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海外旅行時に知っておきたい!クレジットカードを海外で使う時の注意!

ちぇり info(生活情報)

海外にはクレジットカードの持参が必須。
ですが、その使い方は知っておかないと、もったいないことになってしまう?

持っておくべき理由と、使う際の注意点。最低限これだけ走っておいてほしい!

※こちらの記事は、2018年の記事のリライトになります

クレジットカード使ってますか?

2018年6月

海外に出ると必須とも言えるクレジットカード。

ですが時折、その特性や個人の経験からカードに嫌悪感・恐怖感を持たれてる方もいらっしゃいますよね。

私は断然利点が多いと考えるカード派なのですが、それはもう人それぞれなので、この記事は決してカード利用をゴリ押しするものではありません。

が…

海外にいる際には、持っておかないと困ることもしばしば。

クレジットカードの意味

身分や経済的な保証の意味合い

クレジットカードは支払いをするためのツール、というだけではなく、身分の保証であったり、担保を提供するという意味合いもあります。

そもそもクレジットカードを持てている当時店で、一定の経済的な審査が通った人、ということの証明にもなり、また、クレジットカード会社と加盟店の間に何かしらの提携事項があれば、サービス提供者にとっては、ある程度の保証がなされるということ。

自分がサービス提供者側だったら、ある程度の保証があるケースと、取りっぱぐれないように自分が目を光らせていないといけないののどちらが安心かというと、圧倒的に前者かと。

例えば、ホテルに泊まる際には、デポジットが必要なことが多いですよね。それを現金でやり取りすることもできるのですが、カードであれば、デポジットとして払った金額の返済も、最初の決済のキャンセル、という形でスマートに行えます。

そしてホテルによっては、現金しか持っていない一見の客を受けてつけてくれないケースというのも過去には聞いたことが。

海外ではいつ何時、どのような状況になるかわからないので、問題を切り抜けるための策は一つでも多く手持ちにある方が得策です。カードもその一つ、と私は考えます。

現金を持ち歩かなくて済む

この記事をリライトしている2023年時点では、日本でもキャッシュレスが進んだので、もう抵抗を感じる方も少なくなってきていると思いますが、コロナ前までは、クレジットカードは使わない!という方の声をよく聞いていました。

それはご自身の主義なのでとやかくいうことではないのですが、そうなると現金持ち歩きが必須。

海外だと、カード以外のキャッシュレスの支払い方法を使えないことも多いので、カードを使わないとキャッシュを持ち歩くことになります。

ベトナムは比較的、治安がそこまで悪くないと思っていますが、それでもたまに発生するひったくり。ここ数年でも、芸能人の方が50万円とかからの金額をキャッシュで持ち歩いててひったくられた、なんて話を聞いて、(なんでそんな現金を持ち歩いてたの…)と思った記憶が。

どうやってるのか分かりませんが、悪いことをする人たちはその辺とても目端がききます。旅行者然としている、ということだけでなく、大金を持ってる人が、なぜかわかる。

そしてひったくりに遭う際には、お金を盗られるということだけでなく、場合によっては押し倒されたり、バイクに乗ったまま奪われかけた時は引きずられて怪我をしたり、と、身体的な被害にも及びかねません。

慣れぬ土地、しかもホーチミンのような医療が日本ほどの水準にないところでの大怪我は、場合によっては命取り。お金どころの話じゃなくなることもあります。大金は持ち歩かないに越したことはないなと個人的には思う次第。

カードだって悪用されるじゃないか!という方へ

カードだったらなんでも安心、というわけじゃありません。
スキミング、という犯罪は皆さんも聞かれたことがあると思いますが、カードの不正利用、という犯罪もあります。これはご心配されるとおり。

しかし昨今は多くの場合、証拠や状況証明によって、カード会社が被害にあった分を保証してくれるケースも多いです。(全てのケースではないので注意)

利用客をよく読み、また利用したらすぐに確認のメールが来るシステムのカードサービスを選ぶとか(不正利用された際にも即時連絡が来るので、対応が早くできる)対策を取ることで、そこのリスクはかなり回避できると思われます。

どういうリスクをどこまで取るか、という話ですね。

海外でのカード決済時の注意点!

こんな人はいませんか?

海外でカードを切る際、聞かれたことはないでしょうか。

「現地通貨にしますか?それとも日本円にしますか?」

ベトナムだったら、ドンか円かの選択です。
これ、一見親切ですよね。特にカードが日本で発行されたものであり、且つ、引き落とし銀行も日本にあるなら、なんとなく、日本円の方が安心な気がしてしまって、つい、円を選んでしまっている。

または、現地通貨を日本円に換算されると、リアルタイムの為替が適用されるわけじゃないから、なんか損をするんじゃないかという懸念があるから円を選んでる。

そんな方がいらっしゃったら、要注意!!

現地通過で決済した場合

現地通貨の場合は、為替に各カード会社の国際基準が設定されていて、それに、外貨取り扱いレートという、明確な数字が為替レートとなります。(文字の規定になくても電話で問い合わせれば教えてくれます)

これはフェアだと思います。
もちろん多少のタイムラグはあるし、カード会社によって決済のタイミングは違うかもしれませんが、おおよそ、決済時の一般的な国際基準に則ったレートになるので、これは納得だと思います。

しかし…

驚かないでくださいね。
いいですか?
心の準備をしてくださいね?

日本円で決済した場合

現地通貨から日本円への換算レートは、物を売ったお店(カード加盟店)に任されているんです。え。(´⊙ω⊙`)

解説しますね。
数字を出して例えてみましょう。

例えば、国際為替レートでだいたい、
10,000 VND ⇆  50円くらいだとしましょうか。

先程の、現地通貨の決済をする際に適用される、カード会社が基準としている為替レートは、この数字からそんなに大きく外れることはないと思われます。そしてそこに手数料が乗っても、使った金額が少額であれば微々たるもの。

平たく言えば「妥当」なんです。
買い物したとき、ざっくり頭の中で暗算して見当をつけた金額と大差ない。

しかし日本円を選んで、そのお店が換算レートを自由に決められる、ということは、カード会社への請求金額で、10,000 VNDを、80円にも100円にもできるということなんです!ひいっ(・∀・;

もちろんそんなことをするお店ばかりではないと思いますが、やろうと思えば可能なのです。

そしてそこで客への請求金額が上がれば、加盟店の売り上げに対し、パーセンテージで利益をもらうことになっているカード会社も同時に儲かる。なのでカード会社もそのような規約にしているのかと。

これは不正なことでもなく、カード会社もオープンにしている情報なので、知らなかった方が美味しいカモになってしまう、という仕組み。

消費者観点からすると非常にトリッキーでずるく感じますが、この点に関して、ギャーギャー言っても、どうにもならないことなのです。

これが、現地通貨・日本円を選んだ時の違い。
かなり大きいですよね、これ。

キャッシング時も要注意

ちなみにATMでキャッシングをする際にも、
with conversion
without conversion
と、両替する・しないの選択肢を提示されることがありますが、これも同じ理屈です。

ここで両替する(日本円での決済をすると同義)とした場合、世界基準レートではなく、銀行が設定したレートで換算されることに。お店が決めたレートで換算するのと同じですね。

ここ、どんなレートで設定されてても違法ではないので要注意です。(そして実際、かなり悪いレートが適用されていることが多々)

じゃぁカードを海外で使うときにはどうしたらいいの?

まずは現地通過一択

なんかおどろおどろしい話になってきましたが、回避は難しくはありません。世界中どこに居ても、

現地通貨一択

これさえ心がけておけば、余計な手数料を合法的にカっさらわれてくこともなく請求が来ても嫌な思いをしなくてすみます。

しかし、敵もさる者。

合法的な(客にとっては)トラップだけでは賢い客が増えるごとに甘い汁が減っていきます。だからあの手この手の攻防を仕掛けて来ます。

これ、事例を読むと、現地通貨一択!を信条に心がけてる私でも「あーーーーやられたことあるかも!」みたいなのがちらほらと(・∀・;

現地通貨を選ばせないトラップ

現地通貨を選ぶことが大事、というのはわかった。
しかし、全てのお店が「どっちにします?」と聞いてくれるわけじゃない。例えば…

請求書を持ってきた時に、請求金額はその国の通貨だ。
しかしよくよく見てみると、請求書の下の方にチェックボックスがあって、

✅現地通貨
✅カード発行国通貨

どっちにする?
と選ばせるところがあったりする。

そもそも、現地通貨と海外通貨で支払った時の違いを知らないケースだと、そんな項目があることすら知らないだろうし、知ってても、常にそういうパターンで引っ掛けられるばかりじゃないから、うっかりスルーする。

すると店が、勝手に
✅カード発行国通貨
にチェックを入れたりする。

支払いのために、レシートにはサイン済み。
もしくはPINコードを入力済み。

手書きのチェック項目を店側に入れられたとて、「自分はチェックしてない!」と言い張っても、書面上は自分がチェックしたことになっているから照明の仕様がない、ということになったり。

ちなみにしばらくの間、ベトナムでも目を凝らしてそういうことがないか見てきましたが、自分の行動半径では、そういうことはなかったように思います。

私が普段行かない高級店とかだとどうか分かりませんが、自分が出入りするお店には、そういうトラップはないかな。比較的、その辺のことに関してはベトナム、安心じゃないかなと思ってます。

ということで、おさらい

海外で、カードを使うときの決済通貨は
現地通貨一択で!

しかもそれ、相手が親切に聞いてくれるケースばかりではないと心得よ!

自分で確認!
自分で選択!

カードには利点がいっぱいあるので私は使ってるのですが、使いたくない人も、海外にいたら使わねばらない場面に遭遇することもあります。
だから普段使わない人も、これは鉄則!

避けられるダメージは避けて、快適便利なカードライフを!

 

 

 


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