巷にはいろんなフォーがある中で、今回はちょっと酔狂にも200kドン(役千円)もするフォーを食べに行って見ました。ホーチミンの一般的なフォーからすると4倍、5倍の価格ですが、果たしてお味は…?
Dong Khoi に堂々とアピールする石鍋のフォー
以前、Nguyen Hue 通り沿いにあるホテル内の溶岩ステーキを食べに行って凍った肉を出されて鬼外れたという話はした事が合ったと思いますが、そこのオックステールのスープはとても印象的で美味しかったんですよね。
と思ってたら、直後に発行されてた情報誌に、そのオックステールスープを使ったフォーがあるよ、みたいな事が書かれてた(笑) まー、タイムリー♪
ってことでいつか食べてみたいなーと思ってたけど、日頃はあまり行かないエリアにあることと、なんせ肉の印象が良くなかったのでモチベーションも今ひとつ上がらない。と、思ってたら…
あら。ドンコイ通り、Bonsen ホテルの横、というか入り口が違うだけで中は通じてる、と言うロケーションに、同じ名前のお店が。しーかーも。通り沿いにはメニューサンプル。しかもしかも、まさにお目当てにしてたオックステールのフォー!!
このサンプルが超巨大で、洗面器くらいある(笑) 日本だとこれ以下のサイズが提供されるとJAROに訴えられる所ですが(笑)、
まだこちらにはそういうものはないのでしょう。食品サンプルやメニュー写真と実際の料理の様子が大きく違ってる事等珍しくありませんからね。これはちょっと誇大気味サイズと捉えるとして…
店内のアピールぶりは?
あら。いい雰囲気。かなり古そうだけど、昭和の時代からある昔なつかし喫茶店、を、ちょっとレストラン仕様にした感じ。飛び抜けて凝った造りでもレトロでもないけど、ふるさと程々さが逆にリラックスさせてくれる感じかな。
そしてメニューは…出たー!HOT ROCKメニュー=溶岩焼きメニュー!以前ご紹介した店舗ではメニューが別にはなってませんでしたが、わざわざグランドメニューとは別にしてあるってことは最近追加されたとかおススメなんだろうけれど、あの冷凍肉のトラウマは忘れまじ。(意外と執念深い…)
ってことで、こちらのメニューは早々にスルーし…表にあったサンプルのフォーの事を尋ねると、こちらですよ、と、グランドメニューのHot Rock Bowl メニューを見せてくれました。表で見た所によると、オックステールとリブ、そしてその二つをミックスしたスペシャルがあるということだったのですが、スペシャルがメニューに見当たらない…尋ねて見ると、
「メニューにはありませんが、ございますよ♪」
と言ってくれたので、今回はそれを頼んでみる事に。セットされた箸袋を見ると、うん、やっぱり先日行った冷凍肉の店(その言い方、そろそろ止めて差し上げなさい…)と同じ系列だった上に…
なーんと、VietNam Houseとかも系列だったのか(^^; 見るとBONSENホテルに入ってる旅行会社等も系列店。すごいなー。地域密着で結構大きな会社がやってる系列店だったんだ。ってことで出て来たのがこちら。
Hot Rock Pho 登場!
はい、よかった普通サイズー(笑) とはいえ、タプタプスープに大きくゴローっとしたリブ肉やテールがボリューム満点!!フォーは別添え、あと入れかつけ麺的にして頂きます。
キッチリと根切りされたもやしや、枝先の方だけを選んで持ってる香草類。それなりにお値段を取るだけ合って、奇麗に手入れされてます♪以前の店舗のスープとしての内容よりかはスープで煮込まれてる薬味的野菜は少なかったですが、それはこれからフォーを入れて食べる、という前提があれば当たり前かもですね。でも、味は同じ。
同じ牛骨でも、韓国のソルロンタンのようには白濁しておらず、澄んだスープ。これ、相当長時間且つ丁寧に炊かないと出ないよね。牛骨特有のまろみとホノ甘さ。これですこれこれ。私牛骨スープが大好きなんだけど、日本だと一部地域を除いてあまりメジャーじゃないし、広まらないのは手間がかかるってこともあるんだろうなーと睨んでます。それがホーチミンに来たら色んな所で頂ける…
しかも美味しい。これはありがたい。またフォー、という麺もこう言うスープには大変重宝。ゆで置いててもコシがもんだいになるわけじゃないし、放置されてるものだから
水気がしっかり切られてる。勿論乾いてはいないけど、そのまま食べる上で最低限の水分のみが留まってるので、スープが軽くても馴染み易い。
且つ、小麦麺に比べると、スープに放つとサラッとほどけて食べ易い。脂の多い豚骨スープの様なものだと完全に負けてしまいますが、こういうやさしい奇麗なスープには実に良く合う。合うからこう言うメニューが開発されてるのでしょうが…
胃にも軽くて優しくて、お年頃(笑)のワタクシなんぞには大変ありがたいメニュー♪
そうそう、フォーのスープはアッサリしてるので、勢い、具材として入ってる肉類もアッサリなので、添付のTuong Den という甘味噌をつけて食べることが多いですが、こちらのその味噌が美味しかった!!良くある市販のものでなく、かなり薬味が入ってて、この甘みをを白飯にまぶして食べたらさぞや美味しかろう、と思われ…(笑)
言わずもがなですが、お肉は柔らかかったですよーっ。テールは円柱状になっててちょっと一見食べ難そうに見えるかもですが、とにかくよくよく煮込まれてるので、ちょっとお口の中に入れ、軽く噛むとちゅるん♪と取れる♪ 見てこの、奇麗な骨の残り具合!
そしてリブもミックスされた物にして正解。骨付き部分のとこもあるけど、テール部分よりこちらは更に食べ易く、赤身メイン部分ながら、フワッフワに柔らかくて凄く美味しい♪一旦じっくり煮出された出汁がお肉に戻ってて、美味なり美味なり♪
あと石焼ってのはいいですね。冷め難い。つけ麺とかは食べてると個別のIHヒーターでも提供してくれてるとこじゃないと途中で生温ーくなって残念な感じになっちゃうのですが、そもそもフォーはスープの熱量を奪う率が低いし、石焼効果で長ーくチンチン♪
で、麺の量はさほどでもなかったのだけど、スープが優しくて美味しいので最後の最後まで頂いてゲフーっ、と大満足した次第。
塩気より旨味で食べさせるタイプで、且つ、牛肉・牛骨のエキスが惜しみなく抽出されているので、個人的にはもう薬膳なみの扱い。ただ一つ難点を言うと…
高い。これと冷たいお茶を頼んだのですが、200kドン弱(^^; いや、価値はあると思うんです。ただ、1区での一般的なフォーの価格を思うと、チェーンとかでも50kとか60kくらいですかね。すると3倍4倍の価格です。ミックスにせず、オックステールだけ、リブだけなら130kドン弱。それで2倍。
街中のチェーン店のフォーを安飯、と考えて、1杯350円くらいの激安ラーメンに例えると、感覚的には単品スープのものが700円前後、リブとテールのダブル版が全部乗せ的存在で1200円くらいのレベルのものって感じでしょうか。
はい、日本でその価格帯のラーメンって中々食べないですね(笑) 郊外のフォーとなると、もっともっと安いわけですから、単品スープのものでもかなーりの高級品ですが…ま、この内容と味なら私的には大有りです。そりゃいつもは食べられませんけど、たまに食べたくなって月一くらいでは味わいたくなるフォーかもしれない。
安く気軽に食べれてこそのフォー、という気がしないでもないですが、うまいっすよ、ここのフォー。コラーゲンもタップリそうで、なんとなくお肌に良さそうな気もするし。うん、コラーゲン、食べるだけじゃ殆ど吸収しないのはしってるけれど、プラセボプラセボ(笑)
というわけで、たまりはこんな変わりフォー。いかがでしょうか.そういえば石焼ビビンパ的なメニューもあったな。ベトナムのお米で作ってたらさぞやそれもおいしかろう。今後、時々行ってみたいなーと画策中です(*´艸`*)
Calibre Lounge Khách sạn Bông Sen
117-123 Đồng Khởi, Q1
Time : 10:00 – 22:00
Spend : 200,000 vnd / person
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