もうちょっとひねりましょうよ、と言いたくなる「なべや」の屋号。見ての通りのお料理を出すお店ですが、一人でふらりといける店!ディープ大阪、やっと牡蠣の時期にいけました!
それは西成にあるお店
最近だいぶ治安が改善されて来て、ドヤ街だけでなく、バックパッカー向けの宿も増えて来たこのエリア。とはいえ、安全、とも言い切れないし、土地勘のない人間がうっかり入り込む可能性があることについては心配なので、場所的には無防備に勧められません。
でも。
でも。
食べてみたかったんです、ここの牡蠣鍋。
日本に四季があることは美しいことではありますが、1/4年分しかチャンスがない食べ物もあるってことで、狙ってたなべは、このシーズンにならないと食べられなかったのです。
もう3年越しの念願でした。夢、叶ったり( ・`ω・´)b
行列にもいろいろありまして
お店の回転は14時から。その時間に合わせて、遅めのブランチを食べて昼を抜き、この時間に食事とします。
そんな無理せんと夕方来たらええやん、と思われた方、ここ、行列すごいんですって。実際、14時過ぎtに入っても、30分後にはほぼ満席。混雑を回避するには、開店と同時の入店が吉。
実は、14時きっちりに行っても、前に1組間違いました。なんと、もっと前から並んでた人で1巡目が埋まってしもたんかいな、と思ったら、そうではなく、どうやらお店のホールが1人だけらしく(夜はもしかしたら増えるのかも?)、彼女がきっちり捌けるタイミングでしか客を入れない方針らしい。
そんなんさっさと座らせてくれたらええやん、待ってるから、などと言ってはいけない。基本、お店にはお店の運営方法を決める権利があります。それに沿わないと思うのだったら、客が行かずにおくだけの話。基本は店に従うか、行かないか、の選択肢になると私は思ってます。
客が離れてしまうようなら店rが妥協せねばならんとこもありましょうし、どの店に抗い難い魅力を感じるなら、こちらが折れるしかありません。私は今回、どーしてもこちらの鍋が食べたかった。ので、おとなしく従います。
団体さんやグループさんにはテーブル席を、おひとりさまには壁に向いたカウンター席。そもそも鍋が一人用なので、おひとりさま席がしっかり確保されてるのがよろしいな。席ごとにガスコンロが引いてあるのも懐かしい。
メニューを渡された時に決まっているならその場で伝えるもよしですが、少しメニューと会話してから決める場合は、決まっても自分から店員さんを呼ぶシステムではなさそうでした。
いえ、「すいません!」声をかける人もいたんですが、みなさんことごとく「少々お待ちくださいっ」と強く制されてたw そして見てるとお店の方、漏れのないよう、自分のペースで順次オーダー取りに行ってたんですよ。これはもう邪魔したらあかん。お姉さんがこちらに来るまで、心静かに待つのです。
オーダーのコツ
鍋を整えるにはちょっとの時間がかかるようなので、まずはドリンクと、ちょっとつまめるものなんかを先に食べるつもりで頼みましょう。そしてそれに+なべ。これで、何も目の前にないまま、ちょっとの間ぁを潰さねばならないと言う、おひとりさまハードルを回避できます。
一品モノはかなり種類もあり、しかも安い。。。このマグロのすき身なんて、どーです?綺麗じゃないですか?実際美味しかったんですよ。いわば、切り落としみたいなところなんだけど、切り口も綺麗やし角も立ってる。
せやなー、もしかしたら3人でつついてもほどほどのアテにはなるかも知らん。そんだけの量があって。なななんと!!
300えーん!!!
安い(・∀・;
西成は肉体労働者の街でもあり、まぁその他の方が有名かもしれませんが、とにかく安くちょい飲みできるところが多い。よそもんが知らずに飛び込むには危険なお店も多いですが、ディープな界隈だからこその楽しみもあって、事情をわかった人と行く分には面白い。
こちらのお店なんかはすごい人気の高いお店で有名でもありますんで、お若いグループの方とかもいらしてましたな。新今宮駅から歩いてこれるし(10~15分くらい?)お手軽ではある。
主役の牡蠣鍋登場、そして食べ方
で、登場したのがこれですよ。
カーキーなーべー!!!
見ての通り!!これ、牡蠣鍋じゃなかったら驚くよねw
牡蠣味噌鍋。もう一つ、牡蠣の水炊きってのもあったけど、この日の気分は圧倒的に味噌だったので、迷いなく(๑•̀‧̫•́๑)
ちょっと野菜が多すぎる感あります。そしてその半分以上が水面上に顔を出しているので、来た時の状態を崩さずそのままグツグツさせて底の方が煮えて来たら、まずは底の白菜をひっっぱり出して食べましょう。
牡蠣が待てない方は、手前に並んでる牡蠣を一つ、べろっとつまんで、グツグツしている鍋の端の部分で、ちょっとしゃぶしゃぶしても良い。
そうこうする中、徐々にお野菜は沈みがちになって行くのですが、牡蠣はどうかスープの中に落としていまいませんように。牡蠣はちょっと火が通り過ぎただけでも「チュンヽ(・∀・)ノ」っと縮んでしまいます。
がっつり似て硬くなり、味をスープに逃がし切ったのが好き、と言う方もおられましょうが、私は、ぷりぷりのままいただきたいので、とにかく牡蠣を出汁の中に落とし込まないよう、細心の注意を払いました。
ある程度の野菜を食べてスペースができたら、食べる都度に牡蠣をしゃぶしゃぶ。もちろん一部の牡蠣は出汁用、と割り切って出汁に牡蠣の味を移し、白菜の旨味のコンビネーションを楽しむもよし。
ガスの火は途中で調整したいところですが、不用意に火を小さくしようとして消してしまったらお店の人を呼ぶ羽目になるので、よくよく注意を。チャッカマンとか自分で持ってってれば別だけど。
炭水化物なしでいけば、かなり多めの量に思える一人用の鍋でもペロリ。雑炊セットなんてものもあって(ご飯・卵・ねぎ?)素材の旨みがよぉく馴染んだお出汁でご飯を炊く、なんて贅沢もできますが、この日は夜も控えていたし、そもそもランチとしては遅めになったので自粛。麺類なんかもあったかなー。
他の鍋も美味しそう!
ちなみにお隣の方が食べてたすき焼きもめっちゃ美味しそうだった。。。一人分の鍋ですき焼き?と思われるかもですが、割り下ベースのサラサラのお出汁でたくタイプのもののようでした。
これ、本格すきやきしか知らない人にしてみれば、ちょっとぎょっとするレシピですが、ホーチミンのMo Mo パラダイスで鍛えている私にはなんの違和感もございません(๑•̀‧̫•́๑)
一点、ここは昭和から続いてこられてるお店でしょうし、昔の業態のままこられているのでしょう。店内が喫煙可。なので、食事の際にタバコの匂いがするのは苦手、と言う方にはオスメできません。
私もタバコの匂いは苦手ですが、今回は一度は食べてみたいという好奇心を優先させました。が、次回はあるかなぁ。。。お店の中の様子を見てタバコを吸う人が近くにいなさそうだったら良いのですが、そんなことは時の運。一度座った限り何も頼まず出るというのも不細工なことですし、悩ましいところです。
あと、新今宮駅からここまで歩ける、とは言いましたが、道は大通りを選びましょう。この店がある、大通りから一本中に入ったところには、真昼間っから、キメッキメのオヂサンが複数人いらっしゃってですね。。。道端で熟睡しておられた方もいるし。
行きはタクシーで乗り付けたんですが、帰りのタクシーが拾えなくて、Grabが恋しかったわぁ。
なんかオススメしてるのか、行くなというてるのかわからん区なってきましたがw 自分的には念願叶って大満足。牡蠣、美味しかったー!!
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