冒頭、10年前の記事になるので、ちょっと読みづらかったり写真がしょぼかったりするけど、ご容赦くださいませw
新しく描き直そうかと思ったのですが、今昔あっても面白いかなと思いまして😊
そぞろ歩きの途中で
お散歩中に発見
ホイアンは市街地全体が世界遺産というだけあって、そぞろ歩くだけでもとっても素敵な風情。建物が趣がある割に、あまり色気の無い土産物屋も多いのですが、素敵なカフェやギャラリーも多く、ほんとに女子には見所満載。
そんな中で見つけたこちらのお店。
実は初日の夜に、お店を閉めている所に遭遇し、その締め方が、表の空間に横板を何枚もスライド式にはめ込みながら、というのが印象的だった店。
そのときはそこがカフェとは知らなかったのですが、翌日ぶらぶらしている時に、なんとなく素敵なカフェー、と思って入ったら、「これって夕べの…?」と気づいた次第(笑)
印象的なオーダ方法
というわけで、最初から出会いは印象的だったのですが、席に着くとこんなものが。
ああ、外国人客が多いから、リクエスト事項をこれで伝えてくれってことなのかな、と思いつつ、メニューを見てると、間にこんな紙が。
徹底してるなー(笑)
オーダーも、紙にチェックして渡すだけ、かー。
ま、たしかにこれ、効率的かも。と思ってたら。。。。
お店の女の子に注文しようとして気づいた。
彼女達、耳が不自由なんだ。
手話でスタッフ同士で話をしてる。
壁には、The Beauty of Silence の文字。
そこで気づいてメニューを改めて見直すと、このティーハウスは最近出来たけど、雑貨工房なども別にあり、何かしらの障害をお持ちの方が働いておられるグループ会社ということらしい。
そうか、それであのリクエスト駒とチェッック式のメニュー。
理解したので、彼女達に呼びかけることはせず、動きを追って、目が合った時にメニューを掲げて注文したい、の意思表示。
すると、スタッフの女性がニコやかにテーブルに来てくれたので、注文用紙を渡して、内容確認。
言葉は発しないし、手話をこちらが理解しないのもわかってるから、手の仕草や表情だけのやりとりだけど、スムーズに注文。
飲み比べセット
頼んだのは、お茶と珈琲の飲み比べセット。これがとても奇麗なセットで♪
彼女達が喋らないからってだけじゃなくて、とても静かな空気と時間が流れてて、ついつい長居をしてしまったのですが、お茶も珈琲も美味しくて、なんとも贅沢なティータイム。
お値段は決して高くないのだけど(一番高いこの飲み比べで、5〜600円くらいだったかな?)すごく豊かな感じがする。
途中、お水を運んで来てくれたり、味は大丈夫だったか、と尋ねてくれたり。それらを、言葉を一切使わず伝えてくれる。
静寂のおもてなし。
伝えようとする気持ち・わかろうとする心
ややこしいお仕事での細かいことなどは別として、人の、嬉しい時に笑うとか、悲しい時には泣くだとか、そういう基本的なことはもちろんのこと、もう少し砕いた気持ちも、伝えよう、という気持ちがあって、解りたいという気持ちがあれば、通じるんだなーって、いつも感動する。
これ、英語やその他の外国語が苦手、昔の英語の点数が悪かっただとか、なかなか単語を覚えられないだとかって言ってる人に伝えてるんだけど、語学の技術は手に入れると便利だけれども、なにはともあれ必要なのは、伝えたい・解りたいって思う気持ちだし、それがあるなら大丈夫って。
それがないと、日本語同士でも話通じない人たくさんいるもんね。そんなことだけではどうにもなるまい、と思われたらそこまでだし、それ以上伝えようもないんだけど、こういう方達との交流があって「ありがとう」が、どちらもの気持ちに沁みたときは、確信する。
伝えよう、解りたいって思う気持ちが、やっぱり大事。
取り立ててこういう場面をピックアップすること自体、自分が彼らに対してフラットではないのではなかろうか、という思いもあるのだけれど…
言葉はツール。まず大事なのは解り合いたいという気持ち。
こちらのお店はお茶室としてもとても雰囲気が良く、出されてる物のクオリティも高かったと思います。ホイアンという場所の空気感も十分に満喫できるし、純粋にカフェとしてオススメです。
そしてもしも、ちょぴっとでも共感してもらえたら、ホイアンに行った際に思い出してもらえると嬉しいなーと思う店。
よろしかったら、是非一度。
変わらずそこにあってくれる安心感⬅︎NEW!
変わらぬ佇まい
実は上記の後にも何度か行ってて、その記録は別記事にあったりするのですが、昔の話で他のお店と一緒にまとめて書いた中にさらっと紛れ込ませてるだけだったりするので、こちらに続きを書きますと。。。
わあ、10年ぶりの更新になるんだ、この記事は。
多分、ほとんど外観変わってないんじゃないかな。
正直今回のホイアンでは、旧市街の中でも変貌ぶりが結構激しく、ワクワクするような驚きもあれば、おいおい、というものもあったのですが、景観規制があるんですかね。流石に全く場を崩すようなことはしていなかった、
一方中に入っても、見覚えのある調度、何より空気感。
ああ、懐かしい。
ホイアンは、ベトナムの旅先の中では決して自分の中ではリピート回数が多いわけではありませんが、懐かしい。図々しいかもしれませんが、そう感じてしまう。
店の奥の方には工房があって、食器などをつくられてるのですが、そこに通じる中庭的な場所も変わりなく。
いや、趣が増したかな?
半個室見たになってるところもあって、8人くらいまでのグループだったらプライベートな空気感で楽しめそう。
このスペースは、以前は気づかなかったかな。
ふふふ。壁の苔というかシダ?がいい感じ。
屋内も屋外も、とても静かな時間が流れるこちら。やっぱり素敵だ。
変わらぬオーダー方式
今日はまだ午前中早めの時間だったこともあってノーゲスト。
で、スタッフさんはお一人だけ。
メニューはほとんど変わってないんじゃないかな。
私は左ページの下にある飲み比べセットを。
別にこれ、お二人や3人でシェアしてもいいと思います。セットは、4種類ある茶葉の中から3種類選ぶのですが、まあ、わかんないですよね😅
そんな時には、お茶を香らせてくれます。
その時も、どれがどれかなーとメニューを見ながら迷ってたらスタッフさんがスッとやってきて、「こっちにどうぞ♪」とばかりに、このお茶のところに連れて行ってくれました。
で、オーダーを終えて待っていると、こんな感じでやってきます。
茶器はその都度変わるみたい。
ハスの花をモチーフにしてるようなストレーナーが可愛いわね。
今回はウーロンとジャスミンとハーバルティ。
どれも優しくて、ちょっとだけよっていこうって感じだったのに、すっかり長居をしてしまった。
やはりここの時間はとても静かでゆっくりで、大勢でキャッキャするようなお店じゃないけど、本当に素敵。
そういえば前回来た時は、5〜6人いたので、この丸テーブルでお茶をいただいたなあ。
店員さん、よほど忙しい時でなければ、こちらに注意を払ってくれているので、予防としているのはすぐにわかってもらえるし、テーブルまで来てくれたら、ここにあるブロックで要望をお伝えるなり筆談するなり、で、全く問題なく過ごせると思います。
周りに煌びやかなお店が増えた分、変わっていないこちらのお店は、少し地味に見えるかもしれない。でも、変わらずそこにあってくれると言うのは、古都にあっては価値のあることではないでしょうか。
ましてや、このようなお志で続けてこられているお店。
また、ただ客として訪れるだけで、その試みに参加させてもらえるという仕組みを作ってくれているありがたさ。
本当に、ベトナムのこう言うところ、懐が深いなあ、と思います。
お店を出たら
お店を出たら、左手側に出てすぐある路地を入ってみてください。こちらでつくられている工房に入る入り口があります。
というか、先ほどのカフェのエリアからそのまま奥に入って行っても見ることができるんですけどね。とてもチャーミングな食器がいろいろ揃っています。
ただ詳細な写真撮影は禁止となっていたので、入り口からだけ。
ここはぜひ、行かれてご自身の目で見てみてくださいね。
やーでもほんと、まだあってくれてよかった!
なかなか行けなくてごめんなさい。でも続いてれててよかったです。これからも、ずっとホイアンにあってくれますように😊
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Reaching Out Teahouse
131 Tran Phu, Old Town, Hoi An
Time: 08:00 – 20:00
Spent: 145,000vnd / person(3種類のお茶飲み比べのものの価格です)
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コメント
こんにちは。
て言うか お久です。
ヤッケ こと ほうすけ です。
ちぇりさんのブログを発見!
結構真面目な内容(驚)
私のブログにリンクさせてもいいでしょうか?
一言ご挨拶をと思いまして。
元気そうで何よりです。
やーーん、ヤッケさんだ!!
よくぞ見つけてくれました!(笑)
でもま、ちょっとシリアスなこと書いたのはこの回だけ(笑)
あとは大体、食いしん坊ネタですよー。
最近はちょっと旅ネタですが、ベトナムでがんばっちょります(^_-)
よろしかったら、こっちでもボチボチよろしくー♪