違ってグルテンが弱いか無いかだろうから体にも楽だし、でもコシ、という部類では無いにしろ、ペロペロの米麺よりも食べがいがあり、いろいろ新しいレシピが作れそう!
ブンチャーはまだ未体験!
で、驚いたのがこれ。
は?ブンチャー?の即席麺?!
スパイスは、ひき肉に混ぜ込んでチビハンバーグ的なものを焼いて食べるつけ麺方式だそうですよ。あの隅の香り、それで出せるのか?!
そしてもはやこれは即席麺では無い気がするが(笑)、そもそもブンチャーが即席スタイルで発売されるというだけでも結構なニュースではなかろうか。
さあこちらはブンだ。
どんなテクスチャーになってるか…?
ごめんね、ちょっとバタバタしててまだこちらは試せて無いの。試し次第アップしますわ。私も楽しみ!
どこで買えるのさ?
聞いたところによると、
で発売されるということで、結構広範囲になるようなのですよ。
さらに詳しくアップデートが来たので添えますと、商品によっても販売店が異なるケースがある様子。
イオンリテール、イオンマーケット(旧ピーコック)、ヤオコー、ベイシア、いなげや、ヨーク、東武ストア、ワイズマート、セレクション、光洋、ダイエー(近畿エリア)、コープこうべ、オークワ
カフェランテ、イオンマーケット、ヤオコー、ベイシア、ヨーク、東武ストア、セレクション、光洋、コープこうべ
などなどだそうで。
ちょうど秋って、商品の入れ替わり時期でもあるようで、一斉に発売、とはならず、順次発売されていくというお店もあるそうです。
なので一度覗いて見つからなくても、今後ちょくちょく、見てやってもらえると嬉しい。
ベトナムの味でもあり、且つ、即席フォーの中でもちょっと新しい展開をしいている商品だと思います。
知り合いが作ってるから持ち上げてるだろうって?
そう思われるなら、そう思われよ。
普段から一緒にものを食べてては心底忌憚のない意見を交換している間柄。取り繕ったってバレるし、そもそも開発者ご本人さんが我慢できないと思うわ。単純に美味しいものが好きで、食べ物、食材を愛している人だから。
まだ日本のネットにもそんなに出てないと思われるこちらの商品。うまいぞ。よかったら買ってみて。この麺、体験してほしい!そしてベトナムでもなんとか買えないものかー!(笑)
久しぶりにヒッパり出してみた
引越し云々で、これの残りを入れた袋が行方不明になってって久しぶりに食べた!ブンチャーはまだ作ってない!(笑)
と言うわけで、久しぶりのPho Bo。
今回はかきたま風にして食べてみましたん。卵が入る分、ちょっとスープが薄まることを見越して、お湯は少なめでスープ作成。
麺の茹で汁はどうしても溶け出した麺成分で濁るのっと、かすかに酸味を感じることになてしまうので、インストラクションにあるように、麺の茹で湯は捨てて、スープは新しいお茹で作る、を支持。
うん、やっぱり美味しい。
ぶっちゃけ、日本人用に改良されてます。だからフォーはこんな食感じゃないし、スープのスパイスももっときつい。
ただ食べなれない人に、あのへのへのフォーの食感は頼りなく感じるだろうし、スパイスは違和感を生む可能性。
そこで、本場のストラクチャはそのままに、味の数値は抑えめにバランスを取ったり、米麺だけど伸び越しのある、日本人が美味しいと感じやすい麺に仕上げたり。
愛、だなあ。
食べる人が楽しみやすいようにと言う愛。それで買ってくれっる人が増え、お仕事として続けてもらえるようにする、作り手への愛。何よりベトナム料理への愛。
それを具現化して商用ベースに載せる手腕の素晴らしさよ。
久し振りに食べてやっぱり思う。いい商品だなあ、これ。
日本でお見かけになった方は、ぜひ試してみてくださいませ。
ベトナムでは買えないんでね。羨ましいわ。
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
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