浜松はうなぎで有名と聞いていますが、昨今うなぎを取り上げるのは微妙な風潮。今回は食べなかったこともあるのでスルーです。しかし、浜松にはそれ以外に誇れるものが色々ある?!
そして今回ご紹介するホテル。東海地方中心のチェーンホテルですが、なかなか素晴らしくてワタクシ、感激しましてね。しかもホーチミンにもブランチがあるそうですよ?!
浜松はうなぎ!…だけじゃない!ピアノ編
駅に降り立つと、まず印象的なのがピアノの展示。一つは自由に触れて良いらしく、子供さんや、ピアノを嗜まれる方が、ぽろりポロリと弾いていたり。
そう、浜松がある、富士の国静岡県は、明治22年に、山葉風琴製作所を設立された場所。そうです、あのYAMAHAさんです。
私も小さい頃から中学生くらいまではピアノを習っていたものですが、もう今ではちっとも縁遠いものになってしまい。
しかし幼少の頃から馴れ親しんだ楽器というのは、今も安堵を与えてくれるものですね。三つ子の魂なんとやら。
YAHAMAが世界に名を轟かせる、そもそもの発端となった「オルガン」(風琴というのは、オルガンのその昔の呼び名だそうです)も展示。
米国から入ってきたこのオルガンが小学校などに設置されるようになり、その修理を山葉さんがされたことからオルガンの生産、ピアノへの生産とつながっていったと聞いてます。
ピアノを習われた方なら周知のことかもしれませんが、駅に降り立ち、この光景が目に入った時、初めて「ああそうだったなぁ」と、既に持っていた知識を、改めて実感で認識しました。趣がある。
浜松はうなぎ!…だけじゃない!餃子編
ホーチミン渡航以降から、日本情報がかなり滞っているワタクシですが、餃子といえば宇都宮、とだけ思うのは、かなり古い価値観のようですね。今や、浜松は餃子の街、なんだそうで、宇都宮すらも凌駕せんばかりの勢いだとか。
それが証拠に。。。
駅前の不動産屋さんが…ン???
ンンンン?!
この不動産屋、餃子屋さんしか紹介してないんかーい!!というか、餃子そのものしか紹介してないやないかーい!!!(・∀・;
なんだろう。これ、浜松市民にしか解読できない暗号か何かなんだろうか。いくら街が餃子で有名になってるからといって、これはちょっと。。。えー(´Д` )
浜松はうなぎ!…だけじゃない!パイ編
さぁみんな知ってる夜のお菓子、うなぎパイ。
が、グレードアップして深夜バージョンになっとる!真夜中のお菓子!!(笑)
早速買ってみたところ、確かに洋酒のおかげでコクも深まってて美味し…くはあるけど(ってか、買ったんかーい!)、なかなか高額で、ワタクシ、源氏パイでも美味しいねー、と思ってしまう下世話口なので、これはかなり高級品。
いざという時の一品によろしいかと思います( ・`ω・´)b(いざという時…?)
ちなみに、お部屋でのおやつスナックは当然これです。
ゴーリゴーリゴーリゴーリ(^・^)
浜松はうなぎ!…だけじゃない!かまぼこ編
到着時、ちょっとチェックインまで時間があったので駅中散策。まぁ浜松全体がかまぼこ生産に力を入れてるわけではないかもですが、こんなディスプレイが。
かまぼこ、パーティには重宝しますもんね。最近はオードブルかまぼこ、なんてものもあって、カットして並べるだけで、色とりどりの仕込みがしてあり、あら素敵、なんてものもある様子。
あとこれ。。。
もうね、飾り巻きの勉強をした人間からすると、一刀両断!!って感じですね。。。確か飾り巻きの初歩の初歩で四苦八苦しながら作ったやつが下の写真。そしてそれよりはるかに美しく可愛く、作るのも簡単なのが上のかまぼこを使った写真…
はーい、徒労(・∀・)
しかもかまぼこ使ってる方が美味しいじゃん。。。したのは一部材料を除き、酢飯がメインだからね。。。酢飯を酢飯で巻くという料理なんですよ、飾り巻きって。。。糖質の権化みたいな食いもんだな。。。
ちなみにこちらのかまぼこ屋さんのようです。
浜松はうなぎ!…だけじゃない!お寿司編
さて、駅に到着時、宿に入るにはまだ少し早く小腹も空いた、と言うことで、つらりつらりと歩いていたら、寿司屋発見( ・`ω・´)b
私、ちょっと資料探しで過去数年の自分の写真記録で寿司の画像を探したら、パッとみただけで気分悪くなるくらい恐ろしい量の寿司を食べてて、自分で(キモっ)と思ったくらいなのですが、やっぱり気になる寿司屋を見ると、入らずにはいられない。。
駅ナカにある、会社帰りにいっぱい飲んでってメニューがあるようなところだったし、さほどの期待はしてなかったが。。。
カウンターに座って、まずは数品頼んでダメならすぐ出よう、と思いつつ見てると、なんと職人さん、握り方が縦返しっ。そして目の前にいる客の分だけでなく。電話注文が入ってるらしい、持ち帰り用の盛り込みを、まるでビデオの早回しにように汲み上げている。。。
なっ、何やつ?!(・∀・;
果たして出てきたのがこちら。寒ブリにヤガラにシロムツさん。一瞬、あーっ、苦手な大ぶりのネタやんなー、と思いましたが、これが非常に妙のある型、そしてシャリとのコンビネーション。
ちょっと大きめではあるけれど、思うより簡単に口に収まり、且つ、シャリが口の中で転げるに合わせて、うまいことネタが跳ねていく様、予想外。
極上の、とまでは言いませんけど、見た目の豪快さに反して心遣いのあるお寿司ですし、何よりネタが美味しいし。
ヤガラ、なんて、西におったら滅多に見れんし、実際食べる機会もこれが数度目ですわ。そういえばホーチミンの市場では何度か見かけたことがあるので、今度いいのを見かけたらさばいて見るかなー。
しかしそれにしても、職人さんの手元を見るのに全く飽きない。まるで手品のような縦返し。滅多に見ないからと言うのもあるけど、その手数の少なさからは想像できない仕上がりに、まるで魔法を見るかのよう。
スピードを要求される職場に求められるもので、こう言うのは逆に良いお寿司屋さんでは、あまり見ることができないかもしれんなー。そしてそんな職人さんが作る海鮮太巻き。
すいません、これ自分のオーダーじゃないんですが、目の前であまりに豪快に見事に巻かれていたのでついw これ、巻き簾使わずに巻いてましたわ。最後の仕上げでチョッチョっとは使ってはりましたけど、巻けるんや。。。あんな具材の量の太巻き、しかも芯の弱い魚ばっかり、あれで巻けるんや。。。(感嘆)
静岡を中心に、関東にも何件か出してらっしゃるお店のようです。今度見かけたら別のところにも入ってみよう。
沼津魚がし鮨メイワン浜松店
JR浜松駅内
そしてやっと、クレタケイン!!
さてお宿。と行っても、ごめんなさい、ほとんど部屋の写真を撮っていなかったという体たらく。。。というのがこちら、ビジネスホテルであって、さほど大きく見た目に特徴があるわけじゃない。
強いていうなら、浜松駅南口から徒歩2分という立地にあり、大変便利。今回は観光ではなく、用事あってのことだったので、利便性第一。
では、何をそんなに推すのかというと…?
私みたいに、同じ時期に何件もホテルをホッピングする方はお分かりになると思うんですが、パッと見ただけでわかる。ここの料理は「手作り」。
直前の熱海で、それも致し方ないと思えたとはいえ、業務用惣菜に閉口して居た分、これを見た瞬間目が覚めた。ほとんど全部の品が手作り。
業務用のものとどこがどう違うのかと言われると、一つ一つのお惣菜において明確な違いはあるんだろうけど、総合情報が直観に繋がってる感じで、まずは判断。
で、実食。
しかして結果は、やっぱり手作り!見てもわかるが、食べればより明確にその」味の違いがわかる。
一つには、大手が使う業務用食材メーカーというのは、そんなに多くないというのが印象で(会社は多かったとしても大手に食い込んでる業者は一部っぽい)味がどこも同じだったり、そもそも番人ウケするように調整されているので「一定のライン」を目指した味わい、そこに調整するための調味料を使うことになり、それらは「ああ業務用ですね」って味を醸すものです。
不味いわけじゃない。でも好んで食べるほどの魅力はない。だからコスト削減でそれを使い、その他のサービスに注力する、というのもサービス業としては一つの選択。否定はしません。
がっ。やっぱり人の手、人が使う火で作られた料理は嬉しいものなんですよ。この日それがどのくらい嬉しかったかというと、普段は絶対にビュフェ会場では取らないパスタがトレイに乗ってますでしょ?これ、私にしては異例なんです。
何故取ったかというと…?
タイミングよく目の前で調理の方が補充したパスタがこれ。盛り付ける祭、パスタがプリップリと跳ね踊り、ツヤッツヤとアーリオオーリオを輝かせ、実に実に美味しそうだったのです。
もちろんこれも10分15分と放置されたら限界はありますが、今自分の目の前でヒャッホーイ!!と跳ね躍るパスタを見せられては、うっかり食べたくなるものじゃないです?実際食べてすっごい美味しかたtですし。
この麺の様子は、茹で置きの物はもちろん、8割茹でて解凍したものでもなかなか出せるものではなく、そもそもこういうスタイル・量で出すのに冷凍する手間をかける方がアホらしいはず。ということはこれ…
茹でたて?!( ・`ω・´)b
もしくは、あります。業務用でそのように見せかけるような、2分で調理が完了するパスタってのが。しかしそういうのは安くない。もし手を抜くためにそれを選んだのであればあったで、素晴らしい選択眼だと思うし、でもこれ、やっぱり今その調理場で作られたもんだと思うなー。
きゅうりの浅漬け、温野菜、おひたしその他も、家庭的な味。それはプロらしくない・外食産業で供給されるものっぽくないという意味ではなく、朝から空に染み入る優しく元気をもらえる味、という意味の家庭的な味。
申し訳ないが、7千円レベルのビジネスホテルだと、朝食無料を謳いつつ「どこからこんな、世にも美味しくないもの見つけてきたん?」と言いたくなるようなものを申し訳程度に並べて、食べた方が不快になるようなものを帳尻合わせで置いてるところも少なくないです。
どことは言わんが(言うとる言うとる)、
お前は許さん。我が胃にあんなものを入れた過去があると思うだけで身震いする。味わえたのは「愚弄された感」だけであった。
ちなみに、チェックアウト時にフロントの方に「こちらの朝食、もしかして手作りなんですか?」と聞いたら、その方パッと顔を輝かせて「そうなんです!お分かりになりますか?!」と。
あの反応は、そこに意味があると思って注力している方が、客に気づいてもらえた時のお顔やと思う。偶然じゃなく、そこを大事に考えている、と言うのがスタッフさんにも行き渡っているのでしょう。
また、他部署のことでも褒められたら、我がことを褒められたようにホテルとして喜んで、慎ましやかに客にお礼を伝えるとこなど、お若いスタッフさんだったのに、なんと行き届いたことであろうかと、ワタクシ、感激いたしました。
人に紹介されて利便性だけで選んだホテルではありましたけど、なんとも心安らぐ、気持ちの良いホテルでしたなぁ。
そしてこちら、日本全国にも色々ブランチをお持ちですが、なんと!!ホーチミンにもお出しになってらっしゃるんですね?!
申し訳ありません。。。ワタクシ、市内に宿泊する機会が少ないため、存じ上げませんでした。。。そして海外と日本国内ではまた事情も色々違おうとは思うのですが…
これは是非、宿泊はできなくても、カフェや食堂はあるかもしれませんから、お伺いしてみませんとね。
リゾートホテルなんかのご紹介じゃないとつまらないかな、と言う価値観が、どことは無しにあったのですが、こちらのおもてなしを受けて私、ああ、多くの人が活用する機会の多いビジネスホテルのいろんな良いところを見つけてお知らせするのも素敵なことかもしれんな、と思い直しましたん。
良い、ホテルだと思いました。また別の場所で利用させていただきたいと思います♪
クレタケイン浜松南口
静岡県浜松市中区砂山町327-11
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