ベトナムで、この10年に大きく変わったこと。色々あるけど、動物に関しても、あるように思います!
愛玩動物、増えて来ましたね!
10年前にベトナムに来た頃には、まだペットとして犬や猫を愛玩するというケースは、そんなに多くなかった気がします。愛玩とは別の背景がありましたし、今もそれが続く地域はあります。
それが昨今はすっかり「愛玩のためだけに」ペットを飼っているケースが増えているように思えます。ペットショップもかなり増えた。ただ…
それは愛玩動物としてペットを飼うことの歴史がまだ浅いということでもあり、予防接種の重要性や、しつけのメソッドの話、ペットとの心理的なつながりを基にしたコミュニケーションの測り方などは、そこまで浸透していない印象。
その結果、かなり前時代的なしつけが繰り返されてたり、そもそもペットの地位がまだ高くない。
平たくいうと、虐待対象としてしまったり、という位ケースが多々あるそうなのです。暴力をふるわれなくても、安易に捨てられたり無視をされて衰弱させられたりというのも、虐待ですね。
社会隔離の間は人間もストレスが溜まりがちだったり、生活にゆとりがなくなったりで、大変な目に遭ってしまった子達も傷んだそうです。悲しいことだ。
Animal Rescue & Care をご存知ですか?
そんな被害に遭ってしまったり、放置されてしまった動物たちを保護しているのが、
非営利団体なので、ショップ的なものはないようなのですが、つい先日も、Adoption Dayというのが開催されていたようで。
https://www.facebook.com/ARCanimalssaigon/posts/7495802817127184
こちらでは様々な理由行き場を失ったり、保護されたワンちゃんや猫ちゃんと、彼らと幸せに暮らせるよう、新たな飼い主さんとご縁をつなぐべく活動をされていらっしゃるそう。
日本でもペットを飼うといいうのは一大事。それを外国で、となると、ちょっとハードルを高く構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが…
色々なサポート体制
こちらでは諸々の事案に関してのアドバイスもくださるそうで。
例えば自分が犬か猫を飼うとなったら、ど素人考えで思いつくだけでも
・そもそもの動物の習性や気をつけるべきこと
・動物にとってベトナムで過ごす際に禁忌なこと
・動物を飼うと言うことに関するベトナム社会のスタンス(ペット可能な賃貸住宅の実情など)
・よそのペット同士のコミュニケーション、またそのトラブルなど
・予防注射を受けられる病院 / 費用 / 頻度 / 対外的な(帰国時や他国へのスライドなど)接種ワクチンの有効性
・家を不在にする際のペットホテルや相互補助コミュニティへの参加方法
・餌やペット環境の整え方
・帰国時に連れて帰る際の手続きごと
などなど、今30秒で書いてもこれだけある。実際具体的になるともっと色々でてくるであろうことを考えると、ちょっと簡単手が出せない気がする。
でもそう、「気がする」だけで、知らないままに漠然と考えるから難し気がするわけで、明確なソリューションがあれば解決できることもあろうし、知った上で具体的陽光とてらした上で「今の自分には難しい」となれば、それはそれで納得のいく諦めができる。
知らないままに「漠然としたイメージ」だけで判断することほどいい加減なことはなく、また自分のチャンスを逃すものであるかもしれないことは、
ベトナム株について書いた時にも述べた通り。
もちろん、全く興味がないことについてまでも調べる必要はないと思うんですが、(ペット、ベトナムで飼うのは無理だなー)と頭をかすめたことがある人は、少なくともそのことに関して興味があると言うこと。
動物を飼うか飼わないかなんて考えたこともない、という方多いわけですし(私とかも、自分の不在状況を考えると選択肢に入れていなかったですし)少しでも頭をよぎらせたことがある方は、実際に飼うにしても飼わないしても、まずはお話を聞いてみる、と言うのはアリかもしれませんね。
相性までも考えてくれている団体
さて、こちらはペットショップと違って、まずは目標が、保護した動物たちが幸せに暮らしていけること、だと、諸々の資料を拝読して私は理解しております。
ので、お試しで引き取って見て、人間側からだけでなく、ペット側の様子も鑑み、相性を確認してもらうという制度も設定している様子。
や、もうね。言語と言う便利なツールを互いに持ってる人間同士ですら、一緒に住んで見たら(おや?)と思うケースがあるわけじゃないですか。(あるね)
それが言葉の通じないニャンコやワンコと、となるとなおさらのこと。
通常のペットショップもそういうことに対応しているケースはあるのかもしれませんが、金銭が絡むと、お店の方だってそう簡単には、引き取られていった子たちが店に戻ってくることを了承しづらい部分もありましょう。
もちろんこちらの団体でも、なるべく早期に相性の良い関係性を持ってもらえること以上に望ましことはないと思われているはずですが、どうしても合わない組み合わせ、というのはあるわけですから、それで互いにストレスフルな生活を送るよりは、という、対処してくれているようなのです。
お志がないとできないことですよね。
素晴らしい。
多言語対応
そしてこちらの団体、非営利にも関わらず有志の方がたくさんいらっしゃるようで、
日本・ベトナム・ドイツ・イギリス人・アイルランド方達が一緒に対応してくれている様子。
もちろん日本人の私たちは日本語で対応してくれる方がいてくれるとありがたく、それで十分、という気もするのですが、同じことを軸にして取り組んでいても、各国でやっぱりスタンスが違うと思うんですよね。
そう言うことを知れる、というのもまた、いろんな国の方が携わってくれているところに相談するメリットでもあると思うんです。
例えば私だったら、お部屋の仲介の日本語対応のサポートに入ることも多々あるのですが、やはり、日本人の感覚と欧米の方の感覚は違う。食事にしたってそう。
知ってどうするのかと言う話はあるけど、私なら、日本ではなかなか得られそうにないこの機会。知ってどうするしない、以前に知れることがお宝だと感じるので、単純に楽しいしためになるなと思ってたりしてまして。
ペットの飼い方、ペットとの生活のあり方など、いろんな国の方の視点に触れられる貴重な機会なのではないでしょうか。
ペットを飼う予定のない方にも有用な情報
ちなみに、このARCという団体さんが運営されているFBのアカウントですが、どう考えても自分は動物を飼う生活はしないなーという方にも、有用な情報があったり。たとえばこの投稿。
缶を開けてそのまま捨てたりした場合。
ゴミの管理が、動物から完璧に分離された場所で管理されるなら良いのですが、ニャンコ、すぐ筒状のものに頭突っ込む性質がありますもんね(。-_-。)
で、ギザギイザの開封口で大怪我を、とか、猫を飼ってないと想像もできな事態。
主に、猫の餌が入ってる缶を自宅で捨てる方への啓蒙かと思いますが、自分が出したゴミが、いつ何どき、どうなって動物に被害を及ぼすかもしれない。
お恥ずかしながら、そんな想像、したことなかったです。
そして知らないうちに、自分の無配慮で怪我をさせちゃった子がいたかもしれません。
そんなこと、追跡のしようもないけれど、知らなければなかったことと同じで知ったこっちゃない、と思ってしまう人物像は素敵ではないなと自分では思うし、全てのことに完璧でいることはできないので…
こんな風に、知れたことだけでも気をつけていけたらなと思ったりするのです。
あ、単純に最近保護されたこのご紹介があってたり、
緊急時や災害時に、家にペットがいることを知らせてくれる、こういう表示をしておくこともできますよ、という啓蒙などもあったり。
ベトナムから別の国に移動する際にどういうことが必要かということのお知らせとか(詳しく知りたい方は個別に相談させてもらうこともできそう)
ペット周りのグッズや環境のお手入れ方情報なども、各方面から集めてきて紹介してくれたりなども。
ペット飼う飼わない、を考える以前に、私は単純にためになったり位楽しいことが色々書かれてあったので、みなさんもよかったらぜひ、覗いて見てくださいね!
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
ARC Vietnam Animal Rescue & Care
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