日本人向け情報誌に紹介されてるのを見て即刻行ってみたい!!と思ったお店なのですが、何せモチーフが。。。
ホビロン(^^;
孵化しかけのアヒルの卵(笑)
ちぇりは単体でもペロッと食べれるどころか、こんなに美味いゆで卵があろうものか?!と大変経緯を抱いている食材なんですが。。。。
まー、一般的には引かれるわね(笑)
どんなに美味しくても、ヴィジュアルも味の内。半分鳥の形になりかかってるものをバリバリ食っちゃおうってんだから、おそらくは引いちゃう日本人の方が多いと思われ。
でも最近、ありがたいことに主婦友の和を広げてくれる方がおられまして、ぐんとお声かけする機会が広がったので、手当り次第に聞いてみました。
『あのーですね、食べに行きたい物があるんですが…ホビロン入りの鍋なんです』
予想通り「ご…ごめん、それはちょっと…」と言われる方ももちろんいたのですが、「えっ、食べてみたい!」と言ってくださった方がなんと3人も!!!おー*(^o^)/*
しかも中には、お声かけする前からこの料理を食べてみたいと思ってた方がいたようで、それをご主人に伝えた所、
『ちぇりさんと行ってくればいいじゃん』
と言われてとか。。。
ご主人、お会いした事ないけど、「この手のもんはちぇりさんと」という絶大なる信頼を頂けて光栄でございますw
さて、こちらのお店、小道に入った中々分かりにくい所にある。この日は無理を聞いてくれるドライバーさんだったからあちこち探してくれたけど、見つかって良かった。。。お店構えの写真はこれです。
ローカル料理のお鍋ってことだったので、半分オープンスペースな、言葉悪いけどもっと小汚い感じのお店なのかと思ってたら、こじんまりながらカラフルな配色、料理の写真がダイナミックにレイアウトされてて、予想よりも格段に綺麗で良い感じ♪
メニューはベトナム語オンリーだけど写真入りで分かりやすいし、手をかけてる感じ。おお。侮り過ぎてました、ごめんなさい(^^;
店名やら店内に掲げられてるメニュー写真の大きさから推察するに、こちらはマムトム料理が人気なのかな、と思いましたが、今回頼みたかったのはこちらのメニュー。
詳しく色々具材を書いてくれてますね。
ホビロンが含まれてることもしっかり確認。
で、どんな量かわからなかったので、ひとまずこれ1品のみを4人で食べる分下さい、的な意味合いでオーダーしてあとはお任せ。
言葉はあんまり通じなかったのですが、ベトナムのお店ってこう言う時にお任せしても、あまり過不足ない分量を上手に持って来てくれますよね。
たとえば4つがワンポーションの料理でも、5人居たら割増料金で5つにしてくれたり、今回の鍋だって、量なんてお任せって言ったんだから、多少多めに持って来られて料金割り増しされても、もこっちは「ちょっと多かったねー」で済みそうなものだけど、ちゃーんと頃合いか、少し控えめな量を持って来てくれる。奥ゆかしい。
で、お料理です。はい、こちら♪
やだ、この鍋の形可愛い♪
ちょっと出来損ないのUFOみたい♡
勿論業者さんに頼んではおられるんだろうけど、お手製なのかなー。不規則に打ち出して形を作った形跡が見られて、余計にほっこり。蓋がキッチリ閉まらない所とかね(笑)
ま、密閉されてない方が蒸気が抜けていいかもだけどw
具材は2ザルありまして、一つには練り物、ネギ、厚揚げ、豚肉、揚げたカニ!牛肉などなど盛りだくさん!既に鍋の中に張られたお出汁にも味はついているのでしょうが、揚げたカニを具材にして、その出汁も出そうと言う手法は初めて見たなー。
アメリケーヌソースを作るのにエビの殻を焼いてから煮る、みたいな感じですかね。使う材料も出来上がる料理もローカルの物だけど、ベトナム料理、実に色んな手法を駆使してらっしゃるねー。面白い。
そして小皿に盛られてた桜えびっぽいものやらなにやらが盛られてたものは、薬味かと思ったら具材を煮始める時に全部鍋に投入されました。調味料の一つだったんですね。
で、グツグツグツグツ煮立つのを待つわけですが。。。熱源が固形燃料な上にクーラーの風で火が散って中々煮えないw ま、しばしご歓談しながらお待ちください(笑)
って、あれ???肝心のホビロンは???
メニューにはデフォ食材として書かれてたと思うんだけど、どうも入ってる様子がない???
念のためにお店の方が仕切ってるところの目をコッソリ盗んで鍋底かき混ぜ探してみたけど、それらしいものがない。これは。。。
別のお店で「外国人にマムトムは食べれまい」と勝手に思われ、主張するまで出してもらえなかったように、ホビロンも省かれた?! ホビロン入りの鍋を食べに来たのに、それが入ってないでは話にならんじゃないか!
ってことで店員さんを呼び、手のひらでちょっと卵を包み持つようなジェスチャーをし、「ホビロン???」と聞いてみたら、あ、食うの?みたいな感じで即刻持って来てくれましたw やはりかwww
ま、これもお店の人なりのお気遣いかもしれませんね。
だって、小湾に割入れられて持って来られたホビロンは。。。鳥の形を成しかけたものがドロリとした液体に、血と混じって入ってるんだから(^^; そしてそれをデロリ、と鍋に。
「ひいいいいい!!!!」
という悲鳴を上げる人がいたってふしぎはありません。ちぇりですら、「おぅ。。。」と思うくらいですから、全く見た事なかった人が知らずに頼んで遭遇したときの驚愕たるや、想像に難くなく。。。(笑)
ホビロン、煮えても結構大きいので入ってる家内かは探ればすぐにわかるし、そもそも、お鍋に具材を投入する際、見逃す事はないと思うので(笑)、もし、入ってないようだったら、ミス、というよりお店の人のお心遣いと解釈して、食べたければしっかり主張してくださいませ(笑)。
単なる入れ忘れかもしれないし、想像だけど、そう考えた方がストレスなかろうw
で、ホビロン(※閲覧注意)
グツグツグツグツw 鍋の中心に入ってる丸め物体が、それです。
黄身の部分、白身の部分は何となく分かれてて、全体に混じるように鳥の形を成しかけた
物体がおらっしゃいます。どっちかというと白身部分に身体が出来てる感じかな?
煮えるとこんな感じ。(※もう一度閲覧注意)
あ、別に気を使ってソフトフォーカスかけた訳じゃないです。
湯気ね、湯気w
ま、お楽しみはちょっと後に置いとくとして。。。
具沢山のお鍋、なんとも複雑なお出汁が出ていて大変に美味!
もうベースのお味わかんないくらいに色んなお出汁が出てるんだけど(笑)、
クドくないし、豚肉も茹でた物を使ってたので脂もそんなに出てないのでクドさもない。
その分、添えられられてたガーリックオイルをちょっと足すと、また風味が増して
とても美味しい♪
揚げた小カニは出汁用かな?と思ったけど、食べられるらしい、ってことで、
クリスピーそうな足の部分をガジガジやってたら、お店の人が足はポイポイ取って捨てて
不要な物を外した胴体部分の所を「ここお食べ♪」って渡してくれてた。
あ。。。足は食べないのか。。。(笑)
あと、写真ないけど、揚げたカニとは別に、同じくらいの小さなカニの甲羅に味噌やら
カニの身?らしきものを肉団子風にして詰め直した物がめっちゃ美味しかった♪
卓上のチリをちょっと加えても◎。
で、今回の目玉のホビロンは、黄身の部分はいわゆるタマヒモやキンカン?と呼ばれる
ものに似たツリーっとした食感で、鳥の形を成しかけた鳥さんは白身の部分にできかけてる感じ。
毎度思うけど、羽部分はあまり口に触らず、骨は。。。小魚の柔らかい骨程度に感じるくらいかな?
個人的には味にはあまりクセが無く、特に今回はお鍋のお出汁が濃厚なので、更にそれが
ホビロンと言う意識無く食べれたかなー。多分ルックスが気になる人は多いと思うんだけどw
締めはバインダーという平たい乾麺。
フェトチーネ??って思うけど、これあれだ。バインダークア屋さん
で食べた麺と同じだ♪ 乾麺だからフォーとかよりはちょっと腰があってぺろぺろしてて
上質なきしめんみたい♪あんまり美味しかったので単品で麺だけ追加。
あんなに美味しいスープを無駄にしちゃうのもったいないもんねー♪
ここは余すとこなくいただかねば!って感じだったので、乾麺を使うのは大正解。
良く出汁を吸うし茹で時間もそんなに長くないし、煮る時間が長くなるにつれ、
気持濃くなってくスープにはかすかだったトマトの酸味が徐々に増して、
コックリだけどサッパリな感じ。あーおいしー♡
で、驚いたのがこちらのお値段。
2人前と、多分その倍量くらいのサイズの物があったんだけど、これは2人前。
ホビロンも、調味油も2つずつしかついてなかったから、本来そのくらいの量なんだと思う。
お値段はなんと。。。
240kドン( ꒪⌓꒪)
それにお茶とお手拭き(ベトナムでは使い捨てお手拭きが有料の所が多いです)、麺の
追加分を加えても、お会計270kドン。。。。1350円…四人で!
一人頭、350円弱!!安い!!(笑)
店内のお客さんたちの頼んだ物見てても面白そうなお料理色々ありそうだったし、
とにかくローカル色が濃いので、これは観光で来てる人をお連れするにもいい感じ♪
ち、ちょっとお店の場所が複雑だったけど、もう一回くらい行っておさらいするか…(^^;
ともあれ、鍋はコレまで色々食べたけど、ちょっと他では食べた事なく、でも、
突飛な味ってことじゃないので馴染みやすいし、とってもとってもお気に入り♪
ホビロンというハードルがあったにも関わらず、おつきあいいただいたお三方には
感謝感謝のランチでした♪ おいしかったし、楽しかったー♡
※こちらのお店は閉店してます
にほんブログ村
↑ ↑ ↑ ↑
ブログ村ランキング参加中。
あなたに貰ったクリックがランキングに影響します♪
昼総合点★★★☆☆ 3.5
関連ランキング:ベトナム料理 | フーニャン区
コメント