つい先日もこのお店お周辺のBanh Canh屋さんを紹介したばかりで、「舌の根も乾かぬうちに」って感じですが、ここ、いいわ。新年明けたらinago会案件にもしたいお店!
新たなカニ料理の名店になるか?!
つい先日、こちらのお店を紹介したばかりで恐縮ですが、
まさに⬆️このお店の斜め向かいくらいに、今回ご紹介するお店が。地味なんです。
こんなお店あったっけなあと思って店員さんに聞いて見たら、2ヶ月前くらいにできたんだとか。
ちょうど気になり始めたのがそのくらいだったから、なるほど納得。ってか、既出の、斜め向かいにあるお店とは、アピール度が全然たらん。地味です。
でも入り口には電光ボードみたいなものを置いててハイカラ。昔から脈々と続くお店って感じじゃない。ふむ。
タイディで清潔
店内は、そんなに広くないけどこぎれいにしてて、ちょっとBanh Canh Cuaの店って感じじゃない(笑)。フラミンゴ、どうしたw
でもテーブルがとても清潔で、調味料の容器などもよく手入れされてる。
このチリソースの容器、欲しいな。
こういうチリソースの商品なんか、この入れ物だけがこんななのか。くまー(・∀・)
入り口にキッチンがあるスタイルで、これ、ちょいちょい見ますね。ってか、中で調理されてるおじさまが、只者ではない様子を醸してる。
ガラスで仕切られてるから、細かい音までは聞こえないけど、包丁のリズム、ウォックを煽るリズム感などが心地よく見て取れて、思わず期待。
卓上にあるお箸とスプーンは、一つずつ紙袋をかけられてて、他の方が触れる心配がないしよう。
お気遣いいただいてるなあ。
メニュー
にしても…ちょっとお高め。なんとBanh Canhは最小サイズで220k!
自分が旅行者だったら尻尾巻いて退散するところですが、ネタになるという大義名分があるので、動揺を隠してオーダーw
これ、Banh Canhにしては決して安くないけど、容易によりけりだ。食べてみるまでわからない。
その他エビ料理、麺料理、おかゆ料理などもあり、看板にはあまりに大きく、Banh Canh Cua と書いてあるため、麺屋かと思い込んでましたが、解散中心のアラカルトのお店ですね、ここ。
おかゆとか一品料理は、高い時期でも100k以下に収まってるので、普段ならもっとフレンドリーな価格なんだと思います。
カニ料理やエビ料理を頼んだらビールのプレゼントもあったりするっぽい。まあこれ、年明けもやってるかはわかりませんが。
これは、Banh Canhが美味しかったら是非色々食べて見たいところ。ってか、記事にしてる時点で、美味しかったっことなんですが、ではどう美味しかったか、行ってみよう( ・`ω・´)b
品と風格のあるBanh Canh
Banh Canhってのはわりに庶民的な料理だと思う。
ベトナムにくるまで知らなかったタピオカ粉入りのぷるぷる麺で、Banh Canh○○、っといろんな食材バージョンがあるけど、Banh Canh Cua、カニのスープの麺が多いように思う。
Banh Canh Gheというのもよくあるが、これもカニだ。ただしこっちはワタリガニ系。Cuaは泥がに、ゴロンと厚みのある体のやつですな。
これ、ベトナムのおばちゃんらの間では「別物」であるらしく、当初同じ「カニ」てことで混同して、市場でGheを指して「このCuaちょーだい!」とか言った日には、
「ちゃうで、これはGhe!Cuaちゃう、Ghe!」
と、周辺にいるおばちゃん数人からめっちゃ厳しく指摘受けてた。多分、お使いに来た子が間違って買ったらあかんという親切心からなんかもだけども、厳しかったw
前置きが長くなりましたが、こちら。
お分り、いただけるだろうか。
小、と言ってもかなり大きな丼で、さらにはこのスープの色。攻めまくってます。
こんなに凛としたBanh Canhはあまり見ない気がしますね。そして香りが素晴らしい。間違いなくカニの良い香りなのですが、澄んでいて、アクのなさを伝えてきます。
そしてこれがめっちゃ豪華!
ちょっと湯けむり状態ですが、見よ、このカニの身を。
ザクザク入っとる。
豚肉のスライスも、うまいことクタクタになってて食味を彩る。
ウズラの卵は、どんな料理に入ってても幸せを運んでくれますねえ(*´꒳`*)
そして、先ほどのカニの身ザクザクの他に、こんなカニ爪も入ってる。
麺は、つるぷるのタピオカ麺。
そして何よりスープが。。。やはり香りが語っていた通り、大変品がある。
この場合の「品がある」は、味が薄いとかぼんやりしてるとか「なにがしたいねん」というどっちつかずの味に対しての忖度ではなく、本当に品がある、の意味。
なのでうっかりするとそのままずっと食べ続けてしまいそうだったので、意識してここで味変。
魚介スープにはライムがよく合う。合うというより、魚介のお出汁をよく引き立ててくれるのです。とくにこういう品のある味はより精鋭感を増す味になりますし、逆にベタッと攻めてくるものはさっぱりと。
そして手元に置かれたこのタレも無視しては勿体無い。しかもこれ、自家製調合してるのかな。うまい具合のバランスの甘酸っぱ系のタレ。
面白いですよね、日本でもカニを甘酢につけて食べたりします。ものは違えど、これも甘酸っぱい味なので、カニには甘酢が合う、という共通認識。
しっかしカニが本当にザクザク入ってる(笑)
こりゃお値段するわw
いやぶっちゃけカニ自体がそんなに入ってなかったとしても、ここのBanh Canh、価値あると思う。
スープがあんまりシュッとして美味しいから、普段は使わない油条的なものも入れて、スープを吸わせて食べてみる。
台湾とかのそれとは違って、ベトナムのはソーダで膨らませてなくて、イーストの香りがする奴が多いんだよな。別に間違ってるわけでもまずいわけでもないんだけど、私が期待するのは中国系の油条なので、普段は食べない。
でもこれ、美味しかった。
ちなみにカニだけじゃなく、この骨つき豚のとろっとろの身も、先ほどのタマリンドソースにつけて食べると美味しい。
そういや豚も甘酢あんで食べたりしますもんね。
また、そのタマリンドソースを少しずっつスープに入れて飲んでもうまし。
私はスプーンにタレを少し掬って、そこにスープを流し込んでスプーンの上で混ぜてはいただき、ノーマル状態のスープも楽しみ、最後まで完飲しました。
多分自分史上、過去一高かったBanh Canhです。
巷には300kのBanh Canhがあると聞くのですが、まだそれ食べたことがないんですよね。
なのでこれが史上最高額のBanh Canh。まあテト価格だけど。
それでも満足。また来ようと思ったし、カニ食べるのに胃袋貸してほしい。
新年は、26日から営業と聞いてますが、予定が前後することがよくあるので、行かれる場合は、ご確認の上お越しください。
集まりは来月かな。inago会で提案してみよっと(^・^)
⬆︎をクリックすると、ちぇりまっぷに飛べます。
詳しい使い方はこちらへ⬇︎
ttps://cheritheglutton.com/cherimap-manual/
お店情報
Nha Hang Kim’s 118
118D Le Thanh Ton Q1
Time: 07:00 – 01:00
Spent: 246,000vnd / persono
にほんブログ村
👆ポチってもらえるととても励みになります!
コメント