※こちらの記事は、ちぇりまっぷにて公開していたレシピのリライトになります。
ベトナムはスパイスの国!
ベトナムはアオザイの国。
お米の国。
コーヒーの国。
色々あるけど、スパイスの国でもあります。
身近なところでは、胡椒。
日本人的にも身近がすぎて、お土産物などとしてはちょっと地味な印象がありますが、ベトナムの胡椒は収穫量も安定して多く、また質も高いと聞いています。
そして、安い。
かつては通貨がわりに取引されていたと聞く胡椒ですが、ベトナムではとても手軽に買えるためか、旅行に行った方からのお土産としても良くもらいます。
結果、我が家には常に粒胡椒の在庫があることとなり、挽いて売ってる胡椒では物足りなくなるという贅沢さ。挽きたての香と辛味に勝るものなし。もう挽いてから時間が経ってしまってるテーブル胡椒には戻れない。
また、シナモンなんかも有名ですね。
なのでカフェメニューにもよく、サラッとシナモンが使われてます。
聞いた話によると、シナモン採取が盛んな村では、薄く削いだシナモンを折り紙のようにして箱を作り、その中にお湯を入れて温め、シナモンティーを召し上がる、なんて話も聞きました。これまだ体験したことがないので、聞いた話なだけなんですが。
本当に農産物が豊かな国です。
だからその他のスパイス、ハーブ類もふんだんにあり、とてもお安く手に入る。
ならば、それらを活用しない手はないのでは?!
スパイス使いはハードル高い?
使い慣れない人には、スパイスって「なんか変わった風味のするもの」と捉えられがちだと思うんです。私も、若い頃はハンバーグのレシピにナツメグダなんだと書かれていても、
(ない方が美味しくね?)
と思ってたものでした。
それは結構な年齢になるまで続いてて、家で使うスパイスなんてシンプル至極。まあカレーとかになると別ですが、それでも、必要最低限のスパイスを、ベースのカレー粉にちょっと足したりする程度。
特に、ハーブすら好まない方やお子さんがいる家庭では、そういう傾向が顕著なのではないかと思います。
でも、南国ホーチミンに来ると…
まずハーブが雑草レベルで育つせいか、ふんだんに日常生活に使われてますし、ローカル料理にも実に巧みにスパイス類が使われてます。
例えば、Pho。特に牛を使ったものは、クセの強い水牛の匂いなどを和らげるためか、実に巧みなスパイス使いがなされています。Bo Khoというベトナム風のビーフシチューもこれまた然り。
ハーブやスパイスが、生活に生きているのです。
元来それらを使わない日本食に取り入れると違和感がすごいのですが、ふんだんに使われていることが前提であるベトナム料理でいただくと、すんなり受け入れられることが多く、そのうちに慣れていったという話。
そうなると…?
使わないと勿体無い!
今度はスパイス類を使わないと勿体無い!と思うように。
だって、安いんです!!!
さっきもちょっと乱暴な書き方をしましたが、ハーブは雑草の如く生え、シナモンなんて、まるで薪のように雑にまとめられて巨大な束で売られてるくらいには潤沢。
これ、日本で同じ量を手に入れようと思うと、えらい金額してしまうはず。
普通のローカルの安カフェでもスティックシナモンがサラッと使われたりしてるのも、そうできるコストだからって話。
別に、嫌いなのに安いから使え、とか安いから無駄に使えと言ってるわけじゃないですが、もし…
親しんでみようかなと機会を伺っていたり、好きだけど日常でそんなに使っていないな?という方がいたら、ホーチミンにいる間だなーと思って。
ふんだんなスパイスを楽しむレシピ!
ではそのスパイスを楽しむ方法にはどんなものがあるか。
まず、すぐに思い浮かぶのはカレーですよね。しかしこれ、一からブレンドして…とかいうのは、ハードルが高すぎる。
参考レシピはあるけれど、それぞれのスパイスの手入れや手順、使い方もまた微妙だったり。自分の場合はせいぜい市販のルーやカレーミックスに、プラスαで使うくらいかなあ。
では、これはどうでしょう?
コーラって作れるの?!って感じなのですが、正確にはコーラの原液を作り、それを炭酸で割ることで、私たちが知ってるコーラ的なものになるという話。
・シナモンスティック…3本
・黒こしょう(粒)…20粒
・クローブ(原形)…10粒
・スターアニス(原形)…2個
・生姜スライス …20g
・砂糖…200g (150gにしてココナツネクターを足すのもあり)
・黄色いレモン皮ごと厚めスライス…1個分
もしくは、ライムパウダー大さじ1前後!
を足して、ガッと沸騰させたら、あとは弱火で6〜7分。
冷ましたら出来上がり。

スパイスについて
まず大きなスパイス、殻に包まれているものなどは、割って使うと、より抽出されやすいです。シナモンなんかもバッキリ割って。
あとそのまま水の中に入れると、あとで濾す作業が必要になるので、お茶パックなどに入れるといいかも。お掃除、簡単ヽ(・∀・)ノ
レモンについて
レモンは皮ごとスライスにして使うので、本来ならオーガニックなどのものがいいですが、そんなの手に入れるの大変だから、
塩を擦り付けるようにして洗うとか、一度茹でこぼすとかしてよく洗う( ・`ω・´)b
または、重曹も有用かも。
結構ワックスやオイル系に働いてくれそうだし。
か、ライムパウダー、良かったですよ!
味は、生レモンの方がクラフトコーラっぽく、ライムパウダーを使うと途端に市販ものっぽい感じの、よく言えば安定した、悪く言えばちょっとつまんない(言い方)タイプのものになりますが、ライムパウダー使用版、悪くない( ・`ω・´)b
作ってる時の過程は上の写真に体に生レモンがあった方が「クラフトコーラ作ってます!」感があるけどねー(笑)
あとは炭酸でシュワシュワ割って
で、その作った原液を炭酸で割ったら、はい、コーラ!
えっ、簡単っ(´⊙ω⊙`)
まるっきり市販のコーラのような味がするかと言われるとそれは違うし、風味豊かなジンジャーエール?という雰囲気でもある。
が、美味しい!
そして初めて理解した気がするのです。その昔、コーラを初めて飲んだに日本人は、それを「薬臭い」と言って敬遠する人が多かったとか。
普通に初手からコーラを美味しく飲んでた世代なので、(薬臭い…???)と、よくわからなかったし、なんならこうやって作ってみても、特に薬臭い、とは感じなかったのです。
ですが、コーラの正体がスパイスの総合抽出液であることを考えると、それはもはや、薬だ( ・`ω・´)b
スパイスに慣れた人間からするとそれは複雑みのある大人のドリンクのように思えるかもしれませんが、なるほどスパイスを薬膳と捉えるとするなら、確かに薬臭いと言える。うおおおお。納得っヽ(・∀・)ノ
スパイスの国に住んでるからこそのお楽しみ
しかしこれ、日本でやろうとしたら結構なコストがかかるのではなかろうか。小さな瓶詰めの、粉末にしてしまったスパイスはどこでも簡単に買えるだろうが、ハッキリした味わいのある胡椒一つにしても、ホールのものと粉末にしたものとでは雲泥の差。
ましてや他のスパイスなど。
例えば今回お伝えしたスパイスは全て、ここで揃う。しかも格安で。
コーラに使うスパイスは、あまり長時間グツグツ煮るものでもなく、しかし大量のボリュームを人海戦術ならぬ香海戦術波に消費する。だからもしもこれ、スパイスが高いと、(もったいないなー、市販のコーラ買った方が断然安いよなー)となると思うのです。
しかしベトナムに住んでいれば、惜しげなくスパイスを使えます。
また豊富な種類の砂糖があるのも魅力。レシピのところで、砂糖の一部をココナツネクターに変えても、と書きましたが、はちみつに代えるのもありですし、パームシュガーなんかも美味しそうだ。
スパイスの比率も自由に変えて良い。
なんなら多少どれか欠けても、それはそれ、となりそうだ。
例えばご商売で安定した味を求めるのでれば、ピックアップするスパイスの種類から砕き方など、細かくフィックスする必要があるかもですが、ほら、自宅のだからさ、
「今日はこういうのを目指したのでしたヽ(・∀・)ノ」
と言い切ってしまえば失敗はないっ(笑)
これは結構楽しく簡単で、スパイスの国にいるからこそのお楽しみかと思われますよ!ぜひ試してみてくださいませ!
久しぶりに作ってみた!
クラフトコーラが飲みたい!
と突然の欲求に襲われて、そういえばちぇりとかいうのが、クラフトコーラ、以前に作ってなかったっけ?ってことで、ちぇりまっぷの記事から蔵出し。
っていうほどのレシピじゃないんだけどね😅
ただ、ベトナム、スパイス類がとても安いので、ものすごく手軽に作れるし、カスタマイズも自由だから、これ、ある意味ベトナムの情報にしてもいいよなあ、と思われるレシピ( ・`ω・´)b
作り方やレシピは上の方に書いてあるからそこをみていただくとして、思い立ったときにキッチンの棚見たら、全部材料揃ってたヽ(・∀・)ノ
レモンは重曹で洗ってみました。
重曹でモノを洗う際、手袋してねー。肌に危険ってわけじゃないけど、脂っ気取られてバリバリに荒れることあるからw
それでなくても、年取ってくると紙めくりにく位とか、ポリ袋の口を開きにくいとかあるからさ(。-_-。)
で、材料をぜぇんぶ鍋に入れて、水を足してぐつぐつ。
今回は、砂糖200gの内、100g普通の砂糖、50gを蜂蜜、50gをアルロースにしてみました。ああ、無駄な抵抗を。。(笑)
煮詰めるのが目的ではなく、各スパイスの風味を引き出すのが目的だから、最初はバーっと沸かすけど…
あまり強火ではなく、穏やかな火でコトコト。
効果はそんなに期待できないかもだけど、気持ちとして蓋をじてコトコト。
6〜7分、炊くだけというお手軽さよ。
途中で、ちょっと味見して砂糖の量とか微調整してね。
んで、炊き上がったあと、まずはレモンを取り出しましょう。
レモンの皮の部分からね、苦さが染み出してくるのです。あまり長い間つけておくと。
でも他のスパイスは多少つけても嫌な感じにならないと記憶してたので、冷めるまで蓋をしてこのまま。
そして冷めたらザルで漉してシロップの出来上がり。
くあー!!
うまい!!
こういうときねっ、なんか素敵グラスで写真撮るべきかと思うんだけどね!
がんガブ飲みたかったから、お友達が日本に帰る際にお餞別にくれた(あれ?選別ってこちらからお渡しするもんじゃね?)ジョッキでぐびぐび。
ああああ。しみるっ。
そしてスパイス類、たっぷり使ってるからか、疲れてる体に元気くれる気がする!(※あくまでイメージです)
よきです。
日本でスパイス、同じだけ買おうと思ったらなかなか高価な話になるかと思うので、ぜひ、ベトナムに、ホーチミンにいる間にどうぞ!おすすめ!
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ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
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