これはあくまで私のケースと言うことで聞いて欲しいのですが、口コミを使う側としての心得的なものを改めて考え直させる時間があったので、1、考えとして聞いていただけましたら幸い。
SNSの誘導力
いや、旅をすると実感した事ある方多いと思うんですが、その地域に入ると途端にその地域のおすすめ動画が流始める。TikTok、Instagramなんかは特にその傾向が強い気がします。
私の主戦場のTwitter(現「X」)では、特にオススメを見ずに、自分がフォローしてる人だけを見ているので、いきなり知らないお店の広告が流れてくる事は少ないのですが(専用クライアントも使ってるし)その他のSNS、特に動画に関しては…
位置情報とかを使ってるんでしょうね。ほんとに見事に移動した途端に、そのエリアの情報が入ってくる。そしてメッチャ魅力的に作ってますよね😅 ←すぐ釣られる人
まぁまぁ、そういうのを全く嫌うわけではありません。
広告、大事。
ホーチミンにいる時だって、広告のおかげで知れたお店なんかもたくさんありますし。ですが…
当たり当たり前ですが、鵜呑みにすることはできませんよね。
もちろん良い結果になることもあるので、五分五分というか、一か八かというか。
でも人間素敵な動画で美味しそうな様子を見せられたら、期待しちゃうわけですよw
しかし、忘れちゃいけないのが…
発信者との合う合わない
それは私が紹介しているものも同じで、いくら私がおいしいと思っていてもおいしいと思わない人だってたくさんいる。
なので時々いただく「あんた紹介してたけど、全く美味しくないじゃん!」みたいなご意見も、舌が合わないことは残念だけど、十分あり得ることだと思ってる。
しかしただ舌が合わないことを謝るものでもないよなあ、と思うので、残念だったという気持ちを伝え得て、舌が合わない自分が紹介するものは避けることをお勧めすることくらいしかできないわけで😅
しかし舌の合わぬ人間の情報を見て逆張りするというのもストレスフルな話。できれば、ご自分と、
舌の合う人・発信者を探す
のが肝要かなあと思ったり。
過去に頼りにしていたレビュワーさん
自分にも、ベンチマークとなるレビュワーさんというのがいらっしゃいました。
結婚直後の5年間、我が家にはキャンピング仕様にした車があったので、週末毎、また長期の連休があるたんびにあちこち遠出をしていました。
今と同じように知らない土地に行ったら、その土地のおいしいものを探しまわるのがとても楽しかったのですが、そのビューを書いている時に、気付いたのです。
savanna-fox さんとおっしゃる方で、チラッと見てみたら、今もご健在でいらっしゃる様子。
美味しかったな、と思った店のレビューを書いていると、大抵その方が同じお店についての好意的なレビューを書いてる。
確か自分が300件から400件目くらいのレビューを書いたあたりで気づいたんですよね。
それに気づいて以降は、
「この店はどうかな?」
と思った時は、逆にまずこの方がデビューされていないかを調べたものです。
盲目的になるわけじゃないのですが、その方が推してくれてたら、元々行こうかな?くらいの気持ちだったのが、「よし行こう!」になりましてねw
しかも結果「いって良かった!」になることが多かったのですよ。
それでもやっぱり100%ではないし、自分にはそんなでもなかったからといって、彼を責めるべきものでもない。
しかし体感的に、同じお店について言われていることにとても共感ができることが多かったので、本当に頼りにしていました。
頼りになるレビュワーはただでは見つからない
私はこういう人が見つかって、とても運がよかったのだと思う。
そして、同時に肝に命じたわけです。
自分にとって有益な情報は、タダでは手に入らない。
これはお金がかかると言う意味ではなく、何かしらの労力なり、対価が必要になると言う事。
例えばGoogle マップのレビュー。例えば食べログのレビュー。これらは無料で閲覧することが可能です。しかし、自分にとって本当に有益なものかどうかを見極めるには、自分で確かめるしかないわけです。
私の場合は3、400件分のお店に行って体験する、食事代とレビューを書く労力がかかりました。
幸いにも、それは私の趣味でもあったので、苦労ではありませんでしたが、何もせず、ただ待っていたら有益な情報がやってきたと言うわけではなかった、という話。
ズボラをしてやらかした案件
なんでこんなことを改めて言い出したかと言うと、いやあ、やらかしたのですよ(笑)
先日の福岡で、流れてきた動画を見ただけで、その情報と自分のデータとの突き合わせなどを一切せずに、安易に、
「わあ、素敵そう!」
と、安易に地図にマークをして、たまたま近くにいたため、安易に訪れることにしたパン屋。
なんかですね、朝早くから開いていて、引きも切らずの大人気!みたいな感じだったんです。
実際お店に行ってみても、店内デザインが凄く素敵で品数も多く、心が湧き立つ感じではありました。ここまでは動画と同じ
流行どころも押さえているし、カラフルさもあり陳列にも気を使われています。こりゃ人気が出るでしょうよと言う感じで、動画の伝えてることに齟齬はないなと感じました。
実際お客さんはそこそこ多くて、ギリギリ座ることができたものの、ほぼ満席。
あれもこれも食べたくなるものばかりで、ほんと楽しかったんです。食べるまでは(・∀・)
いえ、不味かったわけじゃないんですよ。
それなりに、おいしい。
でもですね。例えばこのクロワッサンソフトクリーム。
どうやったっておいしそうに思えるじゃないですか。
そしておそらく多くの方はコロネ状的になっていて、クロワッサンの中に凹みを作って、そこにソフトクリームを入れていると思いません?
ですが、これは、クロワッサンを半分に切った面にソフトクリームをのっけているだけ。つまり、クロワッサンとソフトクリームを同時に味わうことが非常に困難。
絶対にできないわけでは無いけど、そうさせるための設計になっていない。
例えば、皿の上に半分にクロワッサンとソフトクリームが別々に盛られているのだったら逆に同時に味わうチャンスはぐっと増えますが、こうやって片手で持って食べるスタイルなのに、
「パンの上にのっけただけ」
しかも不安定な方向に、なので、上のソフトクリームを食べきらないと、下のクロワッサンに行き着けない。同時にどちらも食べるのは非常に困難なわけです。
その一点で、このレシピの底が浅いなと言う印象。
食べ物のデザインって、見た目だけじゃなく、味わい方にも関わってくることなのにね。そこガン無視してて、ああファッションでこれ作ったんだなあと自分的には解釈。
自分が旦那さんを誘っておきながら、この時点で(ああん?)となってテンションダダ下がり。あんた、誘った側なんだから、もうちょっと気を遣えよ。。。
ビシソワーズとハムチーズクロワッサン的なものも、暑い時期でも良い組み合わせだなと思って食べたのですが、、パンは店内飲食なのに温められていないし、ビシソワーズは…
や、これも好みの話ですから、おいしくないとは言わないけど、私には少なくとも合わなかった。少なくともこの価格に見合ったものではなかったように感じました。
というわけで、買って帰ろうかなと思っていたシナモンロールやデニッシュクリームは保留としました。
既に買ってしまっていた、このピスタチオとチョコレートのクリームが入ったコルネ。お友達にあげようと思っていたのですが、一気にテンションが下がってしまい、上げようとしたこと自体を忘れてしまい、翌日に自分でかじってみたんですが。。。
めっちゃ味気ない(´Д` )
クロワッサンにも同じことを感じたのですが、バターが軽めなのかな?
暑い時期だから意図的にそうしてるのかもしれませんが、パン生地に全く旨味が感じられなかったし、このコロネの生地も、自分には何を食べているのかよくわからない感じ。
食べれば食べるほど気持ちが冷めていく感じで、これならいっそめっちゃまずくて「なんじゃ、こりゃあ!」と叫ばせてくれた方がまだマシかも😅
でも、思い返してみても、動画はめちゃくちゃそそる感じだったんですよ(笑)
でも、その方の過去の投稿を見て照らし合わせるとか、食べ物についての言い回しをもうちょっと考察してみるとか、そういうコストを私が削っちゃったのが敗因。
久々にヤラカシました。
そういう出会いの中にも「知れて良かった!」と思えるところがあったりもするので、必ずしも警戒ばかりする必要もないと思うんですけどね。
再度の肝銘じ
どんなに注意深く吟味したとしても、実際に食べてみるまでは、その店のものがおいしいかどうかはわからない。それは大前提として…
例えば、ここぞって時に頼りにしたい情報を得たいなら、情報の背景を吟味したほうがいいなというのが、昔から思っている自分の基準。
それらを怠ると、今回のようなことが起こる。
日本にいる間は、特に一食が貴重なので、もうちょっと機会を大事にしたいなと思った一件なのでした(^^)ゞ
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