ホーチミンは果物天国。なのでついつい、日本人には物珍しい果物に目がいきがちですが、パイナップル!これも安くてとっても美味しい!ですが、苦手な「あれ」が問題だったりしませんか?
安価で美味しいパイナップル
ホーチミンでは色々な果物を手軽に買うことができますが、見逃しがちなのがパイナップル。
日本ではそんなにたくさん収穫できる果物ではないかもしれませんが、価格が安いこと鑑みたら、もっとホーチミンで楽しんでもいいかも?
でも。。。私、あのイガイガするのが苦手なんですよね。水分のある果物…例えばスイカとかなしとか、もちろんパイナップルも、味自体はもういくら食べ続けても平気なくらいに好きなんですが、パイナップルは、イガイガがネック。
で、ちょっと買い控えちゃう傾向にあるのですが…
邪魔者は消せばいいですね?( ・`ω・´)b(物騒)
イガイガの正体と攻略法
パイナップルを食べた時に感じるイガイガの正体は、パイナップルが含む蛋白質分解酵素の仕業。こいつが口中や喉の粘膜を溶かして、いわば傷を作り、イガイガ、ヂカヂカ感じられるのですね。
ということは、こいつの働きを止めれば良いわけです。
酵素は加熱に弱いので、焼くなりなんなりで加熱すれば問題解決。BBQなどで焼いたパイナップル食べたことある方はご存知でしょうが、甘くて美味しくなりますよね。
そしてどこまでの量を食べる人がいるかはわかりませんが、たくさん食べてもイガイガしないんです、加熱したものだと。
と言ってもこれはそのまま食べるときの対処法で、この酵素、決して悪者でないどころか、たとえばお肉を柔らかくする役割があったりするので、場合によっては有効成分。
ただ適材適所、という話ですね。ガブガブ食べたいときには、ちょっと出番を控えてもらっておいた方が良い。(ガブガブ。。。パイナップルを食べる人。。。)
パイナップルの加熱方法
ハーフカットして中身をくり抜き、適宜な大きさに切り分けたものをまたくり抜いた皮のケースに戻してオーブンで焼くというてもあるけど、これ、時間がかかる。
ので、お手軽に行きましょう。
丸ごとのパイナップルを買ったときには、どうぞあれをお使いください。私が以前ご紹介した、パイナップル・グリグリすっぽん。
こいつを使うか、もしくは、
市場に行くと、皮から深く実に身を沈めてる硬いくぼみも綺麗に切りとって売ってくれてます。
だいたい、1つ15k〜20k、100円弱くらい。安い。私は最近結構これを買って帰ることも多いかな。
ざっと洗って縦に6〜8つわりにして、小口にザクザク。レンジ対応の容器に入れてラップをかけて約4分(800w)。これで酵素はかなり動きを止めてくれます。
そこまでせず、もうちょっと生感残したいって時は、2分くらいで様子を見て調整してください。そもそも生で食べられるものなので、安全性が云々というより「好み」の問題ですw
温かいうちに食べるパイナップルも美味しくて、冷たいアイスクリーム中に添えても吉。ですがそのまま冷やしておけばいつでもつまみことができますね。
加熱したら栄養素ってなくならないの?
レンジにかけるのは意図的に酵素の働きを止めるという理由からでしたが、他の栄養素には加熱が影響しないのか?と言いますと…?
パイナップルの種栄養素はビタミンとかカリウム、マグネシウムなど、水溶性のものが多いのでレンジ加熱では大きく失われないものが多いようです。(水溶性=水に浸けたり茹でこぼすと流れてしまいがち)
食べてすぐにわかる繊維質はそこにとどまってますし、そもそも酵素も、直接食材としてのお肉に使った場合はタンパク質の変性に寄与しますが、人体に入れば胃で消化されて体への影響もほとんどなくなると言いますから…
そもそも加熱によって酵素の栄養的価値がなくなっても、生で食べる時と対して遜色なし、と考えてよろしいかと。そしたらイガイガがなくなるだけ、加熱した方が食べやすいやーん!という話です(^・^)
加熱したパイナップルってどんな感じ?
これはズバリ、缶詰のパイナップルみたいになります( ・`ω・´)b
もちろんもっともっと加熱を進めてジャムのようにすれば別ですが、上記に示した加熱条件を基準にすると、イガイガと酸味が和らぎ、その分甘みが強く感じられ、繊維はしっかりあるけど、細胞壁が壊れて水分が滲みやすく、ジューシー感がプラス。
↓これは4分間ほど加熱したもの。
多少果汁が分離しますが、これがまたとても美味しいパイナップルジュース!うちの旦那さんなんか、この天然も天然のパイナップル果汁に黒酢を少し混ぜて飲んだりしてました。
上からラップを少し押すようにして密着させ、冷蔵庫で寝かせておくと、温かさはなくなりますが、水分が少し果肉に戻ってジューシーになるようです。
他の果物って、割と個体差があったり、季節によって旬かどうか=味に工程があって、もちろんパイナップルもそうなのかもしれませんが、私、あまりハズレに当たったことがないんよなー。
そして加熱することで甘みが増して感じられるという特典があるので、もし多少の波があったとしてもカバーされやすい。
ちなみに↓は2分加熱のやつ。
あまり果汁がこぼれてませんね。
加熱後も食感はあるけど、生の時より食べやすくもなるので、もしかしたらお子さんとかにもいいかもですね。
あと、ゼリーなどにパイナップルを使う場合も、加熱したパイナップルが有効です。生の酵素が生きてる状態で使うと、ゼラチンの効果を邪魔してちゃんと固まってくれませんから。
生と全然変わらない、とは言えませんが、加熱しても失うものが少なく、人の好みによっては利点も多いのでぜひぜひお試しあれですよー(^・^)
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