極上和食屋の店主がこだわりまくって作る、一期一会のこのラーメン、食べずにいられるわけがない?!
珍しいお誘い
正確にいうと、先月もあったらしいw
それをなんということか、見逃したというかとても忙しくて余裕がなくて気が付かず、幸いにも今回はお知らせには気がつく事ができたという寸法。
というか、珍しく鶴ちゃんから教えてもらった。
彼、よっぽどでないと私に食べに来てとか、告知をしてほしいとか言わない方。それが珍しく、
「ちぇりさんこの日忙しいですか?」
から始まり、今回のラーメンのことを切り出した。
そして「めちゃくちゃ食べてほしいんです」と?!
あら珍しい、と思ってスケジュール帳を見たら、なんとこの日の昼だけスコーン!と予定が空いていた!想いというか、念というのは通じるものなのかもしれませんなっ(^・^)
様々な「手」が加わる特別ラーメン
これまでも、ラーメン割烹的なことをイベントとしてやって来られたFUMEさんと、関係各位。
鶴ちゃん(大将)、積極的にあちこちとコラボしてるし、真摯にお付き合いされて来られてるから、コネクションもすごいのよね。とても良い方達が周りにおられて、今回もいろんな方とタッグを組んでやってる様子。
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もう、ラボの様相だよねw
そもそも本業も新しい事業もあるようなのに、たった一回のイベントにこのエネルギーを費やすって、どんだけパワフルやねん😅
あと、いろんなシェフとのコラボとかも定期的にやってるしな。どこからくんねん、このバイタリティ。ほんまにすごい。
そして以前、別のイベントの時にも書きましたが、私、FUMEさんのオープン当初から楽しませてもらってて、当初よりすごい人やな、と思ってたんですが、なにぶんにもお若いわけです。
悪い意味ではなく、当然ながら若い時には若い時にしか出せない味わいのようなものがあって、それを楽しまさせてもらってたのですが、ここ数年の彼の繰り出す味の変化ぶりったら、それはもう凄まじく!
自分が、どこかええ店の行きつけの常連になって、偉そうなことをほざく存在になれるなんて思ってませんでした(日本のええ店、高いもんね…)。だからよもや自分の人生で、一人のシェフのこのような変化ぶりを体感できるとは。
なので今回のラーメンにも、とてもとても期待を寄せているのです。
しかも聞けば、これ、彼にしかできない逸品ですし!
ちなみに舞台裏
これ個人的にもらった準備動画を、許可を得た上で使わせてもらったんですが。。。
すんごいですよ。
今回は、日本から取り寄せた天然真鯛を丸々突っ込んで作った鯛白湯と、私も何度もご一緒してる、市内のとある市場のとある店の生きた地鶏、しかもメスのみを使ったガチ白湯を合わせるんだと!!
正気か。。。(苦笑)
そして使う調味料の中には、FUMEさん自らが育てて来られたお醤油なども使われるらしい。
そしてやっぱり鶴ちゃん、どんどんディープな方向にいっとるな。ディープ且つ繊細。そして一般家庭では到底真似事すらできないあれこれ。
外で食べる甲斐がありすぎる。
挙句にこれは、イベントだけのお楽しみ。
今回は割烹とかコースではなく、シンプルにラーメンだけです。「だけ」っつったって、相当なものが注ぎ込まれてるけどな?!
イベント概要
時間: 11:00 – 14:00
場所: Fume
74/7 Hai Ba Trung Q1
https://maps.app.goo.gl/YrJdPCx811e3m2X27
お値段:500k
私と一緒のテーブルでもいいよーって場合は私にご連絡を!
ちぇり:https://line.me/R/ti/p/%40rer3612k
や、自分だけで、または自分たちだけで行くわ!という方はお店にご連絡を!PHONE: 0938494954
Instagram : https://www.instagram.com/chefshozo/
結果報告!←New!
もう言わなくてもわかってけど。。。
素晴らしかった。。。
このナプキンの折り方、可愛いなw
そしてこちらが当日のお迎え。
今になって思ったけど、あれだったら確かにお酒飲んでもよかったなあ。
ちょっと目の前のことに興奮しきってしまって、思いが至らんかった(笑)
登場したのはこんな感じ。
鯛めしのおにぎり付き♪
そしてあの予告動画にあったように、トロットロの鶏白湯と天然真鯛の白湯の掛け合い。
たまに、「金出してええもん使ったら美味いもんができるのは当たり前」なんて声を聞くことがありますが、その気持ちもわかる。プロ素材を扱わない客側からすると、そういう意見も出ますよね。
客の立場とお店の立場では見えるもの、体験することが違うので、そのように見えてしまうのもまた致し方ないこと。
なので1杯500kというラーメンを跳ね除けるのも、またそういう方にとっては当たり前。ひとそれぞれ、食べ物の天井というのは違いますからね。
しかし、一級の品というのは、それだけでも成立するから一級の品なのであって、それらを「掛け合わせる」ことの難しさと言ったら、途方もないものだと私は思う。
私は料理人ではないけれど、食べてきた数々の経験から、その難しさはお察しする。
その途方もないことを成立させることができるのは、シェフの技術・経験・発想力や情熱だ。いわば、シェフの人生のお裾分けが、彼らの料理にはあるという考え方を、私はしている。
だから、1コースが2,000kからだろうが、そこには価値があると考える。
ましてや、500kでその片鱗に触れられるなど、もうこれ、シェフが好きでやってて、ご相伴に預かってっる、くらいの勢いで礼を言う以外に何があろうか。
もちろん捉え方はそれぞれなので、これはあくまで私の尺ですけどね。
まあ講釈はええから、まずはひと口。。。
悶絶…っ。
最初のひと啜りで何が何かわけわからんくて、狼狽するのみ。
鯛だけでもない。
鶏だけでもない。
また、ともすると鶏が勝りがちになるその組み合わせを、しかもそれぞれが一級の仕立てにされたものを、このバランスに持ってくるまでに、一体どのくらいの試行作があったのだろうか。。。
さらにはこれだけのものを使っていながら、アクをほとんど感じない。これだけの濃厚白湯を自作したことがある方なら、その奥にあるアクを感じた事があると思う。
それを回避するには様々な手段があるが、適切な手段を適宜に施したのでしょう。素晴らしい。
スープだけやない。
麺との組み合わせもや。
これ、このラーメン一杯のためだけに、プロが磨き上げてくれた麺と聞く。
結構ね、スープには力入れるけど、麺との兼ね合いを考えてないところとかがあったりして、もったいないなあと思うことがしばしば発生している最近。
ですが当然ながら、スープに合う麺、麺に合うスープというのはあるもので、この全体の線は太い中でも絶妙なるバランスを拮抗させたスープに割って入るのではなく、当たり前のようにそこに馴染む存在感を持つ麺ったら、素晴らしい以外に言いようがない。
トッピングにも鯛を使ってて、鶏肉もある。
鶏肉はFUMEさんお得意の、炭火炙りよ。香ばしく、また鶏肉は実にジューシーで、白湯と同じ素材であろうから、当然ながら相性も良い。
なくなって、欲しくない。
ラーメンなんて、ちゃっちゃと食えよという話なのですが、あまりにもおいしく、無くなるのが惜しく、みみっちい食べ方をしてしまったw
ところで知らなかったのですが、デザート付きだった(・∀・)
しかもこれ、自家製のマスカルポーネにベリー系の自家製のコンフィチュールをあしらっており、なんならそこの部分のクランブルまで仕込まれてたと。
上部にあるのはワインを効かせたソルベ。
シェフ自らが言われてましたが、山口シェフとコラボした際に、山口シェフから伝授されたあれこれも盛り込んだ一品らしい。
FUMEの鶴原シェフは貪欲にいろんなお店とコラボされてて、そのエネルギーたるや、感嘆でしかないのだけど、その中でさらにいろんな方からの知識や技術を取り入れられて、ますます進化されてらっしゃる。
こんな真摯なシェフがホーチミンにいてくれて本当に嬉しい。
ごちそうさまでした。
ちなみに来月は「鮎」だそうです。
うわーっ♪
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