3玉セットで売られることがしばしばある生麺焼きそば。ホーチミンでも手に入るのですが、他社製品に比べて価格が1/2くらいのものがあるって?!
正体は、いつきさんの麺だった!
あまり焼きそばに執着してなかったのでいいままで買ったことがなかったのですが、特に、Le Than Ton(とい言う通り)にあるSky Gardenと言うマンションに併設のFamily Martには、数社の生麺焼きそばが置かれているそうな。
その中で、高いものに比べると、約半額という価格で売られてるものがあったので、安い方のものを買ってみたら面妖なものだった!!という情報をキャッチ。
なんでも高い方は160k前後(800円弱)で、安い方は80k前後?私は直に確認できてないのですが、そのくらいの差があったとか。(日本のものは高いんですよ、ホーチチミンで…)
興味を示したら(面妖なものなのに…)「の…残りでいいなら要ります…?」と言ってくれたので遠慮なくもらったヽ(・∀・)ノ ら…?
おおおおお!!五木さんの商品じゃないか!!
これ、九州外の方にはあまり馴染みがないかもですが、九州の人間なら多くの人が知っている、常温保存生麺商品で実にポピュラーな会社なんです。九州のスーパーには大抵置いてるんじゃないか?
そして少なくとも私が小さかった頃からあった。かなり歴史の長い会社なんです(^・^)
五木食品株式会社
こちらの会社、創業明治11年、なんと140年以上の歴史を誇る、老舗中の老舗。熊本の企業さんです。
讃岐だなんだってどんについて「コシ」の概念が全国に広まったのなんて、かなり最近のことなので(ワタクシくらいの歳になると「最近」の範囲が20年スパン)小さい頃はこちらの茹でうどんにお世話になったものです。
特に福岡は今でも「柔らかいうどん」が主流。
最近では世界対応熊本大使のくまモンさんがパッケージにおらっしゃるのね。これは知らんかったw
スパゲティナポリタンも、お世話ににあったなぁ。乾麺茹でるようになったのは中学生くらいかな。小学生の頃は、いつもこのゆで麺を使った、粉末ケチャップのついたスパゲティを食べてたもんです。
鴨だし付きの蕎麦乾麺とかのバリエーションは小さい頃にはなかった気がするけど、アルミ容器の、直接火にかけっれるえび天うどんや鍋焼きちゃんぽんとかが出た時は衝撃だったな。
それまでは長期保管できる安い麺の代名詞のように思ってたのに、なんか急に高級路線になったみたいで(๑•̀‧̫•́๑)
ともあれ、安いし長く置いておけるし、九州の家庭ではおなじみの商品かと思います。昨今はどのメニューも他社高級路線も増えているからどうなってるのかなーと思ってたけど…
今一度、先ほどの写真を見てみましょう。「日本製」とわざわざ書いてあるし、「Fresh Noodle」「YAKISOBA」「Jaoan Quality」などの文字を見るに、海外進出していらっしゃったのね…知らなかった。
どころか…
すんげー多国籍言語に対応していらっしゃる(´⊙ω⊙`)
し、失礼しましたーっ(・∀・;
しかし老舗ならなんでも美味しいというわけじゃないし、私の場合は思い出評点かなり過多。そして焼きそばは確か食べたことない。
というわけで、これを使ってみて違和感があったというお友達のご意見を検証していきましょう。
いつきの焼きそばを作るときに、さらに美味しくするコツ
言うても、私の好みの上での「さらに美味しく」なんですが…
中身はこれ。おおっ、懐かしい。
このゆで麺、まるで給食のソフト麺のようじゃないです?懐かしい。
でも焼きそば、と言うと中華のたまご麺、または潅水を使った面を想像しますよね。なのでこれがまず、お友達には意外だった様子。
うん、でもこれ日本じゃ200前後の商品なんです。3食入ってるから1食70円もしない。そして乾麺のインスタント焼きそばを考えてみてほしい。あれも生の焼きそばとは程遠い。そもそも焼かないし。
と言うわけで、これが蕎麦らしからない、と言うのはご容赦いただきたい(何目線だお前)。ちなみにスパゲティナポリタンもこんな感じの麺だったと思います。
で、見目こそ焼きそばとは程遠いですが、麺には脂がコーティングされていてほぐれやすくはなってます。
ただそのままではなかなかほぐれないので、熱したフライパンに少し油を引いた所に入れたら、ほんの少し、お水を足しましょう。50cc程度、大さじ2〜3杯でいいです。
鍋肌が焼けていると、ジャッと水蒸気が上がりますよね。水蒸気は麺と麺の細かなスキマまで入りこんでくれるので、ジャッと言わせたあと、すぐに箸を突っ込み左右にガシャガシャすると、あっという間にほぐれてくれてくれます。
ただしあんまり水をたくさん入れすぎると、仕上がりが水っぽくなってしまうので気をつけて。きもちね、気持ち。
で、水分が飛んだら…お友達が気になったポイント、その2。なんとソースが液体!!
スパゲティは昔粉末だった記憶があって、他社の焼きそばも野外料理で何度も使ってて、そのとき粉末だったので、勝手に粉末がついてくるものだと思ってたら、まさかの液体。なるほどこれは難しい。
ソース自体はすごく特殊と言うこともないウスターソースだったので、これは麺への絡みがちょっと。そこで…?
麺を片側に寄せ、開いた所にいソースを入れて、少し煮詰めてから絡めます。
これは自前でナポリタンを作る際のテクニックと同じで、ケチャップをいきなり麺に絡めるのではなく、鍋の上で少し煮詰めてから絡める、と言うのありますよね?あれと同じ。
そして2玉もらったので最初は何も足さずに作ったのですが、やっぱりウスターソースじゃパンチが弱い。物足りなく感じてしまうし、味に厚みを感じにくい。ので…?
ここにケチャップをちょっと足して一緒に煮詰めます。するとケチャップの甘みが味に厚みを加わえます。あっさりしたのがお好きな方はそのままでいいと思いますが、お友達もちょっと物足りなかったと言ってました。
でも逆に言うとこれ、「アレンジがしやすい」と言うことでもあり、ここに醤油を加えるでもよし、オイスターソースを加えるでもよし、チリソース、なんてのもアリかもですね。あ、ヌクマム、足してみればよかった。
で、ちょっとだけ煮詰まったら麺全体に絡めます。
ソースが行き渡ってもまだ火を止めるのは待ってください。
さらに、焼きます。
ソースが行き渡った後はそんなにガシャガシャ混ぜる必要はありません。焦げ付きすぎないように、中の強火で15秒焼いてはサクッと混ぜて、また動かさずに15秒…とかって感じでしょうか。
好みの焼き加減になるまで炒めると…?
ご覧いただけますでしょうか。色艶が混ぜた直後と良く炒めたあとでは、だいぶん違う。ちょっと表面をところどころ焦がした方が、自分的に圧倒的に美味しかったです。
そのままの味を知るために、今回は何も入れませんでしたが、玉ねぎ・キャベツ・人参・豚肉、またはベーコンなどを入れるとグッと美味しくなりますね。
その際には、野菜を炒めた所に麺を投入してください。そうすると少し水分があるので、先ほど使った、麺をほぐすための水分はもっと少なくてもいいと思います。
で、お味は?
と言うわけで、素うどんならぬ、素焼きそば。確かにあのソースだけではちょっと物足りない感じだったのですが、ケチャップ正解。あれで俄然、おそらくはみなさんが求める焼きそばの味にぐっと近づきます。
そして歯ごたえなんですが、長期間茹で置いてある程度の食感を保てる工夫がされているだけあって、独特の弾力がギョンムギョンムと。
プツプツ歯切れの良い焼きそばを想像すると違うかもですし、そもそもかなり太麺ですし、食感には(うおっ)っとと思われるかもですが…
これはこれで悪くない。
と、私は思いました。なんなら買いますよ、これまた。どしてもヌクマム編やってみたい。味の想像がつかん(笑)
醤油編やオイスター編も、やってみないとわからないから、あらっ、もうそれで3玉消費。
確か Le Thanh Ton の Family Mart には他社製品もあって、それが倍額との話だったのですが、それに比べて約半額で、自分好みに調味できるなら、お得じゃない?
おそらくもう一品の方が焼きそばらしいし、あれこれしなくてもスッと求める焼きそばの味を得られると思うので、倍額するのにも価値はあると思いますが…
五木さんの擁護をさせてっ。
これ、工夫次第で美味しくなるからっ。怪しいメーカーさんではないからっっ!!
極上高級商品じゃないかもしれませんが、ワタクシ的には、子供の頃から大変お世話になった商品。生活の中に(金額的にも)優しく溶け込む食品メーカーさんなのですよー(^・^)
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詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
食材調達情報
Family Mart
20 Le Thanh Ton Q1
※その他の日系食材を扱ってるお店でも売られているかもしれません。日本だったら総合通販サイトで全国どこからでも買えますw
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