古くからある、Hoang Yenと言う飲食店のグループがあります。プレミア店ができてたようなので、久しぶりに行ってみましたよ!
Hoang Yen
少なくとも私が来た時からあった、ビュッフェ形式のお店を構える老舗といえば老舗だよなあ、と思い調べてみたら、
1993年にホーチミン市1区で小さなベトナム家庭料理店 (“Hoàng Yến Vietnamese Cuisine – Ngô Đức Kế”) としてスタートしたとのこと。
Hoàng Yến Group+2Dcorp Vietnam+2
住数年続いた後、2006年7月に、今もよくモール内などに見かける、Hoang Yen Buffet がグループの新しいコンセプトとして立ち上がり、2012年8月には Hoang Yen Buffet Premier をホーチミン市のランドマーク・ビル(Bitexco Financial Tower)にてオープン。
そのころの、BITEXCOタワー、おそらく日本でいうところの丸の内ビル的な感じで、市内でも最先端のオフィスビルだったのではなかろうかと推察。
その後、30年にわたる、外からは安定して見える運営を続けられており、ベトナム料理文化へのこだわりを前面に出してい流ところは一貫し続けているような気がします。
最初に言っておくと
私は10年前にビュッフェに行きました。
10年前。。。今自分で記録の時期を確認してびっくりしたわ。。。(笑)
色々あって楽しそうではありますが、味に関してはさほど強く言及しておらず、それよりもベトナム料理の種類にはこんなものがあるんだ!という点に重きを置いてた様子が伺えます。
最近も、特に強くこちらの評判が聞こえてきたということはないので、味に関してはそんなに期待できるものではないかもですが、一方で、30年という長い期間、繁栄され続けてることを鑑みると、そしてその顧客のほとんどがローカルの方であるrことを思うと。。。
何かしらの期待はできるのだろうなと感じるわけです。

というわけで、すごくすごく美味しいものを望むのであれば、アラカルトのお店、専門の料理のお店に行くことをお勧めします。
ただ旅行者さんや、ホーチミンの在住初心者さんなどには、「ベトナム料理にはこんなものもあるんだ!」という発見方々、行ってみるのも楽しいのではないかと(^・^)
そして、安いからといって、別に貧相なわけでもなく、十分に楽しめるのも特徴。試してみれば?と気軽に言える程度の金額ですしね!
平日ランチは、350k++!
ホーチミンのビュッフェは、平日と週末昼と夜で金額が少しだけ変わることが多いです。そして1番安いのが平日のランチタイム。
そして、安いからといって、別に貧相なわけでもなく、十分に楽しめるのも特徴。
そして、ベトナム料理以外もある程度揃っているので、ベトナム料理が好きか嫌いかまだわからないと言う方にもそこそこ楽しんでもらえる内容。

うん、市販品のチーズがケースごと並べられているところなんかもおぼこくていいですよね(笑)
こだわり抜いた料理を並べるビュッフェでは考えられないこと。もしくは通常こういう市販品を使っていると言う事は隠しがちかと思うのですが…

こちらのビュッフェでは、それを一切隠すことがない。
まぁ、頃に焼き牛のチーズが市民権を得ていると言うこともありますが、むしろこういうディスプレイをすることで、
「日常よりちょっと良いご飯を存分に楽しんでいってください!」
と言うメッセージにも、受け取れなくないのです。
ほんと気張らなくていいよな。

オードブルエリアには定番の生春巻きもありますが、日本のお寿司もあったりして、日本人にはフレンドリーさも感じます。
まぁ、こういうビュッフェのお寿司って残念なことが多いから、食べてみないとどんなものかは分かりませんが。

揚げ物なんかもあるので、スナック的なものが好きな方のニーズもしっかり押さえてます。
写真はエビをあげたものにレモングラスのフレークをかけたもの。食べやすい揚げ物でありながら、ベトナム料理の要素も外さない。
鴨のロースト?スモークは、日本で散々、業務用のものが安易に使われていた時代を経験したので、それ以降、あまり良い印象持っていないのですが…
意外とおいしいものがあったりするので、最近はちょっと見直しているところ。美味しかったです。

フライドチキンなんかもある。
そんなの全然ベトナム料理じゃないじゃん!と、思われるでしょうが、こういう安全牌もあると言うことで。

ベトナムの方たちの食卓にスープは欠かせないと言われています。まぁ実際にはスープがない食事なんて普通にあるわけですが…(笑)
確かに、安い食堂に行っても、「スープはどうする?」と聞かれたり、持ち帰りにしても、小さなポリ袋にシンプルなスープを入れてつけてくれたりすることが多い。
スープが好きと言うこともあるかもしれませんが、単純にご飯の保湿量が低いので、少しパサパサして感じられるため、それを潤して食べるためのものかもしれない。

とろみのついたカニのスープもあれば、お野菜のスープもあるし、西洋風のかぼちゃのポタージュは、ほぼベトナム料理と言って良いのではないかと思われるくらいポピュラーです。

さぁ、だんだんベトナム料理らしくなってきたぞ😁
シーフードがいっぱい!
ベトナムの方はシーフードが大好きなので、こういう風には海産物がつきもの。
もしくは多くのレストランで、例えば肉がメインのお店でも、「シーフードは何かありませんか?」と、よく聞かれるという話を聞きます。
エビ、カニは特に人気の食材ですが、さすがにこの金額でカニは難しいのか、
この日のランチタイムには、エビが多様されていました。
このスチーム海老おいしかったな。

ベトナム料理の庶民食の1つと言えば、貝料理。
市内には貝だけで成立するレストランなどもあって、実にポピュラーではあるのですが…
オーダーしづらかったり、どんなものがあるかわからなかったり、そもそも会話旅行中に食べるにはリスキーなのではないかと言う懸念もあり、あまり強く旅行者さんには支持されにくい条件が揃っていると思うのですが…

経験してみたいと言うお声もよくいただいていました。
そんなときには、こういうビュッフェをよくご紹介していました。
五つ星ホテルのビュッフェ何かにも多少は提供されていることがありますが、こちらのお店ほどバリエーションは豊かではないと思います。

生で提供されることは少ないですが、それも旅行者さんにとっては好都合。牡蠣のチーズグリルなんかは、人気商品の筆頭ですね。
これはビュッフェではあまり私は見たことがなかったのですが、白身魚をオイスターソースで蒸したもの。実に上品でこれおいしかった!

ちなみに、同じエビでもグリルされているやつはあんまり美味しくなかったです。
ビュッフェは幸1つずつとか、ちょっとずつ取って、味見をして気に入ったものを改めて取りに行くみたいなことができるので、すべてのものには期待せず、おいしいものを発掘する。

そんな気持ちであれこれ楽しむと良いと思います。
チャプチェみたいなものがあっtらい、和物やサラダも充実。

食べるものの選択で、ヘルシーにもガッツリにも変化させられるのが、ビュッフェの楽しいところでもありますね♪
食っべるぅ♪
というわけでいただきます!
まず最初は野菜…じゃなくてシーフード、いっちゃいました(笑)
えびはもちろん、牡蠣のチーズ焼き、ねぎ焼、ホタテのチーズ焼き、シーフード、いろいろのグラタンなどなど。
あ、うん!美味しい!
味は全体に控えめですが、大抵の場合、特にシンプルに蒸しただけのエビなどのそばには、調味料がいろいろ置いてあるので、それを取ってきて活用しましょう。

リンゴガイは、そんなに味がしっかりとある食材ではありませんが、こちらみたいに胡椒のソースやガーリック、バターなどと合わせているものがあって、結構おいしい。

和の膳にしようと思ったけど、なんだかんだ見ていたら、やっぱり生春巻きとか海とか食べたくなって全然和の膳にならなかった(笑)
でも、驚くべきことに茶碗蒸しはそれなりにちゃんとしてたし(茶碗蒸しの素とか使ってるのかな?)

お寿司も悪くなかったのです。
いや、まぁ、すごくおいしいと言うわけでは無いのですが、ビュッフェにある巻き寿司って、鉛のようにギュウギュウに巻かれているものとかが結構あって残念なことも多いのですが、ここのは割に普通に食べられました。

これ、つぶ貝かな。
すごく大振りでめっちゃおいしかった!
貝類も、全部が全部おいしいわけではなかったけれど、やっぱりおいしいなと思えるものもたくさんあるので、地道に発掘作業するしかないですねっ(๑•̀-•́๑)

身も取り出しやすくてよかったです。
次のお皿、行ってみよ。
またエビ取ってるw
ベトナムの庶民料理の1つであるBo Kho(ベトナム風ビーフシチュー)かと思いきや、これはワイン煮でした。
それもまた、ベトナム料理ではあるのです。Sot Van と言うジャンルがあって、明らかに専用のビーフシチューを参考にしているであろうと思われる料理。でもライトなんです。

そして、Bo Luc Lac。
角切りステーキみたいなお料理ですね。
さぞや硬いお肉なのではないかと思いきや、これが柔らかくておいしかった。こーゆー嬉しい予想のはずれ方をすることが多いのも、ビュッフェの楽しみ。

エビー(^・^)
毎回コンディションが同じかどうかは分かりませんが、エビ好きの人だったら、こういう風で一品でも好きなエビ料理があったら満足できるのではないでしょうか😁

温かいヌードルメニューもありました。
この日は、Bun Thai Lan。タイ風のBun(という米麺)料理。トムヤムクンみたいなスープが使われてるんですよね。
トラディショナルなベトナム料理では無いかもしれませんが、この料理の専門店がいくつかある位には、庶民の皆さんに楽しまれているお料理の1つ。

ちなみに、茶葉を入れたフィンガーボールなども提供されます。この日は結構最後の方で持ってきてもらいましたが、途中で欲しいときには、スタッフさんにお願いすれば持ってきてくれます。
ベトナム語ができなくても、この写真を見せるか、指先を洗うジェスチャーをしながらお願いしたら大丈夫だと思います。

茶葉が入っているのは、ベトナムらしいというか、これにライムもついてきます。お茶のカテキンに殺菌作用・油除去作用などを期待し、ライムで香りを徹底的に取り去るという寸法。
デザートもあれこれ
ちなみに、デザートも充実しています。
小さなポーションに分けてくれていて、取りやすくていいな。

自分の好きな具材をミックスして作るチェーもあります。
これ楽しい。
どれとどれを合わせなければいけないとか合わせちゃいけないなんてルールは無いので(地元の方の間でセオリーはあるかもしれませんが)食べてみたいものをあれこれ試してみましょう。

洋菓子系もちらほらと。
ちょっとお味見するだけのためには嬉しいサイズ。

もちろん、ローカルの昔ながらのデザートもあったりします。
東南アジアによくあるスターチややアガーでで固めたものなど、日本人にしてみると、素朴すぎに感じるものもあるかもしれませんが、それもまた文化体験。

アイスクリームもあった!
ビュッフェのアイスクリームって、どうやったらこうなるの?って言う位美味しくないこともあるんだけど、ここではそこそこおいしかったです。ラムレーズンとかあったし。

嬉しかったのは、温かい豆腐のスイーツがあったことを。保温機に入っていてホッカホカ。
それを平べったいスクーパーで薄く職業にして器に移し、隣にあった生姜シロップをかけていただきます。
これ、道端に天秤で運んできて売ってるおばちゃんとかいるんだよな。

料理も結構いろいろ食べたんだけど、デザートは別腹。
ってことで、スイーツもいろいろいただきました。

ちなみに、ドリンクは、お水、炭酸系のソフトドリンクが3種類ぐらいセルフサーバーでありました。
特に他にドリンクメニューは勧められなかったので、ドリンクはこれだけかな?
ビールもないとしたら、もうこれは「食べることに専念してください」と言われてるってことですかねっ(๑•̀-•́๑)
というわけで
10年前のことだから、当然と言えば当然ですが、以前感じていた印象よりはずっと良くなっていたと感じました。
以前の印象はいろいろあるけど、素朴さがもっと前面に出ていた印象でしたが、今回はお料理のバリエーションもかなり増えていたし、素直においしい!と思えるものも。
極上のものを求めていく場ではないかと思いますが、
「ベトナム料理ってどんなものがあるんだろう?」
と言う方が、人にあれこれ見て回るには、やっぱり重宝するビュッフェだなぁと思いました。
平日のランチだったら、金額的にもとてもお手軽なので、みんなでワイワイ楽しみに行くのもいいかもしれません。
あと、貝料理に興味のある方で、ローカルのお店に行くのはちょっとハードルが高いと感じられている方にもいいかも。いろんな種類があったし。
もちろん色によって提供される食材や料理は変わるから、確実にたくさんの種類の貝があるとは約束できないのですが、でも多分1種類もないと言う事は無い気がします。
ということで、深く、ではないですが、
「広く浅く」
極上の味を求めるのではなく、ベトナム料理を一望したい方に、とってもお手軽で楽しめるブッフェだと思います♪
お店情報
Hoang Yen Buffet Premier
174A Nguyen Dinh Chieu Q3
Time: 11:00 – 14:00 / 18:00 – 22:00
Spent: 350,000vnd / person




コメント